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全白と比べて純赤・純緑・純青の輝度が低い、いびつな色空間になるように思うのですが、明度最大時には彩度を犠牲にする戦略でしょうか?フラットなRGBからの色変換アルゴリズムが気になります。そこがきっとこの技術の肝なのでしょうね。色変換によって画質の優劣がだいぶ変わりそうです。
これSONYのスマホやカメラの背面液晶で使われてるやつかな。α6000の背面液晶は陽射しがあたると見えないからファインダーのぞいて撮ってるけど。
ニュースリリースによると、
ディスプレイ表面輝度 500cd/m2 (low powerモード時) 1000cd/m2 (outdoorモード時)
とあります。わざわざモードを分けているぐらいですから、
low power モード時:色再現性を保ったままの低消費電力実現。色空間の不完全は作らない。
W画素を使うときはバックライトの輝度を下げることで、純赤・純緑・純青と比べて、同成分輝度の白を、半分のバックライト輝度で実現できる。
白色=W100%/R100%/G100%/B100%/バックライト50%(合計 R100%/G100%/B100%)純赤=W0%/R100%/G0%/B0%/バックライト100%
といった制御
純色と比べて白色の最大明度は上がらないので、「明度最大時には彩度を犠牲」にはならない。
outdoorモード時:「明度最大時には彩度を犠牲」にしてでも、屋外での見やすさを実現する
白色もバックライトはフルパワーで表示
白色=W100%/R100%/G100%/B100%/バックライト100%(合計 R200%/G200%/B200%)純赤=W0%/R100%/G0%/B0%/バックライト100%
といった制御。この場合、白色とR成分が同量の純赤なんかは表現できない
といったところじゃないでしょうか。
なるほど。明暗のモード分けがされているんですね。
F-01F使ってるけど実際そんな感じ。暗いとこから明るいとこに行くと画面の彩度が切り替わるのが分かります。尤も、日中のお外では、普通は彩度以前にそもそも普通に見えないので、彩度が落ちようが文字が読めれば御の字というスタンスだと、非常に良いシロモノだったりします。
…まぁ、low Powerモードでも糞画質というか、赤が非常に汚い感じだったりするのですが。この辺は富士通のグラフィックドライバのカスタマイズが糞なだけの可能性もかなりあるけど。
本題と関係無いけど、F-01Fのインテリカラーは色温度を極端に高くすんの止めて欲しい。あんなゾンビみたいな色合いを適切だとか何のつもりだろ?色温度をテレビに合わせたつもりだろうけど、テレビと同じ色温度で見る事前提に調整された画像はPC/タブ/スマホ界隈には殆ど無いだろうが。
しかもバックライトの自動手動切り替えるだけで勝手にONになるし。ドコモにも何度か言ったけど治る気配はサッパリ無し。画面の色合いとか気にする人は富士通端末は絶対買っちゃいけないなと感じたわ。
あわせるビューとかいう設定された年齢に関係無く色温度を馬鹿みたいに上げる機能もまた謎。
もう半年以上待ってんだけど治る気配無いなぁ…本題と関係無い部分のが長くなってしまった…
明度最大時でも白成分+RGBで滅に彩度は変わらないのでは?RGBと白が共に最大輝度になる訳ではないでしょうから。多分、RGB共に最大輝度の時はRGB消灯で白のみって話ですよね?フィルターの無い白であれば単純計算で輝度3倍は出るでしょうし。当然斑は大きくなる可能性は高いですが、いびつになる事はないのじゃ。Panasonicの二色+白よりは効率は落ちるだろうけど制御し易そうだし。
ざっと思いつくのは、以下の式ですが、これだとスペクトルの関係で問題起こったりするのでしょうかね?
