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>> 日本は国民が苦労して民主主義を獲得したわけではないので、いまだに「御上が」という思考なんですね。
「御上が」みたいな卑屈な思考かはわからないけど，オバマみたいな若い政治家に国の命運を託して「俺達が支持するから，共に国を良くして行こう」というような考えはなくて，相変わらず「政治家とかいう職業の連中がよきに計らってくれるもの．不満があれば文句は言うが，基本的に自分には関係無いもの」という意識の人が多いよね．
で，だからこそ「政権担当能力があるのは誰か」みたいな詭弁（冷静に考えれば「未来永劫，現状維持以外の選択はしないでね」という意味なのに）に踊らされてる人が多いんだと思う．自民党を支持するのは構わんが，その理由がこういう「とにかく現状維持が安全」みたいな思考停止ってのは勘弁して欲しい．
「政権交代党の質は問わない、とにかく政権交代が大事。政権交代すれば政権担当能力が身につく。とにかく自民党が代われば良い。」 なんて発想そのものが思考停止だろ？ 私はそういう風潮を支持している人たちがいつまでも野党第一党を駄目にしているのだと思うよ。 冷静に考えれば「政権担当能力保持者」≠「与党」であることなんぞ明白。未来永劫現状維持などと、誰が思っているものか。
>> 「政権交代党の質は問わない、とにかく政権交代が大事。政権交代すれば政権担当能力が身につく。とにかく自民党が代われば良い。」>> なんて発想そのものが思考停止だろ？
もちろん，その考え方もおかしいと思うよ．けどね，この手の議論に関してオレがすごく欧米と日本の違いを感じるのは，
「与党のXX党にこのまま政権を任せ続けるとズルズルと悪くなっていきそう，かといって野党の**党に変わっても良くなりそうにないし，そもそも**党は全然頼りないから政権を任せて大丈夫か不安」
という「どっちもダメっぽい」という状況（＝現実には大抵はこういう「どっちもどっち」という状態だね）での二者択一の状況で，「どっちも良くなる保証が無いなら，与野党交代による変化があった方が良くなる可能性が高いんじゃね？」みたいに考えるのが欧米人で，「どっちも良くなる保証が無いなら，変なヤツに任せるよりは現状維持の方が安全じゃね？」みたいに考えるのが日本人だと思うのよ．
これは「価値観が違う」というだけで，別にどっちがベターということは無い．だけど，オバマみたいに若い政治家は日本では首相はおろかその候補にすらなれないと思うと，凄く残念な気がするのよね．って言うと，必ず「それは直接選挙じゃないからだ」みたいなこと言うやつがいるんけど，そうじゃなくて，やっぱり日本人は現実にああいう若くて優秀な政治家が出てきても「良いと思うけど，ちょっと若くて不安だよね…」と後ろ向きな考えになってしまう文化なんだと思うんだよね．
＃ちなみに米国でも選挙終了直後から（大学関係者やジャーナリストなどから）「熱狂から現実に戻って考えると，彼の若さは不安だ」という話は出ているけど，それが「だからこそ，優秀なメンバーがサポートする体制を整えなければならないのだ」という意見につながっているんだよね．それに比べて，日本の現首相の党内での浮きっぷりは哀しく思えてくるよ…「君たちは党内の *直接選挙* で首相を選んだんでしょ？」って言いたくなるんだが．
あいつがやったのって阪神淡路大虐殺とか国家停滞宣言ぐらいだもんな
＞アメリカは元々の考えが正反対の２党のうちどちらかを選べだから政権与党が変われば大きく変わるけど、
正反対でもないし、大きくも変わりませんよ。国民生活に大きく影響を与えるのは、なんといっても経済政策ですが、プロチョイスとか、同性愛とか、経済政策とはほとんど関係ないような、外野から見ればある意味どうでもいいようなテーマでは対立しますが、経済政策は濃淡はあれど大して違いありません。そもそも、経済政策というのは現実的な選択の幅はそれほど広くないのです。多分、米国の政権交代のメリットは、本質的には利権構造をある程度リセットできるということにあるのでしょう。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
政府が勝手にデジタル化、付き合わされる国民はたまったものではない (スコア:3, すばらしい洞察)
日本は国民が苦労して民主主義を獲得したわけではないので、いまだに「御上が」という思考なんですね。
テレビ放送のデジタル化は、国民が選んだ道です。清濁飲み合わせた濁なんだという話もありますけど、
国民の意見がちゃんと政治に反映されるようにするには、国民の不断の努力が必要なわけでして・・・・。
そもそもデジタル化の話が出たのは昔のことです。
当初は、
・テレビやビデオが寿命になって買い替えるときに、デジタル対応のものを選べば、自然と移行できる
・各家庭でMPEG2エンコーダで圧縮しなくても良くなるので、簡単にキャプチ
Re:政府が勝手にデジタル化、付き合わされる国民はたまったものではない (スコア:2, すばらしい洞察)
>> 日本は国民が苦労して民主主義を獲得したわけではないので、いまだに「御上が」という思考なんですね。
