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Q-7、Q-15一般的な料理の名称として確立しているものであって、かつ、その食材がその料理に現に広く使われていることが社会的に定着している場合など、一般消費者が、その料理等の選択において、それらの食材の違いに通常影響されないと認められる場合には、その料理の名称を単に表示するだけであればOK。なので、①「鴨南蛮」における合鴨の使用、②「サケ弁当」、「サケおにぎり」、「サケ茶漬け」における一般に「さけ」、「サーモン」として販売されているもの(脚注として、「アレルギー物質を含む食品に関する表示について」(平成25年9月20日、消食表第257号)によれば、「いわゆる一般に「さけ」として販売されているもの」は「サケ科のサケ属、サルモ属に属するもので、陸封性を除いたもの」)の使用はいずれもOK。
→①合鴨を鴨として表示することが一般的にOKとされたわけではない点に留意。鴨南蛮という料理だからOKというもの(鴨南蛮に現に鴨と家鴨のハーフが広く使われていることが社会的に定着している、かどうかは私にはわかりませんが)。この理屈からすると、例えば、「鴨肉とネギのかけ蕎麦」で合鴨肉を使用するのはダメだということでしょう。また、例えばフランス料理では家鴨を含めて鴨と呼びますが(フランス語ではまとめてcanaradなので)、このような用語法が一般的にOKとなるわけではないということでしょうか。
②結論としてはサーモントラウトを使用した「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」のような料理についてはOKで、他方で「海鮮弁当 サケ入り」のようなものはダメということでしょうか。しかし、サーモントラウトが「サケ弁当」、「サケおにぎり」、「サケ茶漬け」に現に広く使われていることが社会的に定着している、のでしょうか。私自身、回転寿司における「サーモン」は景表法上の問題を意識して「サケ」ではなく「サーモン」となっているのだと思っていましたし、「サケ」はサーモントラウトを含まないものだと信じておりました。「その食材がその料理に現に広く使われていることが社会的に定着している場合など」としておきながら、現にそのような名前で販売されているものはOK、という理屈は、一般論としては消費者の一般的な認識を重視するように行っておきながら、基準を適用するに当たっては業界慣行を単に追認をしているだけのように思え、大いに違和感があります(結論としてはある程度やむを得ないようにも思いますが、せめてサーモントラウトを使用している旨の記述が商品名のすぐ横に必要とかにはならないもんなんでしょうか。)。ところで、「陸封性」の趣旨がよくわからないのですが、例えば長野県内で生産される信州サーモン(ニジマスの4倍体メスとブラウントラウトの偽オスの交配によってできる3倍体メス)は「陸封性」ということで、「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」との表示は認められない可能性があるということなんでしょうか。
Q-10 外国産のオーストラリアミナミイセエビを使用しているにもかかわらず伊勢志摩地方の風景写真とともに「イセエビ」としてメニュー等に表示A 風景写真により伊勢志摩産イセエビとの誤解を与えるため問題
→オーストラリアミナミイセエビを「イセエビ」とすること自体はかまわない、ということでしょう。昨年、おせち料理に使用する外国産イセエビを国産イセエビに切り替える動きがありましたが、そのような対応まではしなくてよいということでしょうか。
あ、よく考えたら(よく考えなくても)、信州サーモンは「一般に「さけ」として販売されているもの」ではないかもしれませんが「一般に「サーモン」として販売されているもの」ではあるので、「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」との表示はOKなのかも。
『「サケ弁当」:原材料:サーモントラウト』なんてきちんと書いてあれば、料理名と原材料名とが分離されてていいかも。
そもそもチェーン系の弁当屋ならトラウトサーモンを使ってる場合は併記されてるからなぁ。おにぎりですら書いてある。「さけ」のみの表記でトラウトサーモン使用って個人経営の弁当屋ぐらいじゃなかろーか。