W=min(R',G',B'), R=R'-W, G=G'-W, B=B'-W※R', G', B'はgamma 1.0とする
# 他の明確な問題は、サブピクセルレンダリングが難しくなることだなぁ
そんな制御をしても、液晶ディスプレイでは全然メリットがありませんよ。
RGBな液晶の場合、白色(R=100%、G=100%、B=100%)表示のときにどうなるかを考えますと、このとき、Rの画素ではG・B成分が、Gの画素ではR・B成分が、Bの画素ではR・G成分がカラーフィルタで捨てられますので、RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の33%が外に出て行くことになります。
液晶がRGBW画素になった場合、表示制御を、W=0%、R=100%、G=100%、B=100%とした場合、Wが増えた分画素のサイズが小さくなるので、RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の25%が外に出て行くことになります。
一方、W=100%、R=0%、G=0%、B=0%、という表示をした場合、Wの画素ではRGB全て出て行き、R/G/Bの画素はまったく光が出ていきません。RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の25%が外に出て行くことになります。
つまり、W=0%、R=100%、G=100%、B=100%、とW=100%、R=0%、G=0%、B=0% の白はどちらも「表示輝度/バックライト輝度 エネルギー効率」は同じ25%です。どちらにせよRGB液晶より暗くなっちゃう。
W=100%、R=100%、G=100%、B=100%、という制御を行って初めて、RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の50%が外に出て行くことになる、という効率アップが実現します。(同輝度にするなら、バックライトの明るさは33%減らせます。ニュースリリースでは40%減らせることになってますので、残りの7%は「W画素はカラーフィルターがまったくない分損失が少ない」からといった処じゃないでしょうか。)
この「W=100%、R=100%、G=100%、B=100%な、白」と比べて、「この白と同じR輝度でG=B=0な赤」(R=200%、G=0%、B=0%)は作り出すことが出来ない、というのが元コメの挙げる「全白と比べて純赤・純緑・純青の輝度が低い」問題ということになるかと。
>液晶ディスプレイでは全然メリットがありませんよおっと、確かにそうですね。RGBWは自発光式の有機ELが先行していたため、うっかりしてました。
有機ELでも使われてますが、DLPタイプのデータプロジェクタ(プレゼンで使う奴)でも同じくRGB+Wの色空間は使われていますので、どういう画質になるかは目にされたことはあるのではないでしょうか。ただ、屋外などの明るい環境では、文字が読めなきゃ意味がないわけで、ぶっちゃけ彩度は二の次です。あと、画素配列(ストライプ、田の字)によっては解像度にも影響は出ます。
ああー!たまに色があまりにも残念なプロジェクタがあるなと思ってましたが、ソレだったんですね。白に比べて純色(特に2色混合である黄・水・桃)がやけに暗くなるので、Excel2003とかで作られたような、純色系が多用された資料の視認性が悪くなります。
> 画素密度は323ppi
ですから、サブピクセルレンダリングは止めていいかも。
あんまり関係ないけど、なんでジャパンディスプレイはいつもNTSC比で色域を表現するのか。スマホやタブレット向けならsRGBカバー率のほうが大事なんじゃないの?
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン
彩度は犠牲? (スコア:1)
全白と比べて純赤・純緑・純青の輝度が低い、いびつな色空間になるように思うのですが、
明度最大時には彩度を犠牲にする戦略でしょうか?
フラットなRGBからの色変換アルゴリズムが気になります。
そこがきっとこの技術の肝なのでしょうね。
色変換によって画質の優劣がだいぶ変わりそうです。
Re:彩度は犠牲? (スコア:3, 参考になる)
http://news.livedoor.com/article/detail/8154585/ [livedoor.com]
彩度は確かに少し低めですが、最大輝度での明るさが圧倒的/輝度を下げるとバッテリー消費がかなり少ない
ということで、完全にモバイルに向いた液晶です。
これもタブレット用ですし、モバイルでそこまで彩度を気にする人はいないんじゃないでしょうか。
バッテリーが持って直射日光下でもくっきり見えるほうがありがたい。
(てかちょっと前の携帯液晶に比べたら全然彩度も上ですが)
Re: (スコア:0)
これSONYのスマホやカメラの背面液晶で使われてるやつかな。
α6000の背面液晶は陽射しがあたると見えないからファインダーのぞいて撮ってるけど。
Re:彩度は犠牲? (スコア:2)
ニュースリリースによると、
とあります。わざわざモードを分けているぐらいですから、
low power モード時:
色再現性を保ったままの低消費電力実現。色空間の不完全は作らない。
W画素を使うときはバックライトの輝度を下げることで、純赤・純緑・純青と比べて、同成分輝度の白を、半分のバックライト輝度で実現できる。
白色=W100%/R100%/G100%/B100%/バックライト50%(合計 R100%/G100%/B100%)
純赤=W0%/R100%/G0%/B0%/バックライト100%
といった制御
純色と比べて白色の最大明度は上がらないので、「明度最大時には彩度を犠牲」にはならない。
outdoorモード時:
「明度最大時には彩度を犠牲」にしてでも、屋外での見やすさを実現する
白色もバックライトはフルパワーで表示
白色=W100%/R100%/G100%/B100%/バックライト100%(合計 R200%/G200%/B200%)
純赤=W0%/R100%/G0%/B0%/バックライト100%
といった制御。この場合、白色とR成分が同量の純赤なんかは表現できない
といったところじゃないでしょうか。
Re:彩度は犠牲? (スコア:1)
なるほど。明暗のモード分けがされているんですね。
Re:彩度は犠牲? (スコア:1)
F-01F使ってるけど実際そんな感じ。
暗いとこから明るいとこに行くと画面の彩度が切り替わるのが分かります。
尤も、日中のお外では、普通は彩度以前にそもそも普通に見えないので、
彩度が落ちようが文字が読めれば御の字というスタンスだと、
非常に良いシロモノだったりします。
…まぁ、low Powerモードでも糞画質というか、
赤が非常に汚い感じだったりするのですが。
この辺は富士通のグラフィックドライバの
カスタマイズが糞なだけの可能性もかなりあるけど。
本題と関係無いけど、F-01Fのインテリカラーは
色温度を極端に高くすんの止めて欲しい。
あんなゾンビみたいな色合いを適切だとか何のつもりだろ?
