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「機械が作ったトマトを食べますか?」というCMが劇中に出てましたね。
現実的にLEDと水耕栽培で、いちごを工業的に生産できるようになるのも、あと少しなんでしょうかね。
LEDと水耕栽培
LEDではなく蛍光灯ですが(現時点では蛍光灯の方が効率がいい)すでにイチゴなどの高付加価値の分野では普通に行われてますよ。これによって収穫時期を調整しています。蛍光灯までいかないにしても、水耕栽培はすでに当たり前の技術です。というか品種によっては水耕栽培じゃないと育ちません。地域によっては水耕栽培でないイチゴの栽培ハウスを探す方が難しいくらい。
ただ工業的かどうかと言うとそんなことは全然ありません。何故かというと農業は規模を上げて工業的に人を雇うようになると(=超低賃金の家族労働力以外を使うようになると)一気に採算が悪化するからという性質が絡んでいるのと、やはり植物自然相手なので人のノウハウに依存するところが大きいからですね。(完全管理できる半導体工場のような建物を建てれば別かも知れませんが当然採算は合わない)
ちなみに、よく工業的にやればだとか、規模を大きくすれば採算が合うようになるとか言う論者がいますが、彼らはこういう「超低賃金の家族労働力によって採算ラインが下がってようやく成立している」という性質を無視してます。家族経営から一気に採算がとれるレベルにまで大規模化できればいいですが、多くの場合人を雇うようになってできる不採算の時代を突破できませんし、そもそも分野によっては日本の土地ではそこまで高効率や大規模化が望めない作物もあります。(米、麦のような炭水化物・主食で食べられる重要な食物のほうがよりそういう傾向が高い)
そういう意味では、こういった省力化機器が普及するのが日本の農業で現実的に採算性を上げていく事で重要だと思いすばらしいことだと思うのですが、しかしこれも結局家族労働力に勝てる所まで値段が下がらないと、普及しないでしょう。いくらすばらしくてもコストが命です。
ちなみに似たような話で「兼業農家が存在しているおかげで、採算割れするような安い作物を作らせる補助金が少なく済んでいる」と言うのもあります。これも多くの大規模推進論者は無視していますが…。今怖いのは土地を受け継ぐという思想を持っていて、サラリーマン収入などで農業の赤字を補填しながらやっている年齢層が高齢化してきて、一気に離農が進むこと。これにより急速に農業の環境が悪化すると言う可能性もあります。これも、このようなロボットが安価に普及し、兼業農家が多少赤字でも副業をやれる余裕を生み出せるような環境ができれば良いことだと思います。
sonyがレタスを作ったら。。。。
レタス類などでは工場野菜が普通に並んでますよ。工場野菜がドヤ顔している、どころか、露地物のほうがドヤ顔しているものもあるぐらい工場野菜は一般化しています。
普通には並んでません。理由はコストが全然合わないから。そんな話聞いたことがない。知っている限り売っている工場生産野菜は、せいぜい無農薬を売りにする専門店や、それを宣伝して付加価値にできるレストランなどで売られているだけですが、この中ですら非常にごく一部で「一部に使用しています」などと苦しい但し書きをしているぐらいですよ。工場生産だと供給量が安定している、という触れ込みなのにね。
と
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
イヴの時間の中のCM (スコア:1)
「機械が作ったトマトを食べますか?」というCMが劇中に出てましたね。
現実的にLEDと水耕栽培で、いちごを工業的に生産できるようになるのも、あと少しなんでしょうかね。
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
Re:イヴの時間の中のCM (スコア:3, 参考になる)
LEDではなく蛍光灯ですが(現時点では蛍光灯の方が効率がいい)すでにイチゴなどの高付加価値の分野では普通に行われてますよ。これによって収穫時期を調整しています。
蛍光灯までいかないにしても、水耕栽培はすでに当たり前の技術です。というか品種によっては水耕栽培じゃないと育ちません。地域によっては水耕栽培でないイチゴの栽培ハウスを探す方が難しいくらい。
ただ工業的かどうかと言うとそんなことは全然ありません。何故かというと農業は規模を上げて工業的に人を雇うようになると(=超低賃金の家族労働力以外を使うようになると)一気に採算が悪化するからという性質が絡んでいるのと、やはり植物自然相手なので人のノウハウに依存するところが大きいからですね。(完全管理できる半導体工場のような建物を建てれば別かも知れませんが当然採算は合わない)
ちなみに、よく工業的にやればだとか、規模を大きくすれば採算が合うようになるとか言う論者がいますが、彼らはこういう「超低賃金の家族労働力によって採算ラインが下がってようやく成立している」という性質を無視してます。家族経営から一気に採算がとれるレベルにまで大規模化できればいいですが、多くの場合人を雇うようになってできる不採算の時代を突破できませんし、そもそも分野によっては日本の土地ではそこまで高効率や大規模化が望めない作物もあります。(米、麦のような炭水化物・主食で食べられる重要な食物のほうがよりそういう傾向が高い)
そういう意味では、こういった省力化機器が普及するのが日本の農業で現実的に採算性を上げていく事で重要だと思いすばらしいことだと思うのですが、しかしこれも結局家族労働力に勝てる所まで値段が下がらないと、普及しないでしょう。いくらすばらしくてもコストが命です。
ちなみに似たような話で「兼業農家が存在しているおかげで、採算割れするような安い作物を作らせる補助金が少なく済んでいる」と言うのもあります。これも多くの大規模推進論者は無視していますが…。
今怖いのは土地を受け継ぐという思想を持っていて、サラリーマン収入などで農業の赤字を補填しながらやっている年齢層が高齢化してきて、一気に離農が進むこと。
これにより急速に農業の環境が悪化すると言う可能性もあります。
これも、このようなロボットが安価に普及し、兼業農家が多少赤字でも副業をやれる余裕を生み出せるような環境ができれば良いことだと思います。
Re: (スコア:0)
それ、提供者の自己満以外に誰の需要があるのかと。
大丈夫 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
逆に、太陽光で露地栽培したもののほうが「サニーレタス」と名付けられているほどにね。
工場野菜がドヤ顔している、どころか、露地物のほうがドヤ顔しているものもあるぐらい工場野菜は一般化しています。
スーパーで買い物すればわかります。
Re: (スコア:0)
サニーレタスか通常のレタスかの違いは、あくまで品種の違いであって露地栽培ものか水耕栽培ものかの違いではないのでは? それとも「露地栽培である」ことを示すために「サニーレタス」という商標をつけて売っているものがあるのでしょうか?
「サニーレタス」自体は商標登録を拒絶されているようなのですが..
Re: (スコア:0)
sonyがレタスを作ったら。。。。
Re: (スコア:0)
普通には並んでません。理由はコストが全然合わないから。そんな話聞いたことがない。
知っている限り売っている工場生産野菜は、せいぜい無農薬を売りにする専門店や、それを宣伝して付加価値にできるレストランなどで売られているだけですが、この中ですら非常にごく一部で「一部に使用しています」などと苦しい但し書きをしているぐらいですよ。工場生産だと供給量が安定している、という触れ込みなのにね。
と
Re: (スコア:0)
環境影響で、内側の葉っぱが枯れたレタスやキャベツが含まれていたりします。
外側は枯れていないので、その部分が育つときに外界影響がないかあったのでしょうね。
そういったものを除去しながら料理するのは手間なので、
高い野菜はそういったものに当たらない安心感があるんじゃないですかね。