アカウント名:
パスワード:
書籍ごとに権利元と調整するのが筋、っていうか普通そうでしょ。これが許されるなら、本を手に入れた人が内容をネットにアップしてもOKよってことになっちゃう。
出版が民業に依存する以上は、企業の(主に収益上の)都合で絶版・廃盤にされてもどうしょうもない。と言うか、Googleのような超大手以外の企業というのは大抵が創業者の寿命が尽きると同時に解散を余儀なくされるものであって、社内で一パーセント行くか行かないかのロングセラーは出版を引き受ける企業も出るけど、他の書籍というものは必然的にデッドストックになってしまう。
今までは絶版書籍の供給を個人商店規模が大多数を占める古書店が肩代わりしてきましたが、他社による廉売が大規模に行われないという緩やかなカルテルに依存してるこの業界はブックオフ [bookoff.co.jp]と言う何でもかんでも数百円で売ってしまう大手廉売企業の急成長によって市場以前に河岸自体を食い荒らされ、大多数の古書店が廃業に追い込まれることによって絶版書籍の供給は却って困難になってしまっています。
# 表層的にはAmazonなどのマーケットプレイスの新しいネットワークがありますが、# このネットワークは厚みと複線性を持たないので、ここで入手できない物の困難さは却って上がっている。
結局、寿命が長く・(政治的要請がなければ)採算性を重視されない公がこの部分を持つしかないと思いますよ。15年~20年程度(もしくはそれより短い期間)でのPD化が困難であるのならば、PDであると都合が悪い権利者の意向を汲み取った上で既に流通がなされていないものについて公共財として再編できるように著作権法を書き換えて、国や自治体が絶版書籍の小部数出版や引用・複写サービスを安価に提供する事を義務付けるしか解決策はないと思いますよ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
このサービスは明らかにまずいよね (スコア:0)
書籍ごとに権利元と調整するのが筋、っていうか普通そうでしょ。
これが許されるなら、本を手に入れた人が内容をネットにアップ
してもOKよってことになっちゃう。
Re: (スコア:1, 興味深い)
ま、だからといって「アメリカで売ってないから絶版扱い」は乱暴すぎるね。
そりゃアメリカ以外の国は反発するさ。
Re: (スコア:1)
「死蔵させる権利もあるんだ」っていう意見もありますね。
個人的には人間が作ったものはいつかはパブリックドメインになるべきって思いますが。
公共財ではあるので、公が流通受け持つべき(Re:このサービスは明らかにまずいよね (スコア:1)
出版が民業に依存する以上は、企業の(主に収益上の)都合で絶版・廃盤にされてもどうしょうもない。
と言うか、Googleのような超大手以外の企業というのは大抵が創業者の寿命が尽きると同時に解散を余儀なくされるものであって、社内で一パーセント行くか行かないかのロングセラーは出版を引き受ける企業も出るけど、他の書籍というものは必然的にデッドストックになってしまう。
今までは絶版書籍の供給を個人商店規模が大多数を占める古書店が肩代わりしてきましたが、他社による廉売が大規模に行われないという緩やかなカルテルに依存してるこの業界はブックオフ [bookoff.co.jp]と言う何でもかんでも数百円で売ってしまう大手廉売企業の急成長によって市場以前に河岸自体を食い荒らされ、大多数の古書店が廃業に追い込まれることによって絶版書籍の供給は却って困難になってしまっています。
# 表層的にはAmazonなどのマーケットプレイスの新しいネットワークがありますが、
# このネットワークは厚みと複線性を持たないので、ここで入手できない物の困難さは却って上がっている。
結局、寿命が長く・(政治的要請がなければ)採算性を重視されない公がこの部分を持つしかないと思いますよ。
15年~20年程度(もしくはそれより短い期間)でのPD化が困難であるのならば、PDであると都合が悪い権利者の意向を汲み取った上で既に流通がなされていないものについて公共財として再編できるように著作権法を書き換えて、国や自治体が絶版書籍の小部数出版や引用・複写サービスを安価に提供する事を義務付けるしか解決策はないと思いますよ。