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そういえば、留学生でデキが悪すぎるのを入れちゃったときに、教授の「博士号をとらせないと国際問題になる」の一声で、助手がほとんど書いた論文を出して博士号をとった人が居ました。
文系については、博士課程修了時に学位が出ないのが普通だったのが、留学生を増やす→修了時に形になってないと帰国してからの説明ができない→課程修了時に博士号を出すようにしろ、といった流れで、文科省からお達しがあって、文系でも課程修了時に学位を出すようになったとか。
ついでに、大学院重点化で、入学者の定員を満たすことと同時に、学位取得者の人数も評価の対象にするようになったから、審査が甘くなる一方だと。
いずれにしても、文科省がチャチャ入れなければレベルは維持できていた上、高学歴ワーキングプアの問題も発生していなかったはずなんです。
>実際それでたくさんの博士号が出され、結局修士が5年に延長されただけの結果です。
研究科によって違うかも知れないけど、3回以上の国際会議(日本で開催でもOK)で発表して、査読付き論文をいくつか通すという作業をしないと博士論文を出す資格がありません。だから、修士並はさすがに大げさだと思いますよ。たまたま変な例を見つけて大学院の幼稚園化というのは簡単だろうけど、実際はそこまで酷くないと思います。
私は理科系の研究科ですけど、ゼミでの議論のレベルも高いし、程度の低い人だったらゼミ内で浮きまくるのは間違いないです。
>実際それでたくさんの博士号が出され、結局修士が5年に延長されただけの結果です。研究科によって違うかも知れないけど、3回以上の国際会議(日本で開催でもOK)で発表して、査読付き論文をいくつか通すという作業をしないと博士論文を出す資格がありません。だから、修士並はさすがに大げさだと思いますよ。たまたま変な例を見つけて大学院の幼稚園化というのは簡単だろうけど、実際はそこまで酷くないと思います。
matsu03 氏は「理系についてはわかりませんが、文系はさらにひどい。」って書いてるんだから、そこで理系の基準を持ち出して「大げさ」というのは噛み合ってないんじゃないかな?
自分が居た大学の研究科も「国際学会での発表経験 1 回以上 and 査読付き英語論文 3 報以上」という条件があったけど、隣の研究科は「日本語の論文で OK、学会発表は論文発表としてカウント」なんて凄まじい落差がありました。
日本だから舐めてたって事ですよ。白人男性が、アジア人の女性は白人男性に憧れがある、というのを知ってて騙すケースが非常に多いように、日本人なんか適当に英語でそれらしい事いってれば大丈夫だろうと。
彼にとって日本は、日本人がフィリピンに行くような感じなんですよ。
国会図書館に収蔵されている博士論文を調査して何らかの統計を取った、という博士論文が出てきそうな予感。
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
氷山の一角 (スコア:5, 興味深い)
一応トルコの大学で建築学を修めています。(それを米国の大学と偽ってはいるが)
その後、ドイツの有名建築学院(修士相当)でも勉強したようです。
だから、東大に留学する資格はあったようです。
ここからは憶測ですが、トルコの大学を出て、ドイツの有名建築学院に留学するのは、
むつかしい。ひょっとしたらこのあたりから書類・経歴の偽造をやったのではないか。
それでバレなかったので、味をしめてしまった。
外国大学の卒業証書などは偽造がばれにくい。
(どこの国でも留学生によるこの種の偽造はほんとうに多いと思います)
日本でも日本での学歴がなしに外国大学の修了を謳っている人は、まっさきに詐称が疑われるほど
です。
東大での博士論文の審査については、世間が思っている以上にずさんです。
理系についてはわかりませんが、文系はさらにひどい。
つい十年ほど前までは、文系では博士課程では論文を書かずに修了が普通でした。
最近は文部省の方針で博士号(課程博士)をとらせる方向になっています。
その際大学内部で出された指示は、
「修士論文を三倍に水増しして出せ、内容は問わない」というものでした。
実際それでたくさんの博士号が出され、結局修士が5年に延長されただけの結果です。
