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渋滞学で有名な東京大学の西成 活裕先生が、昨年12月12日に開かれた、「数の融理科学と諸科学合に向けて」という一般向けのシンポジウムで、休みをずらす件について言及していました。
渋滞に有効な対策がないか政府民主党から質問され、フランスなどですでに実施している、休日をずらすことを提案したので、それが政府内で検討中である、とのことでした。
渋滞学というのをいろいろな方面に広げて行こうとする西成先生の話は私のような数学の素人にとってもとても面白いものでした。アリの行列には渋滞がない、とか。
高速道路でもなんでもいいんですが、渋滞の主要因は「流れに乗れない少数派」なんですよ。 確かシミュレーションされた結果もあったと思いますが、全体の1割程度が「ちょっと遅い」だけで、渋滞は発生します。高速道路で自然渋滞を起こす場所が、・トンネル(視界が制限されるため速度を落としてしまう)・ゆるい登り(登っていることに気付かず速度が落ちる)であること、特に休日の場合は高速での運転に慣れていないドライバーが、流れを遮る運転をする(急な車線変更など)点に問題があるのです。 休日をずらせば確かに全体の交通量は減るでしょうけど、渋滞対策としてはダメですね。渋滞を作る要因となる車両の数は、半分になったって渋滞を作るに十分な数になってしまいますから。
理想的な苦痛量
M…
典型的な「0か1か」の議論ですよ。
休日をずらせば確かに全体の交通量は減るでしょうけど、渋滞対策としてはダメですね。渋滞を作る要因となる車両の数は、半分になったって渋滞を作るに十分な数になってしまいますから。
実際に半分かどうかは別として、あなたの主張の「渋滞対策としてはダメですね」はどういう意味なのか?渋滞が完全になくなるということはありえない、という机上だけの理屈どまりなのか、それとも実際に渋滞は多少は減るがドライバーが効果を感じるほどではない、というのかどっち?
渋滞の発生自体がなくならなくとも、GWの渋滞って主要高速道路で数十キロ。あれが解消までいかなくても、半分にでもなったら効果は大きいんじゃないですか?長距離移動だと数時間の短縮になりますよ。
GW の高速道路の場合、20キロの渋滞でさえ「あ、短い」レベルですからね。ひどいときは60キロとか行く箇所もありますが……
これが半減したからといって、渋滞解消の手段として効果があるかといわれると、少なくとも運転者にとっては効果が感じられないでしょう。というか、半減だと普通の休日レベルより上回ることを覚悟しなきゃなりません。(東名とか中央とか、普通の土日でさえ20キロ程度の渋滞は発生しますよ) 長期連休をずらすことにより行楽地の繁忙期をずらすのはありですが、それを渋滞対策とすることは無理がありすぎます。
人間が運転してる限りはムリじゃないかな。「全ての」車が自動制御にならないと。
別に車じゃなくても巨大なベルトコンベアであってもいいけどね。
渋滞学で有名な東京大学の西成 活裕先生が、昨年12月12日に開かれた、「数の 融理科学と諸科学合に向けて」という一般向けのシンポジウムで、休みをずらす件について言及していました。
変わった名前のシンポジウムだなぁ、と思って調べてみましたが、「数理科学と諸科学の融合に向けて」 [okayama-u.ac.jp]ですね。 #ケンブリッジメソッド?
