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確か脳神経障害に伴う不随意運動を治療するためにロボトミー手術を行なうという話があったんですけど, いろいろと批判があって封印されたとか.
脳の動作原理さえよく分かっていない状況で, 物理的な操作を加えようってのが無謀な話で.
>脳の動作原理さえよく分かっていない状況で, 物理的な操作を加えようってのが無謀な話で.
ほんのちょっとだけ擁護しておく。と言ってもまあ、おっしゃる通り無謀だったんだけど、そこに至るまでには一応理屈があったんよ。
当時、事故などにより前頭葉に損傷を受けた例などの研究結果がいくつも報告されていて、前頭葉が損傷してもその人間の知能(推論、計算、分析など)には影響が無いらしい事が見えてきていた。さらに別な研究(猿だったかチンパンジーだったかを用いた動物実験)により、前頭葉の一部を切り取ると凶暴性が消える、という報告が出る。
で、「なんか無くても影響なさそうだし、切り取るといくつか良い事があるみたいだからこれ良いんじゃね?」と出てきたのがロボトミー。
ところが実施例が増えて追跡調査してみると、確かに知能や記憶はそのままなんだけど、いろいろ他の部分に問題が出る事(「将来」などの非現在を想像する能力の欠如、自発的な行動を起こそうとする意思などの極端な減衰等)が判明して中止になる、と。
仕組みがわかってないところをやったのが無謀なのはもう全くその通りなんだけど、わからないなりに既存の例からブラックボックスの仕組みを推測しようとした&ある程度出来たと勘違いしちゃったという例。
私も現物は連載時に立ち読みだかなんだかでチラッと見ただけなのですが, こちら [geocities.co.jp]のページなどで見てみると, 153話の「ある監督の記録」という作品だったようです.
当時は新聞沙汰にもなり, かなり話題になりました.
脳をいじる話って結構あったような?あまり快い結果に終わらないのが定番ですが。
脳みそを動物のと入れ替える回があったような気がするんだが……そっちが大丈夫なのかよ、って考えると単に脳をいじるからアウトじゃないと思う。
馬と人とを入れ替える話なら確かコミックス化の時に収録されない話だったような気が。(記憶に自信はない)
連載時とコミックス化で収録するしないの他に、表現や話の内容まで状況に合わせて描きかえたりするので(時にはまるっきり新しい話と入れ替わっていたり)、結構”封印された話”、”雑誌でないと読めない話”が多いんですよね。「絵が/話がイマイチ気に入らないから描き直す」とかもあるんで、必ずしも「社会への影響を鑑みて封印した」かどうかは当時の関係者に聞いてみないと分からないのが難しいところ。(怪奇マンガの色合い濃く始まったのに医療と人情の漫画に変化していったこと、スケジュールが厳しかったこと等々あって、「医者漫画」として見ると話の出来も結構幅がある)
>馬と人とを入れ替える話手塚治虫漫画全集にありましたね。
悪徳農場主が息子の愛馬を殺そうとして、それをかばおうとした息子が脳死、ブラックジャックに何とかしてくれと泣きつく。ブラックジャックは一緒に瀕死になっていた息子の愛馬の脳みそを息子に入れ、脳障害でしゃべれない等というウソの理由を農場主に伝える。回復し行動が広がるにつれて馬のような行動が目立つようになる馬脳入り息子。最後には農場主にばれて、服を脱ぎ捨てて馬時代の恋人(恋馬?)とともに草原に去っていく。
みたいな話だったかな?
「ウマナミ」という言葉が脳裏に浮かんだのは俺だけじゃないよね?
へこきましたね歌唱団?
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike
ブラックジャックの封印回 (スコア:2)
確か脳神経障害に伴う不随意運動を治療するためにロボトミー手術を行なうという話があったんですけど, いろいろと批判があって封印されたとか.
脳の動作原理さえよく分かっていない状況で, 物理的な操作を加えようってのが無謀な話で.
