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「グリシドール MSDS」で検索して、原料や試薬メーカーのMSDSを当たってみると、経口投与による半数致死量(LD50)はマウス、ラットともに 約400mg/kgでした。これを単純に人のデータに換算できないですけど、例えば体重60kgとすれば 約24g摂取すると、致死量(半数)に達すると類推できます。
で、タレコミ文によると、エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステルは0.00910%。どれだけ体内でグリシドール脂肪酸エステルがグリシドールに変換されるかわかりませんが、エコナだけで致死量に達する量を摂取しようとすると、おそらく100kgくらいを摂取する必要がありそうです。これだけの量を摂取したら、グリシドールではなく別の原因で死ぬかと思いますけど…。
今回、問題になっているのは発癌性なので、それほど関係はないですけど、参考程度に。
その場合、利用範囲を制限すればいいだけの話で、全体を規制するほどのことではないと思われる。薬品や食品において、年齢制限が付くことは稀ではない。どうも報道されると、その手の常識的な対応というのが欠け、ヒステリックな報道や反応になりがちな点が、各種スレッドの書き込みにおいても見て取れる。
また、最悪のケースというのは都合の良い言葉で、可能性が「殆どありえない」場合にも良く使われる。そういうこともきちんと判断材料に入れたいものだ。
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり
半数致死量(LD50)でみると (スコア:1)
「グリシドール MSDS」で検索して、原料や試薬メーカーのMSDSを当たってみると、経口投与による半数致死量(LD50)は
マウス、ラットともに
約400mg/kg
でした。これを単純に人のデータに換算できないですけど、例えば体重60kgとすれば
約24g
摂取すると、致死量(半数)に達すると類推できます。
で、タレコミ文によると、エコナに含まれるグリシドール脂肪酸エステルは0.00910%。どれだけ体内でグリシドール脂肪酸エステルがグリシドールに変換されるかわかりませんが、エコナだけで致死量に達する量を摂取しようとすると、おそらく100kgくらいを摂取する必要がありそうです。これだけの量を摂取したら、グリシドールではなく別の原因で死ぬかと思いますけど…。
今回、問題になっているのは発癌性なので、それほど関係はないですけど、参考程度に。
Re:半数致死量(LD50)でみると (スコア:2)
影響というのは長期のもので、乳児は離乳するから、1年なら仕方が無いという見方も出来る。
グリシドール脂肪酸エステルの脂肪酸は、リノール酸とか特定のものではないから正確な分子量は出せないけど、リノール酸が280でグリシドールが74なので、370ppmをざっと丸めて、油脂1kgに70-80mgのグリシドールが含まれる。
日本人の平均食用油消費量は9gだけれども、標準偏差が広く油脂で16±13gだから、300g/月の食用植物油摂取というのは、半分までのひとにあたる。20mg内外のグリシドール(グリシドールエステルで123mg)が平均値で摂取される可能性がある。マヨネーズ類も含めれば、もう少し多い。
一方乳児の粉ミルクは3.6kg/月で四分の1が油脂だと、900g/月の油脂を取っていることになる。乳児が3-5kgだから、大人が10倍の量とれば影響は否定できない。
Re: (スコア:0)
その場合、利用範囲を制限すればいいだけの話で、全体を規制するほどのことではないと思われる。
薬品や食品において、年齢制限が付くことは稀ではない。
どうも報道されると、その手の常識的な対応というのが欠け、ヒステリックな報道や反応に
なりがちな点が、各種スレッドの書き込みにおいても見て取れる。
また、最悪のケースというのは都合の良い言葉で、可能性が「殆どありえない」場合にも良く使われる。
そういうこともきちんと判断材料に入れたいものだ。