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生産者のスケジュールにあわせて会議を開くとして、では、具体的にどうするのか。
1つの会議が半日まるまる占めるようなスケジュールは耐えられないのは言うまでもない。いくつかの会議を半日に集中させたらゲンナリ感がものすごい勢いで上昇するとともに、その会議の準備作業まで集中してしまって、本来業務の「もの作り」に大穴が開くことになる。
どうすりゃいいの?
まずもって、会議を開かないようにする。
情報を一箇所に集めるための会議、というのはほとんどの場合意味がありません。マネージャがエンジニアの間を回遊して情報を収集し、まとめたものを全体に配ればよい。その結果に対して、突っ込みを入れるための会議という形にすれば、エンジニア自体は会議の前30分ぐらいあれば、会議準備もできる。合計でも2時間程度で済みます。
さらに、「枠を確保する」というのと「会議を開く」というのを同義にしない。乱暴な話、特に突っ込み所が無いなら会議は開かなくてよい。上記の例なら、まとめを受け取って最初の30分以内に突っ込みを入れたい人は手を上げる。そうしたら会議。誰も手を上げなくて、マネージャ自身も確認事項、連絡事項ともに特に無ければ、その会議枠は解放。
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最悪なのは、会議室につれて来られてからテーマを与えられて、「さぁ、考えろ。さぁ、答を出せ」とせっつくタイプの会議です。大抵の効率の悪い会議はこのパターン。
人によって、ある種類の問題を解くのが得意な時間帯というのは異なります。それを強引に「会議のある時間帯」に押し込もうとしたら、良案は出ませんし効率も悪い。それでも、お客様との会議ならばやむをえないかもしれませんが、社内会議でそれはやるこっちゃない。
ましてや「午後7時からでお願いします」とか言うのは論外。
その通りですね。でも技術系の悪癖のほうも考えると、非技術系が会議にこだわるのもわかるような気はします。情報をかかえこんで、100%の確度になるまで一切の情報を出さない人。進捗をパーセントでしか報告せず、何をやっているのかわからない人。マネージャが情報を集めて回っても、ブラックホールのように無反応な人。こういう人が自分の「もの作り」に籠ってしまう問題を解消するには、時々は顔をあわせて直接やりとりをするという形態のコミュニケーションも必要かと思います。
この『技術系の悪癖』そのものは良く判ります。しかしこれを解決するのに会議は必要ありません。誰かが個別にそれぞれの人を訪問すればよい。
『技術系の悪癖』を「会議」で解決しようとすると、「ある人の状況を聞いている間も、他の人の時間を拘束している」所に問題があります。7人について一人10分づつ状況を確認する会議を開いたとしましょう。マネージャの情報共有のためにもう10分。合計80分の会議。参加しているエンジニアからすると、自分のための10分、情報共有のための10分を覗いた残り60分は無駄です。60分の無駄が7人…7時間です。ほぼ1人日分の労働時間。
締め切りが近いとせっつき、予算がないといって人間を割り当てる事も、より快適なマシンを与えることもせず、ろくに個室も与えないくせに、そういう無駄は平気でする、というのはエンジニアからすると 逆鱗にライダーキック ものです。
いや、回遊するタイミングは決めておくのでもよいのですよ。「毎週木曜日の 13:30 からでいいか?」とか。準備が必要なら 15:00 からとかでもいいし。
大事なのは「他の人のステータス報告」の間中拘束されないこと。
一人10分でも、6人エンジニアがいたら60分。内、あなたが報告するのは10分ですよ? 残り50分は関係ない話を聞いているだけ。しかも問題が山積の人ほど、まとめるのが下手で報告が長く、時間がずれ込むじゃないですか。それなら、「そういう問題のある人にヒントを与える専用の会議」を別途開いた方がよい。
この方法だと、エンジニアの時間拘束は最短で済み、なおかつマネージャの時間は同じぐらいで済む事。実はマネージャの時間が余計にかかるわけですらないんです。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
じゃあどうすればいいの? (スコア:2)
生産者のスケジュールにあわせて会議を開くとして、では、具体的にどうするのか。
1つの会議が半日まるまる占めるようなスケジュールは耐えられないのは言うまでもない。
いくつかの会議を半日に集中させたらゲンナリ感がものすごい勢いで上昇するとともに、
その会議の準備作業まで集中してしまって、本来業務の「もの作り」に大穴が開くことになる。
どうすりゃいいの?
