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大学の在り方に対する議論、「G型大学」「L型大学」という区分が話題に」記事へのコメント

  • 冨山 和彦氏の提案した「我が国の産業構造...」 [mext.go.jp]書類の
    p3で「日本の生産性は、欧米諸国と比較しても低水準」のグラフ、
    日本の産業が高成長だった1980年代も日本の労働生産性は低いままという数字ですね。
    これ1980年代は労働者が過労だったという解釈になるんでしょうか。
    労働生産性の数字って、産業界の生産力にあまり影響しないと解釈したらいいんでしょうかね。

    • by Anonymous Coward on 2014年10月28日 12時48分 (#2701584)

      元データを見てみましょう。
      書類のグラフには通商白書2013とあるので、それを確認します。
      労働生産性は、通商白書2013の第1部第1章第4節 [meti.go.jp]に詳しく解説されていますので、見ればだいたい分かります。

      結論を言うと、日本の労働生産性が低いのは、卸売・小売、飲食・宿泊などやその他製造業が足を大きく引っ張っているからです。
      日本とよく似た産業構造のドイツは、卸売・小売、飲食・宿泊などやその他製造業などの労働生産性が高いので、全体的に労働生産性が高くなっています。
      また、日本では卸売・小売やその他製造業などの労働生産性が低い部門が全体に占める付加価値シェアが高く、さらに足を引っ張っています。

      というわけで、よく言われることですが、
      ・日本では中小企業が多いこと。
      ・意外と内需主導型の経済であること。
      ・サービス業でサービス過剰を求めがちで、労働集約が進んでいないこと。
      こんなところでほとんど説明できてしまう気がします。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      どの国も、時代とともに生産性が急上昇しています。
      たとえば、日本の場合、1990年頃と2010年頃を比べると、3倍くらいになっています。
      そんなにも生産性が上昇するのはおかしいので、実質の生産性とは別に、
      もっとほかの要因(たとえば貨幣価値の変化や産業構造の変化など)があって、
      むしろそちらに、生産性の数字が大きく影響されているように思われます。

      ということは、国別の生産性比較も、生産性を比較していると言うよりは、
      実は貨幣価値や産業構造(や為替レート)を比較していることに、
      なってしまっているかもしれません。

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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