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バウムガートナー氏、前回よりも高い29,456メートル上空からのダイビングに成功」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    酸素分圧がほとんど無いところからのフリーフォールはかなり入念な機材が必要です。
    気圧が下がるので沸点が下がる
     →何も着ないと体液が沸騰して死亡
    気圧が下がるので100%酸素でも酸素分圧が低い
     →加圧装置必要だが自発呼吸が圧に逆らうので苦しい
    大気が薄いので空気抵抗が少なく高速になる
     →パラシュートを開くタイミングを間違えると即死

    理論上は宇宙服+パラシュートで可能ですが、それを命をかけて実証するなんてすごいですよ。
    なお、速度は地表に近づくにつれ空気抵抗が増して減速するのでパラシュートを開くタイミングは
    通常と同じで大丈夫です。(通常でも高いところで開傘すると速度が出ているので死ぬ)

    • by Anonymous Coward

      すみません。物理的に理解できなかったです。

      高度1万メートルから降りた時の初速は0km/hで、高度3万メートルの時は抵抗で少し減速しているとしても400~500km/hでてるかも。
      それが地表に近づくにつれて同じ速度になるのでしょうか?空気抵抗については詳しくないので。

      今回の件では
      「3分48秒にわたって自由落下。最高速度は時速863キロメートルに達したという。その後パラシュートを開き、開始から10分30秒後」
      安全率をみているだろうけどパラシュートによる減速時間を7分近くとったのかなぁと考えると、本当に同じタイミングとは思えないんですが。

      #批判ではないっす。この辺りがスラド的に良い話題なのかなと。

      • by Anonymous Coward

        純粋に,「速度に比例する抵抗の中を一定の力をうけ運動する物体」
        の問題と考えると,どんな初速度でスタートしても終速度は一定.

        終速度より早いと逆方向の力を受け,遅いと加速させる力が
        勝るので,どっちにしても終速度で受ける抵抗力と外力が釣り合う
        ところで平衡する.

        地表近くの自由落下運動はこの仮定が良く当てはまる.

        したがって,「同じ速度になる」というのは第一次近似では正しい.
        あとは,空気の密度の高度依存性とか,ほとんど影響は
        ないものの重力の高度依存性とかが補正項になる.

        • by Anonymous Coward on 2012年07月29日 22時55分 (#2202446)

          回答有難う御座います。
          雨なんかの話で、速度が空気抵抗を受けて大体同じ速度になることは聞いたことがあります。

          ただ気になっているのが、人間ほどの表面積、質量のものが高速で高度1万mを通過した後
          平衡状態になるのは高度何mの時なのか?それがパラシュートを開くタイミングに間に合っているのか?という事です。
          距離が無限であれば最終的に平衡になるとは思います。しかし今回は有限で、底につくまでに速度減衰が本当に終了するでしょうか?

          人が高度1万mから、初速度1000km/h、あるいは光速で投げ出されても地表直前では等速度になる、ってことはさすがに無いと思うのです。
          (速度が極端なのはイメージしやすくする為です。悪しからず。)

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            これも,「速度に比例する抵抗の中を一定の力をうけ運動する物体」と
            考えれば答は簡単で,「どんな初速度でも『ほぼ終速度』になるまでの
            時間は同じ」,というのが答です.

            専門用語で「時定数」と言いますが,これは微分方程式の初期条件に
            依存しません.

            あとはご自分でどうぞ.

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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