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企業の各付け、銀行の各付け、いつもアメリカの会社は優遇されてるし。日本の会社が好調な時でも、うまくいっていないアメリカの会社より各付け下だったり、そんなのばかりで、全く信じていないんだけど、アメリカ人は信じているのかな。
社名からして愚民どもへすり寄ってるような社名でしょ?S&P
Wikipedia英語版 [wikipedia.org]によれば,社名はH.V. and H.W. Poor Co.とStandard Statistics Bureauの2社が合併したことが由来です。前者は米国の鉄道会社の財務経営状況をまとめた本を出版する会社で,後者はそれを受けて鉄道会社以外の会社について同様な本を出す会社だったようです。H.V. and H.W. Poor Co.の名前は創設者Henry Varnum PoorおよびHenry William Poor親子の名前からきています。
自国の企業の格付けが優遇されているとしたら、それはリスク管理的に他国企業へは「その国の実情をよく知らないリスク」が計算に入っているから、という考え方もあります。
つまり格付け企業の情報収集能力には限界があるから、よく知っている企業は正確に保証できるけど、よく知らない企業は悪い情報に気づかなかった可能性があるので少し間引いて保証をするよ、ということです。もちろん良い情報が隠れていることも多々あるでしょうが、レーティングというのは危険の方を重視するのでそちらは無視されます。
また格付け会社は自国企業については十分に知っているという思い込みを持ちやすくその企業が本当に隠している悪要因に気づけず甘めの傾向に陥りやすい、という心理的な面もあるかもしれません。
> FX界隈で聞いた話ですが、ここは笑うところでしょうか?
> 格付けがいくつ以下だと銀行は金を貸してはならないとか法規制
初耳ですが、どの法律でしょうか?
> 格付けがいくつ以下だと銀行は金を貸してはならないとか法規制初耳ですが、どの法律でしょうか?
元コメがBIS規制のことを言ってるのなら確かに大雑把で誤解を招きやすそうな表現ですね。http://money.infobank.co.jp/contents/H200030.htm [infobank.co.jp]
BIS規制では金融機関は自分の決めた格付けをもってリスク掛率を決めれるので自己資本の状況によっては事実上、相手の格付けが下がると貸せないという事態は起こりえます。ただそれはあくまでBIS規制という枠組みの中での「金融機関側の自主判断」になるので借り手がどんな格付け状況であれ、他のリスク資産を減らせば貸せるわけです。
そういう法規制があるから貸したくても貸せないんです、と「貸さない言い訳」として使う銀行員は多そうですけどね。
確かに元コメは「無理がある」と捉えられても文句言えないというのは同意です。人によって解釈に幅が出そうな表現ですし。
ただBIS規制が内輪の合意に過ぎないかというと実はそうでもなくて、日本だと銀行法14条の2「経営の健全性の確保」で
内閣総理大臣は、銀行の業務の健全な運営に資するため、銀行がその経営の健全性を判断するための基準として次に掲げる基準その他の基準を定めることができる。
とあり、この基準としてBIS規制を採用することによる合わせ技で、事実上、法規制となっています。
行政当局による格付け利用も普及している。米国において、格付けは50本以上の連邦法・規制および100本以上の州法・規制に引用されている。金融機関や金融商品取引業者の自己資本規制、年金、保険会社の資産運用の安全性確保、起債可能企業の認定、政府補助対象プロジェクトの適格要件など、格付けは各国において様々な行政、規制目的で利用されている。国際的な銀行自己資本規制であるバーゼルIIは、その代表例である。格付けは準公的な役割を果たしていると言えよう。
「それでも格付けは使われる」ムーディーズ元幹部http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK0901U_0908201... [nikkei.com]
つい最近読んだのでご参考までに
法律というより、ファンドなんかの内部ルールのことかね。年金なんかであれば、一定のリスクを取ることが正解だけど(なので年金運用で株安や為替で損失が出ていることを批判するやつは馬鹿)預金的な性質のファンドであれば、運用ルールとしてAAAのみとかはありえます。
今回は、AA+になったけど他は最上位のままだし、米国債だけは最上位扱いしようよ、という所が多いはず。
日本の格付機関だってあるんですけど [wikipedia.org]、悲しいかな、世界的にはたいして相手にされてないんですよ…。
最近、証券会社が無登録格付がどうのと説明してくるようになったので、日本のをせめて国内に普及させようという当局の意図は感じられました。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
どうせアメリカだし (スコア:1, すばらしい洞察)
企業の各付け、銀行の各付け、いつもアメリカの会社は優遇されてるし。
日本の会社が好調な時でも、うまくいっていないアメリカの会社より各付け下だったり、
そんなのばかりで、全く信じていないんだけど、アメリカ人は信じているのかな。
Re:どうせアメリカだし (スコア:3, 興味深い)
ほら、サブプライムローンで表面化したあの債券たち、格付会社に AAA 貰っていましたからねぇ。
なんだか最近、格付会社と投資家の出来レースになっているような気がします。
結局損をするのはその仕組みに気づいていない人達。
いつまでも市場に任せていれば良いだなんて言っていられなくなるかも。
# 問題は規制する側が飼い慣らされているかどうかですね。可能性は高いような気もしますし。
Re: (スコア:0)
社名からして愚民どもへすり寄ってるような社名でしょ?
