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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
その仕事、本当に必要ですか? (スコア:3, すばらしい洞察)
おふとぴ (スコア:-265,000) (スコア:3, 参考になる)
とはいえ、現実は甘くなくて、、。
こと許認可、届出、報告といったものは基本的に法令で決っているので、
おいそれと止めることが出来ません。
規定ができたのにはそれなりの理由があるので、その手続きが不要な合理的理由を
対外的、具体的には国民の代表者たる先生方や関係団体に納得してもらえなけ
れば法令の改正はできない、というのが役人の考え方です。
法律改正となると国会審議は不可避ですしね。
中央官庁も人員が減って、職員の専門性もレベル低下が激しいことから、
特に安全規制関係の法令で最低限の規定だけ定めて、原則企業の自主規制に
まかせる方向での法改正(性能規定化)が進んでいますが、「行政が市民国民
の生命財産の保護に責任を持たないでよいのか」といった話に行きがちです。
この国には規制を緩和して評価される人より、規制を強化することで評価さ
れる人のほうが圧倒的に多いですしね。
企業側も法令で国が定めた基準だけ守っているほうがずっと楽なので、案外
規制緩和に反対します。その反対意見を押して規制緩和に移行するのは大変な
エネルギーを要します。
非関税障壁といった外圧や「最新の○○がすぐに導入できない」といった話は
内心有り難かったり。
でも、せっかく法改正できても、事故が発生するたびに規制強化の話が蒸し
返されます。
場合によっては命が懸かるとはいえ、どんだけ規制好きなんだろうか。>日本人
行政の仕事の一つに情報収集がありますが、役所の情報収集力を過剰に期待
する人が多く、問題が発生した時に現状を答えられて当たり前、把握してい
なければ行政がさぼっていた、となります。
というわけで、法で明確に規定している報告以外にもアンケートやら調査やら、
いろいろ取りまとめているわけです。
この業務は法で明記されているものではなく、また不定期なので、毎年のように
行われる業務量調査にはなかなか現れません。
タレコミのリンク先に許認可件数が出てますが、実際はこれの数倍の提出物を
処理しているわけです。
この分がサービス残業になるわけで、偉い人が出しゃばりタイプだったり、
逆にくそ生真面目だと死屍累々になるわけです。
これに付き合っていただく企業の方々も同様。
昔は外郭団体とか業界団体に委託できたのですが、最近は委託できる団体も
減ってますし、天下りや癒着防止のために各種団体との接触もほどほど。
そもそも業界団体に加入していない企業も増えていて、上手く機能していな
かったり。
どこかの大馬鹿野郎達のやらかした耐震偽装のために建築基準法を改正して
審査の厳格化をした揚げ句、「官製不況」と言われては国交省の担当者も
たまらんでしょう。
とはいえ、資源高で景気も悪くなりそうだから、と現状維持したり、規制
強化を先延ばしするわけにもいかないですしね。
食品とか不良ストーブとか、命にかかわるものは(非効率的な案件であっても)
動かざるを得ないのが役所の悲しいところ。
そんなところに某年金関係庁の無軌道ぶりのしわ寄せなど来ようものなら
ブチ切れそうになります。
居酒屋タクシーの件はともかく、出張マイルの実態なんて飛行機をよく使う
ところにだけ聞けば済むだろ。(怒
ちなみに、認可・許可は申請してOKが出ないと効力を発しないのに対し、
届出は提出して役所が受理すればOKとなることから、表向きは随分軽い
手続き、ということになっています。
規制緩和の過程で認可・許可制から届け出制に移行したものも多いはず。
しかし現実は書類の記載量が減るわけでもなく、役所側も受理して無審査
というわけにもいかず、官民ともに業務量はほとんど変化していないはず
です。
手続きの簡略化なんてまやかし。
ほんと手続き自体を無くして欲しいです。
あぁ、深夜にぐちってしまった。