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パクリ探しが、ネットの暇を持て余している正義ぶりたい人たちの草刈場になっているのが残念です。
作者は明らかに流用したのでしょうが、どの程度までが許されるのか?がはっきりしないまま、事が進行している事に歯止めの効かなさを感じます。
特に出典を明記せずに資料の流用が多いと思われる時代小説家などは、この基準を適用されると困るんじゃないかなぁ…
この辺にぶら下げるのが適切かな。既に冷静なコメントもつき始めたので簡単に振り返っておきますが、少なくとも今回話題になっているラノベはアイデアの盗作ではなく、表現の盗作です。アイデア(設定、話の筋、キャラクター造形、世界観、名前、トリックなどなど)ではなく、数行にわたって表現がほぼ同じ箇所が複数でているのが、盗作として話題になりました。# 例えば「バカとテストと召喚獣」は、成績でクラス分けされて待遇が変わる学校での群像劇ですが、「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」は2つの生徒会を巡る群像劇です。# 読めば判るけど、両方ともまあ可もなく不可もなくなラノベ。お話そのものは似ていない。
これは、小説の盗作騒動と言うよりは、漫画のトレース騒動に非常に近いものです。そして、これは編集の信用に関わる問題であって、ネットの圧力とは関係ありません。
今後(既に?)法的には問題のない軽微な類似程度で槍玉に挙げられ「ネットの声」に圧されて作家生命を奪われる人が多く出てくるのではないかと危惧します。
「ネットの声」を過大評価しすぎです。昨今の出版事情を考えると、少なくとも小説作家を「危険そうだから切ろう」と考えるような編集は存在しません。いくらでも代えのきくような状況には無いからです。また、「ネットの声」に圧されて回収するような体力のある出版社も、また存在しません。商売でやっている以上、そこには「噂を放置した場合の信用」と「回収にかかる費用」との費用対効果計算が存在するからです。
その為、本質的にこれは・見抜けなかったのか、黙認したのか、という編集の立場という問題に落ち着きます。# ざっくり言えば「いや〜似ちゃってすみません」で笑って済ませられるのか、「おいそりゃマズイだろ」と編集が冷たい目で見られるか。# 日本は訴訟社会ではないので「訴えられたら負ける」よりも「業界でどう見られるか」が重要です。
今回は、編集の立場が極端に悪くなりかねないくらいの状況だったので、お詫びと回収としているわけです。単に「パクリだ!盗作だ!」なんて騒ぎは、良くあることなので誰も気にしません。キャラクターがそっくりだったり、しつこいくらいのパロディなんてのはラノベでは良くある話です。みんな笑って済ませます。
繰り返しになりますが、単に似ているだけで作家を使いつぶせるような余裕のある業界ではありません。# ほぼ売れてからお詫びを出したので「ケジメはつけるので勘弁してください」なんだろうな、と:-P# 既存の小説を引き写さなければ書けない作家を使い続けるか否か、って問題もあるけど些細なこと。
***オフトピになるけど、もしも作家生命を奪いたくないなら
無関係の第三者は第三者らしく当事者に通報する程度にしておくべきだと思います。
とかは止めた方が良いと思うけど。外野がわいわい騒いでる間は編集とか作家間の話し合いでなあなあで済ませられるけど、通報があると無視しづらいから。# 社会において「通報があったのに無視する」というのは「許可した」のと同義。だからこその公開質問状とかなわけであって。
商売でやっている以上、そこには「噂を放置した場合の信用」と「回収にかかる費用」との費用対効果計算が存在するからです。