私は正直なところ今回の案を耳にして「何無茶なこと言ってんだ政府の中の人は」と思ったもので、外国で既に休日ずらしを実践している国があると知ってとても驚いたのですが、別の方々のコメントで指摘されているような様々な問題点はそれらの国ではどうやって対処されているのでしょう? 休日ずらし実践中の国に住んでいるorいた方がおられましたら、体験談など伺いたいところです。
フランスの休日ずらしの話は多分バカンスの時期をずらすというやつですね。夏の長期休暇の他に二週間ほどのバカンスを年に4回ほど取るのですが、そのうちの2回を地域を3つに分けて取得します。
2月中旬からのバカンスはスキー休みなどと言われ、その名の通りスキーをするための休暇です。この時期にはスキー場が混雑してしまうので、それを緩和させるためにバカンスの時期をずらします。
4月からのバカンスはパック休みなどと言われますが、イースターの時期の休暇です。この頃から気候もよくなり観光シーズンになるので、やはり混雑を緩和する目的でずらします。
確かオランダなんかにも同様のメソッドがあったはず。ただ、二週間からと比較的長期間の休みであること、バカンスに最初から目的のようなものがあることなど、休み慣れしてる国のやり方だということはちゃんと考慮しておいた方がいいと思います。
何か全然レベルの違う話だね。この偉い(?)先生はどんなつもりでこの事例を紹介したの?こういう長期休暇を取る社会にしましょう!ってことなのかね。
シンポジウムの題名が間違っていました。正しくは「数理科学と諸科学の融合に向けて -数学はどんな形で社会の役に立っていくのか?-」でした。
> アリの行列には渋滞がない渋滞の前に道路や信号がない気がしますが。
シンポジウムの時のメモ(というかスライドをデジカメで写したもの)を再び見てみました。
横軸を密度(一定距離内にある車やアリの数)、縦軸を平均巡航速度とします。密度がある一定以下では速度はだいたい一定、つまり、横軸に平行になりますが、密度が一定以上になると、速度が低下してきます、それが渋滞です。
西成先生の学生さんがインド西部で観察したところによると、アリの場合は観察されたすべての密度で速度が一定になった、つまり渋滞を起こしていない、ということでした。渋滞がなければ、密度が高くなっても、輸送量(ある地点を通過するアリの数)は密度に比例して増加しつづけます。逆に高速道路の自動車のように渋滞があると、密度が限界に達すると輸送量が頭打ちあるいは減少してしまいます。
アリは長い進化の過程で、渋滞を引き起こして輸送量を低下させてしまうような行動を回避するようになったのではないか、というような話でした。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
渋滞学の西成先生が提案 (スコア:4, 参考になる)
渋滞学で有名な東京大学の西成 活裕先生が、昨年12月12日に開かれた、「数の
融理科学と諸科学合に向けて」という一般向けのシンポジウムで、休みをずらす件について言及していました。
渋滞に有効な対策がないか政府民主党から質問され、フランスなどですでに実施している、休日をずらすことを提案したので、それが政府内で検討中である、とのことでした。
渋滞学というのをいろいろな方面に広げて行こうとする西成先生の話は私のような数学の素人にとってもとても面白いものでした。アリの行列には渋滞がない、とか。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:2)
> すでに実施している、休日をずらすことを提案したので、それが政府内で
> 検討中である、とのことでした。
連休前後の平日の高速運賃を割安にすると連休に有休をくっつけて
運賃を安くしようとする人が現れて渋滞が緩和されるような気がする。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:2, 参考になる)
高速道路でもなんでもいいんですが、渋滞の主要因は「流れに乗れない少数派」なんですよ。
確かシミュレーションされた結果もあったと思いますが、全体の1割程度が「ちょっと遅い」だけで、渋滞は発生します。高速道路で自然渋滞を起こす場所が、
・トンネル(視界が制限されるため速度を落としてしまう)
・ゆるい登り(登っていることに気付かず速度が落ちる)
であること、特に休日の場合は高速での運転に慣れていないドライバーが、流れを遮る運転をする(急な車線変更など)点に問題があるのです。
休日をずらせば確かに全体の交通量は減るでしょうけど、渋滞対策としてはダメですね。渋滞を作る要因となる車両の数は、半分になったって渋滞を作るに十分な数になってしまいますから。
-- To be sincere...
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1, 興味深い)
なので、交通量が一割減っただけでなくなる渋滞は多いです。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
M…
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
典型的な「0か1か」の議論ですよ。
実際に半分かどうかは別として、あなたの主張の「渋滞対策としてはダメですね」はどういう意味なのか?渋滞が完全になくなるということはありえない、という机上だけの理屈どまりなのか、それとも実際に渋滞は多少は減るがドライバーが効果を感じるほどではない、というのかどっち?
