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https://www.jspn.or.jp/activity/opinion/dsm-5/index.html#maintitle [jspn.or.jp]
DSM‒5の病名や用語に対してさまざまな訳語が用いられ混乱が起きることのないように,日本精神神経学会として,「DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン」(以下,ガイドライン)を作成することが平成 24 年度理事会で決定された.
①患者中心の医療が行われる中で,病名・用語はよりわかりやすいもの,患者の理解と納得が得られやすいものであること,②差別意識や不快感を生まない名称であること,③国民の病気への認知度を高めやすいものであること,④直訳が相応しくない場合には意訳を考え,アルファベット病名はなるべく使わないこと
児童青年期の疾患では,病名に障害とつくことは,児童や親に大きな衝撃をあたえるため,「障害」を「症」に変えることが提案された.不安症およびその一部の関連疾患についても概ね同じような理由から「症」と訳すことが提案された.さらに連絡会では,disorderを「障害」とすると,disability の「障害(碍)」と混同され,しかも“不可逆的な状態にある”との誤解を生じることもあるので,DSM‒5 の全病名で,「障害」を「症」に変えた方がよいとする意見も少なくなかった.その一方で,「症」とすることは過剰診断・過剰治療につながる可能性があるなどの反対の意見もあり,専門学会の要望の強かった児童青年期の疾患と不安症およびその一部の関連疾患に限り変えることにした.
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「DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン」へのリンク (スコア:1)
https://www.jspn.or.jp/activity/opinion/dsm-5/index.html#maintitle [jspn.or.jp]
DSM‒5の病名や用語に対してさまざまな訳語が用いられ混乱が起きることのないように,日本精神神経学会として,「DSM‒5 病名・用語翻訳ガイドライン」(以下,ガイドライン)を作成することが平成 24 年度理事会で決定された.
①患者中心の医療が行われる中で,病名・用語はよりわかりやすいもの,患者の理解と納得が得られやすいものであること,
②差別意識や不快感を生まない名称であること,
③国民の病気への認知度を高めやすいものであること,
④直訳が相応しくない場合には意訳を考え,アルファベット病名はなるべく使わないこと
児童青年期の疾患では,病名に障害とつくことは,児童や親に大きな衝撃をあたえるため,「障害」を「症」に変えることが提案された.不安症およびその一部の関連疾患についても概ね同じような理由から「症」と訳すことが提案された.
さらに連絡会では,disorderを「障害」とすると,disability の「障害(碍)」と混同され,しかも“不可逆的な状態にある”との誤解を生じることもあるので,DSM‒5 の全病名で,「障害」を「症」に変えた方がよいとする意見も少なくなかった.
その一方で,「症」とすることは過剰診断・過剰治療につながる可能性があるなどの反対の意見もあり,専門学会の要望の強かった児童青年期の疾患と不安症およびその一部の関連疾患に限り変えることにした.