実際に回収をやったことがある中の人からちょっと補足。 書籍の回収は通常の返品ルートに載せるだけだから、追加費用は発生しません。発生するのは取次、大手書店やチューン本部へ送る「回収のお願い」の紙代や送信費ぐらい。 本来売れたであろうはずの販売収入がゼロになるのは損といえば損だけど、昨今の初刷部数の低下と高返品率が逆に幸いして大騒ぎするほどのことでもない。 「費用」が小さいなら「信用」を取るのが賢明な措置なので、簡単に回収するわけです。
それって、「本屋から見て」費用が発生しないだけでは?裁断・破棄とかって量に対して金かかってませんでしたっけ。最近の状況は知らないんで違ってるかも知れませんが。
本来売れたであろうはずの販売収入がゼロになるのは損といえば損だけど、昨今の初刷部数の低下と高返品率が逆に幸いして大騒ぎするほどのことでもない。
~大賞受賞!みたいなやつは、そこそこ損するはずです。風の便りに聞いた話では3万部越えて刷ってたみたいですし、売れ行きは良かったみたいですし。1千万からの機会損失は許容できないんじゃないかなあ。# なので、売れきったところでのお詫びと回収だったんじゃないかなあと。邪推ですが:-P
# 返本制度のせいで、回収が完璧に行われるのが絶版モノの困ったところ。# 一時期はやった書籍扱いのゲームとかが絶版後、完全に本屋から無くなったりとか。
「僕と彼女が…」の検証サイト[ http://www26.atwiki.jp/aikawajyou/pages/13.html [atwiki.jp] ]見てきたけど、指摘されてる範囲ではそんな明白に剽窃と言えるかなぁという感じが…。「似てる」レベルでは雰囲気や単語が似てるところもあるけど、検証サイトの引用ではマッチする単語やフレーズが短すぎて剽窃と認定するにはこじつけっぽい。誰でも使いそうな割と慣用的な言い回しとかもやり玉に挙がってるような…。(それで完全にマッチしない部分を「劣化コピー」とけなしてるのがなぁ。)
小説の読み味や言い回しが既成作家に似すぎていて作家のオリジナリティが低く読者に訴えるものがない、ウリがないという問題はひょっとしたらあるかもしれない。(作品を通読してないのでなんともいえないが)が、著作権法の判例では相当似てないと中々認められないって話を弁理士をしてる父から聞いたこともあるので、法的に問題になるのが「明白」といえるほど似てるかはかなり疑問じゃないかと思った。
いやいや、抜粋だけ見ると強引に感じるかもしれないけど、読んでみると「バカテス」だけじゃなく他のラノベの真似ばっかりなんだわ、これが。定番ネタでもパロディでもなくただの真似。文体も会話もうんざりするほど真似ばかり。ストーリー自体はそこそこ面白いんだが、それを台無しにして有り余るレベル。というかもう、これにOK出した編集者は転職すべきだな。
#半可通が○○は××のパクリとか騒ぐのは俺も嫌いだけどさ、読みもしないで擁護するのはどうかと思う
その作品自身の擁護というより、主張が強引なことが気になっただけだから。
作品の価値を落とすという意味でのパクリと著作権上実際に裁判で負けるレベルの剽窃には差があるわけです。前者は単なる批評なので主観的な印象で十分だけど、後者は法的な結果を伴うのである程度の客観性が必要。例えば文字列的にかなりの長さでマッチ(多少の曖昧マッチは認めるにせよ)してることや、マッチした部分が慣用表現ではないことなどが言えないと難しいと思うのですよ。
出版社の回収は後者のリスクだけでなく、前者のような評価とそこから広がる風評も配慮するだろうから必ずしも後者を認めた証拠にはならないしね。
だから作品的に台無しだとか、編集者は失格という話については批評の範疇なので特にコメントすることはないです。
暇な人が持て余した時間を使って勝手に調べる分には個人の自由なのでは?
勝手に調べてくれる分には楽でいいんじゃないですか暇な人が黒だと主張しようが、それを見た当事者が白だと思えばそれで終わる話ですし
いくらでも、の証明しないと
で、それは非のあるなしに関係なかったんですか?
