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32nm Atomが買えるようになったのはつい最近(2011年12月24日の記事 [impress.co.jp])ですそれまでは45nmだったので、1年弱の間は対ARMどころかx86内でライバルの40nmのZacate(AMD E/C系/2011月2月5日の記事 [impress.co.jp])よりも古い世代だったことになります(Zacateと32nm Atomの間に32nmのLlano(AMD A系)やZambezi(AMD FX系)も発売されているので、32nmのx86プロセッサとして現在のところは最後発)
さらに28nmのSnapdragon S4がもうすでに完成している(CESでのお披露目の記事 [impress.co.jp])ので対ARMではまた引き離されたといってもいいでしょう22nmのAtomは2013年前半の予定ですので、順調にいっても1年程度は追いかける立場になるわけですしTSMCの20nmの商業生産も2013年内を予定していますので、Intel 22nm VS TSMC 28nmというリードしている期間も今のところは長いとはいない状況です
こういった状況になるのは1つはTSMCがプロセス開発へかなり投資しているからで実はライバルでありARMチップ製造では勝ち組の1つであるSAMSUNGでさえ、やっと32nmに移行しはじめたところです(Apple A5やPS VitaのARMチップはSAMSUNGの45nm)
もう1つの理由はIntelがAtomを製造しているのに使っているのが、PC向けCPUとは違うプロセスだからです(わかりやすい記事 [impress.co.jp])仮にIntelがARMチップを製造するようになったとしても、使われるのはAtomと同じプロセスでしょう
PC向けCPUのプロセスが他を圧倒的に早いスピードで開発されるのはやはりかなりの投資をしているからでその原動力はPC向けCPUが高く売れるからですね(特にサーバ向け)
それに対して、AtomからARMに転向してどれだけ儲かるかです
ハーフノード程度のリードでは大きな勝因とはならないのは、40nmが使える状況で45nmで勝ち組に入っているSAMSUNGが示していますつまり、CPUデザインもGPUデザインもARMやImaginationなどから買ってきて製造するだけでは難しいということになります
かといって、IntelがGPUを作ることが苦手なのはもう今更です(だから、AtomではPowerVRを選んでいる)しCPUデザインも、NetBurstやNehalemなどを作ったオレゴンのチームや現Atomを作ったオースティンのチームなどでは他社のデザインに圧倒的なアドバンテージが発生するとは考えにくいです
結局、先行投資としてARM用のプロセスにもPC向けCPUと同等につぎ込んだうえで(本丸であるPC向けCPUがAMDに攻められる危険を冒して)エースであるイスラエルのチームに設計させて圧倒的なシェアを取って回収する方法くらいしか、個人的には手がないように思えます
しかし、それはARMに転向しなくてもAtomに対しても行える戦略です
さらに、PC向けCPUでARMのbig.LITTLE的なアプローチを行うなら、モバイル向けもx86であればそれを流用できて有利ですし今後のアーキテクチャに関しても、x86を維持していく場合には、新規開発以外の現行の改良と、Banias/Dothan/Yonah/Merom/Sandi Brigdeなどの設計を基礎に流用するというオプションが取れます
ユーザとしてはIntelのARMチップに期待したいところですが正直、ARM転向はIntelにとってはよい戦略であるとは、私は思いませんのであまり期待していません
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
Intelのプロセスで (スコア:2)
ARMを作ったら、低消費電力かつ高性能のCPUができそうなんだが
XScaleの再来は無いんですかね
どうでしょうかね (スコア:1)
32nm Atomが買えるようになったのはつい最近(2011年12月24日の記事 [impress.co.jp])です
それまでは45nmだったので、1年弱の間は対ARMどころか
x86内でライバルの40nmのZacate(AMD E/C系/2011月2月5日の記事 [impress.co.jp])よりも古い世代だったことになります
(Zacateと32nm Atomの間に32nmのLlano(AMD A系)やZambezi(AMD FX系)も発売されているので、32nmのx86プロセッサとして現在のところは最後発)
さらに28nmのSnapdragon S4がもうすでに完成している(CESでのお披露目の記事 [impress.co.jp])ので対ARMではまた引き離されたといってもいいでしょう
22nmのAtomは2013年前半の予定ですので、順調にいっても1年程度は追いかける立場になるわけですし
TSMCの20nmの商業生産も2013年内を予定していますので、Intel 22nm VS TSMC 28nmというリードしている期間も今のところは長いとはいない状況です
こういった状況になるのは1つはTSMCがプロセス開発へかなり投資しているからで
実はライバルでありARMチップ製造では勝ち組の1つであるSAMSUNGでさえ、やっと32nmに移行しはじめたところです
(Apple A5やPS VitaのARMチップはSAMSUNGの45nm)
もう1つの理由はIntelがAtomを製造しているのに使っているのが、PC向けCPUとは違うプロセスだからです(わかりやすい記事 [impress.co.jp])
仮にIntelがARMチップを製造するようになったとしても、使われるのはAtomと同じプロセスでしょう
PC向けCPUのプロセスが他を圧倒的に早いスピードで開発されるのはやはりかなりの投資をしているからで
その原動力はPC向けCPUが高く売れるからですね(特にサーバ向け)
それに対して、AtomからARMに転向してどれだけ儲かるかです
ハーフノード程度のリードでは大きな勝因とはならないのは、40nmが使える状況で45nmで勝ち組に入っているSAMSUNGが示しています
つまり、CPUデザインもGPUデザインもARMやImaginationなどから買ってきて製造するだけでは難しいということになります
かといって、IntelがGPUを作ることが苦手なのはもう今更です(だから、AtomではPowerVRを選んでいる)し
CPUデザインも、NetBurstやNehalemなどを作ったオレゴンのチームや現Atomを作ったオースティンのチームなどでは
他社のデザインに圧倒的なアドバンテージが発生するとは考えにくいです
結局、先行投資としてARM用のプロセスにもPC向けCPUと同等につぎ込んだうえで
(本丸であるPC向けCPUがAMDに攻められる危険を冒して)エースであるイスラエルのチームに設計させて
圧倒的なシェアを取って回収する方法くらいしか、個人的には手がないように思えます
しかし、それはARMに転向しなくてもAtomに対しても行える戦略です
さらに、PC向けCPUでARMのbig.LITTLE的なアプローチを行うなら、モバイル向けもx86であればそれを流用できて有利ですし
今後のアーキテクチャに関しても、x86を維持していく場合には、新規開発以外の
現行の改良と、Banias/Dothan/Yonah/Merom/Sandi Brigdeなどの設計を基礎に流用するというオプションが取れます
ユーザとしてはIntelのARMチップに期待したいところですが
正直、ARM転向はIntelにとってはよい戦略であるとは、私は思いませんのであまり期待していません