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実際の専門家の観点から見ても、こうやって予め地上で部品を作っておいて組み立てる工法って問題のあるものなの?実は数年後には、日本でも普通に同じような工法を使うようになるなんてことはないの?
例えばスカイツリーなんかも部材を工場で作っておいて, 現場で組み立てるという意味では同じです. では何が違うかといえば
といったことです.
つまり, 大規模モジュール工法を成立させるためには, 工場から現場の各部署(一人一人とは言わないまでも, 各チーム単位)にいたるまで連携した大規模な工程管理システムが必要になるわけです. そうでなければ, 次のモジュールの組立て工程に着手していいのか, 工場はモジュールを出荷してよいのか, はたまた入荷したモジュールはどの組立て工程に対応するのかも分かりません. こうした工程管理システムは日本あたりでも, ここ10数年で回り始めたところじゃないかと思います.
とすると今回のプロジェクトで問題となるのは
といった所でしょうか. 管理の負荷を減らすためにモジュールの粒度を大きくするという手もありますけど, そうすると設計や施工に無理がまわったりしますし…
工程管理システムを構築する技術蓄積は十分か?工程管理システムを使う現場力はあるか?
このへんの技術は持ってる所は持ってるんじゃないでしょうか。 (翻って本邦では年に数本や数年に1本しか大型ロケットを生産してない。) だからそれらがスピンオフしてくれば或いは。
ミサワホームとかでは既にその方式ですね。一般住宅では特に珍しくもありません。
大規模マンションとかでも基礎工事が終われば、工場で製作した部材を朝イチにトレーラーで運び込んで、どんどんクレーンで揚げて、組み立てる方法が確立しているよ。
スカイツリーだって、鉄骨パーツをあちこちの工場で作ってもらい、それを現場でくみ上げていく手法。
では、日本ではこのスピードで建設しない(できない?)理由は何でしょう?単純に、日中の産業形態の違いから来るコストの問題?それとも日本は地震国だから?法律やら規制の縛り?
他の人もいってるけど、基礎別じゃないとほぼこんな日数じゃ無理じゃないかな。よほど安定地盤の上じゃない限り(そして中国の規制でもM9.0というか妥当な震度に耐えるつもりなら)くい打ち・この大重量建物の基礎だけでも相当な施工日数になると思いますよ。日本の郊外型平屋建てショッピングセンターとかでも、基礎にはそれなりに日数かけてると思います。
もちろんそっちは先行して調査済み・別施工で、その分は含みません90日は上物というかガワだけです、ならまだ絶対不可能とまではいえませんけど。実際に使うためには、内装ある程度作りつけにしても水回り空気回り電気周りの配管・配線とかもかなりの手間が普通の建物ならかかりますし、日本なら関係省庁等の検査もこの大きさなら設備的なハード面も、運営・各有資格者の指定等のソフト面でも相当の日数が見込まれると思います。そもそも、お役所の施工チェックにしても希望日通りに来てもらえるとは限りませんし。日本なら多分市町村(上下水道・建築物の完成審査), 消防署(この規模なら消火設備・避難経路・予備発電機装置や暖房器具等の燃料タンク等の検査等), 経済産業省(電気工作物), 電気会社、通信会社、etc., etc......, と、相当多くの関係先に事前に申請なりなんなりを出さないと使えないとか期日までに工事間に合わないとかそもそも供給を断られるとかありうるわけで。
ということで、日本だとその10分の1の階数でもおそらく90日だと全力で施工会社さんは無理っていうと思います。
ところでエレベータもそんなに早く作れるものなの?
まっさきに作るものですよ。
この工法が可能なのは巨大なものを運搬し吊り上げられる郊外だけだからじゃないかなと。運び込めるサイズが小さくなるほど工数は増える。
日本では郊外に超高層ビルを建てようと言う需要は余りない。
昼夜問わずの工事どころか、昼間であっても、いろんな周辺環境規制問題で思うように作業ができないですからね
必要以上に早く建てても売りにならないから。
床にコンクリートを打ったりすれば遅くなると思うけど。
完全プレハブの高層ビルって日本にある?
まあ、現場で組みたてなんかしないですからね。ただ、よっぽど頭良くやらないと、これだけの建造物の90日での建築は難しい気が...