時代小説のパクリってどんなの?具体例を出してもらわないと、ちょっと判断しづらい。
えーっと、詳しく作品名を出すと俺の身がヤバイからヒントだけ書くぜ。・身分を隠した偉い人・事件発生・悪者と格闘・悪者開き直り・身分開示で事件解決
# 暴れん坊だったり、印籠出してみたり、入れ墨見せたり
古典的なこれなんか、かなりキツイですね。
・いろいろあった・結ばれた
三国志とか設定だけパクリで原型をとどめてないのもどうかと思うが。
最近では、物語の構造も「パクリ」って言うの?それをNGって言う人がいるなら、興味があるから知りたい。人でも出版社でも良いから教えて下さい。
# なんか、パクリを指摘する人や対処を検討する人を# 白痴とでも思ってるんだろうか・・・。
構造(?)も構成もパクリにはならないでしょう。んなこと言ったら「起承転結」の構成をみんなパクッてることになる。(最近は次回にひっぱるために「承転結起」になりがちだけど)
大丈夫、「序破急」にしてるから。
時代小説に出典はいらんよ。それは舞台が過去と言うだけの純粋な小説だ。歴史小説ならあったほうがいいが、「小説」に要出典付けるのも無粋。エピソードが歴史上の定説であるなら創作物ではないから、盗作という概念は適用できない。よって誰も困らない。
業界人同士の話ならそれで済むんでしょうが、今回は一般人である第三者が指摘しているのですから、「業界内の常識だから」では済まないであろうという事です。
時代小説では無いですが、マンガ業界では写真トレスやあるいはマンガの構図のトレスなどは一部の著作権者からクレームが付いた件を除き、盗作であるとは考えていなかったのですが。同じような第三者からの指摘を受けて末次由紀は著書を絶版にされ、活動を休止せざるを得なくなりました。無粋も慣例も通用しないという事です。
個人的な意見としては、両方の著者と出版社を入れて話し合いにして、流用された側の著者が許せば次の刷りから巻末に注釈を入れるなどで続刊でかまわなかったと思うんですけどね。変に社会問題化させて、新聞に取り上げられるまでにしてしまうのは、下策だと思います。業界レベルで済ませるべきだったと。
自身があくまで外野であり、騒ごうがなにしようが結局は当事者間の問題だということを分かった上でやるなら問題ないと思います。領分を弁えずに、模倣された(とされている)作者の気持ちを勝手に推測し始めちゃったり、代弁するかのようなことを言い出したりしなければ。
>> そもそも公に販売・発表されてる作品について、パクリを指摘することも騒ぐことも問題ないだろ。
パクリを指摘するのはアリだとしても、(見つけた本人やその外野が)騒ぐことは問題。(ことの重大性にも依るが)需要家が騒ぐのは大人の対応じゃない。全部が固有名詞の焼き直しで貫かれているのならともかく、まとめサイトの比較で見ても「何だか似ているなぁ」程度で、対比が無かったら分からんよ。(特に『ユヴェール学園諜報科』の方。)
そして出版社に通報して、その通報のレスポンスが無いと通報先まで吊るし上げるのよね。(通報した先の出版社がダンマリを決め込んだら不愉快で
> そして出版社に通報して、その通報のレスポンスが無いと通報先まで吊るし上げるのよね。
当たり前じゃん。著作権者が放置する=黙認するってのは、著作権者自身がパクリの共犯になるってことなんだから。つまり、著作権者自身が自分の著作物の権利を侵害してるってことだ。著作権者だったら自身の著作権を侵害していいわけは無いだろと
こういう著作権者としての義務を果たさない馬鹿著作権者が増えるから、著作権侵害を親告罪でなくして著作権者自身も自身の著作物に対する著作権侵害を問えるようにしようって動きが発生するわけだ。
時代劇や歴史小説には往々にして出典が付いているけど?無いと思っている方が少々不自然と思う位に。
こういう比較作業って、アスペルガーの方々は得意そうね。でも悪いのは、自分で調べたわけでない比較結果で祭りを起こしたがる人々よね。
ネットにより発言力が平準化されて、いじめられっ子がいじめっ子になりたがってるだけな気がするような最近の風潮。そんなマイノリティをサイレントマジョリティとして扱うのはどうかと思うんだ。うん。
著作権的には、「他人の著作権を侵害している」と声高に主張することが原著作権者の権利を侵害している、ってことになるケースもあるんですよ。
一言一句全く同じというのでもなければ、「明らかにパクリと分かるような物」なんて「正義ぶりたい人たち」の思い込みである可能性は否定できないような…。
盗作により自社ブランドを傷つけられた被害者であるのは確か。
基本的に著作物の盗作のネタなんてのは飽くまで著者の頭の中に有る物。だから会社としては自己申告を信じるしか無い。作家一人一人に専属で一人付けて24時間何を見聞きしているか監視する訳にもいかないのだから。
>特に出典を明記せずに資料の流用が多いと思われる時代小説家などは「他にもやっている奴が居る(から俺の好きなラノベは悪くない)」ですか?時代小説って読めば解るが出典を記述することは多いですよ。(実は時代小説ほとんど読んでなくてイメージで言っているのじゃ?)それが他人の小説であっても。宮本武蔵関連なんかだと史実でなく吉川作品がベースとかモロに言っていたりするのも有ります。そもそも、元の出典により何が正であるのかすらひっくり返るからね。
当事者を吊るしてウサを晴らすのが目的で、被害者のこととかは本当はどうでもいいくせに、今度は「自社ブランドを傷つけられた」ですか?色んな物を笠に着ますね。
だいたい盗作を受けた著者に連絡を取りましたか?著者から「相手の出版社に抗議して絶版にしてくれ」と頼まれました?
