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質問状の具体的な内容が知りたくて各出版社のウエブページを探し回って見つけられなかったところでした。ITmediaの記事で文字起こし(あるいは法人による自炊(笑))がされていたとは気がつきませんでした。有益なリンクを示していただき、ありがとうございます。
質問状を読んだ感想としては、自炊代行サービス業者の逃げ口上を封じる狙いがあるようですね。業者に逃げ道や他の選択を与えていないので、この質問状からは質問者が想定する落としどころは読み取れませんでした。自炊代行が著作権的にアウトかセーフかの結論や、その理屈が質問状に明確には記載されていませんが、もし原案にあったとしても弁護士あたりが削除しただろうと思います。
そういう諸々の点を考え合わせると、そもそも質問状を出す趣旨は政治的に有利になりたいと(か世論を味方につけたいとか)いうところにあるんじゃないかと推測しています。自炊代行サービス業者にグーグルみたいな力があれば和解も考えられるのですが、大出版社を相手にそこまでできるとは考えにくく、大出版社が政治的なパワーで利益を確保することになるのかなと思いました。
そもそも質問状を出す趣旨は政治的に有利になりたいと(か世論を味方につけたいとか) いうところにあるんじゃないかと推測しています。
つい最近も著作権法が権利者側にとって優位な形で改正されたばかりなのに 今この段階で世論や政治を味方にしたいって動機が理解できません。
自炊代行サービス業者にグーグルみたいな力があれば和解も考えられるのですが
金銭的なではなく力関係での和解って事でしょうか? そもそも権利者側が無茶な使用料を要求していないのであれば、支払えるだけの用意はすべきですし 支払
つい最近も著作権法が権利者側にとって優位な形で改正されたばかりなのに今この段階で世論や政治を味方にしたいって動機が理解できません。
質問状の送付がニュースになって、「自炊は作者に不利益をもたらす。守ろう著作権!」というスローガンで民意を形成しようとしていると考えるのは穿ちすぎでしょうか。
そもそも権利者側が無茶な使用料を要求していないのであれば、支払えるだけの用意はすべきですし支払えないならそれは既にビジネスではなくただ乗りですよ。
寡聞にして権利者側から適切な使用料を要求しているという話は聞いたことがありませんし、多分妥協や和解はしないのではないかと推測しています。ただ乗りというのは、自炊代行サービス業者が主体となって著作物を複製するか、あるいは違法な複製を助けるかして利益を得ているということでしょうか。どういう内容の利益なのでしょう?
「自炊は作者に不利益をもたらす。守ろう著作権!」というスローガンで 民意を形成しようとしていると考えるのは穿ちすぎでしょうか。
え? 守るべき物ではないのですか? 日本はベルヌ条約に批准してるわけですから、その意味でも守るのは当たり前でしょ?
寡聞にして権利者側から適切な使用料を要求しているという話は聞いたことがありませんし
それはそうでしょ、何せ合法的な電子書籍サービスを提供している出版社と そこに著作物を提供している著作者たちなのですから、自分たちの与り知らぬところで 電子化されてるとなれば、まずは止めようと動くのは当然のことですね。 まして「個人としての著作物複製権」を
「自炊は作者に不利益をもたらす。守ろう著作権!」というスローガンで民意を形成しようとしていると考えるのは穿ちすぎでしょうか。え? 守るべき物ではないのですか?日本はベルヌ条約に批准してるわけですから、その意味でも守るのは当たり前でしょ?
「自炊は作者に不利益をもたらす。守ろう著作権!」というスローガンで民意を形成しようとしていると考えるのは穿ちすぎでしょうか。
え? 守るべき物ではないのですか?日本はベルヌ条約に批准してるわけですから、その意味でも守るのは当たり前でしょ?