どこにぶささげようかと思ったけど 超高層ビルだと 自動ロボットがワンフロアー分の骨組みを作ったら自力で上に這い上がるのがある。
━━━完成後
ロボット「降ろして〜!」
バラバラにしておろすんだよ。
最近のは、クレーン残置してメンテに利用する例もある。
とある電波塔での話ですが、解体用のクレーンを用意して、最終的にはそのクレーンを人の手で解体して下に下ろすようです。
とある電波塔とか限定せず、ビル建設時のクレーンを最後に下ろす手段としては、「一段階小さいクレーンを持ち上げて組み立て→元のクレーンを分解して下ろす」のを繰り返して、最後の一番小さなクレーンは人の手でエレベータで下ろす、というのが一般的な手法 [iuk.co.jp]です。
これか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]ザ・千里タワー
http://www42.atwiki.jp/senritower/ [atwiki.jp]
日本だからこの程度で済んだというべきか。
いやその工法で世界一のビルをしかも90日で建てようというから、そこまで言われるんではないですかね。
安くビルを立てるための方法が、世界一のビルを建てるのに使える可能性が、0ではないにしろかなり低いであろうことは、素人目にもわかります。
まあ素人なんで何パーセントくらいなのか、そしてその何パーセントが当たりそうなのかについてはわからないわけですが。
倒壊とかしたら、世界的な大事故になりますし。
工場でのパーツ作成自体は安くありませんよ。運送費なども馬鹿になりませんから。
うまく段取りを進めれば工期全体を短縮できるので、その分のコストは浮きますが工法自体としては安いものではありません。
どちらかというと現場でコンクリを固めなくていいので正しく施工すれば品質が上がるメリットの方が大きいと思います。
工期短縮のほかは品質向上も見込める工法でしたか。
それならそれを本気で研究していたなら、世界一のビルを建てられる可能性もありますね。
高度成長を続けていくといずれは安かろう悪かろうを払拭する日が来るであろうことは、日本人なら知っているはず。
そろそろ本気でバカにできなくなる日は来ているのかもしれません。
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
揶揄している意見が多いけれど (スコア:0)
実際の専門家の観点から見ても、こうやって予め地上で部品を作っておいて組み立てる工法って問題のあるものなの?
実は数年後には、日本でも普通に同じような工法を使うようになるなんてことはないの?
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:4, 参考になる)
例えばスカイツリーなんかも部材を工場で作っておいて, 現場で組み立てるという意味では同じです. では何が違うかといえば
といったことです.
つまり, 大規模モジュール工法を成立させるためには, 工場から現場の各部署(一人一人とは言わないまでも, 各チーム単位)にいたるまで連携した大規模な工程管理システムが必要になるわけです. そうでなければ, 次のモジュールの組立て工程に着手していいのか, 工場はモジュールを出荷してよいのか, はたまた入荷したモジュールはどの組立て工程に対応するのかも分かりません. こうした工程管理システムは日本あたりでも, ここ10数年で回り始めたところじゃないかと思います.
とすると今回のプロジェクトで問題となるのは
といった所でしょうか. 管理の負荷を減らすためにモジュールの粒度を大きくするという手もありますけど, そうすると設計や施工に無理がまわったりしますし…
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:1)
このへんの技術は持ってる所は持ってるんじゃないでしょうか。
(翻って本邦では年に数本や数年に1本しか大型ロケットを生産してない。)
だからそれらがスピンオフしてくれば或いは。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:3, 参考になる)
ミサワホームとかでは既にその方式ですね。一般住宅では特に珍しくもありません。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:4, 参考になる)
大規模マンションとかでも基礎工事が終われば、工場で製作した部材を朝イチにトレーラーで運び込んで、
どんどんクレーンで揚げて、組み立てる方法が確立しているよ。
スカイツリーだって、鉄骨パーツをあちこちの工場で作ってもらい、それを現場でくみ上げていく手法。
Re: (スコア:0)
では、日本ではこのスピードで建設しない(できない?)理由は何でしょう?
単純に、日中の産業形態の違いから来るコストの問題?
それとも日本は地震国だから?
法律やら規制の縛り?
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:5, 参考になる)
他の人もいってるけど、基礎別じゃないとほぼこんな日数じゃ無理じゃないかな。よほど安定地盤の上じゃない限り(そして中国の規制でもM9.0というか妥当な震度に耐えるつもりなら)くい打ち・この大重量建物の基礎だけでも相当な施工日数になると思いますよ。
日本の郊外型平屋建てショッピングセンターとかでも、基礎にはそれなりに日数かけてると思います。
もちろんそっちは先行して調査済み・別施工で、その分は含みません90日は上物というかガワだけです、ならまだ絶対不可能とまではいえませんけど。実際に使うためには、内装ある程度作りつけにしても水回り空気回り電気周りの配管・配線とかもかなりの手間が普通の建物ならかかりますし、日本なら関係省庁等の検査もこの大きさなら設備的なハード面も、運営・各有資格者の指定等のソフト面でも相当の日数が見込まれると思います。そもそも、お役所の施工チェックにしても希望日通りに来てもらえるとは限りませんし。
日本なら多分市町村(上下水道・建築物の完成審査), 消防署(この規模なら消火設備・避難経路・予備発電機装置や暖房器具等の燃料タンク等の検査等), 経済産業省(電気工作物), 電気会社、通信会社、etc., etc......, と、相当多くの関係先に事前に申請なりなんなりを出さないと使えないとか期日までに工事間に合わないとかそもそも供給を断られるとかありうるわけで。
ということで、日本だとその10分の1の階数でもおそらく90日だと全力で施工会社さんは無理っていうと思います。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:1)
ところでエレベータもそんなに早く作れるものなの?