被害者である著者に興味も配慮も無いネットの盗作糾弾なんて、暇つぶし以外の何ものでも無いでしょ。
貴方が第三者の盗作を問題にする人間が嫌いな事はよくわかりますが、もう少し冷静になられてはいかがでしょうか?
盗作を行った作家が悪であることに変わりはないし、被害者が訴えていなくても悪事は悪事です。訴えられないと犯罪者にならないだけで、法的にも問題がある行為です。逆に、第三者が他者の盗作行為を問題にすること自体は、法的にも問題ありません。
また、絶版にするかどうかはその問題を鑑みて出版社が決めることであり、第三者には絶版にする力などありません。
似ているだけで問題ないと考えるなら(たとえば他のコメントにあった「イキガミ」のように)作者も出版社も「問題なし」としてそのまま続行すればいいだけでしょう。現実に、問題がないと判断されている物は、そういう対応が取られています。
貴方は出版社の立場も分からないし、被害者のこともどうも考えてないようですが。
盗作を受けた著者に連絡を取ったりすればそれこそビジネス的には信用は無くなるよ。身内と部外者で対処する時に、まずは身内から対処を行うのが社会的な行動では基本な。まずは相手の手間を前提して面倒を押し付けてどうとでもなるのは、社会との接点がネット程度しかないときだけだよ。
被害者に対して「そのまま出して良いですか?」なんてのは無茶苦茶だね。もし関連の出版社から出ているのなら「泣き寝入りしろ」ってのと同じ話だからな。
んー、なんか傍目にもあからさまに噛み合ってないんじゃありませんか。#1791455や#1791714が話してる(つもりの)相手は「盗作と騒ぎ立てる(権利関係のない)第三者」であって「出版社」じゃないでしょう。
今回の2例で言うと、
ネットで盗作が発覚 →何らかの経路で担当者が知る →担当者が作者問い詰める →作者認める →出版社内部のあれこれを通って出荷停止等が決まる
…という流れでしょ?担当者が「いや、これ、盗作じゃねぇだろ」と思えば、そこで止まるし、作者が「違います」と言えば、無理のある言い訳でない限り、止まる。
ただ本当に「作者が認めた」んですかね?「作者が認めさせられた」かもしれないですよ。
ラノベ作家なんて何十人も出るし、1巻出して終わりのレベルの作家だったら切り捨てて「確かに編集のチェック漏れはありましたけど、盗作した作者が全面的に悪いんです」って事した方が楽な気が。
レーベルや会社のイメージダウンとか、何年にも訴訟って事になるよりは、新人一人切った方が手っ取り早い。
電撃文庫の今月と来月の新作が 9。その内新人がどれだけかは分からないけど、年間数十人はいるでしょう。シリーズ化されるのは一握りだろうし。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:0, すばらしい洞察)
パクリ探しが、ネットの暇を持て余している正義ぶりたい人たちの草刈場になっている
のが残念です。
作者は明らかに流用したのでしょうが、どの程度までが許されるのか?がはっきりしな
いまま、事が進行している事に歯止めの効かなさを感じます。
特に出典を明記せずに資料の流用が多いと思われる時代小説家などは、この基準を適用
されると困るんじゃないかなぁ…
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, すばらしい洞察)
今回の2件は私の知る限り著作権法上でも著作権侵害と認められるレベルの明白な盗作のようですが、
今後(既に?)法的には問題のない軽微な類似程度で槍玉に挙げられ
「ネットの声」に圧されて作家生命を奪われる人が多く出てくるのではないかと危惧します。
無関係の第三者は第三者らしく当事者に通報する程度にしておくべきだと思います。
本質はそこではありません(Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:4, 興味深い)
この辺にぶら下げるのが適切かな。
既に冷静なコメントもつき始めたので簡単に振り返っておきますが、
少なくとも今回話題になっているラノベはアイデアの盗作ではなく、表現の盗作です。
アイデア(設定、話の筋、キャラクター造形、世界観、名前、トリックなどなど)ではなく、数行にわたって表現がほぼ同じ箇所が複数でているのが、盗作として話題になりました。
