アカウント名:
パスワード:
大気の場合、
・比熱が小さいのでそもそも温度差に対し蓄えているエネルギーが小さい・高度が変わると体積が変わる効果が大きく効き扱いが面倒・100mごとにおよそ0.5℃の温度低下であり、温度差が小さい
といった問題があります。そのためこれを直接利用するのはなかなか難しい。ついでに、提案されている土管のようなものですと、上る気流と降りる気流の間で摩擦/混合が生じますので、そううまく二層流にはなりません。(その構造でうまく流れるのなら、そもそも単に山があるだけで「地表近くは常に下降気流、その上に常に上昇気流」という流れが生じないといけません)
温度差の利用という意味では、海水温の差を利用した海洋温度差発電が研究されています。海水の場合、
・表面温度はかなり高い(緯度によるが、日本近海なら25℃前後)・数百m潜ると4度程度で安定(100mにつき2℃程度の温度差)・深度による密度変化が小さい・比熱が大きく蓄えられているエネルギーが大きい
という利点があるためです。といってもまだ研究段階で、実証プラントの建設・稼働までは行われていますが、商用発電までは行っていない(はず)。
おお、なるほど海洋温度差発電ですか、いいこと聞きました。ありがとうございます。変な案でも書いてみるもんだなw
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
人生unstable -- あるハッカー
温度差 (スコア:0)
大気の場合、
・比熱が小さいのでそもそも温度差に対し蓄えているエネルギーが小さい
・高度が変わると体積が変わる効果が大きく効き扱いが面倒
・100mごとにおよそ0.5℃の温度低下であり、温度差が小さい
といった問題があります。そのためこれを直接利用するのはなかなか難しい。
ついでに、提案されている土管のようなものですと、上る気流と降りる気流の間で摩擦/混合が生じますので、そううまく二層流にはなりません。
(その構造でうまく流れるのなら、そもそも単に山があるだけで「地表近くは常に下降気流、その上に常に上昇気流」という流れが生じないといけません)
温度差の利用という意味では、海水温の差を利用した海洋温度差発電が研究されています。
海水の場合、
・表面温度はかなり高い(緯度によるが、日本近海なら25℃前後)
・数百m潜ると4度程度で安定(100mにつき2℃程度の温度差)
・深度による密度変化が小さい
・比熱が大きく蓄えられているエネルギーが大きい
という利点があるためです。
といってもまだ研究段階で、実証プラントの建設・稼働までは行われていますが、商用発電までは行っていない(はず)。
Re:温度差 (スコア:1)
おお、なるほど海洋温度差発電ですか、いいこと聞きました。
ありがとうございます。
変な案でも書いてみるもんだなw