内容的に問題のある博士論文が大量増産される背景には、
文部省による教員の査定にこれが関係しているらしい。
とくに留学生に博士号をとらせるのは、教員にとって大きなプラス評価になるようなのです。
博士号を標準化するために、文部省がそう指示したようで、結果こうしたクズ博士論文が
大量提出されるようになったわけです。
ニュースは理系の博士論文ですが、文系の博士論文についても日本人のものも含めて
もっと問題のあるものが多いと断言できます。
こうした学界の劣化現象は顕著で、かつてなら卒論としても首をかしげる稚拙な内容の
ものが博士論文として及第し、おまけに学会賞までもらっていたりする。
これを評して、「大学院の幼稚園化」とまで言う人がいます。
Re:氷山の一角(大学院の幼稚園化)+トルコ政府の責任 (スコア:2, 興味深い)
トルコ大使館は当然気づいていたはずです。
日本で唯一のトルコ人有名人になっていたわけですし、大使館のパーティにも
よく出ていたようです。元オリンピック・スキー選手でトルコ人初の宇宙飛行士なるものが
いるかいないかくらい、トルコ政府なら知っていたはずです。
トルコ大使館は彼が日本で人気者になっているのをいいことに、経歴詐称の事実をあまり積極的には
警告しなかった疑いがあります。(政府筋の書類が偽造とはさいごに認めたようですが)
Re:氷山の一角 (スコア:1, 興味深い)
そういえば、留学生でデキが悪すぎるのを入れちゃったときに、教授の「博士号をとらせないと国際問題になる」
の一声で、助手がほとんど書いた論文を出して博士号をとった人が居ました。
文系については、博士課程修了時に学位が出ないのが普通だったのが、留学生を増やす→修了時に形になって
ないと帰国してからの説明ができない→課程修了時に博士号を出すようにしろ、といった流れで、文科省から
お達しがあって、文系でも課程修了時に学位を出すようになったとか。
ついでに、大学院重点化で、入学者の定員を満たすことと同時に、学位取得者の人数も評価の対象にするように
なったから、審査が甘くなる一方だと。
いずれにしても、文科省がチャチャ入れなければレベルは維持できていた上、高学歴ワーキングプアの
問題も発生していなかったはずなんです。
Re: (スコア:0)
>実際それでたくさんの博士号が出され、結局修士が5年に延長されただけの結果です。
研究科によって違うかも知れないけど、3回以上の国際会議(日本で開催でもOK)で発表して、査読付き論文をいくつか通すという作業をしないと博士論文を出す資格がありません。だから、修士並はさすがに大げさだと思いますよ。たまたま変な例を見つけて大学院の幼稚園化というのは簡単だろうけど、実際はそこまで酷くないと思います。
私は理科系の研究科ですけど、ゼミでの議論のレベルも高いし、程度の低い人だったらゼミ内で浮きまくるのは間違いないです。
Re:氷山の一角 (スコア:1)
matsu03 氏は「理系についてはわかりませんが、文系はさらにひどい。」って書いてるんだから、そこで理系の基準を持ち出して「大げさ」というのは噛み合ってないんじゃないかな?
自分が居た大学の研究科も「国際学会での発表経験 1 回以上 and 査読付き英語論文 3 報以上」という条件があったけど、隣の研究科は「日本語の論文で OK、学会発表は論文発表としてカウント」なんて凄まじい落差がありました。
Re: (スコア:0)
日本だから舐めてたって事ですよ。
白人男性が、アジア人の女性は白人男性に憧れがある、というのを知ってて騙すケースが非常に多いように、
日本人なんか適当に英語でそれらしい事いってれば大丈夫だろうと。
彼にとって日本は、日本人がフィリピンに行くような感じなんですよ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> ものが博士論文として及第し、おまけに学会賞までもらっていたりする。
あなたは大学院の話をしているのですか?それとも(ある)学会全体の話ですか?
> これを評して、「大学院の幼稚園化」とまで言う人がいます。
大学院を含めた学術レベル全体の低下という結論なら(了解するかどうかはともかく)理解はできますが、なぜ大学院の幼稚園化なのですか?
