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「元兵士のその後」ってタイトルなのに、何故タレコミ本文に「その後」が書かれてないんですかねぇ。
記事で取材されている、処置を受けた元軍人男性は処置後も精神疾患が直らず、むしろ悪化したという。
まあ、軍人に限った話じゃないよな。一番有名な例はケネディ大統領の1歳下の妹(大使の叔母)のローズマリーケネディだと思う。
ロボトミー手術を受けた人は、一生精神病院から出られないので、社会復帰は不可能。しかし、肉体的には影響がないようで、結構長生きする。
「手術を行ってもちゃんと回復しない」という問題の他に、妙に流行ってしまったがゆえに「粗暴な手技により結果も様々」という問題もあって、「ロボトミー手術を受けた」結果、社会生活も可能ではあるものの暴力性も上がってしまった、みたいなケースもあったと聞きます。(ほんのちょっと、最近のレーシック難民問題とかが脳裏に)頭に穴あけて道具つっこんでザクザクグルグルポン、みたいな術式だったとか怪しい話もあって怖い怖い。
最近読んだ本で「医学における科学的手法は1980年代になってから確立した」って意味の内容(記憶あいまい)があって驚愕したわ。ヒポクラテスの時代から存在し、暗黒の中世でも独立した学部を持っていた医学が、ほんの30年前まで「科学」ではない、「経験と勘」に基づいた「個人的な手業」だったとは。
#ちなみに二重盲検法について述べている部分なので異論(もっと前に確立した科学的医療はあるはずだ)は認める。
#なお言えば、「科学的手法は1980年代になってから確立した」であって、#現在行われているすべての医療が科学的批判に耐えたものであることを保証することではない
作用,機序が明らかになっている薬物を用いて治療することがどうして「経験と勘」に基づいたもの、と言われなくてはいけないのか。
また、現在はまだ経験則によって支えられる 熱力学第二法則 を受け入れることは「科学」ではないとあなたは言うのか。
ちなみに、「我思う、ゆえに我あり」 を 受け入れている時点で、科学はすでに全て経験則のみから成り立っていると思われるのだが、これは私見であり、関連のない余談である。
その作用,機序を明らかにする方法が厳密に科学的になったのが1980年代からという話では?さすがに1980年代からというのは眉唾だが、どこからが「科学」でどこからが「経験と勘」というのは意外と曖昧かもよ「経験と勘」というのは言い過ぎでも、「科学的というには不十分だ」という程度にはありうるわけだし
#1980年代というと、分子生物学、遺伝子工学あたりの台頭かなあ。分子生物学が〜ではなくて、そのレベルからの医学へのアプローチが#できるようになり(可能性として見えてきた)、方法論としてもそちらの分野の流儀が混ざってきたという事なのか?##素人のてきとうな感想なので、専門の人の異論、ツッコミなどありましたら歓迎します。
###余談には敢えてつっこみません。
「医学」といっても、非常に幅が広いのです。「疾病の診断と治療」という主役的部分すら、その一部にすぎません。「診断」においても疾病分類がたびたび変わり、要するに現象が解明されきれず、あるいはいまだ把握されない、把握不能な部分、気付かれない要素も多く、確定する事自体困難な疾患が多くを占めています。また「起っている事態の仮説」があっても「確かめようも無い」ことまで混じり、「殆どの疾病診断は、つまるところ確率である」といっても良いでしょう。さらに「治療」となれば、尚更です。特定の生化学現象に対応する確定した作用機序を持つ化
19世紀半ば以前まで、医者ってのは病気を治せなかった。感染症や消毒って概念が医学に無かったから。消毒の有効性も、病原菌の発見も、最初の産業革命から1世紀以上かかってる。医学が近代化されたのは以外と遅い。
スタートレック(TNGだったかな?)でも、何かの説明に「医学は、23世紀になってようやく[科学]になり・・・」みたいなのがあり、なるほどそうかもな、とか思った覚えがあります。
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その後? (スコア:0)
