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もうとにかく今動いている原子炉の中にある使用済み核燃料をどうにか安全なレベルにまで処分するためには、「反応が遅くなったとは言っても大量に熱を出していることに変わりがない」使用済み核燃料を燃料とした原子炉をもうあと幾つか作って、放射性物質を封じ込めつつ、崩壊熱を冷却するついでに発電するしか無いと思う。
# 原子炉がまだ作られていないなら「作るなばか者」で済むのだが…
新規に燃料棒を大量生産して、それを使って発電するような原子力発電所は作るべきではない、と思う。しかしだからといって「燃料棒をどうにかする処理施設」と「その燃料棒が生み出す熱を廃棄する施設」は絶対必要なわけで、その発熱量だけでも立派な発電所が作れてしまうのだから…とりあえず発電はしておくしかあるまい。
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幸い、ビルゲイツが燃料棒を交換しない原子炉を作りたがっている。コンセプト的には「使用済み核燃料を燃料とした原子炉」と似たようなものだ。彼の投資を使って、上記のような原子炉を作るしかあるまいと思うのだが…。
福島第一の1・2号機は廃炉計画はあったものの、代替炉建設反対の声が大きくてできない状況でした。さらに、東京電力はデータ改ざん不祥事の時に原子力村の住人の大粛清をやったという噂があるので、その噂が本当なら、地震の前からすでに(どこかの国の政治の様に)迷走状態だったと言えます。そして、停止後の燃料棒ですが、数年経てばかなり発熱が減って冷却能力もさほど必要はありません。プルサーマルで半減期が長い放射性物質を減らすつもりでもありましたし(プルトニウム239は、今までの燃料棒でも発生するし、そのエネルギーも利用している)。
>福島第一の1・2号機は廃炉計画はあったものの、代替炉建設反対の声が大きくてできない状況でした。東電社内でね。電力自由化も睨み古いものを使い続けるのが一番低コストな事もあり、まだ寿命になってない、まだ使えると言い張っていたのは電力会社。
>プルサーマルで半減期が長い放射性物質を減らすつもりでもありましたし減るどころか増えるんだが…それもワンスルーでは発生しなかった厄介なものが。プルサーマルで減らせるのはPu239だけで、それさえも元より減るってだけで消滅処理はできない。
>これはウラン235/238/プルトニム239を使った原子炉より制御が難しい事故が起きやすいものです反応制御の難しい燃料といえば現状ダントツでPu239なんだけど?現実には核分裂物質の種類よりも全体的な設計のほうが重要なんだけど?進行波炉は周囲の反射体を離せば停止するから燃料棒挿入方式よりも安全と言える。緊急停止後の発熱がフルパワー時の1/100まで落ちるのに丸一日かかるというのは軽水炉でも各種新型炉でも大差ない。全電源喪失、冷却材喪失などの最悪の過酷事故にも十分対応できる崩壊熱除去能力を持たせればよいだけの事で、それは第4世代炉が持っていて然るべき標準性能。緊急停止に回数制限があるもんじゅなどは問題外だが、地震に弱く、安定性を考えれば定常運転が最適なのは、全ての原発に共通。そもそも日本に原発は向いていない。
東京電力は原子力部門の発言力がかなり弱くなっていたので、原発も採算重視に傾いていましたね。原発の新設ペースより需要の伸びの方が早すぎて、廃止したくてもできないという事情もありますし(だから延命策を模索せざるを得なかった)。ただまぁ、設計が古く余裕が少ない一号機ですら地震には耐えたので、延命策を取ったこと自体は間違いとは言えない。 問題なのは、津波を軽視し過ぎた日本全体の風潮。津波を考慮しない工場立地も一般的なら、大津波警報が出ても避難しないという馬鹿も多数いたわけだから…。
それと、プルトニウム239は現状でも発電に
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
