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素直にエロゲって書けと思ったら本文には書かれてた。# 日本のPCゲームってどうしてエロゲしか出せなくなったんだろう
PCの非エロゲーム業界に居た者ですが、ほぼ同じコストをかけて作ったPC版とPSP版の販売本数が、同じタイトルで3~5倍違うのです。販売価格もPC版の方が5割高価です。PC版はコピーや海賊版が横行して、違法行為とも戦わねばならず、割が合わないのです。
エロゲは単にコンシューマに進出できないから、PC用として生き道を探さざるを得なくて今のところに落ち着いたと考えられます。インターネット認証とかが比較的受け入れられるようになってきて、エロゲ業界もこれでほっと一息というところじゃないでしょうか。
もう一方の雄であった(過去形)どこぞのデザイン会社さんの方でねーかと。
ファルコムの場合は PC 版と PSP 版での売り上げが~以前に、PC 版の売り方の問題とか (返品不可なので少し経てばワゴン行き→ \980- とかになるので店側から嫌われる) があり、流通とのごたごたもあり……と、単純に売り上げを比較できるような話じゃないように思えますね。 「88 を見捨てない」宣言の後、1 本出して速攻で撤退したとかいう過去もありますので、中の人はある程度交代していたり、株主に対して (略) とかがあるにしても、基本的にあんまり変わらない企業体質なのかなー、と思えます。
> エロゲは単にコンシューマに進出できないから、最近は18禁部分を削除してコンシューマに移植されたりアニメ化されたりしていますけど、最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。
それはよく聞く話ですが>>> ほぼ同じコストをかけて作ったPC版とPSP版と書かれていたので。これはむしろ「PSP版と同じくらいコストを掛けても、1/3~1/5しか売れない」と読むべきなのですね。エロゲならとりあえずエロければ売れるからもっとコストを圧縮できるけど、そのままではコンシューマーに進出できないと。
違う違う。エロゲとコンシューマでは取扱いの本数のケタ違うんですよ。ですから、売れるかどうかわからない会社や企画だと、無理やりにでも18禁にするしか無い事も。だから比率の問題以前に「最低限売らないといけない本数が違う」って事に。もちろん、その本数はストレートに企業の体力に依存する訳でして。
コンシューマ移植ありきでPC版18禁を製作することもあります。希なケースかもしれませんが、でも関わったのは1度や2度ではないですね。その場合、画面画角やキャスティングやシナリオの切り分けはもちろん、演出やエフェクトが移植が可能なように双方のエンジンを摺り合わせて作成してました。
出版社も取次から金を借りて自転車操業しているところだらけだけど紙の本は別にエロ本だらけになってたりしないよね(ガラケーコミックは…)。この違いはやっぱりコピーのしやすさから来るんでしょうか(いくらスキャナが安くなってもデジタルコピーより自炊のほうが圧倒的にコストがかかる)。
エロ本だと10冊で卸して良いが、通常の書籍だと1000冊でないと受け付けない。なんて事は無いから不適では?コンシューマ向けだとその分の製造費用を事前に入れないといけないんですよね。
> 最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。
uni. [nandemo.gr.jp]まどマギ [madoka-magica.com]売れ行きの方は業界の人でもなんでもないので知らないが。
以前、レイプレイが問題になったときに今回のエンジンと同じようなこと考えて、ご法度になっちゃうようなゲームでもアフリカとかにサーバー置けばいいんじゃね?と思ったことはあったけど、まさか本当に作り上げるとは。これでいつ法改正があっても戦えますな!
より厳しいブロッキング&児童ポルノ禁止法に創作物規制導入でアウトじゃね?
> 最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。そんなの、コンシューマーで売れたゲームをエロゲにしたら、原作レイプだのなんだの騒ぐ輩がいるからに決まってるじゃないですか。
それはさておき、科学アドベンチャーシリーズは1作目の「Chaos;HEAd」は最初 PC(R16:グロ表現)で、後にXBOX360、アニメ、PSPでしたが、2作目の「Steins;Gate」は最初 XBOX360で、後にPC、アニメ、PSPとなっています。Chaos;HEAdは最初PCで出すのに、エロがないのは無謀、などといわれてたそうです。
海賊版との因果関係ははっきりしてるんでしょうか?
