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以前に論文を投稿したところから「この論文の参考文献にお前の論文が入ってるから読んでくれ」と査読依頼があり、何となく引き受けた。冒頭からなにやら鈍くさい英語で、やたらとくどくど関係代名詞が使われていたり、文章の繋がりが綺麗に行ってなかったりと、もうちょっとスマートに表現できないかこれは・・・とか思いながら読み進める内にはたと気付いた。昔、自分が書いた文章だorz
ちゃんとチェックしてみたところ、査読が回ってきたその論文の書き出し半ページほどは、参考文献に挙げて頂いていた私の著作の書き出し半ページの丸々コピペ。どうせならもうちょい英語の上手い論文からコピペすりゃいいのに。査読割り当て担当の方がそれと気付いて割り振ったのだとしたら、何とも人の悪いことでφ(..)メモメモ とか思った。
> 論文の書き出し半ページほどは、参考文献に挙げて頂いていた私の著作の書き出し半ページの丸々コピペ。
同じ分野の研究だと、書き出し半ページくらいはほとんど似たような内容で同様の論理展開になり、オリジナリティーもないので、他者の論文を「参考にする」のは十分ありえることです。それが同じ研究室の先輩/後輩くらいだと、ほとんど同じということさえあるでしょう。
関係者ではなく、しかも「丸々コピペ」となると、ちょっとアレすぎて弁護のしようがないですが。#パクリでなくても論理展開が似ていることはあるので、自分だと気付く自信はない。
もし前半がまるまるパクリでも、後半の独自研究部分が十分すぐれているならば、「前半がXXの論文と文章が似すぎているので書き直せ」って指示をだして終わりという気もします。
盗用に関しては、肯定も否定もせず、というところでしょうか。このブログを信じれば、退職の手続きは始めたようですので早晩東大からは去るのでしょう。退職という形になるのか、懲戒免職になるのかはわかりませんが。
この本人のページのタイトルの下の文言は、「創造力で見つめた宇宙 そこは夢をかなえる無限の世界だった。」様々な疑惑が噴出している今見ると、ありもしない経歴・論文・研究内容を「創造」し、著書を売り高額なセミナーを開催し著名人と親交を深めるという「夢」を叶えた無限の世界だったというオチなのでしょうかね。
夢から覚めるために、本人からの真摯な説明を希望します。
審査・査読は基本、盗用のチェックよりも内容のチェックでしょう。
一定の能力レベルに達しているか見るだけだから、内容が十分な深さなら授与するのは特に問題ないかと。そこはあくまで入口ですから。しかし、その後もキャリアを重ねていくのなら門を潜る度にチェックがかかります。そしていつかは捕まります。盗用した論文をベースに活動拠点を築いているのだから、盗用が発覚する可能性もかなり高いわけです。
捕まったこと自体は科学の検証プロセスが機能している証と考えていいかと。次はそれまでに潜った「門」側の目利き度が検証される番です。盗用のチェックではなく、内容をどう読んだのか、です。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
盗用され経験(オフトピ) (スコア:5, 参考になる)
以前に論文を投稿したところから「この論文の参考文献にお前の論文が入ってるから読んでくれ」と査読依頼があり、何となく引き受けた。冒頭からなにやら鈍くさい英語で、やたらとくどくど関係代名詞が使われていたり、文章の繋がりが綺麗に行ってなかったりと、もうちょっとスマートに表現できないかこれは・・・とか思いながら読み進める内にはたと気付いた。昔、自分が書いた文章だorz
ちゃんとチェックしてみたところ、査読が回ってきたその論文の書き出し半ページほどは、参考文献に挙げて頂いていた私の著作の書き出し半ページの丸々コピペ。どうせならもうちょい英語の上手い論文からコピペすりゃいいのに。査読割り当て担当の方がそれと気付いて割り振ったのだとしたら、何とも人の悪いことでφ(..)メモメモ とか思った。
Re:盗用され経験(オフトピ) (スコア:1)
> 論文の書き出し半ページほどは、参考文献に挙げて頂いていた私の著作の書き出し半ページの丸々コピペ。
同じ分野の研究だと、書き出し半ページくらいはほとんど似たような内容で同様の論理展開になり、オリジナリティーも
ないので、他者の論文を「参考にする」のは十分ありえることです。それが同じ研究室の先輩/後輩くらいだと、ほとんど
同じということさえあるでしょう。
関係者ではなく、しかも「丸々コピペ」となると、ちょっとアレすぎて弁護のしようがないですが。
#パクリでなくても論理展開が似ていることはあるので、自分だと気付く自信はない。
もし前半がまるまるパクリでも、後半の独自研究部分が十分すぐれているならば、
「前半がXXの論文と文章が似すぎているので書き直せ」
って指示をだして終わりという気もします。
Re:盗用され経験(オフトピ) (スコア:1, 参考になる)
アニリール・セルカン氏のブログ
http://blog.anilir.net/ [anilir.net]
2010.03.06 Saturday 03:53
Re: (スコア:0)
盗用に関しては、肯定も否定もせず、というところでしょうか。
このブログを信じれば、退職の手続きは始めたようですので早晩東大からは去るのでしょう。
退職という形になるのか、懲戒免職になるのかはわかりませんが。
この本人のページのタイトルの下の文言は、
「創造力で見つめた宇宙 そこは夢をかなえる無限の世界だった。」
様々な疑惑が噴出している今見ると、ありもしない経歴・論文・研究内容を「創造」し、
著書を売り高額なセミナーを開催し著名人と親交を深めるという「夢」を叶えた無限の世界
だったというオチなのでしょうかね。
夢から覚めるために、本人からの真摯な説明を希望します。
アニリールセルカン (スコア:0)
Re: (スコア:0)
他人の論文が盗用されたかどうかなんて
査読を担当したか自身の研究で参照していなければ
気付かないですよ!って事ですかね?
だから盗用やコピーを検出するソフトが
大真面目で研究/開発されているのですね・・・
Re: (スコア:0)
審査・査読は基本、盗用のチェックよりも内容のチェックでしょう。
一定の能力レベルに達しているか見るだけだから、内容が十分な深さなら授与するのは特に問題ないかと。
そこはあくまで入口ですから。しかし、その後もキャリアを重ねていくのなら門を潜る度にチェックが
かかります。そしていつかは捕まります。盗用した論文をベースに活動拠点を築いているのだから、盗用が
発覚する可能性もかなり高いわけです。
捕まったこと自体は科学の検証プロセスが機能している証と考えていいかと。
次はそれまでに潜った「門」側の目利き度が検証される番です。盗用のチェックではなく、
内容をどう読んだのか、です。