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グラフを見たが、「喫煙者率が減っているのに肺癌率は増えている」というだけのことであって、そこから、「タバコを吸わない方が肺癌になりにくい」と言ってしまうのは、論理に飛躍がありますね。理由は、相関関係が立証されていないからです。相関が不明なことがらを比較して、飛躍した結論を出してしまっている。
喫煙者と非喫煙者の肺癌率を比較すれば、「タバコを吸わない方が肺癌になりにくい」かどうかは分かるはずです。そういうグラフではないのですよね。今のところ、データが手に入らないようなので、仕方ありませんが。
肺癌率が増えていることは確かなようなので、グラフを素直に解釈すれば、「肺癌を誘発する、喫煙以外の何かの要因がある」ということになると思います。
実際のところ, 発がん性の検定ってなかなか難しいんですよ. 例えば無投与であっても, 経年により一定の割合でがんが発生するわけですから, 投与群が別の要因で短命化すると(タバコだとたとえばニコチンの血管収縮作用による心筋梗塞とか脳血栓とか), 見かけ上, がんによる死亡率は下がります. 極論を言えば, 即死系の毒物は発がん性が無いことになります.
ですので, 発がん性試験で使われるpeto検定などは, 死亡例発生時点で時系列的に区分して群間の比較を行い, それを集計して有意確率を求めます. この手の時系列変化を加味した検定手法はいろいろありますが, それぞれ初期の発生率に敏感だったり逆に末期の発生率を重視したりとかありますので, 手法の選択もむずかしかったりします. というか, 私もシステムのインプリメントのための表面的な知識があるだけで, 実際に使うことはまったく出来ません.
いやいや、武田先生の言いたい事は、「統計の嘘」の一例だと思うよ。「携帯電話が普及すると肺がんによる死亡率が上がる」とかね。
横軸を年にしたグラフを重ねただけなので、喫煙率の代わりに若者の就職率のグラフに入れ替えて、「若者が働かなくなると、肺がんの死亡率が上がる、という事になる」とか、「暴走族が減ると肺がんの死亡率が上がる」とか、怪しい記事は信じちゃダメだよ、と老婆心で言っているんだ、きっとね。
老人は言いたいことをストレートに言わずに遠回しにもったいぶって表現するのをエレガントな作法だと考えるみたいだ。ゆとりがあるという事なのかなあ。
こんな論理の飛躍が許されるなら、以下の珍説も可能に!
・肺がん率が増えるほど平均寿命が伸びる ->長生きしたければ肺がんになれ!・喫煙率が減るほど喫煙室が増える ->そのうち、喫煙者が居ないのに喫煙室だらけな世界に・・・・肺がん率が増えるほどスマートフォンが売れる ->今までは、我々の右手はタバコを持つためにあった。しかし、今やその場所にはスマフォが収まっているのだ。
原発が増えると平均寿命が伸びる。
「検査法の進歩により、肺癌が発見され易くなった」などの可能性は考慮するだに値しませんかそうですか
老衰での死亡率は低下し続けていますよ。昔だったら診断につながる検査ができなかったり、そもそも病院にかかれる前になくなっていたりした年寄りでも、ちゃんと「○○癌」とか「脳梗塞」とか「誤嚥性肺炎」とかの診断名がつくようになったから。
前年までと老衰に分類していたものが翌年になれば分類が変わる……という変更を毎年やっているから百分率や件数が毎年毎年前年とは少しずつ外的要因でずれます、という前提でグラフや数値を読む必要があるということですか?
急性心不全とかね
# 厚生労働省からはそれを第一死因にするのは言われているが絶対になくならない死因の一つ
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アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者
グラフの解釈が違う (スコア:0)
グラフを見たが、「喫煙者率が減っているのに肺癌率は増えている」というだけのことであって、そこから、「タバコを吸わない方が肺癌になりにくい」と言ってしまうのは、論理に飛躍がありますね。理由は、相関関係が立証されていないからです。相関が不明なことがらを比較して、飛躍した結論を出してしまっている。
喫煙者と非喫煙者の肺癌率を比較すれば、「タバコを吸わない方が肺癌になりにくい」かどうかは分かるはずです。そういうグラフではないのですよね。今のところ、データが手に入らないようなので、仕方ありませんが。
肺癌率が増えていることは確かなようなので、グラフを素直に解釈すれば、「肺癌を誘発する、喫煙以外の何かの要因がある」ということになると思います。
発がん性検定は難しい (スコア:2)
実際のところ, 発がん性の検定ってなかなか難しいんですよ. 例えば無投与であっても, 経年により一定の割合でがんが発生するわけですから, 投与群が別の要因で短命化すると(タバコだとたとえばニコチンの血管収縮作用による心筋梗塞とか脳血栓とか), 見かけ上, がんによる死亡率は下がります. 極論を言えば, 即死系の毒物は発がん性が無いことになります.
ですので, 発がん性試験で使われるpeto検定などは, 死亡例発生時点で時系列的に区分して群間の比較を行い, それを集計して有意確率を求めます. この手の時系列変化を加味した検定手法はいろいろありますが, それぞれ初期の発生率に敏感だったり逆に末期の発生率を重視したりとかありますので, 手法の選択もむずかしかったりします. というか, 私もシステムのインプリメントのための表面的な知識があるだけで, 実際に使うことはまったく出来ません.
Re:グラフの解釈が違う (スコア:1)
いやいや、武田先生の言いたい事は、「統計の嘘」の一例だと思うよ。「携帯電話が普及すると肺がんによる死亡率が上がる」とかね。
横軸を年にしたグラフを重ねただけなので、喫煙率の代わりに若者の就職率のグラフに入れ替えて、「若者が働かなくなると、肺がんの死亡率が上がる、という事になる」とか、「暴走族が減ると肺がんの死亡率が上がる」とか、怪しい記事は信じちゃダメだよ、と老婆心で言っているんだ、きっとね。
老人は言いたいことをストレートに言わずに遠回しにもったいぶって表現するのをエレガントな作法だと考えるみたいだ。
ゆとりがあるという事なのかなあ。
Re:グラフの解釈が違う (スコア:1)
こんな論理の飛躍が許されるなら、以下の珍説も可能に!
・肺がん率が増えるほど平均寿命が伸びる
->長生きしたければ肺がんになれ!
・喫煙率が減るほど喫煙室が増える
->そのうち、喫煙者が居ないのに喫煙室だらけな世界に・・・
・肺がん率が増えるほどスマートフォンが売れる
->今までは、我々の右手はタバコを持つためにあった。しかし、今やその場所にはスマフォが収まっているのだ。
Re: (スコア:0)
原発が増えると平均寿命が伸びる。
Re: (スコア:0)
「検査法の進歩により、肺癌が発見され易くなった」などの可能性は考慮するだに値しませんかそうですか
Re:グラフの解釈が違う (スコア:1)
老衰での死亡率は低下し続けていますよ。昔だったら診断につながる検査ができなかったり、そもそも病院にかかれる前になくなっていたりした年寄りでも、ちゃんと「○○癌」とか「脳梗塞」とか「誤嚥性肺炎」とかの診断名がつくようになったから。
Re:グラフの解釈が違う (スコア:1)
前年までと老衰に分類していたものが翌年になれば分類が変わる……という変更を毎年やっているから百分率や件数が毎年毎年前年とは少しずつ外的要因でずれます、という前提でグラフや数値を読む必要があるということですか?
Re: (スコア:0)
急性心不全とかね
# 厚生労働省からはそれを第一死因にするのは言われているが絶対になくならない死因の一つ