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日本の出生数は年間約110万人です。
平成16年12月31日の段階で 全国で産婦人科を標榜する医師の総数 10594人 経験を積んだ医師(36-60歳)の数 5664人 若手医師(24-35歳)の数 2318人 高齢の医師(61-70歳)の数 1026人 超高齢の医師(71歳以上)の数 1586人ということで、いくら 産婦人科医数は一万人以上といっても イザとなるとき頼りになる36歳〜60歳までの医師の数はその半数に過ぎないのだ。しかも、これは 産婦人科を標榜している全医師の数で、この中には「お産を扱わない医師」も含まれているのである。
我が国で分娩を取り扱う施設の46%は産婦人科医が1人しか勤務してませんし、分娩取り扱い施設の84%が勤務する産婦人科医数3人以下です。しかも、全国の産婦人科医の4分の1は60歳以上と、産婦人科医の高齢化も急速に進んでいます。1人勤務の分娩取り扱い施設のほとんどは、今後数年以内に分娩取り扱いが中止されるでしょうし、現在60歳以上の産婦人科医のほとんど全員が10年後には現役を引退していることも間違いないと思います。
あちこちで引用されている「産科 休止一覧」があります。
とても分かりやすい「産科休止率一覧表」があります。
必要以上に手を尽くしても、結果死んでしまったら恨む人って居ますけど その態度が正しいとは到底思えません。残念な結果で悲しいけど、あんたは良くやってくれた。有り難うって言える様に心掛けたいですね。
俗に外科医は三人殺して一人前とか言いますしね。プログラマも3件障害を出して一人前かもしれません。
ただ、その3人に自分や親族が含まれたいとは思いません(不具合の被害者でも)。
この裁判は無罪だと思いますけど、別の症例と別の条件で、経験を積んだドクターだったら助かったかもしれないという状況で、経験不足のドクターに当たった偶然の不幸を、ついてなかったで納得するのが難しいことも分かるところがこの種の問題の根の深いところだと思います(繰り返しますが、この裁判は経験があっても厳しい状況だと思ってます)。
医者のミスだけど患者にツキがなかったという判例が成り立つのか興味深いです。
#他の人が似たコメントをたくさんしているのでまったくの蛇足です。既出です。
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚
お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2)
医学の事は詳しくはありませんが、
今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
この意見はひどい (スコア:5, すばらしい洞察)
>今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、
>少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
いや、「1000人救ってるんだから、1人くらいミス許せよ」という論理・倫理は成り立たないでしょう。
今回の判決がすばらしいのは、
「通常の臨床ケースレポートで知りえる知識で対応してもだめだった」って認定したこと。
判決でるまでは検察のいうとおりになっていた
(未報告のケースレポ、というか症例報告すらまともにあがってないケースに対応できない処置を求められる)
かもしれないという恐怖は全理系・文系の研究者・臨床担当者・その他もろもろが共有すべき話題でした
(と、いう視点で/.Jにタレこもうとおもったが美味くまとめられなかった)
Re:この意見はひどい (スコア:1)
ただ注意を要するのは(過失犯の要件である)注意義務違反というのは予見可能性と結果回避義務の総合的判断である(っぽい)こと。
注意義務違反に高度の予見可能性を必要としても(つまりその面からは注意義務違反は否定されやすい=過失犯にならない)、結果回避義務が重大なものであれば注意義務を認定するかもしれません。
この逆で判例だと予見可能性を広く認める傾向にあります。そこで結果回避義務の如何が問題となってきます。
結果回避義務とはその行為をするかしないかの判断なのだから、結局は利益とコストやリスクの話に行き着きます。
医療で特に問題となるのは頻度は低いのだけど重大な危険につながりうる場合でしょうか。
もちろんそれで利益が得られることが前提ですが、上判例はこれを認めたものと見ることができます。
んでこういう判断が当時の通常の専門家の視点でなされるということなんだけど、より専門的な医療はどうすんだ、というのは別の問題だし、通常の医療はいくらでもok、と言ってるわけでもない(みんな悪いということはありうる)。
今回の事件をどうこう言える知識はないんだけど、
>「通常の臨床ケースレポートで知りえる知識で対応してもだめだった」って認定したこと。
ってのは一般的な医療をしていれば大丈夫だとのお墨付きを与えたものなのかな?そこまではいかないよね。
当たり前だけど民事とは分けて考える。あと教科書しか知らないのでおかしいところは突っ込み待ち。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:4, 参考になる)
