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> だったという。これだけ大きな盗用を行いながら、誰もそれに気付かなかったということに驚きを隠せない。
学会誌の査読委員の皆さんは、投稿された論文を読みながら、盗作じゃないかと関連論文や数々の文献、Webの世界を探し回るのが当然だとお思いでしょうか? それは現実的じゃないでしょう。
投稿された論文か、逆に剽窃された論文か、どちらかが話題になっているとか、査読者の専門分野だったとか、そういう事情なら読んだ記憶があるかもしれませんが、そこで査読委員が気が付いたとしても、多くの場合は掲載しないだけでしょう。指導教官に知らせたりするのは手間がかかりすぎるし、トラブルになりかねなませんから。(指導教官と面識があれば別ですが)
あなたが論文で大学や大学院を卒業されていたなら、教授陣はそこまで読み込んでいたと思われますか?
二重投稿は一度見かけたことがあります。 二つの論文誌で同じ人が査読委員していて、二重投稿された論文が両学会で同じ人に割り当てられたので発覚したんですけどね。まぁ、内容的に不採録だったので事を荒立てることなく終わりましたけど。
>それとも海外でも同じなんでしょうかね。
あっちゃこっちゃの国から来たPDに聞いてみた限りでは,大して変わらないみたいですよ.まあ,自分のところの指導教官ならともかく,それ以外の審査員は分野も違うわけで,そうなってくると「自分の専門と違う研究分野に関して,研究の位置づけに始まりオリジナリティ,類似論文が無いかまできっちり調べて」なんてのは時間的にもまあ無理でしょう.少なくとも,「博士論文のIntroductionに書いてある研究の位置づけ等に関しては嘘・間違いはない」って前提で読んでると思います.#普通の論文の査読とまあ同じですよね.
いやでも教員として採用する時とか博士号を授与する時くらいはやましいところが無いか検査するべきでは?論文が盗作かどうかとか申告された経歴が本当かどうかなんて別に高度な専門知識が無くても手間さえかけりゃわかるわけですからね。えらい教授の手を煩わせる必要もないです。東大がそういう手間をケチったか管理がずさんだったという話でしょう。
この程度で天下の東大にもぐりこめるんだったら私大とかにはもっと怪しい人がごろごろ要るんじゃないかなあ。
むしろ大学の先生達の場合、詐称のチェックよりも知識や論理のおかしさの方が気付きやすいと思う。派手な経歴詐称&大規模な盗用のコンボをしてしまう人はそこらがおかしい場合がありそうな気がする。「あいつ実は判ってないんじゃないか?」的な感覚ね。
なのでどっちかというとそれが機能しなかった方が驚き。
盗用はともかく、詐称のチェックとかは人手をかければできるけど、人手がないのじゃないかなー。国内なら簡単に問い合わせられるけど国外は事情も色々だからなぁ。
同感です。違う研究室だったりすると研究内容の重なりが小さくて、気づかない可能性は十分すぎるほどありますが、同じ研究室でディスカッションとかしてたりすれば知識や論理がおかしければほぼ間違いなく気づくと思う…。先生はもちろん学生でも。
これがきちんと機能しないのは驚きだし、こっちこそ重大な問題だと思う。
# でも、今回はこれがぎりぎり機能してたから発覚したんだよね。多分。# もっとも、もっと先に気づかなきゃならなかった人がいる気がするけど。
関係無いけど、この研究分野って一体何をしてるのかさっぱりわからん。自分のやってることもアレなので、あんまり人のことは言えないんだけど…。
>これ、本当に大学のセンセイ?センセイというモノが聖職ではなくなって久しいですね。
採用側が見逃し、事件を助長する(幇助かも)することもあるようです。児童買春で教員免許失効の男採用、女子生徒被害に 三重 [asahi.com]
まあ、論文の件は個人的な問題に過ぎないので仕方ないで済ませても良いと思う。
しかし経歴詐称の人間を雇ったとなれば自校の経営問題にも成り得る話。そこで信頼性はともあれ置いておいても、その確認が簡単に出来そうな人間ですらノーチェックってのはどういう事か。NASAと該当国のオリンピック委員会に質問を出せば良いだけなのに。
NASAと該当国のオリンピック委員会に質問を出せば良いだけなのに。
ま、そうなんだけど。
付き合いのない、同業ですらない、その上外国の組織に問い合わせを出すのは実際にはなかなか大変なので…。まして当該国のオリンピック委員会なんて連絡先を知るだけでも一苦労かと。
そしてそのそれなりに手の掛かる仕事を誰が担当するのかと言う問題も。事務とかそういう非定形業務は嫌がりそうだし、教授以下も研究資金獲得活動や人員削減であんまり時間がないことが多いし…。
助教って昔の言い方では助手ですが、会社で言えばヒラ社員ですからねぇ。採用数が少ないから多少は手をかけられるとしても採用サイドの人員も会社ほどはいないので程度問題で…。
大学は全体では大きな組織ですが、学科や研究室/講座は中小企業以下の規模ですからねぇ。
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
驚き? (スコア:2)
> だったという。これだけ大きな盗用を行いながら、誰もそれに気付かなかったということに驚きを隠せない。
学会誌の査読委員の皆さんは、投稿された論文を読みながら、盗作じゃないかと関連論文や数々の文献、Webの世界を探し回るのが当然だとお思いでしょうか? それは現実的じゃないでしょう。
投稿された論文か、逆に剽窃された論文か、どちらかが話題になっているとか、査読者の専門分野だったとか、そういう事情なら読んだ記憶があるかもしれませんが、そこで査読委員が気が付いたとしても、多くの場合は掲載しないだけでしょう。指導教官に知らせたりするのは手間がかかりすぎるし、トラブルになりかねなませんから。(指導教官と面識があれば別ですが)
あなたが論文で大学や大学院を卒業されていたなら、教授陣はそこまで読み込んでいたと思われますか?