色温度をテレビに合わせたつもりだろうけど、
テレビと同じ色温度で見る事前提に調整された画像は
PC/タブ/スマホ界隈には殆ど無いだろうが。
しかもバックライトの自動手動切り替えるだけで勝手にONになるし。
ドコモにも何度か言ったけど治る気配はサッパリ無し。
画面の色合いとか気にする人は
富士通端末は絶対買っちゃいけないなと感じたわ。
あわせるビューとかいう設定された年齢に関係無く
色温度を馬鹿みたいに上げる機能もまた謎。
もう半年以上待ってんだけど治る気配無いなぁ…
本題と関係無い部分のが長くなってしまった…
Re: (スコア:0)
明度最大時でも白成分+RGBで滅に彩度は変わらないのでは?RGBと白が共に最大輝度になる訳ではないでしょうから。
多分、RGB共に最大輝度の時はRGB消灯で白のみって話ですよね?
フィルターの無い白であれば単純計算で輝度3倍は出るでしょうし。
当然斑は大きくなる可能性は高いですが、いびつになる事はないのじゃ。
Panasonicの二色+白よりは効率は落ちるだろうけど制御し易そうだし。
Re: (スコア:0)
ざっと思いつくのは、以下の式ですが、これだとスペクトルの関係で問題起こったりするのでしょうかね?
W=min(R',G',B'), R=R'-W, G=G'-W, B=B'-W
※R', G', B'はgamma 1.0とする
# 他の明確な問題は、サブピクセルレンダリングが難しくなることだなぁ
Re:彩度は犠牲? (スコア:4, 興味深い)
そんな制御をしても、液晶ディスプレイでは全然メリットがありませんよ。
RGBな液晶の場合、白色(R=100%、G=100%、B=100%)表示のときにどうなるかを考えますと、
このとき、Rの画素ではG・B成分が、Gの画素ではR・B成分が、Bの画素ではR・G成分がカラーフィルタで捨てられますので、
RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の33%が外に出て行くことになります。
液晶がRGBW画素になった場合、表示制御を、W=0%、R=100%、G=100%、B=100%とした場合、Wが増えた分画素のサイズが小さくなるので、RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の25%が外に出て行くことになります。
一方、W=100%、R=0%、G=0%、B=0%、という表示をした場合、
Wの画素ではRGB全て出て行き、R/G/Bの画素はまったく光が出ていきません。
RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の25%が外に出て行くことになります。
つまり、W=0%、R=100%、G=100%、B=100%、とW=100%、R=0%、G=0%、B=0% の白はどちらも「表示輝度/バックライト輝度 エネルギー効率」は同じ25%です。どちらにせよRGB液晶より暗くなっちゃう。
W=100%、R=100%、G=100%、B=100%、という制御を行って初めて、
RGBそれぞれの波長で、バックライトからの光の50%が外に出て行くことになる、という効率アップが実現します。
(同輝度にするなら、バックライトの明るさは33%減らせます。ニュースリリースでは40%減らせることになってますので、残りの7%は「W画素はカラーフィルターがまったくない分損失が少ない」からといった処じゃないでしょうか。)
この「W=100%、R=100%、G=100%、B=100%な、白」と比べて、「この白と同じR輝度でG=B=0な赤」(R=200%、G=0%、B=0%)は作り出すことが出来ない、というのが元コメの挙げる「全白と比べて純赤・純緑・純青の輝度が低い」問題ということになるかと。
Re: (スコア:0)
>液晶ディスプレイでは全然メリットがありませんよ
おっと、確かにそうですね。RGBWは自発光式の有機ELが先行していたため、うっかりしてました。
Re:彩度は犠牲? (スコア:2)
有機ELでも使われてますが、DLPタイプのデータプロジェクタ(プレゼンで使う奴)でも同じくRGB+Wの色空間は使われていますので、どういう画質になるかは目にされたことはあるのではないでしょうか。
ただ、屋外などの明るい環境では、文字が読めなきゃ意味がないわけで、ぶっちゃけ彩度は二の次です。
あと、画素配列(ストライプ、田の字)によっては解像度にも影響は出ます。
Re:彩度は犠牲? (スコア:1)
ああー!
たまに色があまりにも残念なプロジェクタがあるなと思ってましたが、ソレだったんですね。
白に比べて純色(特に2色混合である黄・水・桃)がやけに暗くなるので、Excel2003とかで作られたような、純色系が多用された資料の視認性が悪くなります。
Re: (スコア:0)
> 画素密度は323ppi
ですから、サブピクセルレンダリングは止めていいかも。
Re: (スコア:0)
あんまり関係ないけど、なんでジャパンディスプレイはいつもNTSC比で色域を表現するのか。
スマホやタブレット向けならsRGBカバー率のほうが大事なんじゃないの?