どこからをミスと呼ぶかによりますが、最後のまで含めて「判断ミス」なら、毎日何個もやってる計算になります。
その目で見れば明らかな7mm大の腫瘍が目に入っていなかった、とか、あの時あの検査をやっておけば良かったと院内カンファでみんなで暗い気持ちになった、とか、院内で一番内視鏡が上手な医師が検査中に出血させた、とか。そういう全力で裁判されたら負けるかも的な中規模の"ミス"も、自分の実感として、1人につき1ヶ月に1回くらいの頻度でやってきます。プロ棋士だってわずか5手先が読めないことが時々あるでしょう(想像ですが)。
そういうのを患者に開示するか『隠蔽』するかって、確かに、ぶっちゃけ、医師同士なら知識と経験で感じられる雰囲気的なもの決まってると思います。
7mmの腫瘍を見つけ出すのがどの程度の難易度かなんて、部位や条件でも全然違うし、口で言ってもまず通じません(一般人は見つけられなくても、矢印が付いてれば誰にだって見える)。それらを「顕在化しなかった内部での問題点」レベルにとどめるか、泣かれるたり殴られたり訴えられたり、いずれにせよ確実に辛い思いをさせて今後の治療に支障を来すのを覚悟で「3ヶ月前のCTでも今から見直すと実は腫瘍は小さく見えてました!」とか言うべきか。(それで逆に「正直だ」と信頼を得られる可能性もありますが、スラドにいるような理解力のある主に理系を相手でも、心底納得してくれるのが30%、表面上納得した振りをしてくれるのが60%、残りは恨み辛みを隠さないでしょう)
今の時間的人的制約の中で、そういうレベルの話も隠蔽体質と言われるのだとしたら(そして、大野事件の社説とかを見ているとそう判断せざるを得ないのですが)、正直難しいです。
実際に医者同士では何も隠せないですし、お互いの評価はシビアだと思いますし、問答無用でかばい合うような気色悪い世界だとは思いません。「こいつと一緒に仕事したら危ない」と思えば疎外もされますし、「お前はこの科に向いてないんじゃないの」とか言われたりします。逆に微妙なミスは症例報告として論文や学会発表したり、先輩が後輩に「こういう失敗はするなよ」と飲み会で教えたり、積極的に色々と共有するのが当然だと思ってます。
そんな中でもなおかつ「幾らなんでも、これ出しても意味ないよね」的なものが『隠蔽』されるんだと思いますが、どの業界でもそれってたぶん一緒だよねえとは。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, すばらしい洞察)
ちょっと同意し兼ねるなぁ
当時の知識と状況で、妥当な判断をして、出来ることをしたけど、それでも亡くなったのだと判断したから、一審無罪なんだと…思う
判決要旨:
http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082001000750.html
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, 興味深い)
訴え続けた母親の両親は、結局「隠蔽してんじゃなネェか?」が訴え続けたんだと思う。
今回の医者はどうかわからんが、医者の全員が全員善人じゃないよ。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:5, 参考になる)
・そもそも初産からカイザーな前置胎盤で、
2人目は妊娠すべきでないと伝えたのにもかかわらず妊娠
・万が一を考えて転院進めたのに拒否(経済的な事情とか)
・安全を考えて摘出も打診したが「3人目がほしいから」と拒否
・加藤医師を墓前で土下座させる
・上の事情があるのに「病院から説明がない」「何で転院させなかったんだ」など
「母親が亡くなった」という一般的事実についてお悔やみを申し上げますが
はっきり言ってこの遺族に同情するだけの心の広さを僕は持ち合わせておりません。
医療崩壊は間近、特に産科 (スコア:2, 興味深い)
30万人の中核都市で、市内に産科医院はかなりあったんですが、出産を受け入れる医院は確か二つ。今まで医院で行っていた出産も総合病院に回されるので、総合病院はどこも能力の限界に近い状況です。
義理の姉なんか、診察を受けていた地域の中核病院である総合病院の産科から出産を拒否されて、別の総合病院にて何とか出産できました。
で、妻の出産の状況を見ていると、病院側はかなり安全側にふって診察してますね。これ自体は望ましいことなんでしょうけど、本当ならもっと早く短い期間で出産できる人が、安全のため長く入院しているためベッドが埋まり続けるので、受け入れ能力に制限がかかり・・・という悪いループにあるように感じました。
総合病院の医師の激務は、今まで大変でしたが、中でも産科の医師の大変さはすさまじいです。なんとかしないと今いる医師たちの生活も健康も維持できないように思います。なんとか今からでも遅くないので待遇改善と、増員をしないといけないではないでしょうか。
Re:医療崩壊は間近、特に産科 (スコア:4, 興味深い)
正直いうと、もう遅いですよ。増員するにも数年単位でかかるうえ、
今回の逮捕劇で4年ほど遅れたし、その間に産婦人科のきついというイメージもひどくなりました。
この先さらに減っていく可能性はあれど、増える要因なんてなにもありません。
医学部の定員が増えようと、その間に先輩産婦人科医は地獄を見続けます。
それをみて医者になった人たちがこぞって産婦人科に行きたがるか...