「業界慣行を単に追認をしているだけのように思え、大いに違和感」に同感ですね。すぐに露呈すれば違法で、長年露呈しなければ合法だという話になってしまう。他では「○○と××とは異なる魚介類」として切り捨てているのに。「一般に「さけ」、「サーモン」として販売されているもの」も、(脚注に補足があるとはいえ)やったもの勝ちの文になっている。
「サケ弁当」が料理名として確立しているとして、では、この食材としてサケ類ではなくイワシを使った場合とどう区別するのか。サケとマスなら許されるとする「社会的に定着」「一般消費者が、その料理等の選択において、それらの食材の違いに通常影響されない」という点に根拠がなく、客観性を見出せない。
食材に由来する料理名でありながら、料理名としてとして確立すれば別の食材を使っても良いとするのが論理としてどうなのか。これが、「きつねそば」のような、食材に由来しない料理名ならば、わかる。
もっと単純に生物の分類として、「種・品種は、異なる食材に対しての表示はだめ」「種・品種を超えた総称は、その総称の範囲内の食材に対しての表示はよい」とかならわかる。種・品種を特定せず「カモ」「サケ」と総称したとき、その総称の範囲内で「カモ○○」「サケ○○」と表示してよいことになる。あとは総称の定義次第だが、種や属などを基準に、ある程度客観的に定められるんじゃないかと思う。「サケ科のサケ属、サルモ属に属するもので、陸封性を除く」と。
ただこの場合、現状「サーモン」でごまかしているものも「サケ」でよいことになるけど。しかし、同じ食材に対して、弁当なら「サケ」でよく、寿司では「サーモン」と表示しなくてはならない、という差に意味を見出せない。
もともとサケと呼ばれていたシロサケに遺伝的に一番近いのは、サケと呼ばれるベニザケやギンザケではなくて、カラフトマス、
食中毒防止のため、鮭には寄生虫がいるから冷凍しないと生食できない。なので冷凍物で養殖物が大半のサーモンと呼ぶ。
私自身、回転寿司における「サーモン」は景表法上の問題を意識して「サケ」ではなく「サーモン」となっているのだと思っていましたし、「サケ」はサーモントラウトを含まないものだと信じておりました。
私も「サケ」にはサーモントラウトを含めないで欲しいかなとは思いますが、じゃあベニザケはサケに入らないの?と言われると簡単に挫けてしまいます。回転寿司における「サーモン」はそれとは別に、永らく日本ではサケの生食に抵抗がある人が多かったためかと思われます。私は今でも(というかサケ・マスは生食不可というのが薄れてきた今だからこそ)生では食べれません。寄生虫のいない海域で,管理された餌を与えられて育ったサーモンばかりだとは思うのですが。
ところで、「陸封性」の趣旨がよくわからないのですが、例えば長野
ベニザケは当初はベニマスでしたが、販売上有利と言う理由でベニザケと呼ばれるようになったそうでhttp://salmon.fra.affrc.go.jp/zousyoku/QandA.htm#Q1 [affrc.go.jp]
つまり優良誤認狙いだからアウトですね…
私は今でも(というかサケ・マスは生食不可というのが薄れてきた今だからこそ)生では食べれません。寄生虫のいない海域で,管理された餌を与えられて育ったサーモンばかりだとは思うのですが。
サケ類の寄生虫として特に問題となるのはアニサキスやサナダムシですが、こいつらは冷凍すると死滅します。アイヌの人々はそれを経験的に知っていたのでルイベとして食べていました。というわけで、現在気軽に生食されているサケ類は、全て解凍ものです。# 特別な店では、厳密なチェックの元に、冷凍過程を経ていない生のサケ類を出すこともあるようですが、# 当然結構なお値段がしますので、それに気付かないということはないかと思います。
>追認をしているだけ
それどころか、それアウトでしょ?って連中の免罪までしてるようなだって今までは基準無かったからウチらには判断付かなかったんだよねー、しょうがないよねーってな感じ。
鮭には寄生虫がいるので、冷凍しないと生食出来ません。回転寿司がサーモンなのは、元々日本には鮭を生食する文化がなく、海外からの逆輸入だから
魚の地方名や出世魚のトッチラカリを広く認知されている一般名で括ってしまうのは詰まらないなー
天然物を越える養殖物の出現とかになると煽り文句も良く判らなくなってくる#回転寿司でみる”天然マグロ”の表記は,養殖物をその値段以下で出せてからにしろやと思う
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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー
所感 (スコア:1)
