アカウント名:
パスワード:
ここ数年で、CPUやGPUの性能も上がり、メモリ容量も格段に増えていると思いますが、まだ600台以上使わないと人間には勝てないんですね....まだまだ性能アップが必要ということでしょうか。
一般的なパソコン一台で勝てるようになるのが最終目標かな。ソフトの進化とムーアの法則を考えるとあと7年くらい?
それも通過点。初期配置から終局まで、最善手を積み重ねるとどちらの勝ちになるのか、そしてその手順はどういうものか、答えを出すのが最終目標です。「二人零和有限確定完全情報ゲーム」全般の完全解析ですね。
> 初期配置から終局まで、最善手を積み重ねるとどちらの勝ちになるのか、> そしてその手順はどういうものか、答えを出す
「その手順はどういうものか」という記述の解釈次第ですが、単に盤の状態遷移を指しているのだとすれば、それはやっぱり単なる通過点でしかないと思います。
「その局面は先手の勝ちだよ」「なんで」「だってパターンXXXXXXX番目に「勝ち」って書いてあるもの」
という会話が出来るようになっただけですからね。問題集の答のページを見てるだけ、みたいな。
二人零和有限確定完全情報ゲームの論理的なゴールと言えば,tamago915さんの言うとおりの完全解析でしょう.これができてしまったら,その存在(コンピューター?)に勝つことが絶対不可能になってしまうから.将棋の遷移状態の多さから,これが達成されることは無いとは思いますが.
ACさんは勘違いしているかもしれないので補足すると,完全解析とは
>「その局面は先手の勝ちだよ」>「なんで」>「だってパターンXXXXXXX番目に「勝ち」って書いてあるもの」
これが,初手を指す前から決まってしまっていると言うこと.
いや、だからそんなのが分かったからって何が終わるの?って指摘なんですが…。あなたも勘違いされているようですが、tamago915氏は完全解析が「最終目標」って書いてるんですよ。
先手勝ちかそうでないかなんて、ゲームが持つ性質の一つに過ぎません。ゲーム進行の分析の一番簡単な目標は勝ち負けなので、とりあえずそれを決定してみた、というだけのことです。そんなのは最終目標でもなんでもなくて、分析の道具立ての一つでしかないですよ。
で、具体的には完全解析の次の目標はどんなものがあるのでしょうか?
# 単純に好奇心からお伺いしたいんですが。
ああ、皆さんはコンピュータが人間に勝つか負けるかの話しかしてないんですね。私は将棋などのゲームを理論的に分析する話をしてるつもりだったんです。完全解析で全展開が分かるのと、そこに意味付けをするのとは全然別の話ですよね、っていう。
例えば四色問題なんて数え上げは随分昔に終わりましたが、その後も研究は続いていますし、数え上げによらない証明は未解決ですよね。
> 何が終わるのか?ですが、コンピューターに駆逐された職業に、> プロ将棋棋士が加わる可能性は低くないと思います。
勝ちか負けかだけでこんなことが決まるなら、最終目標を達成するまでもなく現状で十分高まってるじゃないですか。
それにそもそも将棋なんて元々非生産的(産業的な意味で)な仕事なんですから、コンピュータの登場で駆逐されるってことはないですよ。プロ棋士の仕事は昔も今もエンターテインメントですよ?電話交換手や計算係と同列に扱うことはできません。
少しは数学のことをご存じのようですが,聞きかじりの知識のようですね.
四色定理は,NP完全であることが証明されていないので,もしかしたら数え上げより効率の良い証明方法があるかもしれない,という希望があります.したがって研究にも意味はあるでしょう.
将棋は「指数時間完全」であることが証明されているので,全ての局面を数え上げるのではない,エレガントな必勝法はありません.
数が膨大なので現実的ではありませんが,今はそれがもし起こってしまったらという仮定の話をしています.すると,あらゆる研究はそのカタログを探す作業に還元できるので,結局は「落ち穂拾い」に過ぎないと私は思うのです.
したがって,私は完全解析は将棋の論理としてのゴールという意見に賛成です.