自炊が作者にもたらす不利益としてどういうものが念頭に置かれているかというと、自炊したデータが次々に複製され不正に流通すると書籍が売れず、作家の創作環境が悪化するというものです。この場合、自炊したデータとは、書籍を購入した人が自分で裁断してスキャンしたデータであるか、自炊代行業者が裁断してスキャンしたデータであるかを問わないので、出版業界としては、「自炊代行」だけでなく、「自炊」自体が作者に不利益をもたらすものだと考えているだろうと、私は思うわけです。実際、不法に流通している電子データをみると、単に自炊した生のデータではなく、テキストファイル専用ビューアで見ればきちんとルビが振られるように、手間をかけてあるものも多いです。そんな不法なデータが私のサーバーにアップロードされることが頻繁にあるので、いつも悲しみと怒りを覚えながら削除しています。 話を元に戻すと、出版社の「自炊により作者に不利益がもたらされないようにしよう」という目的のためには、著作権侵害が本当に起こっているかどうかを厳密に考えることは、実はそんなに意味のあることではありません。ただ、自炊代行業者が行うスキャン行為が著作権法の現行の解釈から見れば黒に近いグレーであること、出版社や作者が著作権侵害だというと非常に通りがいい(実際に今回の質問状はニュースになりましたしね)ことから、「著作権を侵害を止めさせる」といういわば錦の御旗を立てることができ、今回は自炊代行業者がターゲットになりました。だから、「著作権を守る」というスローガンに対しては「本当に著作権侵害だったのか?」と眉唾で見なければいけないと、私は思います。
他人の著作物で儲けていることには代わりません。
それは代わりはないのですが、自炊代行サービスのもうけの出所が、他人の著作物の商品としての価値か、他人の著作物の自炊を代行するという労務の価値か、という分け方で考えてみると、自炊代行で商品価値を売ってはいないのだから、私は後者であると考えます。ただし、複製権の侵害は、儲けがなくても認められるものですね。だから、儲けとかただ乗りとかはちょっと脇に置いておいてもよかろうと思います。
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
著作権がどうこうと言うより政治的な意味合いが強くね? (スコア:5, 興味深い)
質問状の具体的な内容が知りたくて各出版社のウエブページを探し回って見つけられなかったところでした。
ITmediaの記事で文字起こし(あるいは法人による自炊(笑))がされていたとは気がつきませんでした。有益なリンクを示していただき、ありがとうございます。
質問状を読んだ感想としては、自炊代行サービス業者の逃げ口上を封じる狙いがあるようですね。
業者に逃げ道や他の選択を与えていないので、この質問状からは質問者が想定する落としどころは読み取れませんでした。
自炊代行が著作権的にアウトかセーフかの結論や、その理屈が質問状に明確には記載されていませんが、もし原案にあったとしても弁護士あたりが削除しただろうと思います。
そういう諸々の点を考え合わせると、そもそも質問状を出す趣旨は政治的に有利になりたいと(か世論を味方につけたいとか)いうところにあるんじゃないかと推測しています。自炊代行サービス業者にグーグルみたいな力があれば和解も考えられるのですが、大出版社を相手にそこまでできるとは考えにくく、大出版社が政治的なパワーで利益を確保することになるのかなと思いました。
Re: (スコア:1)
つい最近も著作権法が権利者側にとって優位な形で改正されたばかりなのに
今この段階で世論や政治を味方にしたいって動機が理解できません。
金銭的なではなく力関係での和解って事でしょうか?
そもそも権利者側が無茶な使用料を要求していないのであれば、支払えるだけの用意はすべきですし
支払
如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
Re: (スコア:1)
質問状の送付がニュースになって、「自炊は作者に不利益をもたらす。守ろう著作権!」というスローガンで民意を形成しようとしていると考えるのは穿ちすぎでしょうか。
寡聞にして権利者側から適切な使用料を要求しているという話は聞いたことがありませんし、多分妥協や和解はしないのではないかと推測しています。ただ乗りというのは、自炊代行サービス業者が主体となって著作物を複製するか、あるいは違法な複製を助けるかして利益を得ているということでしょうか。どういう内容の利益なのでしょう?
Re: (スコア:2)
え? 守るべき物ではないのですか?
日本はベルヌ条約に批准してるわけですから、その意味でも守るのは当たり前でしょ?
それはそうでしょ、何せ合法的な電子書籍サービスを提供している出版社と
そこに著作物を提供している著作者たちなのですから、自分たちの与り知らぬところで
電子化されてるとなれば、まずは止めようと動くのは当然のことですね。
まして「個人としての著作物複製権」を
如何なる内容であろうとACでの書き込みは一切無視します。
Re:著作権がどうこうと言うより政治的な意味合いが強くね? (スコア:2)
自炊が作者にもたらす不利益としてどういうものが念頭に置かれているかというと、自炊したデータが次々に複製され不正に流通すると書籍が売れず、作家の創作環境が悪化するというものです。この場合、自炊したデータとは、書籍を購入した人が自分で裁断してスキャンしたデータであるか、自炊代行業者が裁断してスキャンしたデータであるかを問わないので、出版業界としては、「自炊代行」だけでなく、「自炊」自体が作者に不利益をもたらすものだと考えているだろうと、私は思うわけです。実際、不法に流通している電子データをみると、単に自炊した生のデータではなく、テキストファイル専用ビューアで見ればきちんとルビが振られるように、手間をかけてあるものも多いです。そんな不法なデータが私のサーバーにアップロードされることが頻繁にあるので、いつも悲しみと怒りを覚えながら削除しています。
話を元に戻すと、出版社の「自炊により作者に不利益がもたらされないようにしよう」という目的のためには、著作権侵害が本当に起こっているかどうかを厳密に考えることは、実はそんなに意味のあることではありません。ただ、自炊代行業者が行うスキャン行為が著作権法の現行の解釈から見れば黒に近いグレーであること、出版社や作者が著作権侵害だというと非常に通りがいい(実際に今回の質問状はニュースになりましたしね)ことから、「著作権を侵害を止めさせる」といういわば錦の御旗を立てることができ、今回は自炊代行業者がターゲットになりました。だから、「著作権を守る」というスローガンに対しては「本当に著作権侵害だったのか?」と眉唾で見なければいけないと、私は思います。
それは代わりはないのですが、自炊代行サービスのもうけの出所が、他人の著作物の商品としての価値か、他人の著作物の自炊を代行するという労務の価値か、という分け方で考えてみると、自炊代行で商品価値を売ってはいないのだから、私は後者であると考えます。ただし、複製権の侵害は、儲けがなくても認められるものですね。だから、儲けとかただ乗りとかはちょっと脇に置いておいてもよかろうと思います。