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ミシガン大、CPUの未知のエラッタを回避する技術を開発」記事へのコメント

  • マイクロコードの書き換えでエラッタを回避しているのは、ある意味論文の手法の実践といえるのではないでしょうか?
    • Re: (スコア:2, 参考になる)

      元論文を流し読み程度ですが、こんな感じかなぁ。

      これまでのCPU
      バグはブラックリストで回避。
      製造後に検証してバグが見つかれば、ブラックリストに追加し、修正用のマイクロコードを追加する。
      ブラックリストが増えれば増えるほど、回避用のコードに分岐する可能性が増えて遅くなる。

      提案されているCPU
      バグはホワイトリストで回避。
      製造後に検証して安全な状態が見つかれば、ホワイトリストに追加する。
      ホワイトリストが増えれば増えるほど、回避用のコードに分岐する可能性が減って速くなる。

      AMDのBarcelonaは前者の回避方法なので、マイクロコードで修正したけど、とっても遅くなりました
      • Re: (スコア:2, 参考になる)

        今行おうとしている動作がテスト済みか否かが判断出来るホワイトリストが作れるのなら,逆にホワイトリストから未テストのテストケースが何かを求められるのでは? だとしたら,実行時にホワイトリストを参照するより,カバレッジが100%になるまで出荷前にテストすれば済むはず.
        • by Anonymous Coward
          > カバレッジが100%になるまで出荷前にテストすれば済むはず.

          これには膨大な手間がかかるので、なんとか避けたいというのが論文の目的なわけですが。
          テストケースは当然設計時に全部求まっています。

          半分のケースだけ検証して出荷、残りの半分は後から検証するということです。
          • 半分のケースが検証できるのなら、検証時間を倍にすれば全ケースチェックできる(?)。 チップのリビジョンアップごとに1回のテストで良いんだから、倍くらいだったら時間をかけても引き合うのでは?

            たとえば、現在テストに3カ月かかっていて、倍の6か月かけてしまうと新製品供給の遅れが販売政策上許容できないとかそういうレベルの「半分」なんですか?

            親コメント
            • by Anonymous Coward
              もちろん半分というのはきっかり半分ではなく比喩的な意味ですよ。一部と言えばよかったですか?

              > 半分のケースが検証できるのなら、検証時間を倍にすれば全ケースチェックできる(?)。

              倍なのか10倍なのかそれ以上なのかわかりませんが(元の回路規模にも依存します)、非常に検証時間をかければ全ケースチェックできるでしょう。
              全チェックは現実的には無理です。Barcelonaもそうですが、現実のプロセッサも全ケースについてチェックなんてしていません。
              ってあなた、組み合わせ回路の検証の大変さを知らないの?

              > たとえば、現在テストに3カ月かかっていて、倍の6か月かけてしまうと新製品供給の遅れが販売政策上許容できないとかそういうレベルの「半分」なんですか?

              倍の6ヶ月なのか10倍の2年半なのかわかりませんが、致命的な遅れになることも多いでしょう。

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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