# 例えば「バカとテストと召喚獣」は、成績でクラス分けされて待遇が変わる学校での群像劇ですが、「俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長」は2つの生徒会を巡る群像劇です。
# 読めば判るけど、両方ともまあ可もなく不可もなくなラノベ。お話そのものは似ていない。
これは、小説の盗作騒動と言うよりは、漫画のトレース騒動に非常に近いものです。
そして、これは編集の信用に関わる問題であって、ネットの圧力とは関係ありません。
「ネットの声」を過大評価しすぎです。
昨今の出版事情を考えると、少なくとも小説作家を「危険そうだから切ろう」と考えるような編集は存在しません。
いくらでも代えのきくような状況には無いからです。
また、「ネットの声」に圧されて回収するような体力のある出版社も、また存在しません。
商売でやっている以上、そこには「噂を放置した場合の信用」と「回収にかかる費用」との費用対効果計算が存在するからです。
その為、本質的にこれは
・見抜けなかったのか、黙認したのか、という編集の立場
という問題に落ち着きます。
# ざっくり言えば「いや〜似ちゃってすみません」で笑って済ませられるのか、「おいそりゃマズイだろ」と編集が冷たい目で見られるか。
# 日本は訴訟社会ではないので「訴えられたら負ける」よりも「業界でどう見られるか」が重要です。
今回は、編集の立場が極端に悪くなりかねないくらいの状況だったので、お詫びと回収としているわけです。
単に「パクリだ!盗作だ!」なんて騒ぎは、良くあることなので誰も気にしません。
キャラクターがそっくりだったり、しつこいくらいのパロディなんてのはラノベでは良くある話です。みんな笑って済ませます。
繰り返しになりますが、単に似ているだけで作家を使いつぶせるような余裕のある業界ではありません。
# ほぼ売れてからお詫びを出したので「ケジメはつけるので勘弁してください」なんだろうな、と:-P
# 既存の小説を引き写さなければ書けない作家を使い続けるか否か、って問題もあるけど些細なこと。
***
オフトピになるけど、もしも作家生命を奪いたくないなら
とかは止めた方が良いと思うけど。
外野がわいわい騒いでる間は編集とか作家間の話し合いでなあなあで済ませられるけど、通報があると無視しづらいから。
# 社会において「通報があったのに無視する」というのは「許可した」のと同義。だからこその公開質問状とかなわけであって。
Re:本質はそこではありません(Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, 参考になる)
商売でやっている以上、そこには「噂を放置した場合の信用」と「回収にかかる費用」との費用対効果計算が存在するからです。
実際に回収をやったことがある中の人からちょっと補足。
書籍の回収は通常の返品ルートに載せるだけだから、追加費用は発生しません。発生するのは取次、大手書店やチューン本部へ送る「回収のお願い」の紙代や送信費ぐらい。
本来売れたであろうはずの販売収入がゼロになるのは損といえば損だけど、昨今の初刷部数の低下と高返品率が逆に幸いして大騒ぎするほどのことでもない。
「費用」が小さいなら「信用」を取るのが賢明な措置なので、簡単に回収するわけです。
Re:本質はそこではありません(Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:2)
それって、「本屋から見て」費用が発生しないだけでは?
裁断・破棄とかって量に対して金かかってませんでしたっけ。最近の状況は知らないんで違ってるかも知れませんが。
~大賞受賞!みたいなやつは、そこそこ損するはずです。
風の便りに聞いた話では3万部越えて刷ってたみたいですし、売れ行きは良かったみたいですし。
1千万からの機会損失は許容できないんじゃないかなあ。
# なので、売れきったところでのお詫びと回収だったんじゃないかなあと。邪推ですが:-P
# 返本制度のせいで、回収が完璧に行われるのが絶版モノの困ったところ。
# 一時期はやった書籍扱いのゲームとかが絶版後、完全に本屋から無くなったりとか。
Re: (スコア:0)
編集・出版社はネットの不当な盗作嫌疑には影響されないのでしょう。
ですが盗作疑惑をかけられ責め立てられた作者の心情はどうでしょうか?