S&P
Re:どうせアメリカだし (スコア:3, 参考になる)
Wikipedia英語版 [wikipedia.org]によれば,社名はH.V. and H.W. Poor Co.とStandard Statistics Bureauの2社が合併したことが由来です。前者は米国の鉄道会社の財務経営状況をまとめた本を出版する会社で,後者はそれを受けて鉄道会社以外の会社について同様な本を出す会社だったようです。
H.V. and H.W. Poor Co.の名前は創設者Henry Varnum PoorおよびHenry William Poor親子の名前からきています。
Re: (スコア:0)
Re:どうせアメリカだし (スコア:3, 興味深い)
自国の企業の格付けが優遇されているとしたら、それはリスク管理的に
他国企業へは「その国の実情をよく知らないリスク」が計算に入っているから、という考え方もあります。
つまり格付け企業の情報収集能力には限界があるから、
よく知っている企業は正確に保証できるけど、
よく知らない企業は悪い情報に気づかなかった可能性があるので
少し間引いて保証をするよ、ということです。
もちろん良い情報が隠れていることも多々あるでしょうが、
レーティングというのは危険の方を重視するのでそちらは無視されます。
また格付け会社は自国企業については十分に知っているという思い込みを持ちやすく
その企業が本当に隠している悪要因に気づけず甘めの傾向に陥りやすい、
という心理的な面もあるかもしれません。
Re:どうせアメリカだし (スコア:1)
米国格付機関が露骨に米国優遇なのも皆分かっていたことなのですが、
問題はプラス補正を入れていたのに、尚も格下げになってしまったということだそうです。
いつもテストでこっそりプラス20点加点されている子が、
それでも赤点をとってしまって、おまえどんだけ悪いんだよーって突っ込まれている感じです。
って、この例えはいらんですね。
Re: (スコア:0)
> FX界隈で聞いた話ですが、
ここは笑うところでしょうか?
大体あってると思うんですが・・・ちょっと情報追加 (スコア:0)
yumikoono Yumiko Ono
格下げという大きな決断にいたるまでの経緯が詳しく書かれた深掘り記事です→米格下げめぐる対立、S&Pからの電話が発端
http://jp.wsj.com/US/Economy/node_286490/?tid=downgrade [wsj.com]
ジムロジャーズブログ、随分前から壊れたレコードみたいに同じ事言っている著名投資家です
投資の世界は米国がAAAでない事を知っている
http://jimrogers-investments.blogspot.com/2011/07/investment-world-kno... [blogspot.com]
米国は破産している
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
> 格付けがいくつ以下だと銀行は金を貸してはならないとか法規制
初耳ですが、どの法律でしょうか?
Re:どうせアメリカだし (スコア:2)
元コメがBIS規制のことを言ってるのなら確かに大雑把で誤解を招きやすそうな表現ですね。
http://money.infobank.co.jp/contents/H200030.htm [infobank.co.jp]
BIS規制では金融機関は自分の決めた格付けをもってリスク掛率を決めれるので
自己資本の状況によっては事実上、相手の格付けが下がると貸せないという事態は起こりえます。
ただそれはあくまでBIS規制という枠組みの中での「金融機関側の自主判断」になるので
借り手がどんな格付け状況であれ、他のリスク資産を減らせば貸せるわけです。
そういう法規制があるから貸したくても貸せないんです、と
「貸さない言い訳」として使う銀行員は多そうですけどね。
Re: (スコア:0)
銀行が貸出NGは無いけど債権発行は困難になりますよね
年金組入もNGになるとか色々制限はあると思いますけど
Re: (スコア:0)
Re:どうせアメリカだし (スコア:4, 参考になる)
確かに元コメは「無理がある」と捉えられても文句言えないというのは同意です。
人によって解釈に幅が出そうな表現ですし。
ただBIS規制が内輪の合意に過ぎないかというと実はそうでもなくて、
日本だと銀行法14条の2「経営の健全性の確保」で
とあり、この基準としてBIS規制を採用することによる合わせ技で、事実上、法規制となっています。
Re:どうせアメリカだし (スコア:1)
行政当局による格付け利用も普及している。米国において、格付けは50本以上の連邦法・規制および100本以上の
州法・規制に引用されている。金融機関や金融商品取引業者の自己資本規制、年金、保険会社の資産運用の安全性
確保、起債可能企業の認定、政府補助対象プロジェクトの適格要件など、格付けは各国において様々な行政、規制目的で
利用されている。国際的な銀行自己資本規制であるバーゼルIIは、その代表例である。格付けは準公的な役割を果たしていると言えよう。
「それでも格付けは使われる」
ムーディーズ元幹部
http://www.nikkei.com/money/column/teiryu.aspx?g=DGXNMSFK0901U_0908201... [nikkei.com]
つい最近読んだのでご参考までに
Re: (スコア:0)
法律というより、ファンドなんかの内部ルールのことかね。
年金なんかであれば、一定のリスクを取ることが正解だけど
(なので年金運用で株安や為替で損失が出ていることを批判するやつは馬鹿)
預金的な性質のファンドであれば、運用ルールとしてAAAのみとかはありえます。
今回は、AA+になったけど他は最上位のままだし、
米国債だけは最上位扱いしようよ、という所が多いはず。
Re: (スコア:0)
その格付けデータが利用されているので、「私には関係ない」とは
絶対に言えないのが世界経済なんだよね。
あなたが自給自足で生きているのではない限り、必ずどこかで関係してくる。
どうせ日本だし (スコア:0)
日本の格付機関だってあるんですけど [wikipedia.org]、
悲しいかな、世界的にはたいして相手にされてないんですよ…。
Re:どうせ日本だし (スコア:1)
最近、証券会社が無登録格付がどうのと説明してくるようになったので、日本のをせめて国内に普及させようという
当局の意図は感じられました。