私は原発反対派だが… (スコア:1)
もうとにかく今動いている原子炉の中にある使用済み核燃料をどうにか安全なレベルにまで処分するためには、「反応が遅くなったとは言っても大量に熱を出していることに変わりがない」使用済み核燃料を燃料とした原子炉をもうあと幾つか作って、放射性物質を封じ込めつつ、崩壊熱を冷却するついでに発電するしか無いと思う。
# 原子炉がまだ作られていないなら「作るなばか者」で済むのだが…
新規に燃料棒を大量生産して、それを使って発電するような原子力発電所は作るべきではない、と思う。しかしだからといって「燃料棒をどうにかする処理施設」と「その燃料棒が生み出す熱を廃棄する施設」は絶対必要なわけで、その発熱量だけでも立派な発電所が作れてしまうのだから…とりあえず発電はしておくしかあるまい。
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幸い、ビルゲイツが燃料棒を交換しない原子炉を作りたがっている。コンセプト的には「使用済み核燃料を燃料とした原子炉」と似たようなものだ。彼の投資を使って、上記のような原子炉を作るしかあるまいと思うのだが…。
fjの教祖様
Re: (スコア:1, 参考になる)
福島第一の1・2号機は廃炉計画はあったものの、代替炉建設反対の声が大きくてできない状況でした。
さらに、東京電力はデータ改ざん不祥事の時に原子力村の住人の大粛清をやったという噂があるので、その噂が本当なら、地震の前からすでに(どこかの国の政治の様に)迷走状態だったと言えます。
そして、停止後の燃料棒ですが、数年経てばかなり発熱が減って冷却能力もさほど必要はありません。
プルサーマルで半減期が長い放射性物質を減らすつもりでもありましたし(プルトニウム239は、今までの燃料棒でも発生するし、そのエネルギーも利用している)。
Re:私は原発反対派だが… (スコア:0)
>福島第一の1・2号機は廃炉計画はあったものの、代替炉建設反対の声が大きくてできない状況でした。
東電社内でね。
電力自由化も睨み古いものを使い続けるのが一番低コストな事もあり、まだ寿命になってない、まだ使えると言い張っていたのは電力会社。
>プルサーマルで半減期が長い放射性物質を減らすつもりでもありましたし
減るどころか増えるんだが…それもワンスルーでは発生しなかった厄介なものが。
プルサーマルで減らせるのはPu239だけで、それさえも元より減るってだけで消滅処理はできない。
>これはウラン235/238/プルトニム239を使った原子炉より制御が難しい事故が起きやすいものです
反応制御の難しい燃料といえば現状ダントツでPu239なんだけど?
現実には核分裂物質の種類よりも全体的な設計のほうが重要なんだけど?
進行波炉は周囲の反射体を離せば停止するから燃料棒挿入方式よりも安全と言える。
緊急停止後の発熱がフルパワー時の1/100まで落ちるのに丸一日かかるというのは軽水炉でも各種新型炉でも大差ない。
全電源喪失、冷却材喪失などの最悪の過酷事故にも十分対応できる崩壊熱除去能力を持たせればよいだけの事で、それは第4世代炉が持っていて然るべき標準性能。
緊急停止に回数制限があるもんじゅなどは問題外だが、地震に弱く、安定性を考えれば定常運転が最適なのは、全ての原発に共通。そもそも日本に原発は向いていない。
Re: (スコア:0)
東京電力は原子力部門の発言力がかなり弱くなっていたので、原発も採算重視に傾いていましたね。原発の新設ペースより需要の伸びの方が早すぎて、廃止したくてもできないという事情もありますし(だから延命策を模索せざるを得なかった)。ただまぁ、設計が古く余裕が少ない一号機ですら地震には耐えたので、延命策を取ったこと自体は間違いとは言えない。
問題なのは、津波を軽視し過ぎた日本全体の風潮。津波を考慮しない工場立地も一般的なら、大津波警報が出ても避難しないという馬鹿も多数いたわけだから…。
それと、プルトニウム239は現状でも発電に