全く気にしない人もいるかもしれません。
ですが心折れる人もいるでしょう。
私はそれを心配します。
>外野がわいわい騒いでる間は編集とか作家間の話し合いでなあなあで済ませられるけど、通報があると無視しづらいから。
外野がわいわい騒いでいたらまず間違いなくそのうち誰か一人は当事者に通報していると思うんです。
ネットで騒ごうが騒がなかろうが気づいた人がいれば通報はされますよ。
「僕と彼女が…」の検証サイト見てきた感想 (スコア:1)
「僕と彼女が…」の検証サイト[ http://www26.atwiki.jp/aikawajyou/pages/13.html [atwiki.jp] ]見てきたけど、
指摘されてる範囲ではそんな明白に剽窃と言えるかなぁという感じが…。
「似てる」レベルでは雰囲気や単語が似てるところもあるけど、
検証サイトの引用ではマッチする単語やフレーズが短すぎて剽窃と認定するにはこじつけっぽい。
誰でも使いそうな割と慣用的な言い回しとかもやり玉に挙がってるような…。
(それで完全にマッチしない部分を「劣化コピー」とけなしてるのがなぁ。)
小説の読み味や言い回しが既成作家に似すぎていて作家のオリジナリティが低く読者に訴えるものがない、ウリがないという問題はひょっとしたらあるかもしれない。
(作品を通読してないのでなんともいえないが)
が、著作権法の判例では相当似てないと中々認められないって話を弁理士をしてる父から聞いたこともあるので、
法的に問題になるのが「明白」といえるほど似てるかはかなり疑問じゃないかと思った。
Re: (スコア:0)
いやいや、抜粋だけ見ると強引に感じるかもしれないけど、
読んでみると「バカテス」だけじゃなく他のラノベの真似ばっかりなんだわ、これが。
定番ネタでもパロディでもなくただの真似。文体も会話もうんざりするほど真似ばかり。
ストーリー自体はそこそこ面白いんだが、それを台無しにして有り余るレベル。
というかもう、これにOK出した編集者は転職すべきだな。
#半可通が○○は××のパクリとか騒ぐのは俺も嫌いだけどさ、読みもしないで擁護するのはどうかと思う
Re:「僕と彼女が…」の検証サイト見てきた感想 (スコア:1)
その作品自身の擁護というより、主張が強引なことが気になっただけだから。
作品の価値を落とすという意味でのパクリと著作権上実際に裁判で負けるレベルの剽窃には差があるわけです。
前者は単なる批評なので主観的な印象で十分だけど、後者は法的な結果を伴うのである程度の客観性が必要。
例えば文字列的にかなりの長さでマッチ(多少の曖昧マッチは認めるにせよ)してることや、
マッチした部分が慣用表現ではないことなどが言えないと難しいと思うのですよ。
出版社の回収は後者のリスクだけでなく、前者のような評価とそこから広がる風評も配慮するだろうから必ずしも
後者を認めた証拠にはならないしね。
だから作品的に台無しだとか、編集者は失格という話については批評の範疇なので特にコメントすることはないです。
Re: (スコア:0)
暇な人が持て余した時間を使って勝手に調べる分には個人の自由なのでは?
勝手に調べてくれる分には楽でいいんじゃないですか
暇な人が黒だと主張しようが、それを見た当事者が白だと思えばそれで終わる話ですし
Re: (スコア:0)
非のあるなし関係なくネットイナゴの圧力で潰されたって例は幾らでもあるでしょう
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re: (スコア:0)
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, すばらしい洞察)
いくらでも、の証明しないと
Re: (スコア:0)
盗作騒ぎで潰された例じゃないですよ
ネットイナゴに潰された例です
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1)
で、それは非のあるなしに関係なかったんですか?
Re: (スコア:0)
時代小説のパクリってどんなの?
具体例を出してもらわないと、ちょっと判断しづらい。
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:5, おもしろおかしい)
時代小説のパクリってどんなの?
具体例を出してもらわないと、ちょっと判断しづらい。
えーっと、詳しく作品名を出すと俺の身がヤバイからヒントだけ書くぜ。
・身分を隠した偉い人
・事件発生
・悪者と格闘
・悪者開き直り
・身分開示で事件解決
# 暴れん坊だったり、印籠出してみたり、入れ墨見せたり
Re: (スコア:0)
古典的なこれなんか、かなりキツイですね。
・いろいろあった
・結ばれた
Re: (スコア:0)
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:2)
三国志とか
設定だけパクリで
原型をとどめてないのも
どうかと思うが。
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
こう?
Re: (スコア:0)
最近では、物語の構造も「パクリ」って言うの?
