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いろいろ紛糾しそうな結論ではありますが経済学的に見れば非常に重要なキーワードである「余剰金」という考え方に言及したのは鋭い見方であると言えるのではないでしょうか。
経済学のとある一派の考え方で、結局ある商品が売れるかどうかや景気・不景気や、はたまた国家の隆盛に到るまでは国民の各個人や各世帯がどれだけ「生活余剰金」を確保できているかによるところが大きい、というものがあります。
ここで国民全体の「エンターテイメントに使えるお金」を大きな1つのパイとしたとき、音楽やマンガなどメディアの違いや、さらには個別の作品の良し悪しはそのパイの中で割合をどれだけ奪えるかでしかなく、パイ自体を大きくする効果はない(それは生活余剰金が増えない限りありえない)とする考え方です。
つまり不正DLが多くなったから業界の売上が落ちたとか、良い作品を育てなかったから縮小してきたとかはあまり関係なくて、単に日本国民全体が貧乏になってきたのが全て、ということになります。
まあある意味ギョウカイの努力とかユーザーの善意とかを無下にする考え方なので脊髄で反発したくなりますがそれなりに数字で理論付けされてて一概に否定できないところがあるのです。誤解を恐れずに言うならば、エンターテイメント"産業"は国民の豊かさが無ければ成り立たない、豊かさが大きくならない限りパイも大きくならない、ということです。
だからそういう業界の人がパイを大きくしたければ著作権どうこうとかのロビー活動は実は意味が無いので ・税金を低くする ・官僚の無駄遣いをやめさせる ・小さな政府を目指すといったところの実現を目指す方向へお金をかけるべき、だそうですよ。
小遣い一定の法則でしょ。
最近だと、昔はなかった、携帯代で1万近くとられてるので、その分、他の分野に使う小遣いが減っているのでしょう。
今は税金を少なくしても、貯蓄にまわるだけ。
すみません、これってミクロ経済学ですか?この派閥の代表的論者って誰なのか教えていただけないでしょうか。
一派という書き方が悪かったですね。申し訳ありません。具体的な派閥を想定しての記述ではありません。元ネタは何かの書籍で仕入れたのですが失念しました。(可処分所得の話だからミクロ経済学で間違い無いとは思うのですが)もしかしたらミクロ計量経済学だったか、はたまた社会経済学だったかもしれないです。社会経済学だとしたらアレは経済学じゃないという向きもいらっしゃると思い、その辺のオフトピ議論を避ける意味で一派とぼやかしました次第です。あまり参考にならなくてすみません。# オフトピなのでAC
ありがとうございました。ミクロ経済学の用語だからそっちなのかなと思ったのですが、その先著作権云々まで踏み込んだ主張はいままで見たことなかったので非常に興味を惹かれました。ちょっと自分で調べてみます
農業生産量が減って国民全員に十分な食料が行き渡らなくなったとして、
「どうせ足りないんだから窃盗・強盗するのを取り締まっても意味ないんじゃね?」「それより農業生産の拡大にお金を使ったほうがいいんじゃね?」
というのは有りなのか、無しなのか。
違法DLと全然関係ない話だと思うけど有り無しで言うと有り一択でしょう?無しにしちゃうと飢饉でどうしようもなくなって一揆を行う農民は皆殺しせよということになる。
いや有りにしたら有りにしたで、生産や流通を行う者を襲うようになるんで、こまる。バランスが大事。
あり。カルネアデスの板。
なにかを取り締まったほうが得ならそうすればいいし、農業生産が拡大したほうがうれしいならそうすればいい。
正義なんて自己満足に過ぎないんだから、他人をまったく無視してその自己満足を追求するかそうでなければそんなものは捨てたらいいよ。
ありでしょう。盗まないと食べられない連中は死んでしまえというのであれば話は別ですが。というかエンターテインメントという娯楽と生死にかかわる食糧を同列に考えるのがまず間違いかと。
モバゲーに金を使いたいから他はマジコンでいいや。ゲーム業界全体で消費が閉じてるからいいよね。…という話なんですかね。