Q-7、Q-15
一般的な料理の名称として確立しているものであって、かつ、その食材がその料理に現に広く使われていることが社会的に定着している場合など、一般消費者が、その料理等の選択において、それらの食材の違いに通常影響されないと認められる場合には、その料理の名称を単に表示するだけであればOK。なので、①「鴨南蛮」における合鴨の使用、②「サケ弁当」、「サケおにぎり」、「サケ茶漬け」における一般に「さけ」、「サーモン」として販売されているもの(脚注として、「アレルギー物質を含む食品に関する表示について」(平成25年9月20日、消食表第257号)によれば、「いわゆる一般に「さけ」として販売されているもの」は「サケ科のサケ属、サルモ属に属するもので、陸封性を除いたもの」)の使用はいずれもOK。
→①合鴨を鴨として表示することが一般的にOKとされたわけではない点に留意。鴨南蛮という料理だからOKというもの(鴨南蛮に現に鴨と家鴨のハーフが広く使われていることが社会的に定着している、かどうかは私にはわかりませんが)。
この理屈からすると、例えば、「鴨肉とネギのかけ蕎麦」で合鴨肉を使用するのはダメだということでしょう。
また、例えばフランス料理では家鴨を含めて鴨と呼びますが(フランス語ではまとめてcanaradなので)、このような用語法が一般的にOKとなるわけではないということでしょうか。
②結論としてはサーモントラウトを使用した「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」のような料理についてはOKで、他方で「海鮮弁当 サケ入り」のようなものはダメということでしょうか。しかし、サーモントラウトが「サケ弁当」、「サケおにぎり」、「サケ茶漬け」に現に広く使われていることが社会的に定着している、のでしょうか。私自身、回転寿司における「サーモン」は景表法上の問題を意識して「サケ」ではなく「サーモン」となっているのだと思っていましたし、「サケ」はサーモントラウトを含まないものだと信じておりました。「その食材がその料理に現に広く使われていることが社会的に定着している場合など」としておきながら、現にそのような名前で販売されているものはOK、という理屈は、一般論としては消費者の一般的な認識を重視するように行っておきながら、基準を適用するに当たっては業界慣行を単に追認をしているだけのように思え、大いに違和感があります(結論としてはある程度やむを得ないようにも思いますが、せめてサーモントラウトを使用している旨の記述が商品名のすぐ横に必要とかにはならないもんなんでしょうか。)。
ところで、「陸封性」の趣旨がよくわからないのですが、例えば長野県内で生産される信州サーモン(ニジマスの4倍体メスとブラウントラウトの偽オスの交配によってできる3倍体メス)は「陸封性」ということで、「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」との表示は認められない可能性があるということなんでしょうか。
Q-10 外国産のオーストラリアミナミイセエビを使用しているにもかかわらず伊勢志摩地方の風景写真とともに「イセエビ」としてメニュー等に表示
A 風景写真により伊勢志摩産イセエビとの誤解を与えるため問題
→オーストラリアミナミイセエビを「イセエビ」とすること自体はかまわない、ということでしょう。昨年、おせち料理に使用する外国産イセエビを国産イセエビに切り替える動きがありましたが、そのような対応まではしなくてよいということでしょうか。
Re:所感 (スコア:1)
あ、よく考えたら(よく考えなくても)、信州サーモンは「一般に「さけ」として販売されているもの」ではないかもしれませんが「一般に「サーモン」として販売されているもの」ではあるので、「サケ弁当」「サケおにぎり」「サケ茶漬け」との表示はOKなのかも。
Re: (スコア:0)
『「サケ弁当」:原材料:サーモントラウト』
なんてきちんと書いてあれば、料理名と原材料名とが分離されてていいかも。
Re: (スコア:0)
そもそもチェーン系の弁当屋ならトラウトサーモンを使ってる場合は併記されてるからなぁ。おにぎりですら書いてある。
「さけ」のみの表記でトラウトサーモン使用って個人経営の弁当屋ぐらいじゃなかろーか。
Re:所感 (スコア:1)
「業界慣行を単に追認をしているだけのように思え、大いに違和感」に同感ですね。
すぐに露呈すれば違法で、長年露呈しなければ合法だという話になってしまう。