「御上が」みたいな卑屈な思考かはわからないけど，オバマみたいな若い政治家に国の命運を託して「俺達が支持するから，共に国を良くして行こう」というような考えはなくて，相変わらず「政治家とかいう職業の連中がよきに計らってくれるもの．不満があれば文句は言うが，基本的に自分には関係無いもの」という意識の人が多いよね．
で，だからこそ「政権担当能力があるのは誰か」みたいな詭弁（冷静に考えれば「未来永劫，現状維持以外の選択はしないでね」という意味なのに）に踊らされてる人が多いんだと思う．自民党を支持するのは構わんが，その理由がこういう「とにかく現状維持が安全」みたいな思考停止ってのは勘弁して欲しい．
Re: (スコア:0)
で，だからこそ「政権担当能力があるのは誰か」みたいな詭弁（冷静に考えれば「未来永劫，現状維持以外の選択はしないでね」という意味なのに）に踊らされてる人が多いんだと思う．自民党を支持するのは構わんが，その理由がこういう「とにかく現状維持が安全」みたいな思考停止ってのは勘弁して欲しい．
「政権交代党の質は問わない、とにかく政権交代が大事。政権交代すれば政権担当能力が身につく。とにかく自民党が代われば良い。」
なんて発想そのものが思考停止だろ？
私はそういう風潮を支持している人たちがいつまでも野党第一党を駄目にしているのだと思うよ。
冷静に考えれば「政権担当能力保持者」≠「与党」であることなんぞ明白。未来永劫現状維持などと、誰が思っているものか。
Re:政府が勝手にデジタル化、付き合わされる国民はたまったものではない (スコア:1, 興味深い)
>> 「政権交代党の質は問わない、とにかく政権交代が大事。政権交代すれば政権担当能力が身につく。とにかく自民党が代われば良い。」
>> なんて発想そのものが思考停止だろ？
もちろん，その考え方もおかしいと思うよ．
けどね，この手の議論に関してオレがすごく欧米と日本の違いを感じるのは，
「与党のXX党にこのまま政権を任せ続けるとズルズルと悪くなっていきそう，かといって野党の**党に変わっても良くなりそうにないし，そもそも**党は全然頼りないから政権を任せて大丈夫か不安」
という「どっちもダメっぽい」という状況（＝現実には大抵はこういう「どっちもどっち」という状態だね）での二者択一の状況で，「どっちも良くなる保証が無いなら，与野党交代による変化があった方が良くなる可能性が高いんじゃね？」みたいに考えるのが欧米人で，「どっちも良くなる保証が無いなら，変なヤツに任せるよりは現状維持の方が安全じゃね？」みたいに考えるのが日本人だと思うのよ．
これは「価値観が違う」というだけで，別にどっちがベターということは無い．だけど，オバマみたいに若い政治家は日本では首相はおろかその候補にすらなれないと思うと，凄く残念な気がするのよね．って言うと，必ず「それは直接選挙じゃないからだ」みたいなこと言うやつがいるんけど，そうじゃなくて，やっぱり日本人は現実にああいう若くて優秀な政治家が出てきても「良いと思うけど，ちょっと若くて不安だよね…」と後ろ向きな考えになってしまう文化なんだと思うんだよね．
＃ちなみに米国でも選挙終了直後から（大学関係者やジャーナリストなどから）「熱狂から現実に戻って考えると，彼の若さは不安だ」という話は出ているけど，それが「だからこそ，優秀なメンバーがサポートする体制を整えなければならないのだ」という意見につながっているんだよね．それに比べて，日本の現首相の党内での浮きっぷりは哀しく思えてくるよ…「君たちは党内の *直接選挙* で首相を選んだんでしょ？」って言いたくなるんだが．
Re: (スコア:0)
政策本意で政治家を選んでも、その人に強大なコネがなければ、その政策は実現しない。
実際、村山内閣はアメリカが憂慮したような事態を発生させることすら、できなかった。
コネがなければ何も始まらない日本においては、政治家をコネの大きさで選ぶのは当然かも。
Re: (スコア:0)
あいつがやったのって阪神淡路大虐殺とか国家停滞宣言ぐらいだもんな
完全にオフトピック (スコア:0)
自民党が沈没しそうになったときに抜け出した人がたてた複数政党が集まってできた”第２自民党”だよ？
そんなにかわるわけないじゃん。
アメリカは元々の考えが正反対の２党のうちどちらかを選べだから政権与党が変われば大きく変わるけど、
日本は元々が似通った考え持ってた人がちょっとの違いで別れただけだから結局ちょっとしか変わらない。
#極論するなら基本が違う公明党の部分が現与党と民主党の違いか？
Re:完全にオフトピック (スコア:1)
＞アメリカは元々の考えが正反対の２党のうちどちらかを選べだから政権与党が変われば大きく変わるけど、
正反対でもないし、大きくも変わりませんよ。
国民生活に大きく影響を与えるのは、なんといっても経済政策ですが、
プロチョイスとか、同性愛とか、経済政策とはほとんど関係ないような、
外野から見ればある意味どうでもいいようなテーマでは対立しますが、
経済政策は濃淡はあれど大して違いありません。
そもそも、経済政策というのは現実的な選択の幅はそれほど広くないのです。
多分、米国の政権交代のメリットは、本質的には利権構造をある程度リセット
できるということにあるのでしょう。