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永久機関の報道がいけないとか書いてると、そのうち本当の永久機関の装置が作られたときに、利益を逃す。
物理法則上ありえません。これで、何か商売を始めようとしているのでしょうか?
>先願制なんだから出願までこぎつけたらとりあえず一番乗りなんじゃないの?
一応、まっとうな発明の場合ヘタに出願してしまうと(ヘタな出願書の書き方だと)発明のキモが知られた際、権利の範囲(予定)を回避される可能性があります。
例えばある液体に塩酸を加えたものが画期的な洗剤だったとして、「ある液体に塩酸を加えた洗剤」という出願をした場合「ある液体に硫酸を加えたもの」は特許範囲に入っていません(本当は塩酸→硫酸くらいだとアウトになる可能性もありますが、まぁ例として許してください)。これで硫酸の方がさらに性能が高かった場合元の発明者はまったくモノが売れず損をする訳です。
……それはそれとして。他の方も書いている通り、永久機関は「永久機関である」というそのものを理由として特許が得られません。「出願中だから」教えられないよ、ってのは全く意味がありませんね。
>一応、まっとうな発明の場合ヘタに出願してしまうと(ヘタな出願書の書き方だと)発明のキモが知られた際、権利の範囲(予定)を回避される可能性があります。
簡単に回避されてしまうような特許しか書けないのは、その技術の本質を理解してないからだと思いますが。その組み合わせでたまたま上手くいったけど何が起きてるのかはサッパリわかりません、みたいな特許にはそういうのが多いですね。上手くいく組み合わせだけ確認して上手くいかない組み合わせを試さない人は、そういう特許を書くことが多いですね。
文章が下手な人の場合は違うという話もありますが、そもそも特許制度の目的を考えれば読み手に伝わらない特許なんてゴミ同然なので、それで回避されるなら仕方ないでしょう。
>これで硫酸の方がさらに性能が高かった場合元の発明者はまったくモノが売れず損をする訳です。
誰でも思いつく組み合わせならそもそも特許として認められません。組み合わせの範疇に留まらず、先願特許にない新たな技術的利点を生み出すならば、それは新しい価値ある技術なんだから素直に認めるしかないでしょう。
一つの技術から更に技術を進化させていく下地を作るのも特許制度の目的だったはずなので、関連特許を出させたくないという考えがあるなら特許出願なんかしない方が良いんじゃないですかね。出さないのは自由です。
申し訳ありませんが、話の焦点が違います。
>思いつく限りの酸の名前をクレームに挙げるだろうなあ。
私が挙げたのは分かりやすさを優先したので「誰でも分かる程の穴」がある例なのです。本人はこれで大丈夫だ、と思っていても企業パワーで改良法を短時間に見つけられたり、「思いつく限りの酸」を挙げたら「これは広すぎて認められないよ、実施例に基づいてコレとコレくらいだね」ってなることもあります。
>いつ出願したのか知らないけれど、1.5年後にはみんなの知るところとなるわけだし。
それはそれで事実なのですが、1.5年後にみんな知ることができるからって論点で書いたコメントじゃありません。「仮に書いてあることが事実であるなら特許にならない、特許になるなら書いてあることは事実でない」と言いたかったのです。
特許網という考え方もあります。
先願主義なのでできるだけ早く出願したいのですが、関連領域の特許出願を行いたい場合は、公開前にできるだけ多くの関連出願を行います。最初の特許出願が公開されてしまうと、公知例として自分の出願が当てられて却下されてしまう可能性が出てきてしまうのですが、公開前であればその危険はありません。
ちなみに、企業間コンソーシアムなどで公開前の特許に基づく話を(公知にならない範囲で)しなければならない場合は、類似特許をコンソーシアム参加企業に出されてしまうリスクがあります。そういう出願を潰すためにとっとと学会発表などで公知化することもありえます。
企業からどうしようもない発表が信学会・情処等の全国大会で多数行われる理由のうち一部は、こういった公知化目的の発表じゃないかと思います。実際のところは調べようもありませんが‥‥‥。
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
真実に埋もれる (スコア:3, おもしろおかしい)
永久機関の報道がいけないとか書いてると、
そのうち本当の永久機関の装置が作られたときに、
利益を逃す。
Re: (スコア:2)
物理法則上ありえません。
これで、何か商売を始めようとしているのでしょうか?
Re: (スコア:4, すばらしい洞察)
先願制なんだから出願までこぎつけたらとりあえず一番乗りなんじゃないの?
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
Re:真実に埋もれる (スコア:4, 参考になる)
>先願制なんだから出願までこぎつけたらとりあえず一番乗りなんじゃないの?