他では「○○と××とは異なる魚介類」として切り捨てているのに。
「一般に「さけ」、「サーモン」として販売されているもの」も、(脚注に補足があるとはいえ)やったもの勝ちの文になっている。
「サケ弁当」が料理名として確立しているとして、では、この食材としてサケ類ではなくイワシを使った場合とどう区別するのか。
サケとマスなら許されるとする「社会的に定着」「一般消費者が、その料理等の選択において、それらの食材の違いに通常影響されない」という点に根拠がなく、客観性を見出せない。
食材に由来する料理名でありながら、料理名としてとして確立すれば別の食材を使っても良いとするのが論理としてどうなのか。
これが、「きつねそば」のような、食材に由来しない料理名ならば、わかる。
もっと単純に生物の分類として、
「種・品種は、異なる食材に対しての表示はだめ」
「種・品種を超えた総称は、その総称の範囲内の食材に対しての表示はよい」
とかならわかる。
種・品種を特定せず「カモ」「サケ」と総称したとき、その総称の範囲内で「カモ○○」「サケ○○」と表示してよいことになる。
あとは総称の定義次第だが、種や属などを基準に、ある程度客観的に定められるんじゃないかと思う。
「サケ科のサケ属、サルモ属に属するもので、陸封性を除く」と。
ただこの場合、現状「サーモン」でごまかしているものも「サケ」でよいことになるけど。
しかし、同じ食材に対して、弁当なら「サケ」でよく、寿司では「サーモン」と表示しなくてはならない、という差に意味を見出せない。
Re:所感 (スコア:2, 興味深い)
もともとサケと呼ばれていたシロサケに遺伝的に一番近いのは、サケと呼ばれるベニザケやギンザケではなくて、カラフトマス、
Re: (スコア:0)
食中毒防止のため、鮭には寄生虫がいるから冷凍しないと生食できない。なので冷凍物で養殖物が大半のサーモンと呼ぶ。
Re: (スコア:0)
私自身、回転寿司における「サーモン」は景表法上の問題を意識して「サケ」ではなく「サーモン」となっているのだと思っていましたし、「サケ」はサーモントラウトを含まないものだと信じておりました。
私も「サケ」にはサーモントラウトを含めないで欲しいかなとは思いますが、じゃあベニザケはサケに入らないの?と言われると簡単に挫けてしまいます。
回転寿司における「サーモン」はそれとは別に、永らく日本ではサケの生食に抵抗がある人が多かったためかと思われます。
私は今でも(というかサケ・マスは生食不可というのが薄れてきた今だからこそ)生では食べれません。寄生虫のいない海域で,管理された餌を与えられて育ったサーモンばかりだとは思うのですが。
ところで、「陸封性」の趣旨がよくわからないのですが、例えば長野
Re:所感 (スコア:1)
ベニザケは当初はベニマスでしたが、販売上有利と言う理由でベニザケと呼ばれるようになったそうで
http://salmon.fra.affrc.go.jp/zousyoku/QandA.htm#Q1 [affrc.go.jp]
Re: (スコア:0)
つまり優良誤認狙いだからアウトですね…
Re: (スコア:0)
私は今でも(というかサケ・マスは生食不可というのが薄れてきた今だからこそ)生では食べれません。寄生虫のいない海域で,管理された餌を与えられて育ったサーモンばかりだとは思うのですが。
サケ類の寄生虫として特に問題となるのはアニサキスやサナダムシですが、こいつらは冷凍すると死滅します。
アイヌの人々はそれを経験的に知っていたのでルイベとして食べていました。
というわけで、現在気軽に生食されているサケ類は、全て解凍ものです。
# 特別な店では、厳密なチェックの元に、冷凍過程を経ていない生のサケ類を出すこともあるようですが、
# 当然結構なお値段がしますので、それに気付かないということはないかと思います。
Re: (スコア:0)
>追認をしているだけ
それどころか、それアウトでしょ?って連中の免罪までしてるような
だって今までは基準無かったからウチらには判断付かなかったんだよねー、しょうがないよねー
ってな感じ。
Re: (スコア:0)
鮭には寄生虫がいるので、冷凍しないと生食出来ません。回転寿司がサーモンなのは、元々日本には鮭を生食する文化がなく、海外からの逆輸入だから
Re: (スコア:0)
魚の地方名や出世魚のトッチラカリを
広く認知されている一般名で括ってしまうのは詰まらないなー
天然物を越える養殖物の出現とかになると煽り文句も良く判らなくなってくる
#回転寿司でみる”天然マグロ”の表記は,養殖物をその値段以下で出せてからにしろやと思う