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08~09年度の資料を斜め読みしたところでは、医科研からのそのような報告は見当たらなかった。倫理委か安全衛生のほうには上がっていたのだろうか?
原因はともかく、臨床実験中に起きた安全性に疑念を持たれかねないような事象については、報告として上げておくのが部局の義務のはず。ましてや08年は農場の水銀で後手後手の対応が問題となった時期でもある。ほんの些細なこと(と思っていること)でも、組織(大学)全体で情報を共有しておくことの重要性は今更語るまでもあるまい。まさか医科学研は自分達が東大の一部局にしか過ぎないことをわかっていないのだろうか。企業から
>ほんの些細なこと(と思っていること)でも、組織(大学)全体で情報を共有しておくことの重要性は今更語るまでもあるまい。
いとも簡単に言っちゃってくれてるけど、日本中の難病が集まる大学病院内で、治験中の進行癌に消化管出血があっただけで、大学全体で情報を共有するのが貴方の希望なの? 東大の規模なら、毎日毎日、臨床試験絡みだけで、経済学部とか文学部のひとたちに「ベッドから転落した、因果関係不明」とか「肺炎になった、因果関係不明」とか「血中可溶型インターロイキン2レセプターが急上昇した、因果関係不明」とか「hemophagocytic lymphohistiocytosis疑い、因果関係不明」とか何件も報告することになるけど、それで何をしてくれるの?
>消化管出血がすい臓がんの進行によるものであると「判断」しているが、あくまで現場レベル、せいぜい部局内レベルの話であり、それを裏付けるデータは出てこない。
今の時点で世界中の誰にも裏付けも否定もできるわけなかろ。そんな「判断」が出来るなら「重篤な有害事象」なんていう用語は要らない。そりゃ、ゆくゆくは、出血があった事実が論文で公開され、臨床経験が集積され、消化管出血と治療との統計的関連を、専門家が「判断」する必要がある。10年以上かけてね。あなたはアウトリーチ何とかのデータを見る以前に、治験、いや病気に関する普通の知識を身につけた方がいい。ただ、こういう、自分の知らない業界のルールを妄想で決める才能のある人が今回の記事を書いたのか、と妙に納得はさせてもらった。せめて「病院で人が死んだら公表せよ」とか言いだすのは止めてね。
>毎日毎日、臨床試験絡みだけで(中略)何件も報告することになるけど、それで何をしてくれるの?
あのー、知らないのなら黙っといてくれるかな。ベッドから患者が転落なんて起きたら、看護師が担当医師に報告を上げる。その時点で電子カルテなり何なりに記録が残るわけですよ。そしてそれがスタッフの不注意などによるものであればヒヤリハット事例として部局の安全衛生委員に報告義務が生じる。それを月次でまとめて学内の安全衛生委員会に報告。少なくとも他部局ではそれくらいのレベルの事象であってもきっちりあげてますよ。演習林でのハチ刺されなんて今年は数え切れないほどあったけど、ほとんど全部上げられてるし。他にも、チャンバー内で試験管割りましたとか電池ボックスに乾電池を+-逆に突っ込みましただの、ほんとにどーでもいいことに見えるものまで報告は上げられてきますよ。
でも、それらは一つ間違えば命の危険があるものばかり。医学部や病院は常にそれと向き合っているからといって報告を免除されるわけではない。部局内で事象の原因を切り分け、それが明確に医療行為(投薬)や病気に由来するものと言い切れないものは原則として学内委員会に報告しなければならない。そもそも病院なんて労基から3回も勧告食らうくらい管理が杜撰なので、患者の管理もそれなりの低さであることは十分推測できるが。
余談になるが以前私が共済病院に入院していたとき、夜トイレに立つため看護師さんを呼んで介助してもらいながらスリッパを履こうとしてつまづいて転んでしまったことがあった。怪我したわけではないし、病気にもまったく影響がなかったのだが念のためということで深夜だったが医師を呼んで軽く検査することになった。ここまではよくある話。翌日、担当医師が電子カルテや引継ぎでそのことを知っており、事故報告ということで当時の状況や体調などを細かく訊かれた。そしてしばらく後に院内で検討した結果を教えてもらった。それによれば看護師の介助方法や投薬の影響(貧血など)、スリッパがたまたま病院内売店で買ったものだったのでその品質や床の清掃状況まで調べたらしい。そこでわかったのが同じスリッパで複数の事故が起きており、とりあえずそのスリッパの販売をやめたとのことだった。
医科研の問題は、勝手に部局内の一部で判断して第三者に議論の余地を与えず内部で閉じてしまったことにある。因果関係不明なら不明というデータを蓄積し、出来る限りその情報にアクセスする環境を整える。それは「知の公共性」を実現する一つの方法である。専門家じゃない人間が見てもわからないから公表する必要がないなどという暴論は、国立大学では決して許されない。業界のルールなどという言葉で逃げるのもまた、卑怯と言うしかない。