勝負としての将棋はこれとは別問題です.
P≠NP予想も証明されていないのに,何いってんだか.
ええ、だから皆さんは将棋の論理としてのゴールの話をしていて、私は将棋の研究としてのゴールの話をしていたのです。あなたが論理としてのゴール、つまり勝ち負けと必勝法にしか興味がないということであれば、おっしゃる通りですね。
fcp氏に書いて頂いた懸念については、「人間はそこまで賢くないから大丈夫」と期待したいです、でも分かりませんね…別の方が書いているように、コンピューター対決がエンタメ化することも含め、生き残るにしても、どういう形になるか全く余談を許さないように思います。
>私は将棋の研究としてのゴールの話をしていたのです。
「将棋の研究」としてのゴール、と読むと、必勝法の確立しかありません。(将棋の棋力を高めるための練習や勉強を、「研究」というので。)なので、将棋の「研究としてのゴール」、という意味にとってよいですよね?
将棋が完全解析され、あらゆる局面の勝ち負けが判定されたという前提で考えると、研究のゴールが皆目見当がつきません。すべての指し手が「必然手」か「敗着」のいずれかに分類されるわけで、そちらの研究の余地はないし、そもそも求めている方向ではないですよね。
ゲームの完全解析は、指し手から意味や思想、哲学を奪う、まさしくゼロかイチかのデジタルな世界になることを意味しています。それとは真逆の方向でもある、将棋の文化や歴史も学問的に研究できる対象ですね。文化や歴史は研究が進んでいない分野なので、ゴールは定めやすいのですが、この枝での話題とは違いますし。
少なくともPはEXPTIMEの真部分集合になるのは確定してるので、EXPTIME完全な将棋にエレガントな必勝法は無いのは確実。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
まだまだ… (スコア:1)
ここ数年で、CPUやGPUの性能も上がり、メモリ容量も格段に増えていると思いますが、
まだ600台以上使わないと人間には勝てないんですね....
まだまだ性能アップが必要ということでしょうか。
Re: (スコア:0)
一般的なパソコン一台で勝てるようになるのが最終目標かな。
ソフトの進化とムーアの法則を考えるとあと7年くらい?
Re: (スコア:3, 参考になる)
それも通過点。
初期配置から終局まで、最善手を積み重ねるとどちらの勝ちになるのか、そしてその手順はどういうものか、答えを出すのが最終目標です。
「二人零和有限確定完全情報ゲーム」全般の完全解析ですね。
Re: (スコア:0)
> 初期配置から終局まで、最善手を積み重ねるとどちらの勝ちになるのか、
> そしてその手順はどういうものか、答えを出す
「その手順はどういうものか」という記述の解釈次第ですが、
単に盤の状態遷移を指しているのだとすれば、
それはやっぱり単なる通過点でしかないと思います。
「その局面は先手の勝ちだよ」
「なんで」
「だってパターンXXXXXXX番目に「勝ち」って書いてあるもの」
という会話が出来るようになっただけですからね。
問題集の答のページを見てるだけ、みたいな。
Re: (スコア:3)
二人零和有限確定完全情報ゲームの論理的なゴールと言えば,tamago915さん
の言うとおりの完全解析でしょう.これができてしまったら,その存在(コンピューター?)
に勝つことが絶対不可能になってしまうから.将棋の遷移状態の多さから,
これが達成されることは無いとは思いますが.
ACさんは勘違いしているかもしれないので補足すると,完全解析とは
>「その局面は先手の勝ちだよ」
>「なんで」
>「だってパターンXXXXXXX番目に「勝ち」って書いてあるもの」
これが,初手を指す前から決まってしまっていると言うこと.
Re: (スコア:0)
いや、だからそんなのが分かったからって何が終わるの?って指摘なんですが…。
あなたも勘違いされているようですが、tamago915氏は完全解析が「最終目標」って書いてるんですよ。
先手勝ちかそうでないかなんて、ゲームが持つ性質の一つに過ぎません。
ゲーム進行の分析の一番簡単な目標は勝ち負けなので、とりあえずそれを決定してみた、というだけのことです。
そんなのは最終目標でもなんでもなくて、分析の道具立ての一つでしかないですよ。
Re: (スコア:0)
で、具体的には完全解析の次の目標はどんなものがあるのでしょうか?
