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> 超大型のレーザー装置による巨大なエネルギーが必要となり、加速器の大きさは体育館サイズの施設となり
そんな施設が実在することのスケールのでかさにワロタ
加速器といえばでかいのがあたりまえ. LHC [atlas.kek.jp]なんか周長27kmですから, 体育館サイズなら小さいと感じてしまいます.
ただ, 最近ではレーザーウェークフィールド(レーザー航跡場)加速 [hiroshima-u.ac.jp]によるテーブルトップ加速器というのが注目を集めていて, 総粒子数では小さいもののエネルギピークではかなりの粒子線を一部屋分ぐらいのサイズで実現できるようになってきました. ただ, このウェークフィールド加速では, リンク先の説明にあるように, 電子のような軽い粒子には効果的なのですが, 陽子とかそれ以上の重い粒子については加速が困難でした.
一方, 放射線医療の面からは従来のX線などに変わって, 重粒子線 [juryushi.org]が効果的であることが注目されてきています.
今回の研究は, 炭素イオンのような重い粒子についても電子と同様なウェークフィールド加速を実現したということだと思います.
# 間違えていたら指摘プリーズ
そのうちヒッグス粒子治療なんてのを編み出された日には、治療のためにヨーロッパくんだりまでわざわざ出向かなければ。治療費もいくらかかるんだか。
ブラウン管も加速器ですよ。
この部分はヘンです。別コメにもあるHIMAC [nirs.go.jp]はレーザーを使っているわけではありません。現在、このような従来からある加速器を使って癌治療が行なわれていますが、体育館サイズで高価なので、レーザー加速器なら小型で安価で実現できるという話だったはずです。
とは言え、このような新発明があっても、粒子線癌治療に使えるエネルギーにははるかに及びません。その段階で想像になってしまいますが、実用化するには出力10kWのレーザー、消費電力1MWを超える装置が必要になりそうで、サイズ、値段とも、従来の加速器と似たようなものになってしまいそうです。しかも、10kWのフェムト秒レーザーは、あまりにも高価なので、誰も作って実証することができない、という難しい状態になっているようです。
レーザー加速器の話は、いわゆる加速器業界の人が、治療器を売り込むためのネタとして使っているという、微妙に政治的な要素があるようです。
日本は粒子線治療の先進国だよ。粒子線治療施設は全世界に数十か所しかないのに、その半分以上が日本国内に設置されている。現在はビル一棟丸ごとの機械って感じで、建造費が数十億円かかる。
#まぁ箱モノ行政の生み出したものだけどな。
粒子線治療、がん等のキーワードでググると治療談を掲載されている方が見つかりますが、300万円近くという治療費の補助として、自治体によっては無利子で融資を行っている所もあるのですね。
ここに世界中の粒子線治療施設 [juryushi.org]のマップがありますが、まあ多少は裕福であるにせよ、ごく普通の一般人が世界最先端の治療を受けられる機会があるというのは、世界的にも珍しいのではないかと思う次第です。他の国だと距離的にすんんんごい遠かったり、そもそも国内になかったりします。オーストラリア人なんかどうすりゃいいんだ。。。アメリカに行くのかなあ。ちなみにアメリカだと600万円近く掛かるようです。
>300万円近くという治療費の補助として、自治体によっては無利子で融資を行っている所もあるのですね。一応、医療保険によっては先進医療特約というものがあってそれによりカバーされる場合があります。大体月額100円以下で付けられるようです。(私の場合は60円もしませんでしたが)
>オーストラリア人なんかどうすりゃいいんだ。。。アメリカに行くのかなあ。
日本との人口比でいうと6:1。日本に多すぎという判断からすれば無くても済むんじゃないの。
レーザー核融合のレゾネーターとかもーでけーもんね。
激光だっけ?
これか?重粒子加速器 HIMAC [nirs.go.jp]
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
なんかワロタ (スコア:0)
> 超大型のレーザー装置による巨大なエネルギーが必要となり、加速器の大きさは体育館サイズの施設となり
そんな施設が実在することのスケールのでかさにワロタ
むしろ逆 (スコア:4, 参考になる)
加速器といえばでかいのがあたりまえ. LHC [atlas.kek.jp]なんか周長27kmですから, 体育館サイズなら小さいと感じてしまいます.
