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私たちがわざわざ固視微動を起こすような眼を持っているのには訳があります.投影像を網膜の上で細かく震わせていないと,私たちにはものが一切見えなくなってしまうのです.特殊な実験装置を用いて,物体の像が網膜上のまったく同じ位置に映り続けるようにしておくと,数秒から十数秒でその物体は視野から消失してしまうといわれています.言い換えれば,視覚の情報処理回路は時間的に変化する信号を敏感に検出する反面,眼球内にある血管の影などの定常的な入力信号にはすぐに感度を失うわけです.固視微動とは,私たちの視覚を維持するために必要不可欠な,末梢で起こる優れた生理的機能といえます.
そうはいっても,網膜投影像に眼ぶれが乗ってしまうのは問題です.固視微動は1/f揺らぎで近似されるランダムな運動で,振幅の回転角は約0.25度,瞬間角速度は1度/秒になることもあり,私たちの検出能力限界よりはるかに大きく像が揺れていることになります.もしも私たちが網膜に映る像をそのまま見ていたとしたら,視野が常にぶるぶる振動してしまうことになるでしょう.けれども実際は,私たちの眼前の世界は,悠然平らかに静止しているように見えているはずです.それは,私たちの脳で何らかの補正回路が常に働いているからです.http://www.ntt.co.jp/journal/0410/files/jn200410060.pdf [ntt.co.jp]
固視微動には、ドリフトとトレマ、フリックがある。ドリフトは、小さな滑らかな動き、トレマは非常に小さな高周波の振動、フリックは小さな跳ぶような動きで、跳躍運動(サッカード)を小さくした動きとしてマイクロサッカードとも呼ばれている。固視微動は単なるノイズではなく、空間上に浮かんでいる眼球の方向を一定に保つための動きや、網膜像を鮮明に保つための動きと考えられている。フリックは神経のインパルスを反映しているとも考えられ、http://www.ds.u-tokai.ac.jp/mymd/fixationmove.htm [u-tokai.ac.jp]
> 私たちにはものが一切見えなくなってしまうのです.薄暗い会議室でOHPに照らされ煌々と輝くスクリーン。それが見えなくなると?話を盛ったでしょう。正直に言いなさい、怒らないから。
上で言われている特殊な実験装置(コンタクトレンズ?)を使わなくても以下記事で紹介されているような画像を凝視すれば実際に消えることが確認出来る。凝視し続けるとなぜか消える不思議な「絵」が話題に [yukawanet.com]元ネタが不明なんだけどこれ [k-beta.net]だろうか???
あと、元記事で、フィルムノイズの付加で良い結果が得られるって言ってるのは多分、確率共鳴(Stocastic Resonance) [wikipedia.org]と呼ばれる現象。
薄暗い会議室でOHPに照らされ煌々と輝くスクリーン。それが見えなくなると?
その状況だと見えなくなってしまうことは確かにありますね。ほぼ全員が見えなくなってしまうこともあります。ただ、見えなくなっていない人からは、見えなくなっていることがわかるため、あとで「見えなくなっていただろう。だめだよ見えなくなっちゃ」と怒られることもあります。単に見えなくなるだけでなく、投影されているのとは全く違う24fpsっぽい映像が見えることもあります。
妄想は精神科で語ってこい手帳くれるぞ
そのスクリーンが、数秒間、眼球の動きを含めて網膜の感知限度まで全く動かなければ、見えなくなるんでしょう。
全人類のうちほとんど体験したことがないことなので、全人類のほとんどが想像できなくても、不思議はないですが。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
固視微動 (スコア:2, 参考になる)
私たちがわざわざ固視微動を起こすような眼を持っているのには訳があります.
投影像を網膜の上で細かく震わせていないと,私たちにはものが一切見えなくなってしまうのです.
特殊な実験装置を用いて,物体の像が網膜上のまったく同じ位置に映り続けるようにしておくと,
数秒から十数秒でその物体は視野から消失してしまうといわれています.
言い換えれば,視覚の情報処理回路は時間的に変化する信号を敏感に検出する反面,
眼球内にある血管の影などの定常的な入力信号にはすぐに感度を失うわけです.
固視微動とは,私たちの視覚を維持するために必要不可欠な,末梢で起こる優れた生理的機能といえます.
そうはいっても,網膜投影像に眼ぶれが乗ってしまうのは問題です.
固視微動は1/f揺らぎで近似されるランダムな運動で,振幅の回転角は約0.25度,
瞬間角速度は1度/秒になることもあり,私たちの検出能力限界よりはるかに大きく像が揺れていることになります.
もしも私たちが網膜に映る像をそのまま見ていたとしたら,視野が常にぶるぶる振動してしまうことになるでしょう.
けれども実際は,私たちの眼前の世界は,悠然平らかに静止しているように見えているはずです.
それは,私たちの脳で何らかの補正回路が常に働いているからです.
http://www.ntt.co.jp/journal/0410/files/jn200410060.pdf [ntt.co.jp]
固視微動には、ドリフトとトレマ、フリックがある。ドリフトは、小さな滑らかな動き、
トレマは非常に小さな高周波の振動、フリックは小さな跳ぶような動きで、跳躍運動(サッカード)を
小さくした動きとしてマイクロサッカードとも呼ばれている。
固視微動は単なるノイズではなく、空間上に浮かんでいる眼球の方向を一定に保つための動きや、
網膜像を鮮明に保つための動きと考えられている。フリックは神経のインパルスを反映しているとも考えられ、
http://www.ds.u-tokai.ac.jp/mymd/fixationmove.htm [u-tokai.ac.jp]
Re: (スコア:0)
> 私たちにはものが一切見えなくなってしまうのです.
薄暗い会議室でOHPに照らされ煌々と輝くスクリーン。それが見えなくなると?
話を盛ったでしょう。正直に言いなさい、怒らないから。
実際消えるし (スコア:2)
上で言われている特殊な実験装置(コンタクトレンズ?)を使わなくても以下記事で紹介されているような画像を凝視すれば実際に消えることが確認出来る。
凝視し続けるとなぜか消える不思議な「絵」が話題に [yukawanet.com]
元ネタが不明なんだけどこれ [k-beta.net]だろうか???
あと、元記事で、フィルムノイズの付加で良い結果が得られるって言ってるのは多分、確率共鳴(Stocastic Resonance) [wikipedia.org]と呼ばれる現象。
uxi
Re:固視微動 (スコア:1)
その状況だと見えなくなってしまうことは確かにありますね。ほぼ全員が見えなくなってしまうこともあります。ただ、見えなくなっていない人からは、見えなくなっていることがわかるため、あとで「見えなくなっていただろう。だめだよ見えなくなっちゃ」と怒られることもあります。単に見えなくなるだけでなく、投影されているのとは全く違う24fpsっぽい映像が見えることもあります。
Re: (スコア:0)
妄想は精神科で語ってこい
手帳くれるぞ
Re: (スコア:0)
そのスクリーンが、
数秒間、眼球の動きを含めて網膜の感知限度まで全く動かなければ、
見えなくなるんでしょう。
全人類のうちほとんど体験したことがないことなので、
全人類のほとんどが想像できなくても、
不思議はないですが。