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:3, 参考になる)
>脳の動作原理さえよく分かっていない状況で, 物理的な操作を加えようってのが無謀な話で.
ほんのちょっとだけ擁護しておく。と言ってもまあ、おっしゃる通り無謀だったんだけど、そこに至るまでには一応理屈があったんよ。
当時、事故などにより前頭葉に損傷を受けた例などの研究結果がいくつも報告されていて、前頭葉が損傷してもその人間の知能(推論、計算、分析など)には影響が無いらしい事が見えてきていた。
さらに別な研究(猿だったかチンパンジーだったかを用いた動物実験)により、前頭葉の一部を切り取ると凶暴性が消える、という報告が出る。
で、「なんか無くても影響なさそうだし、切り取るといくつか良い事があるみたいだからこれ良いんじゃね?」と出てきたのがロボトミー。
ところが実施例が増えて追跡調査してみると、確かに知能や記憶はそのままなんだけど、いろいろ他の部分に問題が出る事(「将来」などの非現在を想像する能力の欠如、自発的な行動を起こそうとする意思などの極端な減衰等)が判明して中止になる、と。
仕組みがわかってないところをやったのが無謀なのはもう全くその通りなんだけど、わからないなりに既存の例からブラックボックスの仕組みを推測しようとした&ある程度出来たと勘違いしちゃったという例。
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:1)
【閲覧注意】ブラックジャック訳あり未収録作品 [naver.jp]辺りを見ると他にそれらしいのは見当たらないようなので。ちなみにここで「快楽の座」のストーリーを確認できます。
精神医療の電気ショック療法というと、古いですが「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンを思い出しますね。
あれも確か最後は廃人同様になっていたんじゃなかったか。あくまで映画の上で、なので現実とは違う点もあると思いますが。
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:1)
私も現物は連載時に立ち読みだかなんだかでチラッと見ただけなのですが, こちら [geocities.co.jp]のページなどで見てみると, 153話の「ある監督の記録」という作品だったようです.
当時は新聞沙汰にもなり, かなり話題になりました.
Re: (スコア:0)
脳をいじる話って結構あったような?
あまり快い結果に終わらないのが定番ですが。
Re: (スコア:0)
脳みそを動物のと入れ替える回があったような気がするんだが……
そっちが大丈夫なのかよ、って考えると単に脳をいじるからアウトじゃないと思う。
Re: (スコア:0)
馬と人とを入れ替える話なら確かコミックス化の時に収録されない話だったような気が。(記憶に自信はない)
連載時とコミックス化で収録するしないの他に、表現や話の内容まで状況に合わせて描きかえたりするので(時にはまるっきり新しい話と入れ替わっていたり)、結構”封印された話”、”雑誌でないと読めない話”が多いんですよね。
「絵が/話がイマイチ気に入らないから描き直す」とかもあるんで、必ずしも「社会への影響を鑑みて封印した」かどうかは当時の関係者に聞いてみないと分からないのが難しいところ。
(怪奇マンガの色合い濃く始まったのに医療と人情の漫画に変化していったこと、スケジュールが厳しかったこと等々あって、「医者漫画」として見ると話の出来も結構幅がある)
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:1)
>馬と人とを入れ替える話
手塚治虫漫画全集にありましたね。
悪徳農場主が息子の愛馬を殺そうとして、それをかばおうとした息子が脳死、ブラックジャックに何とかしてくれと泣きつく。
ブラックジャックは一緒に瀕死になっていた息子の愛馬の脳みそを息子に入れ、脳障害でしゃべれない等というウソの理由を農場主に伝える。
回復し行動が広がるにつれて馬のような行動が目立つようになる馬脳入り息子。
最後には農場主にばれて、服を脱ぎ捨てて馬時代の恋人(恋馬?)とともに草原に去っていく。
みたいな話だったかな?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:2)
「ウマナミ」という言葉が脳裏に浮かんだのは俺だけじゃないよね?
Re:ブラックジャックの封印回 (スコア:1)
へこきましたね歌唱団?