政治家が政党助成金で土地買ったり無駄な公共工事にはワーワー喚く輩が、何故医科研の肩を持つのか謎である。当たり前だが国立大学の運営費交付金は税金である。つまり税金を使って臨床実験をしているのである。それなのに透明性が確保されていないから新聞記事になっている。
繰り返しになるが同レベルの事象報告は他部局ではやっていることである。医科研だけを特別扱いにすることはない。
----未だに白い巨塔を妄想してる奴がいるとは。あなたは国立大学法人の運営について少しくらいは勉強したほうがいいよ。あまりに馬鹿すぎる発言が多いから。
そもそもあなたは、「介助中の転倒」「検体取り違え」とかの安全管理上の事故と、病気の進行に伴い一定頻度で不可抗力に生じうる「症状」との区別が全く付いていない。その区別ができないのが(少なくともここでは)あなた1人だけだから、あなただけ妙な結論になってるの。謎でもなんでもなかろ。勿論「院内感染」とかの中間ゾーンなら議論の余地もあるけど、「末期消化器癌で消化管出血が1例」は、流石に明白に後者だと、少なくともあなた以外の人は思ってる。あなただけがこれを事故だと考えるから、何ら関係のない(しかも現場じゃ何ら珍しくもない)事故に関しての武勇伝を語り、関係ないから誰も書かないだけの、「事故」に関する常識を嬉々として講釈してる。
なお、あなたの体験談「看護師が介助してるのに患者転倒」、これは明白に「事故」だ。あなたのウンチク通り、急いで情報を共有し、予防策を講じるべきだな。…が、あなたの体験談は「全学」に話を回すべきとの証明にはなってない。あなたは『大学全体』とこれ以上なくはっきり述べた(院内レベルで対処した程度なら当たり前すぎる)。針刺しや転倒が1件起こるたびに、東大以外のマトモな大学なら文学部や経済学部にも情報を回して危険性を喚起しているんだという証拠を示して欲しい。
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
清木は科所長会議で弁明するのだろうか (スコア:0)
08~09年度の資料を斜め読みしたところでは、医科研からのそのような報告は見当たらなかった。
倫理委か安全衛生のほうには上がっていたのだろうか?
原因はともかく、臨床実験中に起きた安全性に疑念を持たれかねないような事象については、
報告として上げておくのが部局の義務のはず。ましてや08年は農場の水銀で後手後手の対応が問題となった時期でもある。
ほんの些細なこと(と思っていること)でも、組織(大学)全体で情報を共有しておくことの重要性は今更語るまでもあるまい。
まさか医科学研は自分達が東大の一部局にしか過ぎないことをわかっていないのだろうか。
企業から
Re:清木は科所長会議で弁明するのだろうか (スコア:1, すばらしい洞察)
>ほんの些細なこと(と思っていること)でも、組織(大学)全体で情報を共有しておくことの重要性は今更語るまでもあるまい。
いとも簡単に言っちゃってくれてるけど、日本中の難病が集まる大学病院内で、治験中の進行癌に消化管出血があっただけで、大学全体で情報を共有するのが貴方の希望なの? 東大の規模なら、毎日毎日、臨床試験絡みだけで、経済学部とか文学部のひとたちに「ベッドから転落した、因果関係不明」とか「肺炎になった、因果関係不明」とか「血中可溶型インターロイキン2レセプターが急上昇した、因果関係不明」とか「hemophagocytic lymphohistiocytosis疑い、因果関係不明」とか何件も報告することになるけど、それで何をしてくれるの?
>消化管出血がすい臓がんの進行によるものであると「判断」しているが、あくまで現場レベル、せいぜい部局内レベルの話であり、
それを裏付けるデータは出てこない。
今の時点で世界中の誰にも裏付けも否定もできるわけなかろ。そんな「判断」が出来るなら「重篤な有害事象」なんていう用語は要らない。そりゃ、ゆくゆくは、出血があった事実が論文で公開され、臨床経験が集積され、消化管出血と治療との統計的関連を、専門家が「判断」する必要がある。10年以上かけてね。
あなたはアウトリーチ何とかのデータを見る以前に、治験、いや病気に関する普通の知識を身につけた方がいい。
ただ、こういう、自分の知らない業界のルールを妄想で決める才能のある人が今回の記事を書いたのか、と妙に納得はさせてもらった。せめて「病院で人が死んだら公表せよ」とか言いだすのは止めてね。
Re:清木は科所長会議で弁明するのだろうか (スコア:1, おもしろおかしい)
>毎日毎日、臨床試験絡みだけで(中略)何件も報告することになるけど、それで何をしてくれるの?