それをNGって言う人がいるなら、興味があるから知りたい。
人でも出版社でも良いから教えて下さい。
# なんか、パクリを指摘する人や対処を検討する人を
# 白痴とでも思ってるんだろうか・・・。
Re: (スコア:0)
構造(?)も構成もパクリにはならないでしょう。
んなこと言ったら「起承転結」の構成をみんなパクッてることになる。
(最近は次回にひっぱるために「承転結起」になりがちだけど)
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, おもしろおかしい)
大丈夫、「序破急」にしてるから。
Re: (スコア:0)
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, 参考になる)
Re: (スコア:0)
時代小説に出典はいらんよ。それは舞台が過去と言うだけの純粋な小説だ。
歴史小説ならあったほうがいいが、「小説」に要出典付けるのも無粋。
エピソードが歴史上の定説であるなら創作物ではないから、盗作という概念は適用できない。
よって誰も困らない。
Re: (スコア:0)
業界人同士の話ならそれで済むんでしょうが、今回は一般人である第三者が
指摘しているのですから、「業界内の常識だから」では済まないであろうと
いう事です。
時代小説では無いですが、マンガ業界では写真トレスやあるいはマンガの構
図のトレスなどは一部の著作権者からクレームが付いた件を除き、盗作であ
るとは考えていなかったのですが。同じような第三者からの指摘を受けて末
次由紀は著書を絶版にされ、活動を休止せざるを得なくなりました。無粋も
慣例も通用しないという事です。
個人的な意見としては、両方の著者と出版社を入れて話し合いにして、流用
された側の著者が許せば次の刷りから巻末に注釈を入れるなどで続刊でかま
わなかったと思うんですけどね。変に社会問題化させて、新聞に取り上げら
れるまでにしてしまうのは、下策だと思います。業界レベルで済ませるべき
だったと。
Re: (スコア:0)
業界内でなあなあで済ませてしまうから、それが大きな問題になるという考えすら浮かびにくくなることこそが問題なのだろう。
第三者がライセンス違反を見つけても声高に責め立てるのと似たようなもんだろ。
Re: (スコア:0)
業界内でなあなあで済ませても何の問題もないでしょう。
当事者たる盗作された人を蔑ろにして外野だけで大騒ぎする。
ネットでのパクリ探しはそこが問題だと思っています。
あくまで仮の話ですが盗作されていた人が内々で処理することを望んでいたとしても
公けにして糾弾するのが善だと思いますか?
Re: (スコア:0)
そもそも公に販売・発表されてる作品について、パクリを指摘することも騒ぐことも問題ないだろ。
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1, すばらしい洞察)
自身があくまで外野であり、騒ごうがなにしようが結局は当事者間の問題だということを分かった上でやるなら問題ないと思います。
領分を弁えずに、模倣された(とされている)作者の気持ちを勝手に推測し始めちゃったり、代弁するかのようなことを言い出したりしなければ。
Re: (スコア:0)
>> そもそも公に販売・発表されてる作品について、パクリを指摘することも騒ぐことも問題ないだろ。
パクリを指摘するのはアリだとしても、(見つけた本人やその外野が)騒ぐことは問題。
(ことの重大性にも依るが)需要家が騒ぐのは大人の対応じゃない。
全部が固有名詞の焼き直しで貫かれているのならともかく、まとめサイトの比較で見ても「何だか似ているなぁ」程度で、対比が無かったら分からんよ。(特に『ユヴェール学園諜報科』の方。)
そして出版社に通報して、その通報のレスポンスが無いと通報先まで吊るし上げるのよね。
(通報した先の出版社がダンマリを決め込んだら不愉快で
Re: (スコア:0)
> そして出版社に通報して、その通報のレスポンスが無いと通報先まで吊るし上げるのよね。
当たり前じゃん。
著作権者が放置する=黙認するってのは、著作権者自身がパクリの共犯になるってことなんだから。
つまり、著作権者自身が自分の著作物の権利を侵害してるってことだ。
著作権者だったら自身の著作権を侵害していいわけは無いだろと
こういう著作権者としての義務を果たさない馬鹿著作権者が増えるから、著作権侵害を親告罪でなくして著作権者自身も自身の著作物に対する著作権侵害を問えるようにしようって動きが発生するわけだ。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
時代劇や歴史小説には往々にして出典が付いているけど?
無いと思っている方が少々不自然と思う位に。
Re: (スコア:0)
こういう比較作業って、アスペルガーの方々は得意そうね。
でも悪いのは、自分で調べたわけでない比較結果で祭りを起こしたがる人々よね。
ネットにより発言力が平準化されて、いじめられっ子がいじめっ子になりたがってるだけな気がするような最近の風潮。
そんなマイノリティをサイレントマジョリティとして扱うのはどうかと思うんだ。うん。
Re: (スコア:0)
明らかにパクリと分かるような物を書くプロ意識のない「作家」が悪いんだろ。
なんでパクリを指摘する方が悪いってなるんだ?
