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論文はまず,よく知られたロータス効果(表面に微細な突起を多数作り空気を抱え込むことで,液体をはじく)による表面加工にはいくつか弱点がある,という指摘から始まります.挙げられているのは例えば
で,ここに,はじきたい液体と混ざらない溶液を染みこませておく,と.
って事は逆に水滴を回避する構造も出来るんですかね。親水性のスポンジ構造を窓ガラス表面に構築しておけば、水滴にならずに広がって視界を確保しやすくなるとかそういう奴が。The Telegraphの動画の一番最後に乾燥した面が出てたけど、一旦馴染んだら滴を作らずに上手く受け流してるっぽいし…ああでも、揮発性の液体だとダメな気がする。親水性の不揮発溶液…も馴染んだ後に置換されて揮発するからダメだろうし、はじく種類の加工じゃないと制限が激しそうだ。
>親水性のスポンジ構造を窓ガラス表面に構築しておけば、水滴にならずに広がって視界を確保しやすくなるとかそういう奴が。
そういう構造は超親水性コーティングの一種として知られておりまして,例えば水酸基(-OH)を結構持つような分子やナノ粒子からなるコーティング剤などがあります.#多分スポンジ状にはしなくても良い……と思います.
こういう構造ですと,表面に突き出た多数の水酸基が水分子と非常に親和性が高いため,空気中の水分子を取り込み表面に薄い膜となっていて防汚効果があるとか,水がかかった際に薄い膜として広がるため視界を遮らない,といった特徴があり,窓材だとかそういうものに使われています.光が当たった際のTiO2なんかもそうですね.紫外線が当たると光励起で表面に水酸基か何かが一時的にできて,しばらくは超親水性を示すとかそんなメカニズムで.
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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
概要 (スコア:5, 参考になる)
論文はまず,よく知られたロータス効果(表面に微細な突起を多数作り空気を抱え込むことで,液体をはじく)による表面加工にはいくつか弱点がある,という指摘から始まります.
挙げられているのは例えば
Re: (スコア:1)
で,ここに,はじきたい液体と混ざらない溶液を染みこませておく,と.
って事は逆に水滴を回避する構造も出来るんですかね。
親水性のスポンジ構造を窓ガラス表面に構築しておけば、水滴にならずに広がって視界を確保しやすくなるとかそういう奴が。
The Telegraphの動画の一番最後に乾燥した面が出てたけど、一旦馴染んだら滴を作らずに上手く受け流してるっぽいし…
ああでも、揮発性の液体だとダメな気がする。
親水性の不揮発溶液…も馴染んだ後に置換されて揮発するからダメだろうし、はじく種類の加工じゃないと制限が激しそうだ。
Re:概要 (スコア:2)
>親水性のスポンジ構造を窓ガラス表面に構築しておけば、水滴にならずに広がって視界を確保しやすくなるとかそういう奴が。
そういう構造は超親水性コーティングの一種として知られておりまして,例えば水酸基(-OH)を結構持つような分子やナノ粒子からなるコーティング剤などがあります.
#多分スポンジ状にはしなくても良い……と思います.
こういう構造ですと,表面に突き出た多数の水酸基が水分子と非常に親和性が高いため,空気中の水分子を取り込み表面に薄い膜となっていて防汚効果があるとか,水がかかった際に薄い膜として広がるため視界を遮らない,といった特徴があり,窓材だとかそういうものに使われています.
光が当たった際のTiO2なんかもそうですね.紫外線が当たると光励起で表面に水酸基か何かが一時的にできて,しばらくは超親水性を示すとかそんなメカニズムで.