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それが全て。オーディオなんだから、そーゆーもんでしょ。
件のプレイヤーのことをググってみると、「実際に音が違うのならいいじゃない」といったオーディオファンが結構いたりするんですよ。#私は声優を聞き分ける程度の耳しかないので、この手の音響機器の評価は無理です
全く同じものではない(電源周りとライン出力に手が入っている)ので、音が変わる可能性の方が高いのでは。
件のページでは「科学的にあり得るのだろうか」と締めていますが、聴いた結果を集めてさぁどうだが科学ですよね?価格から見て「おいおいそりゃねぇぜ」なんて暗黙の前提が入ってる締めの方が非科学的。
私は残念ながら聴いたことないんですよね。どーなんだろ。
音が悪いとかいいってのは数値化できないので、定量的な議論ができないというかやりづらいですから、もともと科学には乗りづらいですよ。
多数の被験者を使い完全なブラインドテストをやって有意差を出すというようなことは過去に日米欧のオーディオ誌でやられた例があるみたいだけど、割と悲惨な価格逆転が起きちゃった例が結構あったと記憶してます。
オーディオがヤバいのは、音が良い悪いという主観的で、せいぜい定性的な議論しかできないもんと、部品の特性であるとか回路技術、実装技術といった定量的な議論が可能な科学をダイレクトにリンクさせてる点じゃないかな、と。
いずれにしても、このプレーヤー|アンプ|等々は電源が違うだとか100万200万のお金を払ったよと知ってるオーナーは、その音に対して客観的な判断はできません。音の善し悪しには心理が強く影響するわけで、高いお金を払ったのだから、あるいは電源が違うのだから良い音がしているはずだというバイアスから逃れることはできないわけです。オーナーの場合とくに。
で、そのバイアスを承知の上で音楽を楽しむのがオーディオの正しい方向であろうと。そういう視点にたてばゴールドムントも非難する必要なないんですね。
実際には高いお金を払ってスカスカなものを掴まされるより、自作できるものは自作したほうがいいでしょうね。自分で作ったもんってのは自分で苦労して作ったバイアスという、お金を払ったバイアスをはるかに上回るバイアスが働きますから、ほんとうにいい音が聞けるのですよ。
叔父の遺産分けとして「電気系好きだよね?」と回されてきたモノに、TangやSansuiやLuxやUTCのトランス沢山にタマも沢山来た為に、一時期真空管アンプで遊んだことが有る。で、それなりの品質の部品でモダンな回路で組むと、FFTで比較しても高級トランジスタアンプとほとんど変わらないんですよ。これが。自分の思う「良い音」を目指せば目指すほど、何故かつまらない音に聞こえてしまった。そして色々やった結果自分が気に入ったのは何かと言うと、一番シンプルなシングルだったりする。でもシングルなんだから、数値的には特性はメタメタ。歪みなんて1%を楽に超えるレベル。
なんで再現性と良いと思う物が結びつかないのかちょっと悩んだ結果思ったのは、多分オーディオって「再生装置」としての面もありますが「楽器」としての面も有り、その結果、「好みの音色」を以て良しとする事が多々あるんじゃ、とか思ったり。
球アンプは回路自体がデカく配線も容易で見てわかるから、電気工作の入門には良いよ。結果も直ぐに判るし、実は値段も手ごろ(なのから有る)。ただし高電圧は危険だし、一番手間がかかるのはケースの加工だったりするが。ああ、シングルなんて好むと高能率のスピーカーも必要か。
ワインに関しても同様な話があります。ワインの味と価格の間には直線的な相関関係が無いそうです。というかダブルブラインドテストで試飲して高価なワインが選ばれる割合は約1/2、つまり偶然選ばれるのと変わりないのだそうです。また、全く同じワインを異なる価格のワインだと告げられて飲んだ場合は、高価な方をおいしいと感じるそうです。そして、結論は「ワインの価格は味の一部」というもの。人間は高価であるという情報を基に飲むワインをおいしいと感じると言うことです。
# 日本語版ですがWiredの記事 [wired.jp]です。
どうです、よく似ていると思いませんか? これには脳の報酬系に対する共通の背景があることを想起させます。このような人間の感覚というか、脳の構造をもたらすのはどのような淘汰圧なのか、進化的に興味深いと思います。
ワインは工業製品とはまた違う理屈で価格が決まるから比較として適切ではない。
ワインの価格を決める大きな要因は需給関係。
IKEA効果 [srad.jp]ですね。なぁる。
多数の被験者を使い完全なブラインドテストをやって有意差を出すというようなことは過去に日米欧のオーディオ誌でやられた例があるみたいだけど、
これって「どの音が好まれるか/好まれないか」というテストにはなっても「どの音が良いか/悪いか」のテストにはならないんですよね。「いい音」とされるものが絶対的に好まれるものであるという科学的な前提がない限りは。で、そんな前提は存在しないことは、そのブラインドテストで、
割と悲惨な価格逆転が起きちゃった例が結構あった
という証明がなされてしまったわけですよね。誰かが「いい」と感じたもの
これって「どの音が好まれるか/好まれないか」というテストにはなっても「どの音が良いか/悪いか」のテストにはならないんですよね。
なるほど、その通りだぁね。そもそも己の選定基準を思い出しても「好きか嫌いか」だもんなぁ。
件のページの方は、その辺の経験や見方がなかっただけか。まぁ、それが一般的なのかも知れないけど。
IP電話の通話品質を測るのも人の耳に頼ってきめている(R)わけだからピュアオーディオのものさしが入り込む余地があるのかな?
