Lethal (この遺伝子がないと生まれてこれない) かと思ったら、どうやらなくても特に問題ない [ucsc.edu]ようです (Total absence of ACTN3 ... does not result in genetic disease in either in human ...)。ただACTN3 [wikipedia.org]には一種類だけ変異が知られていて、それはアジア人にもっとも多く、アフリカ人に最も少ないようです。なんか運動能力に関係がありそうな気がしないでもないです。
知りたいこと (スコア:2)
1.反例はないのか?
オリンピック出場全選手の競技直前のテスト結果をグラフ化したものがあればいい。
2.ACTN3が0,つまり全くないとどうなるのか?
3.自分の筋肉を自在に操る能力は、遺伝子レベルで決まるのか?
運動能力に秀でた幼児は、意識的に筋肉を動かしているとは思えないから。
長距離を泳ぐのは平気だけど、ダブダブの下腹のせいで乱流が発生して速くは泳げない、遺伝子量不明の者より。
Re:知りたいこと (スコア:2)
1.反例はないのか?
これは Ryo.F さんの言う通り、山ほどあると思います。この検査がコピー数多型 [wikipedia.org]を調べてるんだとすると、ゲノムDNAの中の何箇所にACTN3遺伝子があるかを数えてるんだと思います。
2.ACTN3が0,つまり全くないとどうなるのか?
Lethal (この遺伝子がないと生まれてこれない) かと思ったら、どうやらなくても特に問題ない [ucsc.edu]ようです (Total absence of ACTN3 ... does not result in genetic disease in either in human ...)。ただACTN3 [wikipedia.org]には一種類だけ変異が知られていて、それはアジア人にもっとも多く、アフリカ人に最も少ないようです。なんか運動能力に関係がありそうな気がしないでもないです。
3.自分の筋肉を自在に操る能力は、遺伝子レベルで決まるのか?
運動能力に秀でた幼児は、意識的に筋肉を動かしているとは思えないから。
難しい質問ですね。いわゆる人間の「自由意思」ではなく、遺伝子などの「物質的」なものに支配されているのか?との問いであれば、明確な回答を持つのは宗教だけです。仏教には非常に深い洞察があります。科学界の見解としては、答えは「Yes だ、Yes と思う、Yes じゃないかな、まちょと Yes ということにしておけ」てな感じで、唯物論的な立場だけども、あまり触れたがらないと思います。
そうではなく、「意識」と運動の関係なら、意識のない状態で行われる、または意識に認識されない不随意の運動は非常に多いし、研究も昔からあります。でもそれと遺伝病の関係はどうなんでしょうね? よく知りませんが、ハンチントン病とかパーキンソン病とかに例が見られたりするのかな?
Re:知りたいこと (スコア:1)
1.反例はないのか?
あるに決まっている。スポーツって、持久力と瞬発力だけで決まるもんじゃないから。
スポーツをIOC承認競技 [wikipedia.org]だけに絞って考えてみても、例えば、コントラクトブリッジ [wikipedia.org]やチェス [wikipedia.org]も入っているわけで、これらのスポーツの向き不向きにACTN3はほとんど関係ないだろう。
Re:知りたいこと (スコア:1)
適したスポーツがチェスと言われたら喜ぶべきか悲しむべきか…
Re:知りたいこと (スコア:1)
実はスポーツが得意になるかどうかは生まれた月に大きく依存するんだとか.
いわゆる遅生まれだと, 幼稚園から小学校, 中学校の初めぐらいまで成長差による体力ハンデがつきまとい, 自然, スポーツから疎遠になるのだとか.
Re: (スコア:0)
ハンデがつくのはいわゆる「早生まれ」、ではないでしょうか。
「遅生まれ」が4月2日から12月31日までに生まれること、なので。
Re:知りたいこと (スコア:1)
あ, そうです. 間違えました.
日本だと4月始まりですが, 諸外国では9月始まりの所も多かったりするので, それらの一般的な呼び方を考えている内に間違っちゃったみたいです.