乱暴な意見ですが妊娠、分娩制限がいちばん効果的だと思います。
病院で分娩する人は抽選。それ以外は自己責任、と。
分娩が減れば産婦人科医の負担は減るし、教育にあてる時間も増えます。
そうしてやっと増加に転ずることができるのではないかと思います。
と、産婦人科ローテートの間に体調を崩して医者をできなくなった私が言ってみる。
Re:医療崩壊は間近、特に産科 (スコア:1)
Re:医療崩壊は間近、特に産科 (スコア:1, 興味深い)
今の日本の医師に対する待遇では、とても国外に向けて募集してもなり手がいません。給与・勤務環境、そして今回のように手を尽くしても救えないことが「犯罪」とされるようなリスクの高さ等の全てが非常に障害です。
実際、以前に中国から招いた医師は、あまりの酷さにすぐに逃げ出しました。
そしてこれは医師以外の医療・福祉の職業全般において見られる傾向で、看護師なら、介護士ならばと呼び込んで軒並み失敗している状態です。
永田町や霞ヶ関に巣くう人たちも、そろそろ「経済大国ニッポンが呼べば海外から喜んで人がくる」なんて夢からは覚めてもいい時期だと思います。
Re:医療崩壊は間近、特に産科 (スコア:1, 参考になる)
出生数及び合計特殊出生率の推移 [ipss.go.jp]
天漢日乗 [cocolog-nifty.com]
ある産婦人科医のひとりごと [ocn.ne.jp]
勤務医 開業つれづれ日記 2 [fc2.com]
新小児科医のつぶやき [hatena.ne.jp]
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
しかも「確たる証拠も医学知識も無しに」ですね。
それはリンチと変わりないですよ。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:5, 参考になる)
いつだったか、医者とサラリーマンの年収を比べて「こんなに稼いでる」とか叩いた話なんて呆れてものが言えん。
大野病院の件がどれほど影響を与えたのかつ〜と、この逮捕からわずか1年で福島県内の産科が急減 (31件→21件) したとか、この医師が地域の妊娠・出産に一人医長として対応していたので、逮捕によって出産間近だった複数の妊婦が急遽他の医者を探す羽目になったとか。そもそも逃亡の恐れはほとんど無い(妻が出産直前だった)のに逮捕したとか、ケーサツも無茶が過ぎる。
そもそも一人医長(しかも産科)がどれくらいシャレにならないかと言えば、尾鷲総合病院 [ocn.ne.jp]の件が有名ですよね。
Re: (スコア:0)
ここ、元の文を見ると「大学の助教授クラスが」ですね。
2006年の話っぽい。
まぎらわしい転記ミスはよくないw
#教員の職階が変わったのは2007年度から。
Re: (スコア:0)
>しかも「確たる証拠も医学知識も無しに」ですね。
自分に医学知識がないのは、医者が隠蔽したからだ
というサルトルもびっくりの不敗の論法ですね
Re: (スコア:0)
あなたの言い分は、一人でもそういう奴が見つかったら他の人も疑われるのは当然、ということになるが、当然自分自身も疑われることに納得してるんだよね?