たぶん「違いがある」と言い張る人の「聴いた結果」を集めるのが難しいんだと思いますよ。言い張らない一般人であれば二重盲検試験に協力してもらう事もできるが、「違いが無い」という結果が出てしまう。違いが聞き取れるはずのオーディオマニアは、二重盲検試験には協力してくれない。(尚、この場合の二重盲検は「違い」の有無を探す目的なので、偽薬に相当するのは「比較対象のAとBは同じサンプルである」と言う事になります。)
某オーディオ評論家を、同一のオーディオデータを書いた「普通のオーディオCD」と「ガラスCD」と「バルクCD-R」と「CDからのリッピングデータ」の音質比較の公開二重盲検試験の被験者に引っ張り出せる人が居たら尊敬します。
違い自体は判る事も有る。が、どちらが良いかはわからない事もある。
ある人は派手にドンシャリ化したのを良いと言い、またある人は少々ノイズがあろうが出来るだけ最小限の音まで聞き分けられるものを良いとし、またある人は詳細は潰れても過剰なフォードバックをかけてS/N比を上げた方が良いと言う。
そして絶対的な基準になりそうは再現率で見ても、意外と沢山の人間は良くないと言う。結局、議論の共通の基準が無いのが一番の問題なんだろうね。
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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
己の耳で判断しろ (スコア:1)
それが全て。
オーディオなんだから、そーゆーもんでしょ。
Re: (スコア:0)
件のプレイヤーのことをググってみると、「実際に音が違うのならいいじゃない」といったオーディオファンが結構いたりするんですよ。
#私は声優を聞き分ける程度の耳しかないので、この手の音響機器の評価は無理です
Re:己の耳で判断しろ (スコア:1)
全く同じものではない(電源周りとライン出力に手が入っている)ので、音が変わる可能性の方が高いのでは。
件のページでは「科学的にあり得るのだろうか」と締めていますが、聴いた結果を集めてさぁどうだが科学ですよね?
価格から見て「おいおいそりゃねぇぜ」なんて暗黙の前提が入ってる締めの方が非科学的。
私は残念ながら聴いたことないんですよね。どーなんだろ。
Re:己の耳で判断しろ (スコア:1)
音が悪いとかいいってのは数値化できないので、定量的な議論ができないというか
やりづらいですから、もともと科学には乗りづらいですよ。
多数の被験者を使い完全なブラインドテストをやって有意差を出すというようなことは
過去に日米欧のオーディオ誌でやられた例があるみたいだけど、割と悲惨な価格逆転が
起きちゃった例が結構あったと記憶してます。
オーディオがヤバいのは、音が良い悪いという主観的で、せいぜい定性的な議論しか
できないもんと、部品の特性であるとか回路技術、実装技術といった定量的な議論が
可能な科学をダイレクトにリンクさせてる点じゃないかな、と。
いずれにしても、このプレーヤー|アンプ|等々は電源が違うだとか100万200万のお金を払ったよ
と知ってるオーナーは、その音に対して客観的な判断はできません。音の善し悪しには心理が
強く影響するわけで、高いお金を払ったのだから、あるいは電源が違うのだから良い音がしている
はずだというバイアスから逃れることはできないわけです。オーナーの場合とくに。
で、そのバイアスを承知の上で音楽を楽しむのがオーディオの正しい方向であろうと。
そういう視点にたてばゴールドムントも非難する必要なないんですね。
実際には高いお金を払ってスカスカなものを掴まされるより、自作できるものは自作したほうが
いいでしょうね。自分で作ったもんってのは自分で苦労して作ったバイアスという、お金を払った
バイアスをはるかに上回るバイアスが働きますから、ほんとうにいい音が聞けるのですよ。
Re:己の耳で判断しろ (スコア:2, 興味深い)
叔父の遺産分けとして「電気系好きだよね?」と回されてきたモノに、TangやSansuiやLuxやUTC
のトランス沢山にタマも沢山来た為に、一時期真空管アンプで遊んだことが有る。
で、それなりの品質の部品でモダンな回路で組むと、FFTで比較しても高級トランジスタアンプと
ほとんど変わらないんですよ。これが。
