アカウント名:
パスワード:
放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50651160W3A110C1000000/ [nikkei.com]
昨年12月、極めて重要な報告書が粛々と発表された。そこに結論として書かれているのは、原子力科学の専門家が長年にわたり主張してきたことだ。――つまり、約0.1シーベルト(Sv)または10 rem以下の放射線の被曝(ひばく)は大した問題ではない。
個人的には原子力村が作ってきた自分たちに優位な法律・規制(例えば一定以上の放射性物質を漏らさないとか)を自分たちが守れなかった点が一番の問題だと思うんだけど
放射線より風塵被害や、今回の精神疾患、およびアルコールによる肝機能障害らのほうが重大な問題であることは比較的早期から指摘され続けてきたことです。
放射線は、たしかに、重大で、重要な問題ですが、全体の健康リスクから考えればごくごく軽微なものです。軽視していいことではありませんが。ゼロだったリスクが 0.01増えただけのこと。それ自体はトピックとしては 大きなことですが、疫学上からいっても リスクマネジメントからいっても 全く 統計上に現れないことであって、それに対する fearのほうがずっと重要な問題だと言えるでしょう。
>疫学上からいっても リスクマネジメントからいっても 全く 統計上に現れない
もともと日本では原発事故以前日本人の三大死因のひとつとされるほど珍しくない病気なので、そのため癌になったとしても、原発事故由来であるという発がん性の立証は難しい。
「格納容器の調査に5年、燃料棒の片づけに11年 スリーマイルからフクシマへの伝言(その1)」 [ismedia.jp]と被曝を巡る論戦と訴訟の結末 スリーマイルからフクシマへの伝言(その2) [ismedia.jp]をみると、スリーマイル島でも
(政府調査により)「同じ220万人程度の人口集団では通常でも54万のガンが発生し32万5000人がガン死する」と付記している。つまり「通常ガン死する32万5000人に、事故で1人がプラスされる」という推論である。 こうした調査結果をもとに“the risk from the accident was not significant”(原発事故のリスクに意義は認められない)「事故の健康への影響は極めて小さい(extremely small impact)」という結論が出された。 しかし一方で住民にすれば、これは「32万5000人プラス1人がガン死する影響がある」という意味に受け取れる。調査した側や行政がいくら「心配はない」と力説しても、住民の懸念や不安は収まらなかった。結局、原発から5マイル圏内に住む住民の半分が転居していった(TMI原発周辺の住民は、チェルノブイリ原発や福島第一原発周辺のような強制的な避難の対象にはならなかった)。
(政府調査により)「同じ220万人程度の人口集団では通常でも54万のガンが発生し32万5000人がガン死する」と付記している。つまり「通常ガン死する32万5000人に、事故で1人がプラスされる」という推論である。
こうした調査結果をもとに“the risk from the accident was not significant”(原発事故のリスクに意義は認められない)「事故の健康への影響は極めて小さい(extremely small impact)」という結論が出された。
しかし一方で住民にすれば、これは「32万5000人プラス1人がガン死する影響がある」という意味に受け取れる。調査した側や行政がいくら「心配はない」と力説しても、住民の懸念や不安は収まらなかった。結局、原発から5マイル圏内に住む住民の半分が転居していった(TMI原発周辺の住民は、チェルノブイリ原発や福島第一原発周辺のような強制的な避難の対象にはならなかった)。
似たような状況。スリーマイルとフクシマでは事故のレベルが異なるが、「癌死の影響」がたとえ小さくても住民の不安の大きさには変わりない。しかしこれが訴訟に持ち込まれても立証は難しいので、訴訟は長期化し裁判は和解で決着するのが現実。
個人的には昨年末原子力空母乗務員(米兵8人+子ども)が起こした裁判 [srad.jp]のゆくえのほうが気になるな。
精神的な被害のある程度、あるいは多くの部分、も今回は放射線により引き起こされたものではないですか?
放射線より、放射線によって引き起こされた癌が重大であり、放射線の影響は軽微だ、と言ってるようなもので不可解です。リスクマネジメント上も、どの程度のPTSDが原発事故に起因するのかに着目するものではないですか。
癌にならないのであれば放射線を恐れる必要がないので精神的な被害も発生しませんよね。
>ゼロだったリスクが 0.01増えただけのこと。
本当に?リスクが0.01も増えていいなら殺人事件なんて許容してよいよ。
殺人事件の効用が原発くらい大きいのならその通りですね。
疫学上って真面目に言うなら、どれだけのサンプルをとって統計上現れていないのか、評価の誤差要因を説明しないとだめでしょう。
今回のように 放射性元素を含むエアロゾルを吸い込んで、外部被曝とともに内部被曝をし、かつ、当該地域に長期間居住した例がどれほどありますか?