「元兵士のその後」ってタイトルなのに、何故タレコミ本文に「その後」が書かれてないんですかねぇ。
Re: (スコア:0)
記事で取材されている、処置を受けた元軍人男性は処置後も精神疾患が直らず、むしろ悪化したという。
Re:その後? (スコア:0)
まあ、軍人に限った話じゃないよな。一番有名な例はケネディ大統領の1歳下の妹(大使の叔母)のローズマリーケネディだと思う。
ロボトミー手術を受けた人は、一生精神病院から出られないので、社会復帰は不可能。しかし、肉体的には影響がないようで、結構長生きする。
Re:その後? (スコア:1)
「手術を行ってもちゃんと回復しない」という問題の他に、
妙に流行ってしまったがゆえに「粗暴な手技により結果も様々」という問題もあって、
「ロボトミー手術を受けた」結果、社会生活も可能ではあるものの暴力性も上がってしまった、みたいなケースもあったと聞きます。
(ほんのちょっと、最近のレーシック難民問題とかが脳裏に)
頭に穴あけて道具つっこんでザクザクグルグルポン、みたいな術式だったとか怪しい話もあって怖い怖い。
Re: (スコア:0)
最近読んだ本で「医学における科学的手法は1980年代になってから確立した」って意味の内容(記憶あいまい)があって驚愕したわ。
ヒポクラテスの時代から存在し、暗黒の中世でも独立した学部を持っていた医学が、
ほんの30年前まで「科学」ではない、「経験と勘」に基づいた「個人的な手業」だったとは。
#ちなみに二重盲検法について述べている部分なので異論(もっと前に確立した科学的医療はあるはずだ)は認める。
#なお言えば、「科学的手法は1980年代になってから確立した」であって、
#現在行われているすべての医療が科学的批判に耐えたものであることを保証することではない
Re: (スコア:0)
作用,機序が明らかになっている薬物を用いて治療することが
どうして「経験と勘」に基づいたもの、と言われなくてはいけないのか。
また、現在はまだ経験則によって支えられる 熱力学第二法則 を
受け入れることは「科学」ではないとあなたは言うのか。
ちなみに、「我思う、ゆえに我あり」 を 受け入れている時点で、
科学はすでに全て経験則のみから成り立っていると思われるのだが、
これは私見であり、関連のない余談である。
Re: (スコア:0)
その作用,機序を明らかにする方法が厳密に科学的になったのが1980年代からという話では?
さすがに1980年代からというのは眉唾だが、どこからが「科学」でどこからが「経験と勘」というのは意外と曖昧かもよ
「経験と勘」というのは言い過ぎでも、「科学的というには不十分だ」という程度にはありうるわけだし
#1980年代というと、分子生物学、遺伝子工学あたりの台頭かなあ。分子生物学が〜ではなくて、そのレベルからの医学へのアプローチが
#できるようになり(可能性として見えてきた)、方法論としてもそちらの分野の流儀が混ざってきたという事なのか?
##素人のてきとうな感想なので、専門の人の異論、ツッコミなどありましたら歓迎します。
###余談には敢えてつっこみません。
Re: (スコア:0)
「医学」といっても、非常に幅が広いのです。「疾病の診断と治療」という主役的部分すら、その一部にすぎません。
「診断」においても疾病分類がたびたび変わり、要するに現象が解明されきれず、あるいはいまだ把握されない、把握不能な部分、気付かれない要素も多く、確定する事自体困難な疾患が多くを占めています。また「起っている事態の仮説」があっても「確かめようも無い」ことまで混じり、「殆どの疾病診断は、つまるところ確率である」といっても良いでしょう。
さらに「治療」となれば、尚更です。特定の生化学現象に対応する確定した作用機序を持つ化
Re: (スコア:0)
19世紀半ば以前まで、医者ってのは病気を治せなかった。感染症や消毒って概念が医学に無かったから。
消毒の有効性も、病原菌の発見も、最初の産業革命から1世紀以上かかってる。医学が近代化されたのは以外と遅い。
Re: (スコア:0)
スタートレック(TNGだったかな?)でも、何かの説明に「医学は、23世紀になってようやく[科学]になり・・・」みたいなのがあり、なるほどそうかもな、とか思った覚えがあります。