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やじうまPC Watch の記事に「カリフォルニア工科大学の論文によると、この手法によって、理論的には時速5,800kmまで速度を上げられるという」とあるので site:caltech.edu supercavitation [google.co.jp] で検索してみると、確かにいくつか資料がヒットして、そのうちの一つに:
Racing Through Water: Supercavitation [caltech.edu]
Researchers at the US Naval Undersea Warfare Center were able to fire unpowered supercavitating projectiles at speeds faster than the speed of sound in water, approximately 1 mile per second!
みたいな記述があるのですが、魚雷のような兵器ならともかく、さすがにこの速度域は有人用とは思えないなあ。あくまで理論上はそこまで行けるというだけで、人やモノを運ぶ用途でその速度を目指すわけではないのでは。(そこまで速度上げないにしても、一般的な船舶のようなスクリューによる推進不可でロケットエンジンの運用となると、コスト的に微妙な気が)
今来たので、スラド内の意見を三行で僕なりにまとめますね。(1)有人の潜水艦をこの速度で進めるのは危険で実現しない。(2)無人の魚雷としても騒音でかい(衝撃波は?)。進路制御もほぼ無理。(3)その速度に達するまでエネルギーかなり使う。燃費悪い。
理論上の上限が5800km/hなだけで今現在の倍の速度で動けるだけでもかなりアドバンテージ得られるのでは無いでしょうか。ソビエトのスーパーキャビテーション魚雷は速いこた速いけど舵効かないし、まさか二次大戦の頃の無誘導魚雷に戻る訳にも行かずそこらへんの制御技術が開発されれば事態は一変しますが…さてはて。
あと、人やモノを運ぶときに重要なのは速度というより加速度じゃないでしょうか _(:3 」∠)_
元々、大砲は無制御ですけれど、現代の戦車も誘導弾ではなく、大砲を積んでますよね。避けられなかったら、大砲で十分なんです。
魚雷の場合は誘導弾のメリットは大きいと思いますけど、2段階発射(射出後、誘導弾が方向を制御し、確実に当たる方向と距離になったら、高速弾を打ち出す)にすれば、十分に実用性はあると思います。兵器に重要なのは、当てることと察知されないことで、そのいずれにもスピードは重要なファクターですから。
現在,水中で使用する兵器や潜水艦の速度は最高でも時速140km程度だが,新兵器が実用化すれば時速数百km,ときには水中での音速(時速約5400km)を超える速さまで加速できる。
だいたい水中の音速+αあたりに理論限界があるんでしょうな
まあ、「高速化を阻む要因の1つ、水の抵抗を劇的に減らす方法を確立、うちの技術は5800km/hまで効きます」ぐらいでしょうね。「それ以外の要因もたくさんあるからそこまでスピードは上がらないだろって? それに関しては、それぞれの研究部署に聞いて下さい」みたいな。
日本語で読める記事というと2001年に日経サイエンスに載っていた謎の新兵器 超音速魚雷 [nikkei-science.com]というのがあるんですけど, 時速5800kmという数字も, その中で紹介されていた米海軍で1997年に行われた実験での最高速度みたいですね.
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ソースを見ろ -- ある4桁UID
「時速5,800km」という点が注目されてますが (スコア:4, 興味深い)
やじうまPC Watch の記事に「カリフォルニア工科大学の論文によると、この手法によって、理論的には時速5,800kmまで速度を上げられるという」とあるので site:caltech.edu supercavitation [google.co.jp] で検索してみると、確かにいくつか資料がヒットして、そのうちの一つに:
Racing Through Water: Supercavitation [caltech.edu]
みたいな記述があるのですが、魚雷のような兵器ならともかく、さすがにこの速度域は有人用とは思えないなあ。あくまで理論上はそこまで行けるというだけで、人やモノを運ぶ用途でその速度を目指すわけではないのでは。
(そこまで速度上げないにしても、一般的な船舶のようなスクリューによる推進不可でロケットエンジンの運用となると、コスト的に微妙な気が)
今北産業(有人は無理。騒音でかい。直進だけ。燃費悪い。) (スコア:2)
今来たので、スラド内の意見を三行で僕なりにまとめますね。
(1)有人の潜水艦をこの速度で進めるのは危険で実現しない。
(2)無人の魚雷としても騒音でかい(衝撃波は?)。進路制御もほぼ無理。
(3)その速度に達するまでエネルギーかなり使う。燃費悪い。
Re:「時速5,800km」という点が注目されてますが (スコア:1)
理論上の上限が5800km/hなだけで今現在の倍の速度で動けるだけでもかなりアドバンテージ得られるのでは無いでしょうか。
ソビエトのスーパーキャビテーション魚雷は速いこた速いけど舵効かないし、まさか二次大戦の頃の無誘導魚雷に戻る訳にも行かず
そこらへんの制御技術が開発されれば事態は一変しますが…さてはて。
あと、人やモノを運ぶときに重要なのは速度というより加速度じゃないでしょうか _(:3 」∠)_
Re:「時速5,800km」という点が注目されてますが (スコア:1)
元々、大砲は無制御ですけれど、現代の戦車も誘導弾ではなく、大砲を積んでますよね。避けられなかったら、大砲で十分なんです。
魚雷の場合は誘導弾のメリットは大きいと思いますけど、2段階発射(射出後、誘導弾が方向を制御し、確実に当たる方向と距離になったら、高速弾を打ち出す)にすれば、十分に実用性はあると思います。兵器に重要なのは、当てることと察知されないことで、そのいずれにもスピードは重要なファクターですから。
Re:「時速5,800km」という点が注目されてますが (スコア:1)
謎の新兵器 超音速魚雷 [nikkei-science.com]
だいたい水中の音速+αあたりに理論限界があるんでしょうな
Re: (スコア:0)
まあ、「高速化を阻む要因の1つ、水の抵抗を劇的に減らす方法を確立、うちの技術は5800km/hまで効きます」ぐらいでしょうね。
「それ以外の要因もたくさんあるからそこまでスピードは上がらないだろって? それに関しては、それぞれの研究部署に聞いて下さい」みたいな。
Re: (スコア:0)
日本語で読める記事というと2001年に日経サイエンスに載っていた謎の新兵器 超音速魚雷 [nikkei-science.com]というのがあるんですけど, 時速5800kmという数字も, その中で紹介されていた米海軍で1997年に行われた実験での最高速度みたいですね.