ただ, 最近ではレーザーウェークフィールド(レーザー航跡場)加速 [hiroshima-u.ac.jp]によるテーブルトップ加速器というのが注目を集めていて, 総粒子数では小さいもののエネルギピークではかなりの粒子線を一部屋分ぐらいのサイズで実現できるようになってきました. ただ, このウェークフィールド加速では, リンク先の説明にあるように, 電子のような軽い粒子には効果的なのですが, 陽子とかそれ以上の重い粒子については加速が困難でした.
一方, 放射線医療の面からは従来のX線などに変わって, 重粒子線 [juryushi.org]が効果的であることが注目されてきています.
今回の研究は, 炭素イオンのような重い粒子についても電子と同様なウェークフィールド加速を実現したということだと思います.
# 間違えていたら指摘プリーズ
Re: (スコア:0)
そのうちヒッグス粒子治療なんてのを編み出された日には、治療のためにヨーロッパくんだりまで
わざわざ出向かなければ。治療費もいくらかかるんだか。
Re: (スコア:0)
ブラウン管も加速器ですよ。
Re:なんかワロタ (スコア:3, 参考になる)
この部分はヘンです。別コメにもあるHIMAC [nirs.go.jp]はレーザーを使っているわけではありません。現在、このような従来からある加速器を使って癌治療が行なわれていますが、体育館サイズで高価なので、レーザー加速器なら小型で安価で実現できるという話だったはずです。
とは言え、このような新発明があっても、粒子線癌治療に使えるエネルギーにははるかに及びません。その段階で想像になってしまいますが、実用化するには出力10kWのレーザー、消費電力1MWを超える装置が必要になりそうで、サイズ、値段とも、従来の加速器と似たようなものになってしまいそうです。しかも、10kWのフェムト秒レーザーは、あまりにも高価なので、誰も作って実証することができない、という難しい状態になっているようです。
レーザー加速器の話は、いわゆる加速器業界の人が、治療器を売り込むためのネタとして使っているという、微妙に政治的な要素があるようです。
Re: (スコア:0)
つか、治療に使うにはエネルギーも必要だけど、それなりのビーム電流も必要なんですね。
# レーザー加速器は、現時点では癌治療に必要なビーム電流を出せてません。
# 大電流を目指してがんばれ。
Re:なんかワロタ (スコア:2, 参考になる)
日本は粒子線治療の先進国だよ。粒子線治療施設は全世界に数十か所しかないのに、その半分以上が日本国内に設置されている。現在はビル一棟丸ごとの機械って感じで、建造費が数十億円かかる。
#まぁ箱モノ行政の生み出したものだけどな。
日本って凄い (スコア:2, 興味深い)
粒子線治療、がん等のキーワードでググると治療談を掲載されている方が見つかりますが、
300万円近くという治療費の補助として、自治体によっては無利子で融資を行っている所も
あるのですね。
ここに世界中の粒子線治療施設 [juryushi.org]のマップがありますが、
まあ多少は裕福であるにせよ、ごく普通の一般人が世界最先端の治療を受けられる機会が
あるというのは、世界的にも珍しいのではないかと思う次第です。
他の国だと距離的にすんんんごい遠かったり、そもそも国内になかったりします。オーストラリア人なんか
どうすりゃいいんだ。。。アメリカに行くのかなあ。
ちなみにアメリカだと600万円近く掛かるようです。
Re:日本って凄い (スコア:2)
>300万円近くという治療費の補助として、自治体によっては無利子で融資を行っている所もあるのですね。
一応、医療保険によっては先進医療特約というものがあってそれによりカバーされる場合があります。
大体月額100円以下で付けられるようです。(私の場合は60円もしませんでしたが)
Re: (スコア:0)
>オーストラリア人なんかどうすりゃいいんだ。。。アメリカに行くのかなあ。
日本との人口比でいうと6:1。
日本に多すぎという判断からすれば無くても済むんじゃないの。
Re:なんかワロタ (スコア:1)
レーザー核融合のレゾネーターとかもーでけーもんね。
激光だっけ?
Re: (スコア:0)
これか?
重粒子加速器 HIMAC [nirs.go.jp]