アカウント名:
パスワード:
素人ですが、理研が小保方氏を採用したことはともかく、不正が発覚した発見について1年もの期間と人員・費用をかけて検証することについては説明が必要だと感じていました。今回の笹井氏の会見では、その点をきちんと説明してもらえたと思ってよいのでしょうかね。
何とも言えないですが、多能性の獲得と断言は難しいですが、Oct4-GFP発現までは正しいと思いますので、それだけで検証の意味はあるような気がします。未知の現象でしょうから。
>Oct4-GFP発現までは正しいと思いますので
正しくないですよ.今日笹井先生が配られた資料を見てびっくりしました.「遺伝子発現パターンの詳細解析でも、STAP細胞は、ES細胞や他の幹細胞とも一致せず」若山先生もトランスクリプトーム解析でSTAPは他の細胞と違うと仰っていました.ところが,その「トランスクリプトーム解析」で分かることは,STAP細胞と呼ばれるもの同士ですら「遺伝子発現パターン」が様々であることです.
アーティクルの方では酸処理後3日でES細胞マーカー遺伝子がある程度ESの発現に近くなり7日でほぼ匹敵するという図になっています.しかしレターの方
『非常に異なる遺伝子発現をもつ別種の「STAP細胞」があるということを示しています.』
ストレスによってこのようなこと、つまり、バラバラ、ランダムな遺伝子発現が起きるとしたら、超面白いことですよ。
しかも日替わりw
少なくともそれぞれの図ごとに非常に異なる遺伝子発現をもつ別種の「STAP細胞」があるということを示しています.しかし同じ図に使われるデータ同士は似通っているので,作成日時によってその時々の「STAP細胞」があるかのようです.
http://srad.jp/comments.pl?sid=629003&cid=2583602 [srad.jp]
面白い、面白い。初期化が起きなくて、万能細胞ができなくて、応用できなくても、面白い。
今の生物学の主流は「平均」の生物学。「分散の生物学」はこれから。
理研で単一細胞の遺伝子発現プロファイルを調べる方法を開発している人がいたと思うけど、single cell biologyから発展して、社会生物学みたいなものが(再び?)流行りだすのではないかな。
ちょっと間違えた。X社会生物学○細胞社会学
刺激を与えてタイミングを合わせるような操作をしても、細胞を個別に見ればバラバラに動いているということがわかっています。マイクロアレイなどは複数の細胞をすりつぶして平均化して発現を見ているから、個別の動きが見えない。シングルセルで発現を見る方法が精力的に研究されているのは、そういうミックスジュース的なものでは生命の解析には足りないからです。さらに言えば、シングルセルでも足りません。細胞内局在等もあります。
そうですね。細胞を構成している遺伝子の数だけみても、非常に多い(2万以上?)ので、それらの発現がすべての細胞できっちり揃うというほうが、むしろありえない話だとおもいます。
STAPの場合は多くの細胞が死んでしまうような強いストレスなので、よけい平均(は死んでしまう)からかけ離れた細胞が出てくる、ということなのでしょう。それが初期化した細胞になるべき生物学的意味というのは私には分かりませんが。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」
「STAP現象は検証する価値のある合理性の高い仮説」 (スコア:1)
素人ですが、理研が小保方氏を採用したことはともかく、不正が発覚した発見について1年もの期間と人員・費用をかけて検証することについては説明が必要だと感じていました。
今回の笹井氏の会見では、その点をきちんと説明してもらえたと思ってよいのでしょうかね。
Re: (スコア:4, 興味深い)
何とも言えないですが、多能性の獲得と断言は難しいですが、Oct4-GFP発現までは正しいと思いますので、それだけで検証の意味はあるような気がします。未知の現象でしょうから。
Re: (スコア:5, 参考になる)
>Oct4-GFP発現までは正しいと思いますので
正しくないですよ.
今日笹井先生が配られた資料を見てびっくりしました.
「遺伝子発現パターンの詳細解析でも、STAP細胞は、ES細胞や他の幹細胞とも一致せず」
若山先生もトランスクリプトーム解析でSTAPは他の細胞と違うと仰っていました.
ところが,その「トランスクリプトーム解析」で分かることは,STAP細胞と呼ばれるもの同士ですら
「遺伝子発現パターン」が様々であることです.
アーティクルの方では酸処理後3日でES細胞マーカー遺伝子がある程度ESの発現に近くなり7日で
ほぼ匹敵するという図になっています.しかしレターの方
kaho
Re:「STAP現象は検証する価値のある合理性の高い仮説」 (スコア:1)
『非常に異なる遺伝子発現をもつ別種の「STAP細胞」があるということを示しています.』
ストレスによってこのようなこと、つまり、バラバラ、ランダムな遺伝子発現が起きるとしたら、超面白いことですよ。
Re: (スコア:0)
しかも日替わりw
http://srad.jp/comments.pl?sid=629003&cid=2583602 [srad.jp]
Re:「STAP現象は検証する価値のある合理性の高い仮説」 (スコア:1)
面白い、面白い。
初期化が起きなくて、万能細胞ができなくて、応用できなくても、面白い。
今の生物学の主流は「平均」の生物学。
「分散の生物学」はこれから。
理研で単一細胞の遺伝子発現プロファイルを調べる方法を開発している人がいたと思うけど、single cell biologyから発展して、社会生物学みたいなものが(再び?)流行りだすのではないかな。
Re:「STAP現象は検証する価値のある合理性の高い仮説」 (スコア:1)
ちょっと間違えた。
X社会生物学
○細胞社会学
Re: (スコア:0)
刺激を与えてタイミングを合わせるような操作をしても、細胞を個別に見ればバラバラに動いているということがわかっています。
マイクロアレイなどは複数の細胞をすりつぶして平均化して発現を見ているから、個別の動きが見えない。
シングルセルで発現を見る方法が精力的に研究されているのは、そういうミックスジュース的なものでは生命の解析には足りないからです。
さらに言えば、シングルセルでも足りません。細胞内局在等もあります。
Re:「STAP現象は検証する価値のある合理性の高い仮説」 (スコア:1)
そうですね。細胞を構成している遺伝子の数だけみても、非常に多い(2万以上?)ので、それらの発現がすべての細胞できっちり揃うというほうが、むしろありえない話だとおもいます。
STAPの場合は多くの細胞が死んでしまうような強いストレスなので、よけい平均(は死んでしまう)からかけ離れた細胞が出てくる、ということなのでしょう。それが初期化した細胞になるべき生物学的意味というのは私には分かりませんが。