稚拙な内容というのが事実であれば、学会賞を出した責任は学会にあるはずですから、大学院のみのレベル低下ではなく、学会全体つまりold good guysを含めたレベル低下であることを強く示唆していますが。
(新人賞のようなものを仕方なしに与えたということならそう書いてください)
論文調査 (スコア:0)
国会図書館に収蔵されている博士論文を調査して何らかの統計を取った、という博士論文が出てきそうな予感。
Re:論文調査 (スコア:1)
断言できますが、恐ろしいくらいに下がってます。
理系についてはよく知りませんが、文系はほんとうにひどいです。
今回理系でこういう問題が起こったのも、大学院とか研究室というものが、
なんかおかしくなっているということですね。
いままでだったら絶対にありえないようなことが起こっている。
実績のまったくない、ウソばかりの経歴のトルコ人が、助手とか助教とかになってたわけでしょ。
つまり、研究が行われているはずの大学の研究室で、研究自体がまったく問題になっていない。
それが、東大というトップレベルのところでもそうであったという、まさに裸の王様です。
もちろん、これは特殊例でしょう。しかし、こういう特殊例がありえるということが、
すでに組織崩壊しているはっきりした証拠です。
裏口入学したような人や替え玉受験したような人が入学することはあっても、
研究室内で、出世するってありえんでしょう。たった一人でも。
それがありえたということは、日本人についてもどんなことがあっても不思議ではないわけで。
外国人だからわからなかったということは絶対ないですよ。
いったん、情実ででもなんでも入れば、あとは無能力でも人間関係だけで出世できるという
ことですよね。そういうシステムは研究組織ではないでしょう。
いかに大学で研究自体がおろそかにされているかといういい例です。
たとえばセクハラなんかも同じ温床から出ていると思います。
セクハラはたいてい教授と女子院生の間で起こります。
このトルコ人と同じく、教授とよしなになれば、研究能力なくても教員になれるという
事実があるわけですよね。それで女子院生は股を開くわけだけど、約束がちがって
なれなかったので、訴えるというケースが多いですよね。
うまく教員になりおおせた女子院生は訴えないので、わからない。
こういうのはごく一部の特殊例だと思われるかもしれないけど、
実際には一流大学でも、女子院生10人に一人くらいの割合で発生している感じがするし、
学会なんかでも、女子院生や非常勤講師が、未知の大学教授に擦り寄っていってるというのは、
よく見掛けますよ。
まあ、こういのは学会の末端での現象で、トップレベルには関係ないといえばそうですが、
こうした人たちが大学界のマスを形成しているのも事実ですから、
看板と裏腹に、大学では研究がどんどんおこなわれなくなっているのではないか。
たとえば、医学の博士論文ですが(論文博士)、この取得も多くが開業医が博士号を名乗るためで、
研究価値はほとんどない。適当な動物実験のデータをでっち上げるだけです。金銭で売買される
ことも珍しくないというか、大半の医学部で博士号にまつわって金銭のやりとりがあるのが
明らかになってきた。こういう実態もあるわけです。
だから、博士号や論文が研究だというのは、多くの場合建前で、本当に研究している人は
ほんのごく一部なんではないかという気もします。まったくいないわけではないでしょうが。
私は外国文学が専門なんですが、一流大学の大学院にいたときに、外部から講義したりゼミを
もったりしにくる大学教授のうちで、大学院生よりもはっきりと高い語学力があるとわかるのは
ごく少数だったんですよね。大抵の教授は院生と同じくらいか、それ以下でした。早慶の先生とか
でもそんなもんです。彼らは大学院卒業してから20年は経ってるはずで、一体その間何をしてきた
のかと不思議に思います。20年も勉強してきたなら、やっぱり院生よりすこしは進歩してないと
おかしいのに、ほとんど進歩していない。一体なんなんだろうと思いますね。
だから、大学教員が勉強してるとか研究してるというのは、ほとんどウソだと思います。