アカウント名:
パスワード:
スラドに集うアレゲ民はオープンソースと言えばOpen Source Initiativeが認定したオープンソースライセンス、あるいはRMS尊師が提唱するライセンスのことを指すと思うのだが、この手の単なる共同参画をオープンソースだとして考えているところが結構いる。それもソフトウエア以外の産業分野で多いような気がする。
この例以外だと、例えばこれhttp://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/rss21/result/download/permission.php... [u-tokyo.ac.jp]FrontFlowという文科省の金で作ったソフトウエアのライセンスなのだが、世間ではこういうのもオープンソースと言うらしい。ライセンスだけではなく、完成品は公開されているものの、副次的にできた成果物やノウハウなどは公開されないし、コミュニティすら、何らかの形で出資を行わないと参加できないようになっている。とあるシンポジウム [opencae.jp]で、このプロジェクトの中心人物の公演を聞いたのだが、
● 開発リソースを集めるには、そのためのインセンティブをつける必要がある● 無償で公開するだけでは、誰も手間をかけてはくれない
と言うような事をその理由として語っていて、ようするに国の金で公開しろと言われたから公開したが、本当は手間をかけた人間だけでシェアするのがベストだったと言わんばかりだった。ただし気持ちはわからなくもないし、現実そうだと言われればその通りなのだが…。
限られた人に開かれていても、それはオープンソースではなく、ただの契約に基づいた行為にすぎないわけだけが、産業界では特にオープンソースというものはこう言う限定的なものも含まれると言う認識が蔓延している気がする。
そしてこう言う疑似オープンソースは、本物のオープンソースには負ける。
上で挙げたFrontFlowは、CFD(数値流体力学)のソフトウエアで、非常に優秀なソフトウエアだった。が、しかし同様の分野で、オープンソースとしてデファクトスタンダードになりつつあるのは、ラインセスにGPLを採用したOpenFOAM [openfoam.com]と言うソフトウエアだ。完全に負けている。これを言うとFrontFlowが目指したのはそこでは無いと言う言い訳が関係者から帰ってくるわけだけれど、現実問題どれだけ成果をを挙げているかと言ったらOpenFOAMであることは間違いがないわけで。
今回のこれも今からでも間に合うのだから、完全にOSIが提唱するオープンソースライセンスに適合するのは無理でも、もっとオープンにして行ったらどうか。固有技術はプロプライエタリでも、基幹の部分はそのようにして開発するとか。
オプソ厨、RMS尊師の信徒としては、もうちょっとオープンソースという言葉を純化して欲しいと思うのだが…。まあたわごとですけどね。
「オープンソース」って言葉はクローズドなんですね
修正加えたりしてもいいけどちゃんと派生バージョンであることを明記しなきゃだめやろ。メインに取り込まれたならともかく。
いくらLinuxがオープンソースだからって、レポジトリの中身全部消してFreeBSDのソースぶち込んでLinuxですなんて言えるわけがない。
それがなにか問題でも?
言葉なんだから意味がはっきりしてないと使えない。
オープンソース自体も、ただのライセンスに基づいた行為じゃないかなー
オープンソースと比較して、"ただの契約"に基づいた行為、と書いているのにその意図を読み取れないのですか。残念です。
> オープンソースと言えばOpen Source Initiativeが認定したオープンソースライセンス
BSD系や他のオープンソース系ライセンスは???
そもそもオープンソース/Open Sourceは商標登録されているわけで、それを明示せずに使用したらルール違反でしょう。
商標権者の言い分 [opensource.jp]も聞いてあげないと、ルール違反でしょう。
オープンソース/Open Sourceが登録商標であることを示す必要は 一切ありません。また、オープンソース/Open Sourceという言葉の利用に 関して、我々が利用料を徴収したり、他に何らかの制限を加えるといった ことは一切行いません。Open Source Group Japanでは、 オープンソース/Open Source商標を誰もが自由に使うことを認めます。 ただし、我々はOSIの定める「オープンソースの定義」に沿う形で オープンソースという言葉が利用されることを希望しています。
BSDライセンスもOSIの承認済みですけど。OSI認証済みのライセンス一覧 [opensource.org]を参照のこと。
コピーレフトでなければオープンソースではないと言うことはありません。
BSDは全くその通りなんですけど、元の質問者への回答としては、自称フリーのフリーじゃないライセンスは除いたうえで、オープンソースであればGNU的フリーなライセンスだけれども、GNU的フリーなライセンスがすべてオープンソースなライセンスとは限らない、が正解じゃない。
> 過去のプレゼンテーションによれば、
その「過去のプレゼンテーション」とやらが参照できないと、「ある Anonymous Coward」氏からの断片的な伝聞だけでは企画者の意図が読めない。
http://www.youtube.com/watch?v=b68gdJDSKHw [youtube.com]
このあたりだと思う。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
疑似オープンソース (スコア:0)