Re:じゃあどうすればいいの? (スコア:3, すばらしい洞察)
まずもって、会議を開かないようにする。
情報を一箇所に集めるための会議、というのはほとんどの場合意味がありません。マネージャがエンジニアの間を回遊して情報を収集し、まとめたものを全体に配ればよい。
その結果に対して、突っ込みを入れるための会議という形にすれば、エンジニア自体は会議の前30分ぐらいあれば、会議準備もできる。合計でも2時間程度で済みます。
さらに、「枠を確保する」というのと「会議を開く」というのを同義にしない。
乱暴な話、特に突っ込み所が無いなら会議は開かなくてよい。上記の例なら、まとめを受け取って最初の30分以内に突っ込みを入れたい人は手を上げる。そうしたら会議。誰も手を上げなくて、マネージャ自身も確認事項、連絡事項ともに特に無ければ、その会議枠は解放。
.
最悪なのは、会議室につれて来られてからテーマを与えられて、
「さぁ、考えろ。さぁ、答を出せ」
とせっつくタイプの会議です。大抵の効率の悪い会議はこのパターン。
人によって、ある種類の問題を解くのが得意な時間帯というのは異なります。それを強引に「会議のある時間帯」に押し込もうとしたら、良案は出ませんし効率も悪い。それでも、お客様との会議ならばやむをえないかもしれませんが、社内会議でそれはやるこっちゃない。
ましてや「午後7時からでお願いします」とか言うのは論外。
fjの教祖様
Re:じゃあどうすればいいの? (スコア:2)
その通りですね。
でも技術系の悪癖のほうも考えると、非技術系が会議にこだわるのもわかるような気はします。
情報をかかえこんで、100%の確度になるまで一切の情報を出さない人。
進捗をパーセントでしか報告せず、何をやっているのかわからない人。
マネージャが情報を集めて回っても、ブラックホールのように無反応な人。
こういう人が自分の「もの作り」に籠ってしまう問題を解消するには、
時々は顔をあわせて直接やりとりをするという形態のコミュニケーションも必要かと思います。
Re:じゃあどうすればいいの? (スコア:1)
この『技術系の悪癖』そのものは良く判ります。しかしこれを解決するのに会議は必要ありません。誰かが個別にそれぞれの人を訪問すればよい。
『技術系の悪癖』を「会議」で解決しようとすると、「ある人の状況を聞いている間も、他の人の時間を拘束している」所に問題があります。7人について一人10分づつ状況を確認する会議を開いたとしましょう。マネージャの情報共有のためにもう10分。合計80分の会議。参加しているエンジニアからすると、自分のための10分、情報共有のための10分を覗いた残り60分は無駄です。60分の無駄が7人…7時間です。ほぼ1人日分の労働時間。
締め切りが近いとせっつき、予算がないといって人間を割り当てる事も、より快適なマシンを与えることもせず、ろくに個室も与えないくせに、そういう無駄は平気でする、というのはエンジニアからすると 逆鱗にライダーキック ものです。
fjの教祖様
回遊 (スコア:1)
...のはうちの職場だけですか。
Re:じゃあどうすればいいの? (スコア:1)
どちらかというと、あらかじめ開始時間の分かっている会議より、「ちょっと今5分だけいい?」って随時来られる方が嫌なんですが。
まぁこれは人によるのかな?
Re:じゃあどうすればいいの? (スコア:1)
いや、回遊するタイミングは決めておくのでもよいのですよ。「毎週木曜日の 13:30 からでいいか?」とか。準備が必要なら 15:00 からとかでもいいし。
大事なのは「他の人のステータス報告」の間中拘束されないこと。
一人10分でも、6人エンジニアがいたら60分。内、あなたが報告するのは10分ですよ? 残り50分は関係ない話を聞いているだけ。しかも問題が山積の人ほど、まとめるのが下手で報告が長く、時間がずれ込むじゃないですか。それなら、「そういう問題のある人にヒントを与える専用の会議」を別途開いた方がよい。
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この方法だと、エンジニアの時間拘束は最短で済み、なおかつマネージャの時間は同じぐらいで済む事。実はマネージャの時間が余計にかかるわけですらないんです。
fjの教祖様