Re:驚き? (スコア:2, 参考になる)
二重投稿は一度見かけたことがあります。 二つの論文誌で同じ人が査読委員していて、二重投稿された論文が両学会で同じ人に割り当てられたので発覚したんですけどね。まぁ、内容的に不採録だったので事を荒立てることなく終わりましたけど。
Re:驚き? (スコア:1)
論文内容は精読されますが、
質問を聞いた限りはあまり調べた様子はなかったですよ。
日本の大学はダラケ過ぎじゃないかと思いますね。
それとも海外でも同じなんでしょうかね。
Re:驚き? (スコア:2, 興味深い)
>それとも海外でも同じなんでしょうかね。
あっちゃこっちゃの国から来たPDに聞いてみた限りでは,大して変わらないみたいですよ.
まあ,自分のところの指導教官ならともかく,それ以外の審査員は分野も違うわけで,そうなってくると「自分の専門と違う研究分野に関して,研究の位置づけに始まりオリジナリティ,類似論文が無いかまできっちり調べて」なんてのは時間的にもまあ無理でしょう.
少なくとも,「博士論文のIntroductionに書いてある研究の位置づけ等に関しては嘘・間違いはない」って前提で読んでると思います.
#普通の論文の査読とまあ同じですよね.
Re: (スコア:0)
いやでも教員として採用する時とか博士号を授与する時くらいは
やましいところが無いか検査するべきでは?
論文が盗作かどうかとか申告された経歴が本当かどうかなんて
別に高度な専門知識が無くても手間さえかけりゃわかるわけですからね。
えらい教授の手を煩わせる必要もないです。
東大がそういう手間をケチったか管理がずさんだったという話でしょう。
この程度で天下の東大にもぐりこめるんだったら
私大とかにはもっと怪しい人がごろごろ要るんじゃないかなあ。
Re:驚き? (スコア:3, 興味深い)
むしろ大学の先生達の場合、詐称のチェックよりも知識や論理のおかしさの方が気付きやすいと思う。
派手な経歴詐称&大規模な盗用のコンボをしてしまう人はそこらがおかしい場合がありそうな気がする。
「あいつ実は判ってないんじゃないか?」的な感覚ね。
なのでどっちかというとそれが機能しなかった方が驚き。
盗用はともかく、詐称のチェックとかは人手をかければできるけど、人手がないのじゃないかなー。
国内なら簡単に問い合わせられるけど国外は事情も色々だからなぁ。
Re:驚き? (スコア:2, 興味深い)
同感です。違う研究室だったりすると研究内容の重なりが小さくて、
気づかない可能性は十分すぎるほどありますが、同じ研究室で
ディスカッションとかしてたりすれば知識や論理がおかしければ
ほぼ間違いなく気づくと思う…。先生はもちろん学生でも。
これがきちんと機能しないのは驚きだし、こっちこそ重大な問題だと思う。
# でも、今回はこれがぎりぎり機能してたから発覚したんだよね。多分。
# もっとも、もっと先に気づかなきゃならなかった人がいる気がするけど。
関係無いけど、この研究分野って一体何をしてるのかさっぱりわからん。
自分のやってることもアレなので、あんまり人のことは言えないんだけど…。
Re:驚かないね (スコア:0)
「センセイと言われるほどのばかじゃなし」を地で行くようなセンセイが多いこと、多いこと。
Re: (スコア:0)
>これ、本当に大学のセンセイ?
センセイというモノが聖職ではなくなって久しいですね。
採用側が見逃し、事件を助長する(幇助かも)することもあるようです。
児童買春で教員免許失効の男採用、女子生徒被害に 三重 [asahi.com]
Re: (スコア:0)
まあ、論文の件は個人的な問題に過ぎないので仕方ないで済ませても良いと思う。
しかし経歴詐称の人間を雇ったとなれば自校の経営問題にも成り得る話。
そこで信頼性はともあれ置いておいても、その確認が簡単に出来そうな人間ですらノーチェックってのはどういう事か。
NASAと該当国のオリンピック委員会に質問を出せば良いだけなのに。
誰がそれをするか (スコア:1)
NASAと該当国のオリンピック委員会に質問を出せば良いだけなのに。
ま、そうなんだけど。
付き合いのない、同業ですらない、その上外国の組織に問い合わせを出すのは実際にはなかなか大変なので…。まして当該国のオリンピック委員会なんて連絡先を知るだけでも一苦労かと。
そしてそのそれなりに手の掛かる仕事を誰が担当するのかと言う問題も。
事務とかそういう非定形業務は嫌がりそうだし、教授以下も研究資金獲得活動や人員削減であんまり時間がないことが多いし…。
規模 (スコア:1)
助教って昔の言い方では助手ですが、会社で言えばヒラ社員ですからねぇ。
採用数が少ないから多少は手をかけられるとしても採用サイドの人員も会社ほどはいないので
程度問題で…。
大学は全体では大きな組織ですが、
学科や研究室/講座は中小企業以下の規模ですからねぇ。