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Googleの真似をして自由研究の枠を与えたところ、うまくいきませんでした。環境も整えたんですが、活用されませんでした。
・枠がタバコ休憩、昼寝に使われる・残業が発生するため枠が潰される(残業が無い時は前述のように使われる)・自由活動=遊び=悪いこと という意識が染みついちゃってる・そもそもイノベーション的なことをやろうとしない
だいたいの傾向として、休日などに多彩な趣味やイベントをやってる人は活用できてイノベーションも期待できますけど、典型的な日本の会社員、上司の指示でしか動かない、休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、みたいな人は期待が薄いですね。
レーザーカッターカフェとかで遊んでる人とか、技術系企業の採用担当者はチェックしておいた方がいいかもしれない。いい人材がごろごろしているかもね。
何かモノになることをやっているのか、遊んでいるのかが区別しづらいのが難しいですね。ぼーっとタバコを吸っているようでいても、なにか有意義なことを考えていないとも限らないわけですよ。
その昔、I/Oやアスキーが全盛だった頃には、両編集部にコンピュータを並べた部屋にバイトを放り込んでおいて何かさせる部屋がありました。私はI/Oの方しか知らないですが、そっちはエンジンルームと呼ばれてまして、投稿プログラムの動作チェック、他機種への移植、編集の手伝いといった社員からの依頼をこなす以外は適当にバイトは遊んでいて構わないことになってました。そんなエンジンルームから、たまにモノになる成果物が生まれてきたりもして、紙面を飾ったり、売られたり、なんてこともあったわけです。当時のパソコンは高価なものだったし、アーキテクチャが異なるさまざまな機種が置いてあって好きないように触れる環境というのは好きな学生にはたまらん環境だったでしょうね。PC98シリーズやX68k、多くの8ビット機、さらに棚から掘り出せばMZ-80Bのような骨董品だとかCP/M-68kだとかコンカレントCP/Mだとか、普通だとあんまり触れないものでも遊べたし。
ただ、基本プログラムが書けなければ(アセンブラとBASICはほぼ必須、CやPascalを知ってればなお良い的な)バイトには採用されないんだけど、楽だからと人づてに聞いて入ってくるようなバイトもいるわけで、ただの遊びやダラダラが目に余るようになると問題視されたりみたいなこともあった記憶があります。
今なら、技術系の学生を半分インターン目的で時間給で遊ばせておくというのも面白いかもしれませんね。モノにならなそうな学生は早めに退場願えばいいし、面白いものが創り出される可能性もありまたものになりそうな学生は卒業後の入社を促すといったことができるかもしれない。社員だといろいろ難しいところがあるけれど、バイトなら割と自由が効くでしょうし。
# 元関係者なのでACで
> 休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、
こういう時間もけっこう大事なんだがなー。振り返ってみると、分岐点になるようなイベントはこういう時間に何気なく浮かんできた「考え」に端を発してたりして。
その考えを形に出来るかどうかが分かれ目ですね。
あなたは「端を発する」のに必要なだけで、それを物にするときは、そんな休日ではないはず。言いたいのは、グダグダ過ごす休日ばかりの人ってことでしょ。
振り返ると、新規のネタや停滞した案件の突破案は、当社だとトイレで出てくる事が多いな。
従業員に対するインセンティブはどうなんでしょう?自由研究枠を用意して会社に利益をもたらしたらどの程度のリターンがあるかにもよるんじゃないかな。成果を全部会社に取られて何も残らないんじゃやる気が出ないと思うけど。青色発光ダイオードの例もそうだけど、日本企業は払いが渋いから外資ほど成果は出ないんじゃないかな。
発明とか商品化とか、気にしない自由な研究開発という枠なのだから、インセンティブ以前の問題では?何かを考えて作るという発想力を育てるのが目的なのだから。
褒賞目的ならば、自由研究じゃなくて普段の仕事を頑張ればいいだけですよね。自由研究は金にもならないようなモノを作るのでもいい、もし商品化してヒットしそうならば、それはそれで高評価されるだろうし。