定量的に言ってくれないと反応できないんじゃないかな。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
ソースを見ろ -- ある4桁UID
これのことかな? (スコア:5, 興味深い)
放射線と発がん、日本が知るべき国連の結論
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO50651160W3A110C1000000/ [nikkei.com]
昨年12月、極めて重要な報告書が粛々と発表された。そこに結論として書かれているのは、
原子力科学の専門家が長年にわたり主張してきたことだ。
――つまり、約0.1シーベルト(Sv)または10 rem以下の放射線の被曝(ひばく)は大した問題ではない。
個人的には原子力村が作ってきた自分たちに優位な法律・規制(例えば一定以上の放射性物質を漏らさないとか)を
自分たちが守れなかった点が一番の問題だと思うんだけど
Re:これのことかな? (スコア:0)
放射線より
風塵被害や、今回の精神疾患、およびアルコールによる肝機能障害らの
ほうが重大な問題であることは比較的早期から指摘され続けてきたことです。
放射線は、たしかに、重大で、重要な問題ですが、全体の健康リスクから考えれば
ごくごく軽微なものです。軽視していいことではありませんが。
ゼロだったリスクが 0.01増えただけのこと。
それ自体はトピックとしては 大きなことですが、
疫学上からいっても リスクマネジメントからいっても 全く 統計上に現れない
ことであって、それに対する fearのほうがずっと重要な問題だと言えるでしょう。
被曝を巡る論戦と訴訟の結末 (スコア:2)
>疫学上からいっても リスクマネジメントからいっても 全く 統計上に現れない
もともと日本では原発事故以前日本人の三大死因のひとつとされるほど珍しくない病気なので、そのため癌になったとしても、原発事故由来であるという発がん性の立証は難しい。
「格納容器の調査に5年、燃料棒の片づけに11年 スリーマイルからフクシマへの伝言(その1)」 [ismedia.jp]と被曝を巡る論戦と訴訟の結末 スリーマイルからフクシマへの伝言(その2) [ismedia.jp]をみると、スリーマイル島でも
似たような状況。スリーマイルとフクシマでは事故のレベルが異なるが、「癌死の影響」がたとえ小さくても住民の不安の大きさには変わりない。しかしこれが訴訟に持ち込まれても立証は難しいので、訴訟は長期化し裁判は和解で決着するのが現実。
個人的には昨年末原子力空母乗務員(米兵8人+子ども)が起こした裁判 [srad.jp]のゆくえのほうが気になるな。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:これのことかな? (スコア:1)
精神的な被害のある程度、あるいは多くの部分、も今回は放射線により引き起こされたものではないですか?
放射線より、放射線によって引き起こされた癌が重大であり、放射線の影響は軽微だ、と言ってるようなもので不可解です。
リスクマネジメント上も、どの程度のPTSDが原発事故に起因するのかに着目するものではないですか。
Re: (スコア:0)
癌にならないのであれば放射線を恐れる必要がないので精神的な被害も発生しませんよね。
Re: (スコア:0)
>ゼロだったリスクが 0.01増えただけのこと。
本当に?リスクが0.01も増えていいなら殺人事件なんて許容してよいよ。
Re: (スコア:0)
殺人事件の効用が原発くらい大きいのならその通りですね。
Re: (スコア:0)
>疫学上からいっても リスクマネジメントからいっても 全く 統計上に現れない
疫学上って真面目に言うなら、どれだけのサンプルをとって統計上現れていないのか、
評価の誤差要因を説明しないとだめでしょう。
今回のように 放射性元素を含むエアロゾルを吸い込んで、外部被曝とともに内部被曝をし、
かつ、当該地域に長期間居住した例がどれほどありますか?
Re: (スコア:0)
今回のように 放射性元素を含むエアロゾルを吸い込んで、外部被曝とともに内部被曝をし、
かつ、当該地域に長期間居住した例がどれほどありますか?
定量的に言ってくれないと反応できないんじゃないかな。