これだけだとPC版は高いから売れないとも取れますし、そもそもPCでゲームする人が少ないからとも取れます。自分もPCでゲームはしない主義なので。
PCのゲームが今の価格なのは、悪循環が行き着いた結果です。悪循環とはつまり、違法コピーとの戦いです。足がつかずにコピーできるツールがあればコピーしてしまう誘惑にどれほどのゲーマーが抗うでしょう。マジコンですら現在数千万台あると言われているのに、です。
もちろん、現在におけるそれは、要因の1つに過ぎず、PCよりコンシューマーの方が単純に市場が大きいという事もあります。いずれにしても、もう日本におけるPC用ゲーム開発は元が取れない。それだけは確定事項ととらえている会社は多いですね。
つまり非科学的な言い訳ですけどね、それって。
否定するつもりはありませんが、それを拠り所に次の一手を展開してしまうのは、ハイコストですな。そのコストを負担するのが一手を選んだ人間だけなら誰も何も言いませんが、商売故、お客様の負担になるわけで...
海賊版被害というものがそもそも推計しか出ていない計測不可能なものなので、そういう解釈も仕方ないとも考えますが、どうでしょう。
しかし、市販ゲームについては黎明期のころから・コピーガードやプロテクトを外すツール・外した後にメーカー製とは別のセットアップツールでインストールできるようにされたディスクイメージなどが販売・流布されているのを実際にこの目で見続けています。数字は出なくとも、決して安くない損害をPCゲーム業界は被っていると観察します。
PCゲーム業界は、これらによる損失がすべてメーカー責任になります。それは必然的にコスト増です。また、(海賊版ユーザーがあろうとなかろうと)実売数を推定して、コストを考慮して価格設定をすることになります。これは店舗売りの缶飲料などが、万引き被害の分を価格に上乗せしていることに似てますね。
そしてメーカーはそれをお客様の負担にしたくないから、体力のあるメーカーからこぞってコンシューマの安定した市場に逃げるわけです。お客様の事を考えていると思います。同じコストで作ったものが3倍売れるなら、不正使用されにくいなら、自分でもそっちに流れると思います。
被害の実態が科学的統計か、ということは実はどうでも良くて、(その盗人が居る市場で)実売がどれだけかをこれまた推計して、それで製造数と価格を決めるわけなのですから、もうPCゲーム市場の崩壊は仕方のないことだと思いますね。
「違法コピーが目に付く」「違法コピーと戦うのに金がかかる」「その結果、製品価格に反映される」ってのはまず間違いないでしょうし、「違法コピー対策しなかったら(あるいは弱かったら)売り上げが減る」という事象もおそらく何度か観測はされているんでしょう。
ただしモノが流行や嗜好に流されるものである以上、違法コピー対策コストと売り上げの間の詳細な関係はあまり調べられないまま、「みんながこれくらい対策してるからウチも」とか「他社の製品価格がこれくらいだから逆算して対策にこれくらいつぎ込もう」とかそういう判断で見積もられてるだけってのが現実なんじゃないですかね。
因果関係の証明が目的なわけじゃなく、「どの程度コストかけてどの程度の価格に設定するのが妥当だろう」ってのが目的ですから、真の原因が何かとか一つに集約されるのか複数の事情が絡み合ってるのかとか、そんなことを本気で気にしてる人は少ないのではないかと。
いやもちろん内情なんて全然知らずに適当こいてるだけなんですが。
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
ノベルゲーム (スコア:0)
素直にエロゲって書けと思ったら本文には書かれてた。
# 日本のPCゲームってどうしてエロゲしか出せなくなったんだろう
Re:ノベルゲーム (スコア:1, 興味深い)
PCの非エロゲーム業界に居た者ですが、
ほぼ同じコストをかけて作ったPC版とPSP版の販売本数が、同じタイトルで3~5倍違うのです。販売価格もPC版の方が5割高価です。
PC版はコピーや海賊版が横行して、違法行為とも戦わねばならず、割が合わないのです。
エロゲは単にコンシューマに進出できないから、PC用として生き道を探さざるを得なくて今のところに落ち着いたと考えられます。
インターネット認証とかが比較的受け入れられるようになってきて、エロゲ業界もこれでほっと一息というところじゃないでしょうか。
Re:ノベルゲーム (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
もう一方の雄であった(過去形)どこぞのデザイン会社さんの方でねーかと。