あなたがどんな職業に就いてるか知らないけど、どんな職業にだって悪人はいるだろうから、あなたも例外ではない。
そう言ってるんだよ、あなた自身が。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1, すばらしい洞察)
>今回は無罪判決になりましたが、たとえ判断ミスだったとしても、少しぐらい目をつぶってやれよって気がするんですけどねぇ。
被害者遺族らと同じ立場にいて、その上でそういう感想が言えるのだった大したもんだと思いますよ。
実際に当事者になったら、そういう事は多分言えないでしょう、多分。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:5, すばらしい洞察)
今回は刑事事件なので、そこで遺族を持ち出すのは間違い。
警察や検察と同じ立場だったら「そういう感想」を言える人は多数いただろう。
また、医療事故には診断ミス、判断ミス、管理ミス、手技のミスなどいくつかのエラーのレベルがあるが、与えられた条件と手に入る情報からその時は最前だと思った(が、後から考えると別の方法もあったかもしれない)という「判断ミス」を第三者が責めてしまっては誰も難しい症例に手を出すことはなくなってしまう。
そして難しい症例の患者は受け入れず死ぬに任せるようになるのなら、「医療事故」は0になるだろうが、そんなことを望んでいるのは一部のメディアだけ。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
・医療現場が萎縮して、たらい回しや医師不足が深刻になる。
↓
・満足な医療が受けられず、命を落とす人が増える。
↓
●遺族の悲劇を感情的に報道し、医療の荒廃を叫ぶ。
↓
●戦犯として今回の裁判を起こした警察をやり玉に挙げ、医者を擁護する。
(このとき、マスコミ自身の責任はスルー)
↓
●ついでに政府の無策を責める
↓
・政府が政策変更を行い、医者をふやし、責任問題を軽減できるようにする。
↓
・何か医療事故が起きる
↓
●遺族の悲劇をセンセーショナルに取り上げ、先の政策変更で待遇のよくなった医者を叩く。
↓
・先頭にもどる。
のように永久機関を作れるのです。
これが通用しなくなりつつあるのが、現在のネット社会の隆盛にマスコミが神経を
とがらす理由じゃないでしょうか。「過去の発言はスルー、自分の責任は棚に上げ」
が通用しにくくなるわけですから。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:4, すばらしい洞察)
○ 実際に被害者になったら
この手の話題でいつも思うんだけど、どうして「被害者と同じ立場だったら」という仮定はするのに「被告人と同じ立場だったら」という仮定はしないんだろうね?
…いや、理由は明白なんだけどね。
「自分は正義の側の人間だから、被告人席に立つことなどありえない!」と思いこんでいるからです。
まあ、今回の件は、被告人が医師という特殊な立場なので、自分が被告人の立場だったらという想像がしにくい、という特殊事情もあるけど。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, 興味深い)
例えば対象の職種(?)をプログラマと想定してみます。
状況を刑事事件にするため、本番稼動したシステムにバグがあったら、それを作りこんだプログラマは懲役刑になるという仮想の法律を設定しましょう。
ここで仕事として自分の作ったプログラムが、テストでは発見できないようなバグを残したまま本番稼動を始めたと、よくある状況を考えます。
このとき、上の法律により刑事罰を受けることになったと。
という風に、仮想の状況を作れば、「危なくて誰もプログラマなんてやらなくなる」とか、「PMBOKもびっくりなプロジェクト管理により支払わされる社会コストは高いだろう」とか、「テストが怠惰すぎたら罰を与えてもいいんでね?」とか、いろいろ論議できそうに思えますがどうですか?
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:4, 興味深い)
今年のTOPPERSカンファレンスの招待講演で,ある領域の医療用のロボットから日本は手を引いてしまったと聞きました.
万一の事故のとき,メーカ側の保障問題になるリスクを避けるためのようですが,その判断が日本に与える経済的/技術的損失は計り知れない,と.
# プレゼンシートが手元にないので詳細曖昧なID
from もなか
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:3, 参考になる)
元ネタのプレゼンシート [ipa.go.jp][PDF注意] だけ見つかった.(5-6枚目)
from もなか
Re: (スコア:0)
これだって「自分が製造者側だったら」という考えからみれば、とんでもなく不毛な意見ばかり。
もう少しバランスよく見ようや。片側だけしか見ずに考えてたら、どうしたって極論にしかならん。
Re: (スコア:0)
いかに困難かわかるはずです。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ニュースサイトの記事からは消えてしまっていますが、2006年11月28の記事で"米オハイオ州デイトンの26歳の女性が生後1か月の娘を電子レンジに入れて殺した殺人容疑で逮捕された"件と、2007年10月23日の記事で"20歳の男が生後2カ月の自分の娘を電子レンジで加熱し、大やけどを負わせたとして、テキサス州ガルベストンの警察に逮捕された。"なんてのがあります。
こういう例ならOKですか?
