アカウント名:
パスワード:
最近の研究によりますと、なんでも笑いというものは、脳の推理が事実と乖離した時に起きるものらしいですな。
そうしますとあたしら噺家は困ったことになりそうで、何しろ、古典落語はお客さんもネタを知っているし、だいいち持ち芸の意味がなくなっちまう。まァ学者先生の研究だから正しいんだろうけどね。
先日も、ある推理小説家の先生のところにお邪魔しましてね。
「や、先生。先日の小説を拝見しましたが、面白かったですね、『Aの悲劇』」
「おっ、嬉しいことを言ってくれるねェ。あれは自分でもなかなかよく書けたと思ってましてね」
「あの叙述トリックが秀逸でしたなあ。最後まで気付かず、あたしゃオチを読んだところで大笑いしちゃいましてね」
「おいおい、なんですか大笑いって。喜劇じゃないんだよ」
(寄席の客)「┣¨ッ!」
まえもって場の皆が共有している「お約束のネタ」で一足飛びに予定調和を引き起こすのも、ある意味で「事実との乖離」なのかもしれませんね。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
概ね正しそうな印象はありますが、だとすると「お約束のネタ」でも笑えるのは何故だろう? (スコア:2)
最近の研究によりますと、なんでも笑いというものは、脳の推理が事実と乖離した時に起きるものらしいですな。
そうしますとあたしら噺家は困ったことになりそうで、何しろ、古典落語はお客さんもネタを知っているし、だいいち持ち芸の意味がなくなっちまう。まァ学者先生の研究だから正しいんだろうけどね。
先日も、ある推理小説家の先生のところにお邪魔しましてね。
「や、先生。先日の小説を拝見しましたが、面白かったですね、『Aの悲劇』」
「おっ、嬉しいことを言ってくれるねェ。あれは自分でもなかなかよく書けたと思ってましてね」
「あの叙述トリックが秀逸でしたなあ。最後まで気付かず、あたしゃオチを読んだところで大笑いしちゃいましてね」
「おいおい、なんですか大笑いって。喜劇じゃないんだよ」
(寄席の客)「┣¨ッ!」
Re:概ね正しそうな印象はありますが、だとすると「お約束のネタ」でも笑えるのは何故だろう? (スコア:0)
まえもって場の皆が共有している「お約束のネタ」で一足飛びに予定調和を引き起こすのも、ある意味で「事実との乖離」なのかもしれませんね。