Re: (スコア:0)
Re:ノベルゲーム (スコア:2, 興味深い)
ファルコムの場合は PC 版と PSP 版での売り上げが~以前に、PC 版の売り方の問題とか (返品不可なので少し経てばワゴン行き→ \980- とかになるので店側から嫌われる) があり、流通とのごたごたもあり……と、単純に売り上げを比較できるような話じゃないように思えますね。
「88 を見捨てない」宣言の後、1 本出して速攻で撤退したとかいう過去もありますので、中の人はある程度交代していたり、株主に対して (略) とかがあるにしても、基本的にあんまり変わらない企業体質なのかなー、と思えます。
Re: (スコア:0)
> エロゲは単にコンシューマに進出できないから、
最近は18禁部分を削除してコンシューマに移植されたりアニメ化されたりしていますけど、最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。
Re:ノベルゲーム (スコア:3, 参考になる)
ほとんどのエロゲメーカーは流通からお金を借りて自転車操業してますし。
で、コンシューマ移植会社やアニメ会社は完全オリジナルで勝負するにしても弾が少ないので、ある程度の既存ユーザーが見込めるエロゲを買い叩いて表舞台に持ってきます。
Re: (スコア:0)
それはよく聞く話ですが
>>> ほぼ同じコストをかけて作ったPC版とPSP版
と書かれていたので。これはむしろ「PSP版と同じくらいコストを掛けても、1/3~1/5しか売れない」と読むべきなのですね。エロゲならとりあえずエロければ売れるからもっとコストを圧縮できるけど、そのままではコンシューマーに進出できないと。
Re:ノベルゲーム (スコア:1, 興味深い)
違う違う。
エロゲとコンシューマでは取扱いの本数のケタ違うんですよ。
ですから、売れるかどうかわからない会社や企画だと、無理やりにでも18禁にするしか無い事も。
だから比率の問題以前に「最低限売らないといけない本数が違う」って事に。
もちろん、その本数はストレートに企業の体力に依存する訳でして。
Re: (スコア:0)
コンシューマ移植ありきでPC版18禁を製作することもあります。
希なケースかもしれませんが、でも関わったのは1度や2度ではないですね。
その場合、画面画角やキャスティングやシナリオの切り分けはもちろん、
演出やエフェクトが移植が可能なように双方のエンジンを摺り合わせて作成してました。
Re: (スコア:0)
出版社も取次から金を借りて自転車操業しているところだらけだけど紙の本は別にエロ本だらけになってたりしないよね(ガラケーコミックは…)。
この違いはやっぱりコピーのしやすさから来るんでしょうか(いくらスキャナが安くなってもデジタルコピーより自炊のほうが圧倒的にコストがかかる)。
Re: (スコア:0)
エロ本だと10冊で卸して良いが、通常の書籍だと1000冊でないと受け付けない。
なんて事は無いから不適では?
コンシューマ向けだとその分の製造費用を事前に入れないといけないんですよね。
Re: (スコア:0)
> 最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。
uni. [nandemo.gr.jp]
まどマギ [madoka-magica.com]
売れ行きの方は業界の人でもなんでもないので知らないが。
以前、レイプレイが問題になったときに今回のエンジンと同じようなこと考えて、
ご法度になっちゃうようなゲームでもアフリカとかにサーバー置けばいいんじゃね?
と思ったことはあったけど、まさか本当に作り上げるとは。
これでいつ法改正があっても戦えますな!
Re: (スコア:0)
より厳しいブロッキング&児童ポルノ禁止法に創作物規制導入でアウトじゃね?
Re: (スコア:0)
> 最初からコンシューマゲームやアニメとして制作されないのはどうしてなのでしょうか。
そんなの、コンシューマーで売れたゲームをエロゲにしたら、原作レイプだのなんだの騒ぐ輩がいるからに決まってるじゃないですか。
それはさておき、科学アドベンチャーシリーズは1作目の「Chaos;HEAd」は最初 PC(R16:グロ表現)で、後にXBOX360、アニメ、PSPでしたが、
2作目の「Steins;Gate」は最初 XBOX360で、後にPC、アニメ、PSPとなっています。
Chaos;HEAdは最初PCで出すのに、エロがないのは無謀、などといわれてたそうです。
Re: (スコア:0)
海賊版との因果関係ははっきりしてるんでしょうか?