あのー、知らないのなら黙っといてくれるかな。
ベッドから患者が転落なんて起きたら、看護師が担当医師に報告を上げる。その時点で
電子カルテなり何なりに記録が残るわけですよ。そしてそれがスタッフの不注意などに
よるものであればヒヤリハット事例として部局の安全衛生委員に報告義務が生じる。
それを月次でまとめて学内の安全衛生委員会に報告。少なくとも他部局ではそれくらいのレベルの
事象であってもきっちりあげてますよ。演習林でのハチ刺されなんて今年は数え切れないほど
あったけど、ほとんど全部上げられてるし。他にも、チャンバー内で試験管割りましたとか
電池ボックスに乾電池を+-逆に突っ込みましただの、ほんとにどーでもいいことに見えるものまで
報告は上げられてきますよ。
でも、それらは一つ間違えば命の危険があるものばかり。医学部や病院は常にそれと向き合っているからといって
報告を免除されるわけではない。部局内で事象の原因を切り分け、それが明確に医療行為(投薬)や
病気に由来するものと言い切れないものは原則として学内委員会に報告しなければならない。
そもそも病院なんて労基から3回も勧告食らうくらい管理が杜撰なので、患者の管理も
それなりの低さであることは十分推測できるが。
余談になるが以前私が共済病院に入院していたとき、夜トイレに立つため看護師さんを呼んで
介助してもらいながらスリッパを履こうとしてつまづいて転んでしまったことがあった。
怪我したわけではないし、病気にもまったく影響がなかったのだが念のためということで
深夜だったが医師を呼んで軽く検査することになった。ここまではよくある話。
翌日、担当医師が電子カルテや引継ぎでそのことを知っており、事故報告ということで
当時の状況や体調などを細かく訊かれた。そしてしばらく後に院内で検討した結果を教えてもらった。
それによれば看護師の介助方法や投薬の影響(貧血など)、スリッパがたまたま病院内売店で
買ったものだったのでその品質や床の清掃状況まで調べたらしい。そこでわかったのが同じスリッパで
複数の事故が起きており、とりあえずそのスリッパの販売をやめたとのことだった。
医科研の問題は、勝手に部局内の一部で判断して第三者に議論の余地を与えず内部で閉じてしまったことにある。
因果関係不明なら不明というデータを蓄積し、出来る限りその情報にアクセスする環境を整える。
それは「知の公共性」を実現する一つの方法である。
専門家じゃない人間が見てもわからないから公表する必要がないなどという暴論は、国立大学では
決して許されない。業界のルールなどという言葉で逃げるのもまた、卑怯と言うしかない。
政治家が政党助成金で土地買ったり無駄な公共工事にはワーワー喚く輩が、何故医科研の肩を持つのか謎である。
当たり前だが国立大学の運営費交付金は税金である。つまり税金を使って臨床実験をしているのである。
それなのに透明性が確保されていないから新聞記事になっている。
繰り返しになるが同レベルの事象報告は他部局ではやっていることである。
医科研だけを特別扱いにすることはない。
----
未だに白い巨塔を妄想してる奴がいるとは。
あなたは国立大学法人の運営について少しくらいは勉強したほうがいいよ。
あまりに馬鹿すぎる発言が多いから。
Re:清木は科所長会議で弁明するのだろうか (スコア:1, すばらしい洞察)
そもそもあなたは、「介助中の転倒」「検体取り違え」とかの安全管理上の事故と、病気の進行に伴い一定頻度で不可抗力に生じうる「症状」との区別が全く付いていない。その区別ができないのが(少なくともここでは)あなた1人だけだから、あなただけ妙な結論になってるの。謎でもなんでもなかろ。
勿論「院内感染」とかの中間ゾーンなら議論の余地もあるけど、「末期消化器癌で消化管出血が1例」は、流石に明白に後者だと、少なくともあなた以外の人は思ってる。
あなただけがこれを事故だと考えるから、何ら関係のない(しかも現場じゃ何ら珍しくもない)事故に関しての武勇伝を語り、関係ないから誰も書かないだけの、「事故」に関する常識を嬉々として講釈してる。
なお、あなたの体験談「看護師が介助してるのに患者転倒」、これは明白に「事故」だ。あなたのウンチク通り、急いで情報を共有し、予防策を講じるべきだな。…が、あなたの体験談は「全学」に話を回すべきとの証明にはなってない。あなたは『大学全体』とこれ以上なくはっきり述べた(院内レベルで対処した程度なら当たり前すぎる)。針刺しや転倒が1件起こるたびに、東大以外のマトモな大学なら文学部や経済学部にも情報を回して危険性を喚起しているんだという証拠を示して欲しい。
Re: (スコア:0)
重い病気になっても完全に治癒するのが当たり前だと思っている人が多すぎる。
重い病気になったら死ぬのが当たり前で、医療というのは、その運命に逆らって生きようとする本能的な努力なんだよ。