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富士通研、人手による校正履歴を用いた日本語自動校正技術を発表」記事へのコメント

  • by kiralin7566 (36977) on 2012年04月10日 14時28分 (#2132896) 日記

    これ [justsystems.com]は?

    「外国人が書いた(ちょっと不自然な)日本語」を校正支援する、ってところがミソなのかしら。

    --
    はじける加齢の香り!orz
    • by Hamo73 (35938) on 2012年04月11日 1時02分 (#2133215)

      プレスリリースより引用:

      これまでも、文章作成において文章の誤りを指摘したり、正しい語句を提示するような文章校正支援技術や製品が開発されています。これらには、不適切な単語や置き換えるべき表現を事前に辞書登録しておき、原文と辞書の表記がマッチした部分を正しい語句に置き換えることで文章校正を支援する手法が用いられています。しかし、辞書の追加やメンテナンスに継続的な工数がかかるうえ、検出できる対象が無条件に文字列置換えができるものに限定されるなどの制約がありました。このため、一つの文章の中に複数の誤りが存在するような対象、例えば、「梅雨は雨を降ります」といった文章を修正するには、「梅雨の雨」のほか「春の雨」、「夏の雨」、「秋の雪」、「春の雪」など、あらゆる組み合わせを登録する必要があり、対応が困難でした。そこで、校正担当者のように幅広い表現に対応することができ、かつ、低コストで運用できる文章校正技術の開発が課題となっていました。

      この製品の売りは、あらかじめ辞書を用意することはせず、校正履歴との類似度だけで判定するところです。専用辞書を作成する必要はなく、単語の組み合わせが違っていても応用が効きます。プレスリリースでは、「冬は雪を降ります」→「冬には雪が降ります」という校正履歴があれば上記の例を「梅雨には雨が降ります」と校正できると説明しています。

      ただこのシステムは、構文を見ているだけで意味はチェックしませんから、「梅雨は雪を降ります」とあった場合、「梅雨には雪が降ります」に直して校正済みになります。文脈を読んだり筆者に問い合わせるなどして、「冬には雪が振ります」「梅雨には雨が振ります」あるいは「梅雨には雪は降りません」と直すような校閲作業はできません。

      また、類似した校正履歴がないタイプの誤記は修正できません。しっかりした校正担当者が校正履歴に付け加えることで初めて対処できるようになります。

      今回開発した技術を用いることで、執筆者が外国人でも日本語文章を執筆者自身で校正できるようになりました。

      というのはちょっと盛り過ぎで、単純な誤記を下校正しておくことで校正担当者の負担を軽減させるという使い方が適切でしょう。

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      • by kiralin7566 (36977) on 2012年04月11日 1時20分 (#2133219) 日記

        ここにまとめてレスしちゃいますが。

        なるほどなるほど、解説ありがとうございます。
        キモは「日本話者が書いた表現の揺れを直す」と「非日本語話者の文法上の誤りを直す」
        ってところに違いがあるんですね。
        ということは、多段で通すとより綺麗な日本語になるんですかね?とか素人考えでしょうか。
        あと、レスにもありますが校正履歴に残す人には綺麗な日本語へ直せるような技術が確実に
        要りますね。
        IT関連の方(営業さんも技術屋さんも)の不思議な日本語を(特にメールで)結構
        目にすることがあるんで。

        # 「~の確認をお願いします。以上よろしくお願いします」と「お願いします」が多段に
        # なってたり。

        --
        はじける加齢の香り!orz
        親コメント
      • by Anonymous Coward

        「降ります」と「振ります」が気になる……

        #あげあしなんどえAC

    • by Anonymous Coward

      JustSystemsの製品:日本語ネイティブの作成文章が対象&ルールベースの校正
      本ストーリーの技術:非日本語ネイティブの作成文章がターゲット&履歴ベースの校正

      って感じでしょうか。
      JustSystemsの校正は「ら抜き表現」「のの連続」などを厳しくチェックしてきそう……。

      • by takepierrot (39218) on 2012年04月13日 20時14分 (#2135263) 日記

        お仕事でちょくちょく使っていますが、Just Right!はそこら辺たしかにうるさく指摘してきますね。
        とはいえ、文脈を読んで「お願いいたします。」という語が2回連続で出てきたら指摘するといったことまではしてくれません。
        正しい・美しい日本語に直すというよりは、誤入力のチェックや表記の統一にかける時間を削減する用途で使うくらいがちょうどいいと考えています。

        親コメント

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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