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最近の研究によりますと、なんでも笑いというものは、脳の推理が事実と乖離した時に起きるものらしいですな。
そうしますとあたしら噺家は困ったことになりそうで、何しろ、古典落語はお客さんもネタを知っているし、だいいち持ち芸の意味がなくなっちまう。まァ学者先生の研究だから正しいんだろうけどね。
先日も、ある推理小説家の先生のところにお邪魔しましてね。
「や、先生。先日の小説を拝見しましたが、面白かったですね、『Aの悲劇』」
「おっ、嬉しいことを言ってくれるねェ。あれは自分でもなかなかよく書けたと思ってましてね」
「あの叙述トリックが秀逸でしたなあ。最後まで気付かず、あたしゃオチを読んだところで大笑いしちゃいましてね」
「おいおい、なんですか大笑いって。喜劇じゃないんだよ」
(寄席の客)「┣¨ッ!」
>古典落語はお客さんもネタを知っている人は、条件反射で笑う場合もあるのではないでしょうか。反射的に笑える雰囲気を醸しだす、という所に、話芸の奥深さがあるのかもしれません。
// ええ、疲れている時に「アボガドロ数」という文字を見るだけで、// 思わず笑ってしまう事があるのですよ
おせんみこちゃ --> 大阪さん
はともかく。
他人の笑い声を聞くことで「笑っていい場」であると安心して笑える要因もあるのではないかと。
「笑わなくちゃいけない場」であると誘導しているように感じて、テレビの笑い声挿入は大嫌いなんですが…
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
概ね正しそうな印象はありますが、だとすると「お約束のネタ」でも笑えるのは何故だろう? (スコア:2)
最近の研究によりますと、なんでも笑いというものは、脳の推理が事実と乖離した時に起きるものらしいですな。
そうしますとあたしら噺家は困ったことになりそうで、何しろ、古典落語はお客さんもネタを知っているし、だいいち持ち芸の意味がなくなっちまう。まァ学者先生の研究だから正しいんだろうけどね。
先日も、ある推理小説家の先生のところにお邪魔しましてね。
「や、先生。先日の小説を拝見しましたが、面白かったですね、『Aの悲劇』」
「おっ、嬉しいことを言ってくれるねェ。あれは自分でもなかなかよく書けたと思ってましてね」
「あの叙述トリックが秀逸でしたなあ。最後まで気付かず、あたしゃオチを読んだところで大笑いしちゃいましてね」
「おいおい、なんですか大笑いって。喜劇じゃないんだよ」
(寄席の客)「┣¨ッ!」
Re: (スコア:1)
>古典落語はお客さんもネタを知っている
人は、条件反射で笑う場合もあるのではないでしょうか。
反射的に笑える雰囲気を醸しだす、という所に、
話芸の奥深さがあるのかもしれません。
// ええ、疲れている時に「アボガドロ数」という文字を見るだけで、
// 思わず笑ってしまう事があるのですよ
Re:概ね正しそうな印象はありますが、だとすると「お約束のネタ」でも笑えるのは何故だろう? (スコア:0)
おせんみこちゃ --> 大阪さん
はともかく。
他人の笑い声を聞くことで「笑っていい場」であると安心して笑える要因もあるのではないかと。
「笑わなくちゃいけない場」であると誘導しているように感じて、テレビの笑い声挿入は大嫌いなんですが…