これだけだとPC版は高いから売れないとも取れますし、
そもそもPCでゲームする人が少ないからとも取れます。
自分もPCでゲームはしない主義なので。
Re: (スコア:0)
PCのゲームが今の価格なのは、悪循環が行き着いた結果です。
悪循環とはつまり、違法コピーとの戦いです。
足がつかずにコピーできるツールがあればコピーしてしまう誘惑にどれほどのゲーマーが抗うでしょう。
マジコンですら現在数千万台あると言われているのに、です。
もちろん、現在におけるそれは、要因の1つに過ぎず、PCよりコンシューマーの方が単純に市場が大きいという事もあります。
いずれにしても、もう日本におけるPC用ゲーム開発は元が取れない。
それだけは確定事項ととらえている会社は多いですね。
Re:ノベルゲーム (スコア:1)
PCのゲームが今の価格なのは、悪循環が行き着いた結果です。
悪循環とはつまり、違法コピーとの戦いです。
足がつかずにコピーできるツールがあればコピーしてしまう誘惑にどれほどのゲーマーが抗うでしょう。
マジコンですら現在数千万台あると言われているのに、です。
つまり非科学的な言い訳ですけどね、それって。
否定するつもりはありませんが、それを拠り所に次の一手を展開してしまうのは、ハイコストですな。
そのコストを負担するのが一手を選んだ人間だけなら誰も何も言いませんが、商売故、お客様の負担になるわけで...
Re:ノベルゲーム (スコア:1)
海賊版被害というものがそもそも推計しか出ていない計測不可能なものなので、そういう解釈も仕方ないとも考えますが、どうでしょう。
しかし、市販ゲームについては黎明期のころから
・コピーガードやプロテクトを外すツール
・外した後にメーカー製とは別のセットアップツールでインストールできるようにされたディスクイメージ
などが販売・流布されているのを実際にこの目で見続けています。
数字は出なくとも、決して安くない損害をPCゲーム業界は被っていると観察します。
PCゲーム業界は、これらによる損失がすべてメーカー責任になります。それは必然的にコスト増です。
また、(海賊版ユーザーがあろうとなかろうと)実売数を推定して、コストを考慮して価格設定をすることになります。
これは店舗売りの缶飲料などが、万引き被害の分を価格に上乗せしていることに似てますね。
そしてメーカーはそれをお客様の負担にしたくないから、体力のあるメーカーからこぞってコンシューマの安定した市場に逃げるわけです。お客様の事を考えていると思います。
同じコストで作ったものが3倍売れるなら、不正使用されにくいなら、自分でもそっちに流れると思います。
被害の実態が科学的統計か、ということは実はどうでも良くて、(その盗人が居る市場で)実売がどれだけかをこれまた推計して、それで製造数と価格を決めるわけなのですから、もうPCゲーム市場の崩壊は仕方のないことだと思いますね。
Re:ノベルゲーム (スコア:1)
「違法コピーが目に付く」
「違法コピーと戦うのに金がかかる」
「その結果、製品価格に反映される」
ってのはまず間違いないでしょうし、
「違法コピー対策しなかったら(あるいは弱かったら)売り上げが減る」という事象もおそらく何度か観測はされているんでしょう。
ただしモノが流行や嗜好に流されるものである以上、違法コピー対策コストと売り上げの間の詳細な関係はあまり調べられないまま、
「みんながこれくらい対策してるからウチも」とか「他社の製品価格がこれくらいだから逆算して対策にこれくらいつぎ込もう」とか
そういう判断で見積もられてるだけってのが現実なんじゃないですかね。
因果関係の証明が目的なわけじゃなく、「どの程度コストかけてどの程度の価格に設定するのが妥当だろう」ってのが目的ですから、
真の原因が何かとか一つに集約されるのか複数の事情が絡み合ってるのかとか、そんなことを本気で気にしてる人は少ないのではないかと。
いやもちろん内情なんて全然知らずに適当こいてるだけなんですが。