スラドに集うアレゲ民はオープンソースと言えばOpen Source Initiativeが認定したオープンソースライセンス、あるいはRMS尊師が提唱するライセンスのことを指すと思うのだが、この手の単なる共同参画をオープンソースだとして考えているところが結構いる。
それもソフトウエア以外の産業分野で多いような気がする。
この例以外だと、例えばこれ
http://www.ciss.iis.u-tokyo.ac.jp/rss21/result/download/permission.php... [u-tokyo.ac.jp]
FrontFlowという文科省の金で作ったソフトウエアのライセンスなのだが、世間ではこういうのもオープンソースと言うらしい。
ライセンスだけではなく、完成品は公開されているものの、副次的にできた成果物やノウハウなどは公開されないし、コミュニティすら、何らかの形で出資を行わないと参加できないようになっている。
とあるシンポジウム [opencae.jp]で、このプロジェクトの中心人物の公演を聞いたのだが、
● 開発リソースを集めるには、そのためのインセンティブをつける必要がある
● 無償で公開するだけでは、誰も手間をかけてはくれない
と言うような事をその理由として語っていて、ようするに国の金で公開しろと言われたから公開したが、本当は手間をかけた人間だけでシェアするのがベストだったと言わんばかりだった。ただし気持ちはわからなくもないし、現実そうだと言われればその通りなのだが…。
限られた人に開かれていても、それはオープンソースではなく、ただの契約に基づいた行為にすぎないわけだけが、産業界では特にオープンソースというものはこう言う限定的なものも含まれると言う認識が蔓延している気がする。
そしてこう言う疑似オープンソースは、本物のオープンソースには負ける。
上で挙げたFrontFlowは、CFD(数値流体力学)のソフトウエアで、非常に優秀なソフトウエアだった。が、しかし同様の分野で、オープンソースとしてデファクトスタンダードになりつつあるのは、ラインセスにGPLを採用したOpenFOAM [openfoam.com]と言うソフトウエアだ。完全に負けている。これを言うとFrontFlowが目指したのはそこでは無いと言う言い訳が関係者から帰ってくるわけだけれど、現実問題どれだけ成果をを挙げているかと言ったらOpenFOAMであることは間違いがないわけで。
今回のこれも今からでも間に合うのだから、完全にOSIが提唱するオープンソースライセンスに適合するのは無理でも、もっとオープンにして行ったらどうか。固有技術はプロプライエタリでも、基幹の部分はそのようにして開発するとか。
オプソ厨、RMS尊師の信徒としては、もうちょっとオープンソースという言葉を純化して欲しいと思うのだが…。
まあたわごとですけどね。
Re: (スコア:0)
「オープンソース」って言葉はクローズドなんですね
Re: (スコア:0)
修正加えたりしてもいいけどちゃんと派生バージョンであることを明記しなきゃだめやろ。
メインに取り込まれたならともかく。
いくらLinuxがオープンソースだからって、レポジトリの中身全部消してFreeBSDのソースぶち込んでLinuxですなんて言えるわけがない。
Re: (スコア:0)
それがなにか問題でも?
言葉なんだから意味がはっきりしてないと使えない。
それはオープンソースではなく、ただの契約に基づいた行為にすぎないわけだけが (スコア:0)
オープンソース自体も、ただのライセンスに基づいた行為じゃないかなー
Re: (スコア:0)
オープンソースと比較して、"ただの契約"に基づいた行為、と書いているのにその意図を読み取れないのですか。
残念です。
Re: (スコア:0)
> オープンソースと言えばOpen Source Initiativeが認定したオープンソースライセンス
BSD系や他のオープンソース系ライセンスは???
Re:疑似オープンソース (スコア:2)
そもそもオープンソース/Open Sourceは商標登録されているわけで、それを明示せずに使用したらルール違反でしょう。
Re:疑似オープンソース (スコア:1)
商標権者の言い分 [opensource.jp]も聞いてあげないと、ルール違反でしょう。
オープンソース/Open Sourceが登録商標であることを示す必要は 一切ありません。また、オープンソース/Open Sourceという言葉の利用に 関して、我々が利用料を徴収したり、他に何らかの制限を加えるといった ことは一切行いません。Open Source Group Japanでは、 オープンソース/Open Source商標を誰もが自由に使うことを認めます。 ただし、我々はOSIの定める「オープンソースの定義」に沿う形で オープンソースという言葉が利用されることを希望しています。
Re: (スコア:0)
BSDライセンスもOSIの承認済みですけど。
OSI認証済みのライセンス一覧 [opensource.org]を参照のこと。
コピーレフトでなければオープンソースではないと言うことはありません。
Re: (スコア:0)
BSDは全くその通りなんですけど、元の質問者への回答としては、自称フリーのフリーじゃないライセンスは除いたうえで、オープンソースであればGNU的フリーなライセンスだけれども、GNU的フリーなライセンスがすべてオープンソースなライセンスとは限らない、が正解じゃない。
そもそもの問題として、このタレコミのソースが不明 (スコア:0)
> 過去のプレゼンテーションによれば、
その「過去のプレゼンテーション」とやらが参照できないと、
「ある Anonymous Coward」氏からの断片的な伝聞だけでは企画者の意図が読めない。
Re: (スコア:0)
http://www.youtube.com/watch?v=b68gdJDSKHw [youtube.com]
このあたりだと思う。