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1)
著作権的には、「他人の著作権を侵害している」と声高に主張することが
原著作権者の権利を侵害している、ってことになるケースもあるんですよ。
Re: (スコア:0)
一言一句全く同じというのでもなければ、「明らかにパクリと分かるような物」なんて
「正義ぶりたい人たち」の思い込みである可能性は否定できないような…。
盗作された被害者ですよ (スコア:0)
盗作により自社ブランドを傷つけられた被害者であるのは確か。
基本的に著作物の盗作のネタなんてのは飽くまで著者の頭の中に有る物。
だから会社としては自己申告を信じるしか無い。
作家一人一人に専属で一人付けて24時間何を見聞きしているか監視する訳にもいかないのだから。
>特に出典を明記せずに資料の流用が多いと思われる時代小説家などは
「他にもやっている奴が居る(から俺の好きなラノベは悪くない)」ですか?
時代小説って読めば解るが出典を記述することは多いですよ。
(実は時代小説ほとんど読んでなくてイメージで言っているのじゃ?)
それが他人の小説であっても。
宮本武蔵関連なんかだと史実でなく吉川作品がベースとかモロに言っていたりするのも有ります。
そもそも、元の出典により何が正であるのかすらひっくり返るからね。
Re: (スコア:0)
当事者を吊るしてウサを晴らすのが目的で、被害者のこととかは本当はどうでもいいくせに、
今度は「自社ブランドを傷つけられた」ですか?色んな物を笠に着ますね。
だいたい盗作を受けた著者に連絡を取りましたか?著者から「相手の出版社に抗議して絶版
にしてくれ」と頼まれました?
被害者である著者に興味も配慮も無いネットの盗作糾弾なんて、暇つぶし以外の何ものでも
無いでしょ。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」になってませんか? (スコア:1, すばらしい洞察)
貴方が第三者の盗作を問題にする人間が嫌いな事はよくわかりますが、もう少し冷静になられてはいかがでしょうか?
盗作を行った作家が悪であることに変わりはないし、被害者が訴えていなくても悪事は悪事です。
訴えられないと犯罪者にならないだけで、法的にも問題がある行為です。
逆に、第三者が他者の盗作行為を問題にすること自体は、法的にも問題ありません。
また、絶版にするかどうかはその問題を鑑みて出版社が決めることであり、第三者には絶版にする力などありません。
似ているだけで問題ないと考えるなら(たとえば他のコメントにあった「イキガミ」のように)
作者も出版社も「問題なし」としてそのまま続行すればいいだけでしょう。
現実に、問題がないと判断されている物は、そういう対応が取られています。
Re: (スコア:0)
貴方は出版社の立場も分からないし、被害者のこともどうも考えてないようですが。
盗作を受けた著者に連絡を取ったりすればそれこそビジネス的には信用は無くなるよ。
身内と部外者で対処する時に、まずは身内から対処を行うのが社会的な行動では基本な。
まずは相手の手間を前提して面倒を押し付けてどうとでもなるのは、社会との接点がネット程度しかないときだけだよ。
被害者に対して「そのまま出して良いですか?」なんてのは無茶苦茶だね。
もし関連の出版社から出ているのなら「泣き寝入りしろ」ってのと同じ話だからな。
Re: (スコア:0)
んー、なんか傍目にもあからさまに噛み合ってないんじゃありませんか。
#1791455や#1791714が話してる(つもりの)相手は「盗作と騒ぎ立てる(権利関係のない)第三者」であって「出版社」じゃないでしょう。
Re: (スコア:0)
今回の2例で言うと、
…という流れでしょ?
担当者が「いや、これ、盗作じゃねぇだろ」と思えば、そこで止まるし、
作者が「違います」と言えば、無理のある言い訳でない限り、止まる。
Re:盗作された被害者による訴えでは無いのが微妙 (スコア:1)
ただ本当に「作者が認めた」んですかね?
「作者が認めさせられた」かもしれないですよ。
ラノベ作家なんて何十人も出るし、1巻出して終わりのレベルの
作家だったら切り捨てて
「確かに編集のチェック漏れはありましたけど、
盗作した作者が全面的に悪いんです」
って事した方が楽な気が。
レーベルや会社のイメージダウンとか、
何年にも訴訟って事になるよりは、新人一人切った方が手っ取り早い。
電撃文庫の今月と来月の新作が 9。その内新人がどれだけかは
分からないけど、年間数十人はいるでしょう。
シリーズ化されるのは一握りだろうし。
TomOne