「どうせ会社が全部取っちゃうんでしょ。だから本気出せない」こういう消極的な技術者が増えてるのも、日本の技術力が劇的に低下している原因の一つかもしれないですね。
日本の企業は資本主義を背景にした社内共産主義ですから、消極的になるのもしょうがないか。
いやいや金銭的なモチベーションは大事だと思うよ。とりまく環境が変わってるんだから、それも考慮しないと。普段の仕事で褒賞が出る人ばかりとは限らないし、昔ほどボーナスは出ないし、月給が十分出ているところはそう多くない。
自由研究枠で開発したものが成功して利益が上がったなら、その分報酬がもらえるというのは当然でしょうけど、失敗しても報酬を求めるという話なら、それは自由研究ではなくて、漠然とした会社命令による開発になると思います。会社から、「何か商品を開発しろ」と命じられたのと変わりありません。
社員の方も自由研究を是が非でも成功させなくてはならないという圧力を感じるので、自由な発想は生まれにくいでしょう。
それより、おふざけなものでもいいから、何か作ってみるということが大事。むしろ、儲けを考えないほうが、この場合は望ましいでしょう。儲けを重視するなら本業を頑張ればいいんですから。
Googleの20%ルールは一般に思われているほど甘い物では無く、20%ルールの遵守は義務でありその内容は人事評価の対象となります。また20%ルールの活動と認められる為には他の社員複数からの同意が必要です。
つまり、既存業務に無い新しいことを考えろ、という業務です。
高額のストックオプションなど、「報酬」に直結する部分も整備してやらないと、イノベーションなんて生まれないんじゃないですかね。
ちょっと失敗したくらいで文句を言ってるあたり、御社にそういう素地がないのが丸見えですし。MSはXBOXを「成果が出るまで(どれほどの赤字を出そうが)やる」と言ってましたけど、そのくらいの気合いがないとダメでしょう。そんな御社は、おとなしく受託開発でもしとくのが身のためです。
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物事のやり方は一つではない -- Perlな人
環境だけ与えても失敗する (スコア:0)
Googleの真似をして自由研究の枠を与えたところ、うまくいきませんでした。
環境も整えたんですが、活用されませんでした。
・枠がタバコ休憩、昼寝に使われる
・残業が発生するため枠が潰される(残業が無い時は前述のように使われる)
・自由活動=遊び=悪いこと という意識が染みついちゃってる
・そもそもイノベーション的なことをやろうとしない
だいたいの傾向として、休日などに多彩な趣味やイベントをやってる人は活用できてイノベーションも期待できますけど、典型的な日本の会社員、上司の指示でしか動かない、休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、みたいな人は期待が薄いですね。
レーザーカッターカフェとかで遊んでる人とか、技術系企業の採用担当者はチェックしておいた方がいいかもしれない。
いい人材がごろごろしているかもね。
Re:環境だけ与えても失敗する (スコア:2, 興味深い)
何かモノになることをやっているのか、遊んでいるのかが区別しづらいのが難しいですね。
ぼーっとタバコを吸っているようでいても、なにか有意義なことを考えていないとも限らないわけですよ。
その昔、I/Oやアスキーが全盛だった頃には、両編集部にコンピュータを並べた部屋にバイトを
放り込んでおいて何かさせる部屋がありました。私はI/Oの方しか知らないですが、そっちは
エンジンルームと呼ばれてまして、投稿プログラムの動作チェック、他機種への移植、編集の手伝い
といった社員からの依頼をこなす以外は適当にバイトは遊んでいて構わないことになってました。
そんなエンジンルームから、たまにモノになる成果物が生まれてきたりもして、紙面を飾ったり、
売られたり、なんてこともあったわけです。
当時のパソコンは高価なものだったし、アーキテクチャが異なるさまざまな機種が置いてあって
好きないように触れる環境というのは好きな学生にはたまらん環境だったでしょうね。
PC98シリーズやX68k、多くの8ビット機、さらに棚から掘り出せばMZ-80Bのような骨董品だとか
CP/M-68kだとかコンカレントCP/Mだとか、普通だとあんまり触れないものでも遊べたし。