Re: (スコア:0)
まっさきに作るものですよ。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:1)
この工法が可能なのは巨大なものを運搬し吊り上げられる郊外だけだからじゃないかなと。
運び込めるサイズが小さくなるほど工数は増える。
日本では郊外に超高層ビルを建てようと言う需要は余りない。
Re: (スコア:0)
昼夜問わずの工事どころか、昼間であっても、いろんな周辺環境規制問題で思うように作業ができないですからね
Re: (スコア:0)
必要以上に早く建てても売りにならないから。
Re: (スコア:0)
床にコンクリートを打ったりすれば遅くなると思うけど。
完全プレハブの高層ビルって日本にある?
Re: (スコア:0)
まあ、現場で組みたてなんかしないですからね。
ただ、よっぽど頭良くやらないと、これだけの建造物の90日での建築は難しい気が...
Re: (スコア:0)
どこにぶささげようかと思ったけど 超高層ビルだと 自動ロボットがワンフロアー分の骨組みを作ったら自力で
上に這い上がるのがある。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:2, おもしろおかしい)
━━━完成後
ロボット「降ろして〜!」
Re: (スコア:0)
バラバラにしておろすんだよ。
Re: (スコア:0)
最近のは、クレーン残置してメンテに利用する例もある。
Re: (スコア:0)
とある電波塔での話ですが、解体用のクレーンを用意して、
最終的にはそのクレーンを人の手で解体して下に下ろすようです。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:1)
とある電波塔とか限定せず、ビル建設時のクレーンを最後に下ろす手段としては、「一段階小さいクレーンを持ち上げて組み立て→元のクレーンを分解して下ろす」のを繰り返して、最後の一番小さなクレーンは人の手でエレベータで下ろす、というのが一般的な手法 [iuk.co.jp]です。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:2, 興味深い)
近所の駅前に出来た超高層マンションがそれで、パーツを積んで充填剤で間を埋めて繋ぎ、
また積んで充填剤・・・と言うのを繰り返すそうですが、1カ所詰め忘れたまま積み上げてしまい、
完成後しばらくして、その階がどすんと縮んで外壁にひびが入ったとか。
検査やら補修やらの結果、根本的な安全性には問題が無いとされたみたいですが、
評判はアレなので、投資目的込みで買った人には気の毒な話です。
工法自体はどうでも良くて、欠陥工事が多いとされるお国柄で、
さらに世界最速とか目指すのは怖すぎる、ぐらいの意味でしょう>揶揄。
この工法を取ったところで、いきなり、従来以上に完璧な工事になる・・・とも考えにくいですし。
Re:揶揄している意見が多いけれど (スコア:2, 興味深い)
これか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ [wikipedia.org]ザ・千里タワー
http://www42.atwiki.jp/senritower/ [atwiki.jp]
日本だからこの程度で済んだというべきか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
いやその工法で世界一のビルをしかも90日で建てようというから、
そこまで言われるんではないですかね。
安くビルを立てるための方法が、
世界一のビルを建てるのに使える可能性が、
0ではないにしろかなり低いであろうことは、
素人目にもわかります。
まあ素人なんで何パーセントくらいなのか、
そしてその何パーセントが当たりそうなのかについてはわからないわけですが。
倒壊とかしたら、世界的な大事故になりますし。
安いわけではありませんよ (スコア:0)
工場でのパーツ作成自体は安くありませんよ。
運送費なども馬鹿になりませんから。
うまく段取りを進めれば工期全体を短縮できるので、その分のコストは浮きますが
工法自体としては安いものではありません。
どちらかというと現場でコンクリを固めなくていいので正しく施工すれば品質が上がる
メリットの方が大きいと思います。
Re: (スコア:0)
工期短縮のほかは品質向上も見込める工法でしたか。
それならそれを本気で研究していたなら、
世界一のビルを建てられる可能性もありますね。
高度成長を続けていくといずれは安かろう悪かろうを払拭する日が来るであろうことは、
日本人なら知っているはず。
そろそろ本気でバカにできなくなる日は来ているのかもしれません。