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IT業界で広く行われている「特定労働者派遣」制度、廃止へ」記事へのコメント

  • アベノミクス的に、労働者にとって良い方向に制度が変わったものは数少ない(あるいは全く無い)のですが、これも良いことより悪い方向になりそうです。
    逆に大手企業にとっては有利になったことは多いです。今回の話もそう。

    一応、厚生労働省の改正理由は「常時雇用の条件が形骸化し、短期の有期雇用を繰り返すなどを派遣会社が行っているから」としていますが、派遣専門会社ではないソフト開発会社でも、正社員が余剰になっているときに他社の開発プロジェクトへ 派遣することをやっています。

    ここで、ソフト開発会社の派遣業務も届け出から認可になり、特定派遣という概念

    • by Anonymous Coward

      原因と結果を混同してませんかね。
      現状の正社員が名目だけで、実態として非正規と同様の状態になっているから対策をとるという話でしょ。
      IT業界で労働者が不安定な地位に置かれているのは、自由経済社会である日本のIT業界がそういうビジネス構造になってしまっているからであって、
      政府の施策の結果ではないでしょう。

      今回の制度改正があまり効果があるとは思えないのは確かだが、不愉快な現実を何でも政府のせいにすればいいってもんじゃない。

      • by Anonymous Coward on 2014年01月10日 15時31分 (#2525035)

        > 原因と結果を混同してませんかね。

        いいえ。違います。
        というか、厚労省の言う理由(原因)に対応するための制度廃止が、その原因によって引き起こされている問題の解消(結果)になっていないという話です。

        > 現状の正社員が名目だけで、実態として非正規と同様の状態になっているから対策をとるという話でしょ。

        その理由は建て前です。
        名目上の正社員が事実上は非正規雇用であるから、いっそ全部非正規雇用にしても同じになるように廃止するってことです。

        つまりは、違法ドラッグを撲滅するために違法ドラッグを合法とすることにした、というのと似ています。

        > IT業界で労働者が不安定な地位に置かれているのは、自由経済社会である
        > 日本のIT業界がそういうビジネス構造になってしまっているからであって、
        > 政府の施策の結果ではないでしょう。

        まず、日本経済は自由経済社会ではないです。
        これ、大部分の国民が勘違いしています。

        大手企業がしか受注できず、零細企業が受注することができない仕事なんかザラです。
        大手企業が右から左へ流しているだけで、たとえ実際の業務を下請けの零細企業がやっているとしても。

        それに政府の施策の結果の話ではなく、これから政府がやろうとしている話ですよ。
        今の状況を政府のせいにしているわけではなく、この改正でどうなるのか、何が起こるのか書いているだけです。
        勘違いしないように。

        親コメント
        • >大手企業がしか受注できず、零細企業が受注することができない仕事なんかザラです。

          公共系の仕事は多少そういう面(入札条件に規模的なものがあるとか)があるかもしれませんが、
          そういうNTTデータの縄張りはむしろ一部でしょ。

          それ以外の市場は、受発注に政府の介入がないわけから、自由経済といっていいでしょう。
          IT市場でいうと、特に規模が大きくて、政府の規制が厳しい業種である金融でも、
          「大手企業にしか発注するな」という支持が金融庁から(暗黙にでも)あったというのは聞いたことがありません。
          金融機関は発注先を自由に選べますよ。実際には(金融機関の判断により)大手しか選ばれないとしても、
          政府の規制がない異常、自由経済だし、大手しか選ばないことで高コスト体質となる会社は、
          企業間の競争のなかで没落していくというのが自由経済の考え方だと思いますが。

          親コメント
          • by Anonymous Coward
            > 大手しか選ばないことで高コスト体質となる会社は、
            > 企業間の競争のなかで没落していく

            その通り没落していっていますね。あの事業は。

            それに加えてノウハウといえば聞こえはいいが口伝でしか情報が残っていない事とかがわりとあって、いまやってる某大企業とゆかいな仲間たちはなんとかやっていけるけど、新規参入者による置き換えとか無理なケースもある(無論競争なんだから納品物じゃないならライバルに教える必要もないし)。

            いろいろあるけどもっと根が深いのよ。
          • by Anonymous Coward

            TSOLやIBMの大規模プロジェクト失敗による損害賠償訴訟をみてると、大手企業を選んで発注するのは一種の保険なんだろうと思います。
            失敗しても、損害賠償を払える資産があるか否か。

            そのプロジェクトを完遂する能力があるか、金額が安いかの自由競争ではなく、その背後にある別のものを見て選ばれてるわけです。

            大手ITゼネコンは、単独では大規模プロジェクトを完遂する能力の無いところも少なくないです。
            結局、零細企業をこき使ってるわけなんですが。

            こうした大手優遇の状況に食い込んでいこうという考えで発生したのがJVですよね。

            • by Anonymous Coward

              保険屋や商社はそういうところを狙えばいいのに
              人身事故が起きる可能性のある産業機械分野は中小なんていくらでもあるし。
              商社系でSIerの力があるところは伸びるかもしれませんね

            • by Anonymous Coward

              資本の問題で与信が降りないので、規模が小さい会社に大きなプロジェクトを発注できません。
              たまに細かく分割検収にしてって話も出ますが、それは発注側のリスクがでかい。
              なので、技術や価格の前に、大規模プロジェクトでは中小企業は選択対象外です。

コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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