ただ、基本プログラムが書けなければ(アセンブラとBASICはほぼ必須、CやPascalを知ってればなお良い的な)
バイトには採用されないんだけど、楽だからと人づてに聞いて入ってくるようなバイトもいるわけで、
ただの遊びやダラダラが目に余るようになると問題視されたりみたいなこともあった記憶があります。
今なら、技術系の学生を半分インターン目的で時間給で遊ばせておくというのも面白いかもしれませんね。
モノにならなそうな学生は早めに退場願えばいいし、面白いものが創り出される可能性もあり
またものになりそうな学生は卒業後の入社を促すといったことができるかもしれない。
社員だといろいろ難しいところがあるけれど、バイトなら割と自由が効くでしょうし。
# 元関係者なのでACで
Re: (スコア:0)
> 休日は家でゴロゴロかショッピングや映画を見に行く程度、
こういう時間もけっこう大事なんだがなー。
振り返ってみると、分岐点になるようなイベントはこういう
時間に何気なく浮かんできた「考え」に端を発してたりして。
Re:環境だけ与えても失敗する (スコア:2)
その考えを形に出来るかどうかが分かれ目ですね。
Re: (スコア:0)
あなたは「端を発する」のに必要なだけで、
それを物にするときは、そんな休日ではないはず。
言いたいのは、グダグダ過ごす休日ばかりの人ってことでしょ。
Re: (スコア:0)
振り返ると、新規のネタや停滞した案件の突破案は、当社だとトイレで出てくる事が多いな。
Re: (スコア:0)
従業員に対するインセンティブはどうなんでしょう?
自由研究枠を用意して会社に利益をもたらしたらどの程度のリターンがあるかにもよるんじゃないかな。成果を全部会社に取られて何も残らないんじゃやる気が出ないと思うけど。
青色発光ダイオードの例もそうだけど、日本企業は払いが渋いから外資ほど成果は出ないんじゃないかな。
Re: (スコア:0)
発明とか商品化とか、気にしない自由な研究開発という枠なのだから、インセンティブ以前の問題では?
何かを考えて作るという発想力を育てるのが目的なのだから。
褒賞目的ならば、自由研究じゃなくて普段の仕事を頑張ればいいだけですよね。
自由研究は金にもならないようなモノを作るのでもいい、もし商品化してヒットしそうならば、それはそれで高評価されるだろうし。
「どうせ会社が全部取っちゃうんでしょ。だから本気出せない」
こういう消極的な技術者が増えてるのも、日本の技術力が劇的に低下している原因の一つかもしれないですね。
日本の企業は資本主義を背景にした社内共産主義ですから、消極的になるのもしょうがないか。
Re: (スコア:0)
いやいや金銭的なモチベーションは大事だと思うよ。とりまく環境が変わってるんだから、それも考慮しないと。普段の仕事で褒賞が出る人ばかりとは限らないし、昔ほどボーナスは出ないし、月給が十分出ているところはそう多くない。
Re: (スコア:0)
自由研究枠で開発したものが成功して利益が上がったなら、その分報酬がもらえるというのは当然でしょうけど、失敗しても報酬を求めるという話なら、それは自由研究ではなくて、漠然とした会社命令による開発になると思います。
会社から、「何か商品を開発しろ」と命じられたのと変わりありません。
社員の方も自由研究を是が非でも成功させなくてはならないという圧力を感じるので、自由な発想は生まれにくいでしょう。
それより、おふざけなものでもいいから、何か作ってみるということが大事。
むしろ、儲けを考えないほうが、この場合は望ましいでしょう。
儲けを重視するなら本業を頑張ればいいんですから。
Re: (スコア:0)
Googleの20%ルールは一般に思われているほど甘い物では無く、20%ルールの遵守は義務でありその内容は人事評価の対象となります。
また20%ルールの活動と認められる為には他の社員複数からの同意が必要です。
つまり、既存業務に無い新しいことを考えろ、という業務です。
Re: (スコア:0)
高額のストックオプションなど、「報酬」に直結する部分も整備してやらないと、
イノベーションなんて生まれないんじゃないですかね。
ちょっと失敗したくらいで文句を言ってるあたり、御社にそういう素地がないのが丸見えですし。
MSはXBOXを「成果が出るまで(どれほどの赤字を出そうが)やる」と言ってましたけど、
そのくらいの気合いがないとダメでしょう。
そんな御社は、おとなしく受託開発でもしとくのが身のためです。