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ストラディバリの秘密を非破壊検査で探る」記事へのコメント

  • ぷらせぼ (スコア:0, 参考になる)

    by Anonymous Coward
    実際、凡百の楽器とは音が違うんでしょうが、「ストラディバリだから」「高価だから」
    「良い」のだという面も少なくないと思います。

    演奏家の方から「あれ(有名な演奏会)に出るなら、百万円クラスのは欲しいよね」という言葉を
    聞いたことがあり、そのときは、それはどうよと思ったのですが、今思えば、そういう文化というか、
    お約束が存在しているのかもですね。

    #オーディオマニアはその流れを組んでいるのかも
    • Re:ぷらせぼ (スコア:2, 興味深い)

      by WindKnight (1253) on 2008年07月05日 8時27分 (#1377087) 日記
      「ストラディバリ」クラスになると、そういう面もあるかもしれませんね。
      楽器というより、骨董品とか美術品になると思っています。
      作られた当時とは、環境も演奏者も違いすぎて、昔と同じ音が出るかどうか、
      その音が今の人にどう受け止められるか、という問題があるでしょうから。

      音楽は世に連れ、世は音楽に連れ。
      親コメント
      • by tetsuya (11853) on 2008年07月05日 9時18分 (#1377102) 日記
        環境と演奏者の他に楽器自体にも手が加えられてる、という事実はあまり知られて居ない見たいですね。

        バロックヴァイオリン製作当時、弦はガットが使用されていましたが、現代ではヴァイオリンに金属弦を張るため弦の張力が大きくなっています。そのためバロック楽器はそのままでは使用できず、魂柱、バスバー(ギターで言う力木/ブレース)、駒などをがっしりした物に交換したうえネックも角度を変え、長い指板の物に交換されています。(参考リンク:バロック・ヴァイオリンとモダン・ヴァイオリンの違い [yahoo.co.jp])
        名器ストラディバリウスといえどもガワ(ボディ)だけ利用して、弦周りと楽器を支える構造体にかなり手が入ってる状態なわけです。

        というわけで、現代のストラディバリウスは古楽器のひびきの良さを活かして現代の演奏形態に合わせて改造された楽器であるというわけです。製作当時とは違う音色を奏でているのは間違いありません。
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        • by Anonymous Coward on 2008年07月05日 13時06分 (#1377256)
          >環境と演奏者の他に楽器自体にも手が加えられてる、という事実はあまり知られて居ない見たいですね。

          付け加えさせてもらうと,ストラディバリウスのバイオリンは「ストラディバリウスの工房の職人が作ったバイオリン」
          それがすべて現代に生き残って,すべてが良い音を奏でているわけではない
          もしかしたらストラディバリウス工房の駄作は伝承されず破棄されてしまい,淘汰されずに生き残った個体のみが名器として評価されているのかもしれない

          100年後には東欧や中国で作られたバイオリンの中にも名器となっているものがあるのだろうか?
          パキスタンあたりで量産されている南米の民族楽器があるそうなので,三味線や琴がみんな中国製になったとしても驚かない
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        • 現在の弦は最高音の弦(E線)だけが金属、残りがガット(ただし金属の巻き線有り)というのが正確でしょう。 昔は裸(巻き線無し)のガット弦(またはナイロン等の弦)です。
          金属弦を張るためにというよりは、より大きな音を出すためと言ったほうが正確だと思いますが。今でも4本金属弦使うのは安物のバイオリンセットぐらいです。
          音高(ピッチ)もそのためにかあがってますし、それでますます張力が上がってます。
          現代ですらA=440Hzの国際基準だかなんだかあるのに通常A=442Hzとかもっと高いピッチ使ってますし。
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