ああ、「関係団体」を入れても、国防関係の人員を抜いても、順位は変わらないので念の為 :-)図録▽公務員数の国際比較 [ttcn.ne.jp]
……まぁ、この「小さな政府」が中央集権の一因(事実上、地方には事業を回していけるノウハウも人的リソースも無い)という事を考えると、デメリットも少なからずあるんですがね。
ダウト。公務員の人数は少ないとしても、給料が洒落にならないぐらい高い。http://blog.livedoor.jp/nihil1/archives/50422879.html [livedoor.jp]国民所得と比較した時の給与額が他国の倍なので先進国中でも上位の「大きい政府」です。
いくらでもコピーできるデータ化可能コンテンツと有体物を伴う嗜好品の競合になるからその理論は成立しないでしょう。さらに無料の違法コンテンツで時間を潰されるというのは「欲しがる動機とそのために働く時間」の両方を奪うわけですから。
まず有体物・無体物の違いというのは需要・供給面では確かに影響しますが、可処分所得の話に限ればあまり影響は無いと考えられます。また嗜好品と娯楽とが同じでないというのも一理ありますが、どちらかというと誤差の範囲に収まる想定です。この2つの競合も確かにあるのでしょうが、衣食住や貯蓄の影響が大きすぎるのであまり気にしない、という所ですね。
ただ「違法コンテンツで時間を潰される」というのは非常に目の付け所が良いですね。というのもミクロ経済学では余剰金と同じく「余暇時間と労働時間」が重要なキーワードになっているからで、もしこのあたりの知識を持たずにそこに気づかれたのなら経済学の才能があるんじゃないかと思います。# と同好の士を増やす努力をしてみる
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犯人は巨人ファンでA型で眼鏡をかけている -- あるハッカー
余剰金という考え方 (スコア:5, 参考になる)
いろいろ紛糾しそうな結論ではありますが
経済学的に見れば非常に重要なキーワードである「余剰金」という考え方に言及したのは
鋭い見方であると言えるのではないでしょうか。
経済学のとある一派の考え方で、
結局ある商品が売れるかどうかや景気・不景気や、はたまた国家の隆盛に到るまでは
国民の各個人や各世帯がどれだけ「生活余剰金」を確保できているかによるところが大きい、
というものがあります。
ここで国民全体の「エンターテイメントに使えるお金」を大きな1つのパイとしたとき、
音楽やマンガなどメディアの違いや、さらには個別の作品の良し悪しは
そのパイの中で割合をどれだけ奪えるかでしかなく、
パイ自体を大きくする効果はない(それは生活余剰金が増えない限りありえない)とする考え方です。
つまり不正DLが多くなったから業界の売上が落ちたとか、良い作品を育てなかったから縮小してきたとかは
あまり関係なくて、単に日本国民全体が貧乏になってきたのが全て、ということになります。
まあある意味ギョウカイの努力とかユーザーの善意とかを無下にする考え方なので脊髄で反発したくなりますが
それなりに数字で理論付けされてて一概に否定できないところがあるのです。
誤解を恐れずに言うならば、エンターテイメント"産業"は国民の豊かさが無ければ成り立たない、
豊かさが大きくならない限りパイも大きくならない、ということです。
だからそういう業界の人がパイを大きくしたければ
著作権どうこうとかのロビー活動は実は意味が無いので
・税金を低くする
・官僚の無駄遣いをやめさせる
・小さな政府を目指す
といったところの実現を目指す方向へお金をかけるべき、だそうですよ。
Re:余剰金という考え方 (スコア:1)
小遣い一定の法則でしょ。
最近だと、昔はなかった、携帯代で1万近くとられてるので、
その分、他の分野に使う小遣いが減っているのでしょう。
今は税金を少なくしても、貯蓄にまわるだけ。
Re:余剰金という考え方 (スコア:1)
経済学のとある一派の考え方で、
結局ある商品が売れるかどうかや景気・不景気や、はたまた国家の隆盛に到るまでは
国民の各個人や各世帯がどれだけ「生活余剰金」を確保できているかによるところが大きい、
というものがあります。
すみません、これってミクロ経済学ですか?
