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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
動的水位制御システム (スコア:4, 参考になる)
かつてのヴェネツィアは,それ以上に高度な水位コントロールを行って
いたようで....
つまり,ヴェネツィアの諸島は,すべて,泥土の上に木杭を打ち込み,杭の
摩擦力で建築物を支持しているのですね.
で,泥土の粘性は,それに含まれる水分によって摩擦係数が変化しますので,
地下水位を動的にコントロールすることによって,地面のレヴェルを適正に保って
来たのだと.
具体的には,市内各所にある井戸の水位を定期的に観測し,好ましくない変化が
現れると,これまた市内に網の目のように走る小運河の水門を適宜閉鎖/解放して,
水底に加わる水圧を調整し,地下水位を適切に保つようにする.と.
これで泥土の摩擦係数を適正な値にすることで,地面の安定を保って来たと
いうことです.
#いやぁ凄いじゃありませんか.都市全体がCCVというか,動的フィードバックシステムで
#数百年も運用されていたとは.
#こういう発想を取り入れた場合,メガフロートなどの浮体構造における剛性確保の
#考え方は,どのように異なったものになるのか,識者の意見を聞きたいところです.
で,これらの古代技術(笑)は,20世紀に入って漸次失われてしまったので,
今はこれをオペレートすることはできなくなっちゃったのだそうです.