一応、まっとうな発明の場合ヘタに出願してしまうと(ヘタな出願書の書き方だと)発明のキモが知られた際、権利の範囲(予定)を回避される可能性があります。
例えばある液体に塩酸を加えたものが画期的な洗剤だったとして、「ある液体に塩酸を加えた洗剤」という出願をした場合
「ある液体に硫酸を加えたもの」は特許範囲に入っていません(本当は塩酸→硫酸くらいだとアウトになる可能性もありますが、まぁ例として許してください)。
これで硫酸の方がさらに性能が高かった場合元の発明者はまったくモノが売れず損をする訳です。
……それはそれとして。
他の方も書いている通り、永久機関は「永久機関である」というそのものを理由として特許が得られません。
「出願中だから」教えられないよ、ってのは全く意味がありませんね。
Re:真実に埋もれる (スコア:1)
>一応、まっとうな発明の場合ヘタに出願してしまうと(ヘタな出願書の書き方だと)発明のキモが知られた際、権利の範囲(予定)を回避される可能性があります。
簡単に回避されてしまうような特許しか書けないのは、その技術の本質を理解してないからだと思いますが。その組み合わせでたまたま上手くいったけど何が起きてるのかはサッパリわかりません、みたいな特許にはそういうのが多いですね。上手くいく組み合わせだけ確認して上手くいかない組み合わせを試さない人は、そういう特許を書くことが多いですね。
文章が下手な人の場合は違うという話もありますが、そもそも特許制度の目的を考えれば読み手に伝わらない特許なんてゴミ同然なので、それで回避されるなら仕方ないでしょう。
>これで硫酸の方がさらに性能が高かった場合元の発明者はまったくモノが売れず損をする訳です。
誰でも思いつく組み合わせならそもそも特許として認められません。組み合わせの範疇に留まらず、先願特許にない新たな技術的利点を生み出すならば、それは新しい価値ある技術なんだから素直に認めるしかないでしょう。
一つの技術から更に技術を進化させていく下地を作るのも特許制度の目的だったはずなので、関連特許を出させたくないという考えがあるなら特許出願なんかしない方が良いんじゃないですかね。出さないのは自由です。
Re: (スコア:0)
まあそれはそうだけど、
まともな出願人なら、
>「ある液体に塩酸を加えた洗剤」という出願
の例で引っ張れば、
請求項1(最初のクレーム)に「ある液体に酸を加えた洗剤」って書くか、
思いつく限りの酸の名前をクレームに挙げるだろうなあ。
>「出願中だから」教えられないよ、ってのは全く意味がありませんね。
確かに意味ないよね。
いつ出願したのか知らないけれど、1.5年後にはみんなの知るところとなるわけだし。
ってか、
毎日新聞も含めて一般には「出願」「特許」「公開」「審査」とか知らないのが普通だろうから、
記事に変な記載があったり、
特許と言う言葉を必要以上にありがたいものとする人がでてくるのかなあ?
http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_gaiyou/tokkyo1.htm
Re:真実に埋もれる (スコア:1)
申し訳ありませんが、話の焦点が違います。
>思いつく限りの酸の名前をクレームに挙げるだろうなあ。
私が挙げたのは分かりやすさを優先したので「誰でも分かる程の穴」がある例なのです。
本人はこれで大丈夫だ、と思っていても企業パワーで改良法を短時間に見つけられたり、
「思いつく限りの酸」を挙げたら「これは広すぎて認められないよ、実施例に基づいてコレとコレくらいだね」ってなることもあります。
>いつ出願したのか知らないけれど、1.5年後にはみんなの知るところとなるわけだし。
それはそれで事実なのですが、1.5年後にみんな知ることができるからって論点で書いたコメントじゃありません。
「仮に書いてあることが事実であるなら特許にならない、特許になるなら書いてあることは事実でない」
と言いたかったのです。
Re:真実に埋もれる (スコア:1, 興味深い)
特許網という考え方もあります。
先願主義なのでできるだけ早く出願したいのですが、関連領域の特許出願を行いたい場合は、公開前にできるだけ多くの関連出願を行います。最初の特許出願が公開されてしまうと、公知例として自分の出願が当てられて却下されてしまう可能性が出てきてしまうのですが、公開前であればその危険はありません。
ちなみに、企業間コンソーシアムなどで公開前の特許に基づく話を(公知にならない範囲で)しなければならない場合は、類似特許をコンソーシアム参加企業に出されてしまうリスクがあります。そういう出願を潰すためにとっとと学会発表などで公知化することもありえます。
企業からどうしようもない発表が信学会・情処等の全国大会で多数行われる理由のうち一部は、こういった公知化目的の発表じゃないかと思います。実際のところは調べようもありませんが‥‥‥。