Re: (スコア:0)
ガセであれ「有名な」わかりやすい例えなんだからそもそも問題なかろうに。
#1408248は「お前は知らないみたいだけど俺はそれガセネタって知ってるんだぜ」
ってピントの外れた優越感に浸りたかっただけにしか見えないよね。
人間、自分の事はよく見えないもんですね (スコア:0)
右翼と左翼がお互い指差しあいながら「俺が中道!」と叫んでるみたい。
Re: (スコア:0)
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:3, すばらしい洞察)
実際に当事者になったら、そういう事は多分言えないでしょう、多分。
#なんて言い草だ、と思うでしょう?
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, 参考になる)
現在、私の父が術後の経過が思わしくなく集中治療室で人工呼吸・補助心肺などになんとか助けられながら
懸命に治療しています。
もともとリスクのそれほど高くない「腹部大動脈瘤」の手術のために入院したのですが、術前の検査をするうちに
隠れていた動脈瘤が見つかり、難易度のはるかに高い「胸腹部大動脈瘤」と診断されました。
手術を行った場合、死亡リスクは現実の数字で約10%。手術をしない場合は、瘤が破裂した時点で即死であるとのことでした。
父は同意書にサインをし、手術は行われました。12時間の大手術です。
術後、出血は止まったものの心肺機能の回復が思うように進まず、父に心肺補助装置がつけられることになりました。
それから明日で1週間になります。
心肺補助装置の連続稼動限度は1週間、それを超えると合併症のリスクが高まるとのことで、母と私は明日、父の肺の機能が回復してくれるであろう可能性にかけています。
正直いてもたってもいられないというか、何も手につきません。いったん帰宅はしましたが、寝るに寝られません。
という状況で、この先「回復しなかった場合」のシナリオなんぞ考えたくもないですが
(もちろん回復することを固く信じておりますが)万が一のことがあったとしても、医師を恨むことはないと思います。
リスクの説明は充分でしたし、本当によくしていただいています。
…と書いていてちょっと書いたことを後悔しました。やはりそういうシナリオはまだ考えないことにします。絶対回復します。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
家族は寝ててくれないと困るのです。
もちろん眠れないのもわかりますが。
無責任ですけどあえてこれを。
ハ_ハ
('(゚∀゚∩ なおるよ!
ヽ 〈
ヽヽ_)
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:2, 興味深い)
手術は全身麻酔で行ったため、手術のリスクから始まって、麻酔による事故の可能性まで、
丁寧に説明されて、隣で聞いている女房殿の若干顔が青ざめるほどの状況になりました。
私が医療関連の仕事をしていることを先生もご存知だったので、
「先生、インフォームドコンセントは大変ですね」
と言ってお互いに笑ったのですが、現在の風潮であれば、インフォームドコンセント一つをとっても
恐ろしいほどたくさんの説明が必要になりそうです。
こまるのは、それによって上記のように患者側の不安が増すことになります。
「医者はそんな大変なリスクと戦って、私を救ってくれたんだ」
と思う患者が増えれば良いのですが、なかなかそうはならないように思います。
どちらかといえば、「この医者そんなに自信が無いんだ」と思われる場合もあるのでは。
医師に対する信頼感も低下して、医師と患者の信頼関係の欠如になっていく不安があります。
また、現在でも医者は多額の賠償保険に入っていますが、
このようなことが続けば保険料率が上がり、結果医療コストの増大に結びついていきそうです。
もちろん、医師のモチベーションの低下もあるでしょう。
実際、明らかな医療ミスや、いい加減な診療があるのも事実なのだろうとは思いますが、
他でも上がっている通り、社会のシステムとして考えなければならない問題を、
個人の力量の問題に置き換えていけば、医療の改善はなされません。
現代医学とはいえ100%にはまだまだ程遠い。
でも、1430gで生まれた次女はいまは立派な体格の小学生に育ちました。
当時NCUにいた子供たちは、1000g未満が大半。ほぼみんな無事に退院していきました。
30年前の医療では考えられません。
でも、常にリスクは内在しており、99.99%ではなく100%を本当に求められたら、
神で無い限り対応はできないでしょう。
もちろん、家族の立場として医療事故なのではないか、と思う感情を理解できないわけではありませんが、
現在でもマスコミの論調は微妙に揺れており、そんな社会の中で、
家族は時間がたつほど、医療に対する不信を増幅していくだけでしょう。
これは家族の感情の問題ではなく、批評をする人間も含めて(マスコミの存在は非常に大きいが)、
社会全体の認識(文化?)を形成していく必要があるのでは無いかと思います。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1, すばらしい洞察)
遺族感情を考えるなら産婦人科医の患者や救急医療の患者は死亡率が高いので産婦人科や救急医療は廃止にすべきでしょう。
少なくとも医療の現場での死亡事故は減ります。
多くの病院が受け入れ拒否をしてたらいまわしにされた結果死亡というような話を時々耳にしますが、そういう病院で死亡しない(着く前に死亡するので)仕組みを制度的に確立すべきかもしれません。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
当事者は当事者なりの、当事者でない人は当事者でない人なりのことを言えばいいんです。
当事者が目の前にいるときは、
当事者が目の前にいるときの当事者でない人の言葉を言えば良いと思いますよ。
Re: (スコア:0)
でもそれ(元コメント)だと、バス・タクシーの運転手はうっかり人を
はねちゃっても仕方ない、という考え方にも繋がる?
