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このシステムは液体に対し赤外線に近い波長のレーザー光を複数箇所から照射し、装置に反射された光の波長を分析することで液体の中身を識別する「空間オフセットラマーン分光法」を利用したものだそうだ。
もしかして、反射じゃなくて散乱光?「液体に照射したレーザー光による散乱光の波長を分析・・・」っぽいけど、原文当たると。>Some of that light is reflected back to the device by the liquid.「液体に照射して装置に戻ってくる反射光」になってしまうのか。ラマン分光の話だと reflect って単語よりは scatter の方がよく使われてた気がする。#古の学生時代の記憶ですが。
ラマン分光法って、入射した(レーザ)光の散乱光を拾ってラマンスペクトルを描いて物質の構造を調べるんじゃなかったっけ。レーザもそうだけど、分光分析器自体を小型化してボトルに入れた液体を分析することに特化した装置なのかな。
後方散乱(back scattering)の測定かな、と思いました。やり方としては、集光レンズの直前に小型のプリズムなどを置いて、レーザー光をレンズの光軸方向かつレンズから遠ざかる向きに撥ねます。試料を突き抜けてるレーザーの適当な場所にピントを合わせて集光し、分光器に入れると散乱スペクトルがとれます。知らない人が見ると、戻って来たレーザー光を測定してるように見えますが、実際には散乱を見ています。迅速に測るとなると、回折格子を回す時間がもったいないので、違う波長域に固定した分光器を複数用意し、お互いに励起光が邪魔しないような向きからレーザーを入れてマルチチャンネルの検出器で測定、後でスペクトルをつなぎ合わせれば、飲料(=薄い水溶液)かそれ以外かの判別はできそうです。分解能もS/Nもそんなに要らないので、小さな分光器で充分でしょうし。
こんなの? ハイパースペクトルカメラの低価格化に成功 [srad.jp]
それはスペクトル測定を面(一次元+二次元)でやるためのカメラ。この手の測定は点のスペクトル測定(一次元)だけで十分だからそんなもの使う必要は無い。プリズムの後ろに一次元CCDでもおいておけば事足りる。
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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー
散乱? (スコア:2)
もしかして、反射じゃなくて散乱光?
「液体に照射したレーザー光による散乱光の波長を分析・・・」っぽいけど、原文当たると。
>Some of that light is reflected back to the device by the liquid.
「液体に照射して装置に戻ってくる反射光」になってしまうのか。
ラマン分光の話だと reflect って単語よりは scatter の方がよく使われてた気がする。
#古の学生時代の記憶ですが。
ラマン分光法って、入射した(レーザ)光の散乱光を拾ってラマンスペクトルを描いて物質の構造を調べるんじゃなかったっけ。
レーザもそうだけど、分光分析器自体を小型化してボトルに入れた液体を分析することに特化した装置なのかな。
Re: (スコア:3)
後方散乱(back scattering)の測定かな、と思いました。
やり方としては、集光レンズの直前に小型のプリズムなどを置いて、レーザー光をレンズの光軸方向かつレンズから遠ざかる向きに撥ねます。
試料を突き抜けてるレーザーの適当な場所にピントを合わせて集光し、分光器に入れると散乱スペクトルがとれます。
知らない人が見ると、戻って来たレーザー光を測定してるように見えますが、実際には散乱を見ています。
迅速に測るとなると、回折格子を回す時間がもったいないので、違う波長域に固定した分光器を複数用意し、お互いに励起光が邪魔しないような向き
からレーザーを入れてマルチチャンネルの検出器で測定、後でスペクトルをつなぎ合わせれば、飲料(=薄い水溶液)かそれ以外かの判別はできそうです。
分解能もS/Nもそんなに要らないので、小さな分光器で充分でしょうし。
Re:散乱? (スコア:0)
こんなの?
ハイパースペクトルカメラの低価格化に成功 [srad.jp]
Re: (スコア:0)
それはスペクトル測定を面(一次元+二次元)でやるためのカメラ。
この手の測定は点のスペクトル測定(一次元)だけで十分だからそんなもの使う必要は無い。
プリズムの後ろに一次元CCDでもおいておけば事足りる。