渋滞の発生自体がなくならなくとも、GWの渋滞って主要高速道路で数十キロ。あれが解消までいかなくても、半分にでもなったら効果は大きいんじゃないですか?長距離移動だと数時間の短縮になりますよ。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
GW の高速道路の場合、20キロの渋滞でさえ「あ、短い」レベルですからね。ひどいときは60キロとか行く箇所もありますが……
これが半減したからといって、渋滞解消の手段として効果があるかといわれると、少なくとも運転者にとっては効果が感じられないでしょう。というか、半減だと普通の休日レベルより上回ることを覚悟しなきゃなりません。
(東名とか中央とか、普通の土日でさえ20キロ程度の渋滞は発生しますよ)
長期連休をずらすことにより行楽地の繁忙期をずらすのはありですが、それを渋滞対策とすることは無理がありすぎます。
-- To be sincere...
Re: (スコア:0)
人間が運転してる限りはムリじゃないかな。
「全ての」車が自動制御にならないと。
別に車じゃなくても巨大なベルトコンベアであってもいいけどね。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
変わった名前のシンポジウムだなぁ、と思って調べてみましたが、「数理科学と諸科学の融合に向けて」 [okayama-u.ac.jp]ですね。
#ケンブリッジメソッド?
私は正直なところ今回の案を耳にして「何無茶なこと言ってんだ政府の中の人は」と思ったもので、外国で既に休日ずらしを実践している国があると知ってとても驚いたのですが、別の方々のコメントで指摘されているような様々な問題点はそれらの国ではどうやって対処されているのでしょう?
休日ずらし実践中の国に住んでいるorいた方がおられましたら、体験談など伺いたいところです。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1, 参考になる)
フランスの休日ずらしの話は多分バカンスの時期をずらすというやつですね。
夏の長期休暇の他に二週間ほどのバカンスを年に4回ほど取るのですが、そのうちの2回を地域を3つに分けて取得します。
2月中旬からのバカンスはスキー休みなどと言われ、その名の通りスキーをするための休暇です。
この時期にはスキー場が混雑してしまうので、それを緩和させるためにバカンスの時期をずらします。
4月からのバカンスはパック休みなどと言われますが、イースターの時期の休暇です。
この頃から気候もよくなり観光シーズンになるので、やはり混雑を緩和する目的でずらします。
確かオランダなんかにも同様のメソッドがあったはず。
ただ、二週間からと比較的長期間の休みであること、バカンスに最初から目的のようなものがあることなど、
休み慣れしてる国のやり方だということはちゃんと考慮しておいた方がいいと思います。
Re: (スコア:0)
何か全然レベルの違う話だね。
この偉い(?)先生はどんなつもりでこの事例を紹介したの?
こういう長期休暇を取る社会にしましょう!ってことなのかね。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
シンポジウムの題名が間違っていました。正しくは
「数理科学と諸科学の融合に向けて -数学はどんな形で社会の役に立っていくのか?-」
でした。
Re: (スコア:0)
経た上で休日が決まるようにして、
web ベースで「みんないっしょに休める日」を探すツールが
あったりして、IT需要も生まれてうまー。
その日しかないとなればみんな命がけで集まるし。
と妄想してみた。
# つーかブラジルだかメキシコだかみたいに、ナンバーの奇数偶数で
# 制限とかじゃなきゃだめでないのか?
Re: (スコア:0)
> アリの行列には渋滞がない
渋滞の前に道路や信号がない気がしますが。
Re:渋滞学の西成先生が提案 (スコア:1)
シンポジウムの時のメモ(というかスライドをデジカメで写したもの)を再び見てみました。
横軸を密度(一定距離内にある車やアリの数)、縦軸を平均巡航速度とします。
密度がある一定以下では速度はだいたい一定、つまり、横軸に平行になりますが、密度が一定以上になると、速度が低下してきます、それが渋滞です。
西成先生の学生さんがインド西部で観察したところによると、アリの場合は観察されたすべての密度で速度が一定になった、つまり渋滞を起こしていない、ということでした。渋滞がなければ、密度が高くなっても、輸送量(ある地点を通過するアリの数)は密度に比例して増加しつづけます。逆に高速道路の自動車のように渋滞があると、密度が限界に達すると輸送量が頭打ちあるいは減少してしまいます。
アリは長い進化の過程で、渋滞を引き起こして輸送量を低下させてしまうような行動を回避するようになったのではないか、というような話でした。