この派閥の代表的論者って誰なのか教えていただけないでしょうか。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re: (スコア:0)
一派という書き方が悪かったですね。申し訳ありません。
具体的な派閥を想定しての記述ではありません。
元ネタは何かの書籍で仕入れたのですが失念しました。(可処分所得の話だからミクロ経済学で間違い無いとは思うのですが)
もしかしたらミクロ計量経済学だったか、はたまた社会経済学だったかもしれないです。
社会経済学だとしたらアレは経済学じゃないという向きもいらっしゃると思い、
その辺のオフトピ議論を避ける意味で一派とぼやかしました次第です。
あまり参考にならなくてすみません。
# オフトピなのでAC
Re:余剰金という考え方 (スコア:1)
ありがとうございました。
ミクロ経済学の用語だからそっちなのかなと思ったのですが、
その先著作権云々まで踏み込んだ主張はいままで見たことなかったので非常に興味を惹かれました。
ちょっと自分で調べてみます
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
正義の話をしよう (スコア:1)
農業生産量が減って国民全員に十分な食料が行き渡らなくなったとして、
「どうせ足りないんだから窃盗・強盗するのを取り締まっても意味ないんじゃね?」
「それより農業生産の拡大にお金を使ったほうがいいんじゃね?」
というのは有りなのか、無しなのか。
Re: (スコア:0)
違法DLと全然関係ない話だと思うけど
有り無しで言うと有り一択でしょう?
無しにしちゃうと飢饉でどうしようもなくなって一揆を行う農民は皆殺しせよということになる。
Re: (スコア:0)
いや有りにしたら有りにしたで、生産や流通を行う者を襲うようになるんで、こまる。
バランスが大事。
Re: (スコア:0)
あり。カルネアデスの板。
正義とかどうでもいい (スコア:0)
なにかを取り締まったほうが得ならそうすればいいし、
農業生産が拡大したほうがうれしいならそうすればいい。
正義なんて自己満足に過ぎないんだから、
他人をまったく無視してその自己満足を追求するか
そうでなければそんなものは捨てたらいいよ。
Re: (スコア:0)
ありでしょう。
盗まないと食べられない連中は死んでしまえというのであれば話は別ですが。
というかエンターテインメントという娯楽と生死にかかわる食糧を同列に考えるのがまず間違いかと。
Re: (スコア:0)
モバゲーに金を使いたいから他はマジコンでいいや。
ゲーム業界全体で消費が閉じてるからいいよね。
…という話なんですかね。
ちなみに日本は、先進国中でトップの「小さい政府」です (スコア:0)
ああ、「関係団体」を入れても、国防関係の人員を抜いても、順位は変わらないので念の為 :-)
図録▽公務員数の国際比較 [ttcn.ne.jp]
……まぁ、この「小さな政府」が中央集権の一因(事実上、地方には事業を回していけるノウハウも人的リソースも無い)という事を考えると、デメリットも少なからずあるんですがね。
Re: (スコア:0)
ダウト。
公務員の人数は少ないとしても、給料が洒落にならないぐらい高い。
http://blog.livedoor.jp/nihil1/archives/50422879.html [livedoor.jp]
国民所得と比較した時の給与額が他国の倍なので先進国中でも上位の「大きい政府」です。
Re: (スコア:0)
いくらでもコピーできるデータ化可能コンテンツと有体物を伴う嗜好品の競合になるからその理論は成立しないでしょう。
さらに無料の違法コンテンツで時間を潰されるというのは「欲しがる動機とそのために働く時間」の両方を奪うわけですから。
Re:余剰金という考え方 (スコア:3)
まず有体物・無体物の違いというのは需要・供給面では確かに影響しますが、可処分所得の話に限ればあまり影響は無いと考えられます。
また嗜好品と娯楽とが同じでないというのも一理ありますが、どちらかというと誤差の範囲に収まる想定です。
この2つの競合も確かにあるのでしょうが、衣食住や貯蓄の影響が大きすぎるのであまり気にしない、という所ですね。
ただ「違法コンテンツで時間を潰される」というのは非常に目の付け所が良いですね。
というのもミクロ経済学では余剰金と同じく「余暇時間と労働時間」が重要なキーワードになっているからで、
もしこのあたりの知識を持たずにそこに気づかれたのなら経済学の才能があるんじゃないかと思います。
# と同好の士を増やす努力をしてみる