# 単純に好奇心からお伺いしたいんですが。
Re: (スコア:0)
ああ、皆さんはコンピュータが人間に勝つか負けるかの話しかしてないんですね。
私は将棋などのゲームを理論的に分析する話をしてるつもりだったんです。
完全解析で全展開が分かるのと、そこに意味付けをするのとは全然別の話ですよね、っていう。
例えば四色問題なんて数え上げは随分昔に終わりましたが、その後も研究は続いていますし、
数え上げによらない証明は未解決ですよね。
> 何が終わるのか?ですが、コンピューターに駆逐された職業に、
> プロ将棋棋士が加わる可能性は低くないと思います。
勝ちか負けかだけでこんなことが決まるなら、最終目標を達成するまでもなく
現状で十分高まってるじゃないですか。
それにそもそも将棋なんて元々非生産的(産業的な意味で)な仕事なんですから、
コンピュータの登場で駆逐されるってことはないですよ。
プロ棋士の仕事は昔も今もエンターテインメントですよ?
電話交換手や計算係と同列に扱うことはできません。
Re:まだまだ… (スコア:3)
少しは数学のことをご存じのようですが,聞きかじりの知識のようですね.
四色定理は,NP完全であることが証明されていないので,もしかしたら
数え上げより効率の良い証明方法があるかもしれない,という希望が
あります.したがって研究にも意味はあるでしょう.
将棋は「指数時間完全」であることが証明されているので,全ての局面
を数え上げるのではない,エレガントな必勝法はありません.
数が膨大なので現実的ではありませんが,今はそれがもし起こってしまったら
という仮定の話をしています.すると,あらゆる研究はそのカタログを探す
作業に還元できるので,結局は「落ち穂拾い」に過ぎないと私は思うのです.
したがって,私は完全解析は将棋の論理としてのゴールという意見に賛成
です.
勝負としての将棋はこれとは別問題です.
Re: (スコア:0)
P≠NP予想も証明されていないのに,何いってんだか.
Re: (スコア:0)
ええ、だから皆さんは将棋の論理としてのゴールの話をしていて、
私は将棋の研究としてのゴールの話をしていたのです。
あなたが論理としてのゴール、つまり勝ち負けと必勝法にしか
興味がないということであれば、おっしゃる通りですね。
fcp氏に書いて頂いた懸念については、「人間はそこまで賢くないから大丈夫」と期待したいです、
でも分かりませんね…別の方が書いているように、コンピューター対決がエンタメ化することも
含め、生き残るにしても、どういう形になるか全く余談を許さないように思います。
Re:まだまだ… (スコア:1)
>私は将棋の研究としてのゴールの話をしていたのです。
「将棋の研究」としてのゴール、と読むと、必勝法の確立しかありません。
(将棋の棋力を高めるための練習や勉強を、「研究」というので。)
なので、将棋の「研究としてのゴール」、という意味にとってよいですよね?
将棋が完全解析され、あらゆる局面の勝ち負けが判定されたという前提で考えると、研究のゴールが皆目見当がつきません。
すべての指し手が「必然手」か「敗着」のいずれかに分類されるわけで、そちらの研究の余地はないし、そもそも求めている方向ではないですよね。
ゲームの完全解析は、指し手から意味や思想、哲学を奪う、まさしくゼロかイチかのデジタルな世界になることを意味しています。
それとは真逆の方向でもある、将棋の文化や歴史も学問的に研究できる対象ですね。
文化や歴史は研究が進んでいない分野なので、ゴールは定めやすいのですが、この枝での話題とは違いますし。
Re: (スコア:0)
少なくともPはEXPTIMEの真部分集合になるのは確定してるので、EXPTIME完全な将棋にエレガントな必勝法は無いのは確実。