自分の思う「良い音」を目指せば目指すほど、何故かつまらない音に聞こえてしまった。
そして色々やった結果自分が気に入ったのは何かと言うと、一番シンプルなシングルだったりする。
でもシングルなんだから、数値的には特性はメタメタ。歪みなんて1%を楽に超えるレベル。
なんで再現性と良いと思う物が結びつかないのかちょっと悩んだ結果思ったのは、多分オーディオって
「再生装置」としての面もありますが「楽器」としての面も有り、その結果、「好みの音色」を以て良し
とする事が多々あるんじゃ、とか思ったり。
球アンプは回路自体がデカく配線も容易で見てわかるから、電気工作の入門には良いよ。
結果も直ぐに判るし、実は値段も手ごろ(なのから有る)。
ただし高電圧は危険だし、一番手間がかかるのはケースの加工だったりするが。
ああ、シングルなんて好むと高能率のスピーカーも必要か。
Re:己の耳で判断しろ (スコア:2)
ワインに関しても同様な話があります。ワインの味と価格の間には直線的な相関関係が無いそうです。
というかダブルブラインドテストで試飲して高価なワインが選ばれる割合は約1/2、つまり偶然選ばれるのと変わりないのだそうです。
また、全く同じワインを異なる価格のワインだと告げられて飲んだ場合は、高価な方をおいしいと感じるそうです。
そして、結論は「ワインの価格は味の一部」というもの。人間は高価であるという情報を基に飲むワインをおいしいと感じると言うことです。
# 日本語版ですがWiredの記事 [wired.jp]です。
どうです、よく似ていると思いませんか? これには脳の報酬系に対する共通の背景があることを想起させます。
このような人間の感覚というか、脳の構造をもたらすのはどのような淘汰圧なのか、進化的に興味深いと思います。
Re: (スコア:0)
ワインは工業製品とはまた違う理屈で価格が決まるから比較として適切ではない。
ワインの価格を決める大きな要因は需給関係。
Re:己の耳で判断しろ (スコア:1)
IKEA効果 [srad.jp]ですね。なぁる。
Re: (スコア:0)
これって「どの音が好まれるか/好まれないか」というテストにはなっても「どの音が良いか/悪いか」のテストにはならないんですよね。
「いい音」とされるものが絶対的に好まれるものであるという科学的な前提がない限りは。
で、そんな前提は存在しないことは、そのブラインドテストで、
という証明がなされてしまったわけですよね。
誰かが「いい」と感じたもの
Re:己の耳で判断しろ (スコア:1)
これって「どの音が好まれるか/好まれないか」というテストにはなっても「どの音が良いか/悪いか」のテストにはならないんですよね。
なるほど、その通りだぁね。
そもそも己の選定基準を思い出しても「好きか嫌いか」だもんなぁ。
件のページの方は、その辺の経験や見方がなかっただけか。まぁ、それが一般的なのかも知れないけど。
Re:己の耳で判断しろ (スコア:1)
IP電話の通話品質を測るのも人の耳に頼ってきめている(R)わけだからピュアオーディオのものさしが入り込む余地があるのかな?
Re: (スコア:0)
たぶん「違いがある」と言い張る人の「聴いた結果」を集めるのが難しいんだと思いますよ。
言い張らない一般人であれば二重盲検試験に協力してもらう事もできるが、「違いが無い」という結果が出てしまう。
違いが聞き取れるはずのオーディオマニアは、二重盲検試験には協力してくれない。
(尚、この場合の二重盲検は「違い」の有無を探す目的なので、偽薬に相当するのは「比較対象のAとBは同じサンプルである」と言う事になります。)
某オーディオ評論家を、同一のオーディオデータを書いた「普通のオーディオCD」と「ガラスCD」と「バルクCD-R」と「CDからのリッピングデータ」の音質比較の公開二重盲検試験の被験者に引っ張り出せる人が居たら尊敬します。
Re: (スコア:0)
違い自体は判る事も有る。が、どちらが良いかはわからない事もある。
ある人は派手にドンシャリ化したのを良いと言い、
またある人は少々ノイズがあろうが出来るだけ最小限の音まで聞き分けられるものを良いとし、
またある人は詳細は潰れても過剰なフォードバックをかけてS/N比を上げた方が良いと言う。
そして絶対的な基準になりそうは再現率で見ても、意外と沢山の人間は良くないと言う。
結局、議論の共通の基準が無いのが一番の問題なんだろうね。