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コーヒーは良い/悪いという話が良く出てきますが結局差し引きコーヒーを飲むとどっちに作用するのでしょうかね?飲み過ぎは良くないというのはわかりますが。何事も過ぎたるは及ばざるがごとしということでしょうし
徹夜仕事で眠いやつは錠剤を箱単位で飲むのかよw
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い
差し引きどっち? (スコア:0)
コーヒーは良い/悪いという話が良く出てきますが
結局差し引きコーヒーを飲むとどっちに作用するのでしょうかね?
飲み過ぎは良くないというのはわかりますが。
何事も過ぎたるは及ばざるがごとしということでしょうし
Re:差し引きどっち? (スコア:4, すばらしい洞察)
Re:差し引きどっち? (スコア:4, 興味深い)
基本的にコーヒー飲用についての疫学研究の結果からは「因果関係のあるなし」を言うことは出来ない(介入実験でない)段階なんですが、仮にこれが「因果関係が認められる」ということになったとして……
コーヒー飲用によって大腸がんのリスクが低下する、という結果があります。大体、日本人10万人のうち200-300人が一年間で新たに大腸がんになっているとし、さらにそのリスクがコーヒー飲用者では8割(最大で見積もって)くらいになる、とします。あなたがもし将来、その10万人のうちの40-60人くらいに入るってことが判ってるのならば、コーヒーを飲んだ方がいいでしょう。
一方で、コーヒー飲用によって膀胱がんのリスクが増加する、という結果があります。膀胱がんは日本人では少ない癌であり、10万人のうち年間30人くらいの新規罹患者が出るとし、さらにそのリスクがコーヒー飲用者で2倍になる、とします。あなたがもし将来、その10万人のうちの30人くらいに入るってことが判ってるのならば、コーヒーを飲まない方がいいでしょう。
このように積み重ねて考えていくと「特定の疾患を持たない人」を対象に「議論の途中」のものまで広げて考えると、リスク増加(膀胱がん、関節リウマチなど)よりもリスク低下(大腸がん、肝がん、糖尿病、子宮体がん、パーキンソン病など)で減る人の方が少ない、ということは現時点でも、まぁ予測はついてるかな、といったところです。
でも私にはもちろん、あなたが将来、前者の40-60人に入るのか、後者の30人に入るのかは判らないですし、今の時点でそれが判る人は存在しません。だから「個人レベルで答えても、その答えが正しいかどうかは判らない」としか言えないってことです。
ただまぁ個人レベルでは意味がなくても、マスのレベルで考えると意味があります。平たく言うと、もし上で述べたようなことが「正しい」と言える段階になったならば、例えば、厚労省あたりが「コーヒーを適量飲む習慣を普及させることは、国民の健康維持に貢献し、医療費の削減にもつながる」と考えるのは妥当な話になりますから。
それから、B型C型肝炎の患者では(現在、肝機能が低下した状態でなければ)肝がんのリスク低下は大きな恩恵になるかもしれない。心疾患リスクの高い人ではカフェインの大量摂取による心血管症状のリスク増加は問題になるかもしれないし、パニック症候群の人ではカフェイン摂取がパニック発作の引き金になります。疾患ではないけど、妊娠初期の人であれば、カフェインの過度の摂取が流産リスクを高める危険性が指摘されてたりする……と言った具合に、最近の研究結果が積み重なってきてます。こういう具合に「誰にとって」というのも、徐々に絞り込まれてきています。
あと日本では、あんまりデカフェは普及してませんけど、カフェイン摂取が問題になる人たちのニーズに答えるためにも、国内企業にはぜひ頑張って欲しいところです。もちろんデカフェについての明確な国内基準の策定も必要になりますけどね。
Re:差し引きどっち? (スコア:1)
あ、なんか書き間違えてるみたい。
マスを対象に考えた場合、単純に「何かの疾患に罹るかどうか」の人数だけで考えると、リスク低下による恩恵の方が大きいです。
疾患の重篤性(例えば、膀胱がんと大腸がんそれぞれの死亡率など)を併せて考えても、この結論自体はあまり変わらないと思われます。
医療費などについて考えると、膀胱がんは結構高額になることが多いので微妙だけど、他の疾患リスクまで総合して考えると、トータルなら削減につながるかなぁ、という感じかと。
まぁ、さすがに厚労省が費用を割いて「
医療費削減になるので国民の健康に貢献するので、皆さんコーヒーを飲んで下さい」とかのキャンペーンを行え、とまでは言えないだろうとは思うのだけど、いわゆるトクホの条件範囲を広げて、販売されるすべてのコーヒーについて、その効果を宣伝的に用いることを正式に許可してくれればいいんだけどなぁ、というのはあります。正直言うと、これまでに認可されてるどのトクホをとってみても、コーヒーほどのデータの蓄積はないにも関わらず、そっちの方は認可されて効果を謳えるという、ある意味、歪な状況になってるわけで。#この辺りはトクホの種別に関わってくる問題で、「同一成分を含んでいても、個別商品ごとの承認が必要」という条件なんかを満たすためには、「コーヒー全部」という承認は現状難しそうなので。
今のところコーヒー関係ではAGFがコーヒーオリゴ糖でトクホを受けてますが、コーヒーオリゴ糖の添加によるものだし、他社はその恩恵には与れない(UCCあたりは、アラビノガラクタンあたりで別途狙ってるんじゃないかなぁと思うけど)。ここらへんは、どうしても自社製品の差別化を狙って申請される、という特徴があって。まぁ、もともと正直言うと、そういう意味ではトクホは「消費者のため」の制度じゃない、という言い方もできるわけです(もちろん、制限することで不当表示させないという点には一定の意義はあるけど)
もちろん、他のコメントに書いたように、特にカフェインについては万人には薦めがたい部分もあります。ここらへんについてはきちんと明記した上で、デカフェはデカフェでトクホ認定し、「カフェインが駄目な方にはデカフェも用意してますのでどうぞ」という形で提供するというのがいいんじゃないかと。実は膀胱がんリスクの上昇も、カフェインが原因じゃないか、という可能性が指摘されてますので。
Re: (スコア:0)
要は刺激物なんだから、程度が人間の許容量を超えれば悪くなるし、
超えなければ悪影響は少ないというだけのこと。
で、コーヒーはその限度が比較的高めな刺激物。だから嗜好品に入る。
#体調が悪ければ一杯飲んだだけで腹壊したりする可能性もあるけどね。
Re: (スコア:0, 参考になる)
コーヒーはそうですが、カフェインは薬局で処方箋なしで買える薬物の中では、抜群に致死量が少ないです。
徹夜仕事で眠いからといってカフェイン錠剤を何箱も飲むと、あっという間に致死量に達するそうです。
Re: (スコア:0)
徹夜仕事で眠いやつは錠剤を箱単位で飲むのかよw
Re: (スコア:0)