Re: (スコア:0)
>>実際に当事者になったら、そういう事は多分言えないでしょう、多分。
>当事者が怒り悲しむのは当然として
>バス・タクシーの運転手はうっかり人をはねちゃっても仕方ない、という考え方にも繋がる?
悲しむのは当然でしょうが、結果として人が死んでも、故意や明らかな過失(怠慢)がなければ、怒りを向けるのは
ただの八つ当たりですね。沸き起こる感情なんて主観的で自分勝手なものなんで
私は感情に基づいてアクションを起こす前に、一回客観的・理論的に考えて、妥当かどうか考える様にしてますけどね。
#偶に、冷めているとか、斜めに構えて世の中と接しているとか批判される事もありますけど……
必要以上に手を尽くしても、結果死んでしまったら恨む人って居ますけど
その態度が正しいとは到底思えません。残念な結果で悲しいけど、あんたは良くやってくれた。有り難うって言える様に心掛けたいですね。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
俗に外科医は三人殺して一人前とか言いますしね。プログラマも3件障害を出して一人前かもしれません。
ただ、その3人に自分や親族が含まれたいとは思いません(不具合の被害者でも)。
この裁判は無罪だと思いますけど、別の症例と別の条件で、経験を積んだドクターだったら助かったかもしれないという状況で、経験不足のドクターに当たった偶然の不幸を、ついてなかったで納得するのが難しいことも分かるところがこの種の問題の根の深いところだと思います(繰り返しますが、この裁判は経験があっても厳しい状況だと思ってます)。
医者のミスだけど患者にツキがなかったという判例が成り立つのか興味深いです。
#他の人が似たコメントをたくさんしているのでまったくの蛇足です。既出です。
LIVE-GON(リベゴン)
Re: (スコア:0)
相手に過失がなければ怒りは沸かない、ということでしょうか。
それは諦観というよりは、あまりにも無気力なのではないかと思うのですが。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1, すばらしい洞察)
別ACだけど、
例えば前兆が無い、突然の心臓発作で意識不明になって追突とかいうケースとか?
うーん、追突されて下半身不随になったとして、
自分から見ても相手の過失が無ければ怒りようが無いんじゃない?
#「運命に対しての怒り」とかなら多少分かるけど
Re: (スコア:0)
あなたのほうがよほど寛大に思えますけど。
Re: (スコア:0)
ミスを起こさないように細心の注意を払い、それでも起こってしまったミスは素直に認めてくれるのであれば、ギャーギャー騒ぐ人も、いなくなることはないにしても少なくはなるんじゃないでしょうか。
後はまあ、言い古されているんでしょうけど、患者側も「医療に絶対はない」を肝に銘じておく必要もありますね。何でもかんでも裁判裁判やってると、そのうち医者がいなくなりますよ。
そのうち、訴訟対策で盲腸の手術でも拒否(たらい回し)されるようになるかもね。ブラックリストとか作って、知り合いに裁判起こしたのがいないかとか、それ専門の弁護士の知人だったりしないかとか、受け付ける前にいろいろチェックされたりね。
#20年ほど前、部活中に骨折して病院をたらい回しされたAC
Re: (スコア:0, 荒らし)
それでしかない。
Re:お医者さんは沢山の命を救ってるんですよね。 (スコア:1)
「結果」とはどのあたりを指すものですか?
Re: (スコア:0)
>それでしかない。
今回の判決はそうではないという判決ですね。
もし医師がいなかったら『確実に』助からなかった (スコア:0)
もし、上告の結果有罪が確定したら、それを理由に診療を回避する医師が出現しても
致し方ないということになるように思えてなりません。
長男は帝王出産でなければ100%出てこれなかったのでACで。
時代が悪ければ、息子は産道を通れず窒息死、妻も発狂していたかも。